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映画『アメリカン・アサシン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アメリカン・アサシン』の概要:恋人にプロポーズした直後、銃撃テロが発生して恋人は帰らぬ人となった。怒りに燃えた男は、独自にテロ組織に接触し、自らの手で復讐をしようとするのだったが、そこにCIA工作員が踏み込んでくる。

映画『アメリカン・アサシン』の作品情報

アメリカン・アサシン

製作年:2017年
上映時間:112分
ジャンル:アクション
監督:マイケル・クエスタ
キャスト:ディラン・オブライエン、マイケル・キートン、サナ・レイサン、シーヴァ・ネガー etc

映画『アメリカン・アサシン』の登場人物(キャスト)

ミッチ・ラップ(ディラン・オブライエン)
恋人をテロリストに殺されて復讐の鬼になり、単独でテロ組織に潜入するまでになる一般人。その精神力を高く評価され、CIA工作員としてリクルートされる。個人的感情に支配されることが多く、命令違反をよくしてしまう。
スタン・ハーリー(マイケル・キートン)
元ネイビーシールズ。今はCIAで若手工作員を指導している。今回の事件では、自分の教え子が犯罪者となったことから、作戦に参加させられる。

映画『アメリカン・アサシン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アメリカン・アサシン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アメリカン・アサシン』のあらすじ【起】

ミッチ・ラップは恋人のカトリーナとスペインのイビサ島へ行き、そこでプロポーズした。イエスの返事をもらい、幸せの絶頂だったが、その直後、ビーチで無差別銃撃テロが発生し、カトリーナは撃ち殺されてしまった。負傷したラップは、死んでいくカトリーナに何もできず、絶望を味わってしまう。

それから18カ月後、テロの首謀者アル・マンスールへの復讐を誓ったラップは、体を鍛え、銃器の腕を磨いていた。そして、独自にテロ組織に接触し、アル・マンスールと対峙することに成功する。だが、復讐を果たす前にCIA工作員が踏み込み、彼らによってアルは射殺されてしまった。

CIAに拘束されたラップは、テロ対策担当のアイリーンに気に入られ、CIAにリクルートされる。ラップは元ネイビーシールズの凄腕、スタン・ハーリーのところに訓練に行かされた。ハーリーのもとに精鋭が集まり、実践訓練、VR訓練、模擬演習などが行われた。ラップの成績は良いほうだったが、個人的感情が強く、無鉄砲にやりすぎてしまう傾向があり、いつも注意されていた。

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映画『アメリカン・アサシン』のあらすじ【承】

ロシアでプルトニウムが紛失した。すぐに闇市場に流れ、現在の所有者はハーリーの昔の教え子ロニーだった。アイリーンはハーリーにプルトニウム奪取の計画を支持し、ラップも同行させるように言った。

イスタンブールに到着したハーリーたちは、現地に潜入していた工作員アニカと合流。核爆弾の起爆装置を作っている武器商人ハムディーを追跡し、プルトニウムを奪取する作戦を実行する。

だが、ハムディーから起爆装置を受け取ったロニーは、ハーリーたちの存在に気がつき、発砲して逃走。ハーリーは計画中止を伝えるが、ラップは仲間が殺されたことで感情的になり、命令に従わずにハムディーを追跡していった。そして彼を殺すと、PCを持ち帰ってきた。

戻ったラップはハーリーから、個人的感情は捨てて、任務に忠実でいることが我々の仕事だと、こっぴどく叱られた。ハムディーのPCから、ロニーが物理学者を得るためにローマへ向かったことを知る。彼を追いかけてハーリーたちもローマへと向かった。

映画『アメリカン・アサシン』のあらすじ【転】

ハーリーたちはローマ入りし、ロニーが捜している物理学者を発見する。彼が泊まるホテルに潜入するが、ロニーたちに見つかり拘束されてしまった。だが、ハーリーの助けで窮地を脱する。ロニーには逃げられたが、物理学者は拘束できた。

アニカの発言を怪しんだラップは、彼女をスパイ容疑で拘束。その後の調べで、彼女がイランの諜報員アシャーニの部下だと分かった。アシャーニとハーリーは知り合いだったため、ハーリーは彼に会いに行く。

アシャーニから、黒幕はイラン政府のベフルーズ大臣とロスタミ将軍だと教えられる。彼らは核協定に不満を持っており、核爆弾でアメリカを恐怖に陥れようとしていた。ハーリーはそのことを仲間に伝えようとする。だが、ロニーの射撃でアシャーニが殺され、銃創を負わされたハーリーもロニーに連れていかれてしまった。

ローマにアイリーンがやってきて、ラップに帰国を命じたが、彼はそれを無視した。連行されていくアニカを助け出し、彼女の協力でハーリーを捜すことにする。

ハーリーを恨むロニーは彼を拷問したが殺さず、核爆弾が爆発するところを見せようとする。核爆弾が完成し、ロニーは時限装置をセットすると、カウントをスタートさせた。

映画『アメリカン・アサシン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ロニーのアジトを発見したラップとアニカは、そこで拷問されたハーリーを見つけた。彼を救助したラップは、ボートで海上に出ていくロニーを追いかけてボートに飛び乗った。

ロニーの狙いは核爆弾でイタリア沖に出ている第六艦隊を爆破することだった。ロニーと一騎打ちになったラップは、挑発してくるロニーの言葉に動揺せず、冷静さで彼をやっつける。

第六艦隊がボートごと核爆弾を排除しようと砲撃の準備をしていた。ボートにハーリーから無線が入り、今すぐ核爆弾を海中に捨てろと命令される。ラップは爆弾を海へ投げ込むと、救助にきたヘリに逃げ込んだ。核爆発が起こり、強烈な突風と大津波が発生するが、死傷者はなく、放射能レベルも低かったため、皆から安堵の声が漏れた。

事件が解決し、入院中のハーリーにアイリーンが会いに来た。ラップと連絡がつかないという。ハーリーは何も知らないと言った。生き残ったロスタミ将軍は、核爆発はアメリカの仕業とマスコミに発表した。人気者のロスタミは次期大統領候補の筆頭だった。核開発の再開を発表し、アメリカの抹殺を仄めかしていた。だが、彼は脅威ではなくなるだろう。なぜなら、彼が乗り込んだエレベータには、ラップも乗っていたからだ。

映画『アメリカン・アサシン』の感想・評価・レビュー

アメリカ本位で作られており、とても単純なストーリー。登場人物の描写が浅いので、メッセージ性はほとんど感じられない。単純なアクション映画として観ても、これといった目玉のシーンが無いのは寂しい。ラップは頭が良いからだと思うが、一般人が少し鍛えただけでCIA工作員に成れてしまうように描かれている様は、“彼、かっこいでしょう。あなたも国のために働いでみませんか”という人員募集のPR映画に見えてしまう気もした。そういう観方で眺めるなら面白い。(MIHOシネマ編集部)


ディラン・オブライエンって、いつも幸せになれない役を演じてませんか?今回もやっぱりそうです。恋人へのプロポーズの最中にテロに巻き込まれ、恋人は帰らぬ人となってしまいます。男はそのテロリストたちへの「復讐心」から、ネイビーシールズの訓練を受けエージェントとして活躍します。
こういう感情に任せた復讐の仕方はだいたい失敗すると思うのですが、この作品では思いっきり個人的な感情でネイビーシールズの訓練まで受けて、かなり成長し強くなっていきます。そのストーリーが無駄がなくスピード感もあり、とても楽しめました。(女性 30代)


海の中でのプロポーズから一転、突然のテロ発生に目が離せなくなりました。オープニングから間もない急激な展開、さらには主人公ミッチがCIAにスカウトされ、訓練を重ねてスパイとして活躍してしまいます。この型破りなストーリーが魅力的です。ディラン・オブライエンのアクションが鋭く、すっかりファンになりました。また、教官役のマイケル・キートンには独特のオーラが感じられ、釘付けになります。海での核爆発は非常にリアリティがあり、衝撃を受けました。(女性 30代)

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