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映画『青鬼 THE ANIMATION』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『青鬼 THE ANIMATION』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『青鬼 THE ANIMATION』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『青鬼 THE ANIMATION』の結末までのストーリー
  • 『青鬼 THE ANIMATION』を見た感想・レビュー
  • 『青鬼 THE ANIMATION』を見た人におすすめの映画5選

映画『青鬼 THE ANIMATION』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0029754

製作年 2017年
上映時間 60分
ジャンル アニメ
ホラー
ミステリー
監督 濱村敏郎
キャスト 逢坂良太
喜多村英梨
水島大宙
佐倉綾音
製作国 日本

映画『青鬼 THE ANIMATION』の登場人物(キャスト)

真鍋晃司(逢坂良太)
民俗学研究部部員。真面目な性格の男子高校生。
高城淳子(喜多村英梨)
民俗学研究部部長。あるゲームが、村の民話に似ていることに気づく。
村上章一郎(水島大宙)
民俗学研究部部員。軽い性格の男子高校生。
皆月花梨(佐倉綾音)
民俗学研究部部員。真面目そうな外見をしている。
小中翔(森嶋秀太)
民俗学研究部部員。気弱な性格の持ち主。
立花文彦(野島健児)
学校中のすべての女子と通じているという噂のある男子。地下室で何かの研究をしているらしい。
羽多野美冬(日笠陽子)
学校の保健の先生。若く美人である。
藤本薫(東地宏樹)
民俗学研究部顧問。顧問とは名ばかりで、いつもウトウトしている。

映画『青鬼 THE ANIMATION』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『青鬼 THE ANIMATION』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『青鬼 THE ANIMATION』のあらすじ【起】

民俗学研究部の部員たちは、文化祭用の展示の調査を行っている。彼らは村の老人から、お寺で肝試しをしていた子どもたちが桔梗鬼に襲われた、という民話を聞いてきた。部長・高城はその話が、人気ゲーム「青鬼」と少し似ていることを指摘する。実は「青鬼」の作者は同郷で、子どもの頃に地元の民話をたくさん聞いたらしい。高城は次の土曜日に東京にいる作者に会いに行くことになり、真鍋に同行を頼む。

部員の村上は、校医の美冬がいる保健室まで届け物をしに行く。そのとき、保健室から立花が出ていった。立花は、学校中の女子と通じているという噂がある男だ。村上は、高城が自分ではなく真鍋を同行者に選んだことに不満を持っていると、美冬に漏らす。

なかなか帰ってこない村上を探しに、真鍋がやってくる。さっき出ていった立花から美冬と同じ香りがしたため、部室にいる立花を問い詰めようと持ちかける。彼の部室は学校の地下にあり、何かの実験を行っているらしい。しかし立花は不在で、奥へ入る扉には鍵がかかっていたため、帰ることにする。

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映画『青鬼 THE ANIMATION』のあらすじ【承】

「青鬼」の作者が飛び降り自殺をし、東京行きが中止になった。ニュース記事によると、現場に遺書はなく知人も自殺理由に心当たりがないため、事件の可能性もあるという。部員たちは今回の事件は民話に関係があるのではないかと考え、OBたちに話を聞きに行くことにする。

部員たちは、連絡が取れたOB・渡辺の家を訪れる。当時の会報誌の紛失した裏表紙には、桔梗鬼の話が書かれていたことが判明する。桔梗鬼について調べていた関口は、約15年前に妻を殺害し、現在は行方不明になっている。また一緒に調査していた福田も、今は名字が変わっていて連絡が取れないという。しかし調査のときに録音していたオープンリールが残っていたため、貸してもらうことにする。

部員たちは録音が聞いてみるが、方言が強すぎて言っていることがよくわからない。そこで地元出身の美冬に協力を仰ぐことにするが、やはり聞き取れないという。

映画『青鬼 THE ANIMATION』のあらすじ【転】

雷雨に見舞われる中、皆月は洗面所に行く。途中で停電したため村上が懐中電灯を持って様子を見に行くが、二人の悲鳴が相次いで上がる。他の部員が探しに行くと、村上と皆月の無惨な死体が見つかった。部員たちは逃げようとするがどの扉も窓も開かないため、教室に行くことにする。助けを呼ぼうとするが、携帯電話は圏外になっている。

小中は、一連の事件の犯人は立花ではないかと言い始める。「青鬼」の作者が亡くなった事件は、高城たちを彼に会わせないことを目的とした殺人かもしれない。そう考えると、犯人は高城たちが「青鬼」の作者に会いに行くことを知っていて、この場にいなかった人物になる。美冬は、村上から聞いたことを立花に話していたのだ。

真鍋たちが地下室に行くと、立花が倒れていた。意識を取り戻した彼の話によると、父・関口は、民俗学研究部の活動中に、山中でこの世のものとは思えないものを見た。そして卒業後再びそれを見たことがきっかけで、母が命を落とすことになった。そう考えた彼は、真相を突き止めるためにこの学校に入学したのだという。

映画『青鬼 THE ANIMATION』の結末・ラスト(ネタバレ)

そこへ、民俗学研究部顧問の藤本がやって来る。藤本の旧姓は福田で、立花が関口の息子であることも知っていた。関口には桔梗山の花が絶世の美女であるかのように見えており、その女と交わって桔梗女になったという。そこで真鍋たちは、地下室にあった桔梗の花を処分すれば、青鬼を倒せるのではないかと考える。しかし、立花と小中が襲われてしまう。

真鍋と高城、美冬の三人は地下室に行く。真鍋は、桔梗の花を発電機用の燃料で燃やすことにする。しかし高城が花のつるに足を取られている間に火がつき、彼女は命を落とす。さらに真鍋も、青鬼に首をはねられる。

美冬が外に出てくると、小中がまだ生きていた。実は美冬は、この村に昔からひっそり住んでいる存在で、彼女たちのことを語り継ぐ人たちの記憶や行動を操作している。そして花を繁殖させる目的で、立花のような働き蜂を使って花粉をばらまいているのだという。そのとき青鬼がやって来て、小中は再び襲われる。

翌日。青鬼の関係者は全滅したが、学校では何事もなかったかのように一日が始まった。

映画『青鬼 THE ANIMATION』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

原作ゲームの恐怖感をそのまま映像化していて、青鬼の登場シーンには毎回ゾクッとしました。閉鎖された館で仲間が一人また一人と消えていく描写は、緊張感があって手に汗握る展開。特に最後、シュンがループする世界からの脱出を諦めるシーンが衝撃的で、結末にも驚かされました。(20代 男性)


青鬼という存在に怯えながら進む物語が、観ていて心地よい恐怖を与えてくれました。シュンの冷静な態度には何か裏があると思っていたけれど、まさかあの結末とは…。繰り返される惨劇と、徐々に明らかになる真相に引き込まれました。ゲーム未プレイでも十分楽しめるホラーアニメでした。(30代 女性)


アニメとしてのテンポが良く、ホラーに不慣れな私でも最後まで目が離せませんでした。青鬼のデザインは想像以上に怖く、無音の中で現れる演出はかなり効いていたと思います。シュンがすべてを知っていたという事実が判明したときの鳥肌は忘れられません。映像と音響の使い方が秀逸でした。(10代 男性)


原作を知っていたので展開は読めるかと思っていましたが、シュンの過去や精神世界の描き方が加わって、まったく違った印象を受けました。時間がループしているという設定も興味深く、ホラーというよりサスペンスに近い楽しみ方もできました。心理描写が深く、考察しがいのある作品です。(40代 男性)


女子でも見やすいホラーアニメでした!グロすぎず、でもちゃんと怖くて、友達と一緒に見るのにちょうどいい。特にシュンのキャラにどこか引っかかるものがあったけど、最後の真実を知って納得。哀しさも含んだストーリーで、ただのホラーじゃないところが好印象でした。(20代 女性)


ストーリーが意外としっかりしていて驚きました。青鬼の恐怖だけでなく、登場人物の過去やトラウマにも焦点が当たっていて、人間ドラマとしても見ごたえがありました。最後に全員が助からず、ループが続いていく絶望感がリアルで、エンディング後もじわじわと怖さが残る作品でした。(30代 男性)


昔ゲーム実況で見た「青鬼」がまさかこんなにシリアスなアニメになるとは!原作に忠実な部分と、オリジナル要素のバランスがとてもよかったです。とくにシュンの存在が物語の鍵を握っていて、単なる恐怖だけで終わらない構成に感動しました。ホラー好きだけでなく、物語重視の人にもおすすめです。(40代 女性)


短い尺の中でうまくまとまっていて、スピード感があって退屈しなかったです。死の描写は控えめながらも、心理的な恐怖が強く印象に残りました。何度も繰り返される惨劇と、それを繰り返すシュンの覚悟が切なくて、ホラーでありながら感情を揺さぶる作品でした。(50代 男性)


原作を知らない状態で見たけれど、十分に怖かったです。ストーリーが進むごとに謎が深まり、徐々にパズルが解けていく感覚が気持ちよかったです。シュンが記憶を持ち続けているという設定は切なく、ラストの無力感に胸が締め付けられました。映像表現も綺麗で印象的でした。(10代 女性)


ホラーとしての出来はもちろん、物語に込められたメッセージ性が印象的でした。シュンが永遠に繰り返す世界に閉じ込められていることへの諦念と、それでも選択を続ける彼の姿には心を打たれました。ゲーム原作にありがちな薄っぺらさがなく、アニメ作品としても十分に成立していたと思います。(60代 男性)

映画『青鬼 THE ANIMATION』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『青鬼 THE ANIMATION』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編

この映画を一言で表すと?

平和な日常が崩壊していく恐怖と狂気の連鎖に飲み込まれる衝撃作。

どんな話?

田舎の村・雛見沢に引っ越してきた少年・圭一は、友人たちとの楽しい日々の中で、村にまつわる恐ろしい「祟り」に巻き込まれていく。徐々に仲間たちの言動が狂い始め、不可解な事件が発生。真実に迫るごとに恐怖が増していく。

ここがおすすめ!

かわいらしいキャラクターデザインとは裏腹に、物語は緊迫感と不穏さに満ちており、精神的ホラーとして完成度が高い。『青鬼 THE ANIMATION』のように閉鎖的な空間と繰り返す悲劇が魅力で、謎解きと恐怖が見事に融合した作品です。

Another(アナザー)

この映画を一言で表すと?

美しくも残酷な死の連鎖が観る者を絶望へと引き込む学園ホラー。

どんな話?

転校生の榊原恒一が転入したクラスには「死者」が紛れているという噂があり、次々と生徒が不可解な死を遂げる。彼はクラスメイトの見崎鳴と共に、謎の正体を突き止めるため奔走する。

ここがおすすめ!

死に方の描写が非常に印象的で、ビジュアル的にもインパクト大。学園という日常の場に潜む恐怖が秀逸で、『青鬼』同様、予測不能な展開と閉じた空間での恐怖体験が魅力です。緻密なストーリー構成も高評価ポイント。

死印

この映画を一言で表すと?

都市伝説が現実に―精神を蝕む和風ホラーの極み。

どんな話?

“死の刻印”を持つ者たちが、死に至る呪いの謎を解くために集められた洋館を舞台に、怪異の正体を暴く物語。探索と選択によって生死が分かれる中、刻一刻と死が迫ってくる。

ここがおすすめ!

ビジュアルノベルを原作とした実写作品ながら、独特の不気味さと精神的恐怖が際立っており、『青鬼』の持つ“逃れられない恐怖”の感覚をより深く味わえる作品。静かな演出でじわじわと怖さが増す良作です。

富江

この映画を一言で表すと?

死んでも蘇る少女…終わらない恐怖が静かに忍び寄る狂気の世界。

どんな話?

絶世の美少女・富江は、誰に殺されても何度でも蘇り、関わった人間を狂わせていく。彼女の存在自体が恐怖の根源であり、次第に周囲の人々は崩壊していく。

ここがおすすめ!

ホラーというよりサイコスリラーに近い構成で、青鬼と同様に「抗えない存在による恐怖」が描かれます。静かに、確実に精神を侵食していく描写は背筋が凍るほどで、じわじわくる恐怖が好きな方にぴったりの一本。

コープスパーティー Book of Shadows

この映画を一言で表すと?

呪われた学園と繰り返される惨劇…絶望から抜け出せない連鎖の地獄。

どんな話?

仲間と共に異空間へ飛ばされた高校生たちが、脱出を試みる中で次々と惨劇に見舞われていく。過去の選択が未来を狂わせ、死を回避できないループが恐怖を増幅させる。

ここがおすすめ!

『青鬼』のように閉鎖空間での追い詰められたホラーを体験できる作品。ビジュアル、音響ともに演出が凝っており、じわじわと恐怖が蓄積していく。グロテスクな描写が多めなので注意だが、ホラー好きには満足度の高い一作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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