この記事では、映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0046577
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 181分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | フランシス・フォード・コッポラ |
キャスト | マーロン・ブランド マーティン・シーン デニス・ホッパー ロバート・デュヴァル |
製作国 | アメリカ |
映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』の登場人物(キャスト)
- ベンジャミン・L・ウィラード大尉(マーティン・シーン)
- CIAの諜報部員として従事していた経験を持つ、陸軍の空挺部隊に所属する将校。一時アメリカに帰国していたが、戦争後遺症で妻と離婚し、再びベトナムに舞い戻って来る。しばらく酒と女に溺れる生活をしながら指令を待っていたところ、暴走した元エリート軍人・カーツ大佐暗殺の密命を受ける。ベトナム戦争への不信感と任務に疑問を抱きながらも、カーツの王国があるというジャングルの奥地に入っていく。
- ウォルター・E・カーツ大佐(マーロン・ブランド)
- 数々の軍功をあげ叙勲も受けた、元グリーンベレーのエリート軍人。将来を嘱望されていたが、ベトナム戦争で精神に変調をきたし、キャリアをなげうって特殊部隊入りする。ベトナムで4人のスパイを独断で処刑した後に行方をくらまし、ジャングルの奥地で自らの王国を築く。軍部から危険視され暗殺のターゲットとなる。
- ビル・キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)
- 空軍第一騎兵隊・ヘリコプター部隊の隊長。サーフィンに目がなく、波乗りのポイントを確保するためだけに沿岸にあるベトコンの拠点を空爆。その際もワーグナーの「ワルキューレの騎行」を爆音で流しながら、ナパーム弾を無差別に撒き散らすなどネジが外れている。
- シェフ(フレデリック・フォレスト)
- 料理の修行をしていたことがある元ソース職人。料理学校へ留学する予定だったが、徴兵されてしまい断念。神経質でベトナムは肌に合わないと愚痴っている。目的を知らされず、ウィラードと共に船でカーツの王国に向かう。
- チーフ(アルバート・ホール)
- 哨戒艇の操縦士で、兵士たちのリーダー的存在でもある真面目な男。ウィラードの任務については詮索せず、言われた通り彼をカンボジアまで送り届けようとするなど命令には忠実。堅物でタバコも吸わないし、女もやらない。
- ランス(サム・ボトムズ)
- 元プロサーファーで機関砲の射手。ひ弱な顔つきだとウィラードから揶揄されるが、戦地の異常な環境に置かれて徐々に狂っていき、なりふり構わず銃を乱射するようになる。一時はカーツに取り込まれてしまうが、ウィラードに救われ共に脱出する。
- クリーン(ローレンス・フィッシュバーン)
- ブロンクスのスラム出身で、哨戒艇のメンツの中では最年少。若さゆえ落ち着きがなく、ことあるごとにウィラードを苛立たせる。帰国したら車を買ってもらえる予定だったが、敵の迫撃砲を受けて早々に死亡する。
- 報道写真家(デニス・ホッパー)
- カーツの王国に住み着くようになった狂ったアメリカ人ジャーナリスト。カーツを信奉しているが、当のカーツからは相手にされていない。捕らえられたウィラードを王国に引き摺り込もうとする。
映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』のあらすじ【起】
1969年、ベトナム戦争末期。アメリカに一時帰国していた陸軍の空挺将校、ベンジャミン・L・ウィラード大尉は、再びベトナムの地に舞い戻って来た。そして、サイゴンのホテルで指令を待ちながら飲んだくれるという空虚な毎日を過ごしていた。
そんなある日、ようやく米軍情報司令部から呼び出しを受け、司令官のコーマン中将と副官ルーカス大佐の元に出向く。そして、CIAの諜報部員だった過去の実績を買われ、元グリーンベレー隊長のウォルター・E・カーツ大佐の暗殺指令を受ける。かつては優秀な軍人だったカーツは、ベトナム人4名を独自の判断で処刑した罪に問われていた。その後、突如軍部の命令を無視して暴走を始め、カンボジアにあるジャングルの奥地に逃亡。そこで独自の王国を築き上げ、現地人から神として崇められているという。ウィラードは、海軍の河川哨戒艇でヌン川を上ってカーツの元に向かうよう命じられる。
ウィラードは哨戒艇の持ち主である “チーフ” 、元プロサーファーのランス、料理の修業をしていたことがあるという “シェフ” 、若い兵士 “クリーン” の4名を伴ってカンボジアの国境付近へと向かうことになった。
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映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』のあらすじ【承】
ウィラードはカーツの履歴書に目を通した。そして、米軍のエリート将校で数々の受勲に輝いてきたカーツが何の理由もなく急に狂ったとはどうしても思えず、暗殺作戦に疑問を抱く。
ウィラードたちは途中の危険地帯を通過するため、“空の騎兵隊”と呼ばれる第一騎兵隊の指揮官キルゴア中佐に護衛を依頼する。最初は「指示を受けていない」と協力を渋るキルゴア。しかし、大のサーフィン好きである彼は、元サーファーのランスがいることを知って上機嫌になり、あっさり意見を翻す。ベトコンの前線基地があるので危険だという部下の反対を押し切って、キルゴアは大量のナパーム弾で基地や村を派手に空爆する。キルゴアの鬼畜の所業を見たウィラードは「キルゴアもカーツと変わりないのではないか?」とさらに疑問を抱く。
燃料補給のため給油基地に立ち寄ったウィラード一行は、慰安にやって来たプレイメイトのショーを楽しむ。しかし、興奮した軍人が暴れてステージに乱入したため、ショーは途中で打ち切られてしまう。
その後、ヌン川を上る一行はベトナム人の漁船を発見。ウィラードの指示を聞かずシェフとクリーンは漁船に近づき、敵だと勘違いして乗組員を皆殺しにする。
映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』のあらすじ【転】
一行は米軍の最後の拠点であるド・ラン橋付近に辿り着くが、指揮官不在となった米軍兵士がベトコンと戦闘を繰り広げていた。給油を済ませた後、足早に通過しようとする一行だったが、敵の襲撃を受けてクリーンが命を落としてしまう。その後、カンボジアとの国境付近で農園を営むフランス人のユベール・ド・マレ一家に迎え入れられ、クリーンを埋葬してもらう。農園を出た一行はカーツの王国を目前とするが、ジャングルで原住民に襲われ今度はチーフが殺害されてしまう。
遂にカーツの王国へと辿り着いた一行は、アメリカ人の報道写真家に出迎えられ手引きを受ける。そして、至るところに死体が転がった地獄のような光景を目の当たりにする。写真家によると、カーツは仲間を引き連れてジャングルの奥地へ入っていったという。ウィラードは一旦船に戻り、「22時までに自分が戻ってこなければ爆撃を要請してくれ」とシェフに頼み、ランスと共に王国内を偵察することにした。
まもなくウィラードは捕らえられ、カーツの元に連れて行かれた。そして、ウィラードの目的を見抜いていたカーツによって檻の中に監禁されてしまう。
映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』の結末・ラスト(ネタバレ)
原住民が水牛を生贄に捧げる儀式の日、ウィラードはカーツからシェフの首を渡された後、突如解放される。自由の身になったものの、ウィラードはカーツを殺す気にはなれなかった。
カーツはこれまで戦地で目の当たりにしてきた地獄の数々を語り始め、「真の精鋭とは必要とあらば感情を殺し無慈悲な残虐行為も厭わない人間である」とウィラードに告げた。そして、アメリカに帰国したら息子に真実を全て伝えて欲しいとウィラードに頼むのだった。
ウィラードはカーツが裏切り者などではなく、誇り高き軍人としての死を望んでいることを察し、意を決してカーツに襲い掛かる。抵抗することなく死を受け入れたカーツは「恐怖…」と呟きながら息絶えた。
ウィラードは船に戻り、軍からの無線連絡にも応答せず、生き残ったランスと共に川を下っていくのだった。
映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』の感想・評価・レビュー
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映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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