映画『アングリーバード』の概要:レッドは知人家族の元に誕生した卵の孵化を祝うため、ケーキを持って行った。だが、遅刻してしまい、知人から辛辣な言葉を投げかけられる。怒ったレッドはケーキを知人にぶつけて帰ろうとするが、転けた拍子に卵を割ってしまう。
映画『アングリーバード』の作品情報
上映時間:97分
ジャンル:コメディ、アニメ
監督:ファーガル・ライリー、クレイ・ケイティス
キャスト:ジェイソン・サダイキス、ジョシュ・ギャッド、ダニー・マクブライド、マーヤ・ルドルフ etc
映画『アングリーバード』の登場人物(キャスト)
- レッド(ジェイソン・サダイキス)
- 鳥。怒りっぽい性格。浜辺に家を建て、暮らしている。幼い頃から親がおらず友達もおらず孤独だった。マイティーイーグルに憧れている。
- チャック(ジョシュ・ギャッド)
- 鳥。明るく陽気な性格。じっとしていることが苦手で忙しない。目にも留まらぬ速さで動ける。
- ボム(ダニー・マクブライド)
- 鳥。どこか抜けている。動揺すると爆発してしまう。
- マチルダ(マーヤ・ルドルフ)
- 鳥。「アンガー・マネジメント教室」の先生。深呼吸を行って怒りを抑えている。
- レオナルド(ビル・ヘイダー)
- 豚。「ピギー・アイランド」の国王。鳥達の卵を食べるため、鳥達が暮らす島に上陸する。
- マイティーイーグル(ピーター・ディンクレイジ)
- 鳥(鷹)。鳥達が暮らす島で唯一飛ぶことができる。長い間姿を現さなかったことから、伝説上の生き物だと言われていた。
映画『アングリーバード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アングリーバード』のあらすじ【起】
レッドは知人家族の元に誕生した卵の孵化を祝うため、ケーキを持って行った。だが、崖から落ちたり木にぶつかったり散々な目に遭う。しかも、遅刻したことで嫌味を言われたため、レッドはケーキをぶつけて立ち去ろうとした。その時、リスを踏んで滑ってしまい、卵の上に落ちてしまう。
レッドは卵を無理矢理孵化させたことで裁判にかけられてしまう。赤ちゃん鳥はレッドの顔を一番初めに見たため、父親だと認識していた。裁判長はレッドが色んな問題を起こすのは「怒り」を抱えているからだと指摘した。レッドはそれに反論するが、裁判長が身長を盛っていることをバラしてしまい怒らせてしまう。裁判長は最大級の罰となる、「アンガー・マネジメント教室」に行くよう命令した。
レッドは教室に行き、チャックとボムとテレンスに出会う。そこは、怒れる者達が集まり、何事も受け入れるように指導を受ける教室だった。レッドは皆と仲良くする気はなく帰ろうとした。だが、教師のマチルダが裁判所に「問題解決」と報告しなければ、卒業できないことが判明する。
チャックはじっとしているのが苦手な鳥だった。停止のマークで警察に止められているときに留まっていることができず、警察署を荒らしたり警察官の財布を盗んで豪遊したのがバレて捕まってしまったのだ。テレンスは無言のまま、なぜこの教室に通うことになったのか明かさなかった。ボムは動揺すると、爆弾のように爆発してしまう鳥だった。
映画『アングリーバード』のあらすじ【承】
教室が終わった後、レッドはチャックとボムから、一緒に出かけようと誘われるが断ってしまう。だが、本当は幼い頃から家族も友人もおらず、独りぼっちで寂しさを抱えていた。次の日、レッドは教室に参加した。詩を書いてくることが宿題だったが、レッドは時間の無駄と言って書いてこなかった。
レッド達が暮らす島(「バード・アイランド」)に、船がやって来た。その時、レッドの家が壊されてしまう。船から降りてきたのは、豚のレオナルドとロスだった。レオナルドは「ピギー・アイランド」から旅をしてきたことを話した。鳥達は初めて見る豚に驚きながらも、彼らを友好的に迎え入れパーティーを開いた。レオナルド達は友好の証としてトランポリンなどのプレゼントを贈った。鳥達が喜ぶ中、レッドだけは野次を飛ばし続けた。
レッドとチャックとボムはレオナルドの船に忍び込んだ。レオナルドは2匹で旅をしていると言っていたにも関わらず、船には多くの仲間が隠れていた。レッドはパーティーに戻りレオナルドが嘘を言っていると伝えるが、逆に勝手に人の船を探ったことで怒られてしまう。豚達はそのまま「バード・アイランド」に居座った。
映画『アングリーバード』のあらすじ【転】
レッドだけは豚達の行動を怪しんでいた。そこで、この島で唯一飛ぶことができる伝説の鷹、マイティーイーグルを探して助けを求めることにした。レッドはなかなか素直に言えなかったが、チャックとボブに協力を求めた。3人はマイティーが居そうな高いところを目指し、歩き続けた。
レッド達はマイティーを見つけるが、想像していたようなカッコいい鳥ではなかった。マイティーは踊ったり遊んだりして、レッドの話を真面に聞こうとはしなかった。そんな時、豚達が島を占拠していることを知る。レッドはマイティーに対して失望を露わにすると、チャック達と街に戻った。マイティーはそんなレッドの姿を微笑ましそうに見ていた。
豚達の目的は孵化前の卵だった。鳥達はパーティーをしていたので、豚達の不審な行動に気づいていなかった。レッドは街の人に危機を知らせにチャックを向かわせると、ボブと共に卵を取り戻しに向かった。だが、レオナルド達に反撃され逃げられてしまう。
次の日、鳥達は卵を奪われたことを嘆き悲しんだ。そして、レッドに忠告を聞かなかったことを謝罪し、リーダーとして皆を導いて欲しいと頼んだ。レッドは戸惑いながらも、船を作って豚達を追いかけようと声をかけた。鳥達は子供を奪われた悲しい気持ちを怒りに変え、出航の準備を行った。
映画『アングリーバード』の結末・ラスト(ネタバレ)
レッド達は「ピギー・アイランド」に辿り着く。城にかかっているタペストリーを見て、レオナルドが国王だと知る。レッド達はレオナルドから貰った巨大パチンコを使い、城を目指して飛んで行った。だが、城まで距離がありすぎて辿り着くことができず、街を破壊することになった。レッドは途中にあった岩を中継し、無事に城に辿り着く。
レオナルドは鳥達が街に侵入していることを知り、空軍隊を出撃させた。そして、その間に卵の調理を指示した。テレンスはパチンコを使って滑走路を攻撃しようとするが、体が大きすぎたのとゴムをひっぱりすぎたので、パチンコが壊れてしまう。
レッドとチャックとボブは城の中に侵入して卵を探した。そこに、マイティーも助けに現れる。マイティー達は卵を回収して飛び立つが、1個だけ零れ落ちてしまう。レッドは卵を救いに戻り、マイティー達を逃がした。途中で、ボブは滑走路を爆破するために離脱した。マチルダ達は必死に戦っていたが、車に追い詰められる。だが、その車に乗っていたのはテレンスだった。
レオナルドに卵を奪われるが、レッドは怒らずに褒めて油断させ卵を奪い返した。そして、上から落ちてきた窯の中に身を隠した。レッドは持っていたろうそくを落として、ダイナマイトに火を点けてしまう。大爆発を起こし、城や街は大破した。
卵は無事に親の元へと帰った。レッドも無事で、レッドが抱えていた卵も無事に孵化をした。マイティーはレッドとチャックとボブを抱き締めて喜んだ。その後、鳥達は自分の島に戻って、街の復興作業を行った。今までは浜辺にぽつんとあったレッドの家も、街の中に作られた。
映画『アングリーバード』の感想・評価・レビュー
元々、フィンランドのゲームのようですが、映画となっても十分に楽しめる内容でした。子供が笑えるジョークが多いですが、大人が見ても笑いが絶えないでしょう。忙しない展開や、鳥達の表情の豊かなのも飽きが来ません。太い眉のレッド、ボム、チャックなどキャラクターの個性が強く分かり易いですから、鳥の世界を理解しやすいです。それに、色とりどりのベビーバードが可愛すぎて『アングリーバード』という作品に出会えてラッキーだと思いました。(女性 30代)
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