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映画『アントマン&ワスプ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アントマン&ワスプ』の概要:アベンジャーズの内部分裂騒動シビル・ウォーの1件後、政府の監視下に置かれ自宅謹慎となったアントマンのスコット。そんなスコットの前にアントマンのスーツを開発したピム博士と娘のホープが現れたことで再びスコットは戦いに巻き込まれてしまう。

映画『アントマン&ワスプ』の作品情報

アントマン&ワスプ

製作年:2018年
上映時間:118分
ジャンル:アクション、SF
監督:ペイトン・リード
キャスト:ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、ウォルトン・ゴギンズ etc

映画『アントマン&ワスプ』の登場人物(キャスト)

アントマン / スコット・ランド(ポール・ラッド)
バツイチ子持ちの父親兼アントマン。シビル・ウォーで政府に反逆したため、監視対象として自宅謹慎処分を受けている身。ホープのジャネット救出のため、政府の目を盗み活動を開始する。
ワスプ / ホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェン・リリー)
ピム博士とジャネットの娘。アントマンの同性能のスーツであるワスプへ変身する。スコットは両想いだったが、スコットが無断でシビル・ウォーへ参戦したことでホープとピムも政府から追われる身となったため、関係は少しこじれている。
ハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)
初代アントマン。量子世界にいる妻ジャネットを救出するため、渋々スコットへ協力を仰ぐ。
ジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)
ピムの妻。若かりし頃、量子世界へ入ったまま行方不明となっていたが、量子世界から帰還したことがあるスコットを通じ、ピムへ自身の救出を託す。
ゴースト / エイヴァ・スター(ハナ・ジョン=カーメン)
ピムのラボを狙う謎の女性。戦い慣れした動きに加え物質をすり抜ける力を行使しスコット達を追い詰めていく。
ビル・フォスター(ローレンス・フィッシュバーン)
ピム博士やジャネットとかつて同僚であった元S.H.I.E.L.Dの研究員。量子技術に関する知識が豊富であったが、ピムとは不仲であるため、ジャネット救出を目的とするピム達からの協力依頼に対し難色を示す。

映画『アントマン&ワスプ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アントマン&ワスプ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アントマン&ワスプ』のあらすじ【起】

アベンジャーズの内部分裂が起きたシビル・ウォーの件から2年後。政府へ反逆したキャプテンアメリカ側に味方したアントマンことスコットは、政府の監視下に置かれていた。自宅からの外出が禁止され、GPS装置にて行動も管理されていたが、あと数日で監視も外れる状況であった。

ある日、スコットはお風呂場の湯船で眠りについた際、アントマンのスーツを開発したピム博士の妻ジャネットが夢に出てくる。だがジャネットは昔、量子世界へ入ってしまったきり行方不明となっていた。

一方、ピム博士と娘のホープは、スコットが夢を見た同時間帯に量子世界を繋ぐトンネルの電源を入れてジャネットの救出方法を模索する研究をしていたのであった。

スコットから留守電にて入っていた夢の話を聞いたピムとホープは、ジャネットの生存を確証した。ピムが量子トンネルを一時的に開いたことで、一度量子世界から戻ったことがあるスコットと量子世界にいるジャネットの精神が一瞬リンクしていた。その影響により、スコットの潜在意識にジャネットが現れたと想定したピム博士とホープは、スコットを研究所に連れて行き、3人でジャネットの救出計画を始める。

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映画『アントマン&ワスプ』のあらすじ【承】

量子世界にいるジャネット救出に必要な部品を揃えるため、3人は闇取引のバイヤー、ソニーとの接触を試みる。商談の場にはホープのみ行き、話を進める。だが、ソニーはホープの素性を調査しており、よりお金になる量子技術の研究に自分達も参画させることを要求してきた。

無理な要望を強要するソニーに嫌悪感を持ったホープは、要求を拒否し、アントマンの類似スーツであるワスプに変身することでソニー達を撃退する。

バイヤーから部品を入手したワスプであったが、直後1人の謎の女戦闘兵、ゴーストの襲撃を受ける。物体をすり抜ける能力を持つゴーストに苦戦するワスプのもとへアントマンに変身したスコットも駆けつける。形勢が不利になりつつも部品を強奪したゴーストは戦線を離脱し、付近に待機していたピム博士へターゲットを切り替える。アントマンの縮小技術を活用してラボを持ち運べるサイズに携帯していたピム博士であったが、ゴーストの襲撃に遭いラボも強奪され逃げられてしまう。

映画『アントマン&ワスプ』のあらすじ【転】

ラボと部品を奪われてしまった3人は、ゴーストの身辺調査に入る。ピム博士のかつての同僚ビルがゴーストの行方を知る手がかりを持っていると類推した3人は、ビルの勤務先の大学へ行く。

ビルとピム博士は昔一緒に仕事をしていた際、互いの思想の違いから決別しており、良好な関係ではなかった。かつての因縁を抱えていたため、気が進まないピム博士であったが、ゴーストを見つけるためのヒントを教えてもらう。

ビルからの情報をもとにゴーストの居場所を割り出したスコット達であったが、ゴーストに見つかり拘束される。3人が目を覚ますとゴーストの隣にはビルもいることに驚愕する。ゴーストは不慮の事故によって両親を失い、自身の身体を構成するエネルギーが不安定になっていた。そこでビルはゴーストを治療するために彼女に協力していたのであった。

ゴーストの事情に同情しつつもジャネット救出は譲れないため、スコット達はラボを奪還した後その場を離脱し、ジャネットの救出するために量子トンネルを開くのであった。

量子トンネルを開いた後、スコットの身体にジャネットの精神だけが一時的に乗り移る。彼女は量子世界にいる自身の居場所を伝え、ピム達に救出を託すのであった。

映画『アントマン&ワスプ』の結末・ラスト(ネタバレ)

スコット達との戦闘の際、身体を安定させるエネルギー装置が壊れたことでゴーストは、自身の命が長く持たないことをビルから聞く。量子世界から戻ってくるジャネットから量子エネルギーを奪うことが唯一の助かる道と考えた彼女は、スコット達のもとへ再度行くのであった。

一方、スコット達はジャネットの救出ポイントを目指し準備を始める。だが、スコットから居場所を聞いていた友人ルイスのもとへ量子トンネルの装置を狙うバイヤーのソニーが現れる。自白剤を撃たれたルイスは、ソニーへスコット達の居場所を伝えてしまうのであった。

ソニーは、自身の息のかかったFBIへスコット達の居場所を伝えたことで、ピム博士とホープは捕まってしまう。だが、FBIが来る前に逃げていたスコットによって2人は救出される。

縮小させたラボを持って逃げたスコット達はラボを通常サイズに戻し、量子トンネルを開く。量子世界にいるジャネットの救出に向かったピムの帰りを待つスコットとホープであったが再びゴーストが2人の前に現れるのであった。

ゴーストにジャネットの持つ量子エネルギーを奪われてしまうとジャネットが死んでしまうため、スコットとホープ2人がかりでゴーストを止める。

無事にジャネットが量子世界から帰還した。自身の命を諦め絶望するゴーストに対し事情を知ったジャネットは、量子世界で習得した力によって不安定となっているゴーストの身体を治療することに成功する。

ゴーストとの戦いの後、スコットは無事謹慎が解かれ、自由の身となった。その後、ゴーストの身体を完治させるため、スコット達は再度量子トンネルを開く。量子世界へ量子エネルギーを補給しに行ったスコットであったが、その直後現実世界に待機していたホープ、ピム、ジャネットは灰となり消滅してしまった。ホープ達が消滅したことでスコットは1人量子世界に取り残されてしまうのであった。

映画『アントマン&ワスプ』の感想・評価・レビュー

私が推したい今作の見所は、主要登場人物が全員「温かい心を持っている」点だ。それは敵として登場するゴーストであっても同じだ。彼らは全員世界の平和ではなく、自分自身や家族、恋人など、手の届く身近な存在のために戦う。

マーベルシリーズでもアントマンはたしかにスケールは小さい。だがそこが本シリーズの最大の持ち味でもある。文字通り身体も大義も小さなヒーローアントマン。その小さなところこそが誰よりも多くの人に愛されるみんなのヒーローである点だ。

世界のためといった大層な気持ちは難しくとも大切な人を守りたいという気持ちは私たちにもあるのではないか。だから本作はアメコミ映画としては珍しく、鑑賞する私たち各々のパーソナリティな部分を登場人物達に投影して観ることができる稀有な作品だと思う。

きっと誰であっても大切な人にとってのアントマンになれる。観終わった後そう思えた私は、等身大の自分をちょっと好きになれた。(MIHOシネマ編集部)


1作目の『アントマン』がすごく良かったので続けて鑑賞です。ストーリー的には『アベンジャーズ シビル・ウォー』の後のお話みたいです。何度か分からないワードが出てきますが、アベンジャーズを見ていなくてもしっかり楽しめました。
この作品のキーとなる「量子力学」。最初はなんだかよくわかりませんでしたが、どうしても気になったので少し勉強しました。この「量子力学」が分かるとより面白いです。頭を使って楽しんでほしい作品です。(女性 30代)


『アントマン』の続編であると同時に『アベンジャーズ エンドゲーム』の重要なキーとなるエピソード。直近のMCUに宇宙規模の敵が登場したこともあり、少しスケール不足は否めないが前作同様良作。

コンパクトに縮めた屋敷や車を、任意のタイミングで元のサイズに戻せる装置のお陰で、またまた新しいアクションが楽しめる。前回に懲りず、シビルウォーというヒーローの内戦に加担したかどで、自宅謹慎になっていているところから始まるが、相変わらず「何をやってるんだ」という呆れを感じる駄目主人公が逆に愛おしい。

博士と奥さんが再開するシーンでは思わずほろりとくる感動もあり、アクションあり、家族愛あり、コメディありと楽しめる贅沢セットだ。(男性 30代)


前作に加え、同じMCUシリーズであるシビルウォーを見ていないと若干ついていけない部分があるが、シリーズの中でもコメディ色が強くゆるく見ていられる雰囲気はそのまま、ミクロの世界観を上手く使ったアクションシーンや家族愛を楽しめる作品となっている。今回はワスプや、彼女の母親であるジャネットの登場により、バディ物としてより見ごたえのあるアクションが見れたのも良かった。そしてなんといってもラスト、アベンジャーズを救う重要なキーマンとなることが描かれたエンドロールに、MCU作品ならではのワクワク感を感じた。(女性 20代)


マーベルシリーズの中で、こんなにワクワクして楽しめるアクションを兼ね備えた作品は他に無いだろうと思う。子供が好きそうなギャグセンスと世界観はもちろんだが、大人でも十分楽しめる。

量子レベルの救出劇は他ではあまり無いような設定で面白い。所々疑問に思ってしまうところはあるが、家族愛の感動とマーベルの世界観のおかげで成り立っているところが凄い。今後も新しいヒーローの活躍に期待出来そうだ。(女性 20代)

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