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映画『APPLESEED アップルシード』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『APPLESEED アップルシード』の概要:世界大戦後、反映した都市オリュンポス。そこはバイオロイドと呼ばれる感情を抑制された人間と普通の人間が共存する世界であった。だが、共存に納得がいかない人間もおり、人類の未来を左右する鍵を持つデュナンは巻き込まれてしまう。

映画『APPLESEED アップルシード』の作品情報

APPLESEED アップルシード

製作年:2004年
上映時間:103分
ジャンル:SF、アクション
監督:荒牧伸志
キャスト:小林愛、小杉十郎太、松岡由貴、藤本譲 etc

映画『APPLESEED アップルシード』の登場人物(キャスト)

デュナン(小林愛)
戦闘力が高い女性。母親に託された遺伝子抑制の鍵を握るアップルシードを狙うものから守るために戦うことになる。
ブリアレオス(小杉十郎太)
デュナンの元恋人。今はサイボーグとなってしまったが、デュナンを守るため戦う一途な男。
ヒトミ(松岡由貴)
デュナンをサポートするバイオロイド。感情を持つことに憧れている。

映画『APPLESEED アップルシード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『APPLESEED アップルシード』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『APPLESEED アップルシード』のあらすじ【起】

廃墟となった都市。そこへ戦闘車両が侵入する。部隊の狙いはそこにいる一人の女性デュナンの捕獲であった。戦闘車両から降りてくるサイボーグの兵士達に襲われるディナン。だが、彼女はサイボーグに引けを取らない戦闘スキルでサイボーグ達に立ち向かう。だが、数に圧倒されたディナンは包囲され、スタンガンによって気絶させられる。

気絶させられたディナンは、オリュンポスという都市にある基地の医療室に運ばれた。そこへヒトミと呼ばれる女性がディナンの様子を伺う。その直後ディナンは目が覚め、ヒトミを人質に取る。

警戒するデュナンであったが、サイボーグの男ブリアレオスが姿を現し、デュナンに声をかける。ディナンはかつての恋人ブリアレオスの声を聞き、警戒を解くのであった。

その後、ヒトミとブリアレオスから世界で起こっていることの説明を受ける。勝者のいない世界大戦後、オリュンポスは優秀な人材を確保しようとしていた。説明を聞いたデュナンはブリアレオスの存在もあり、落ち着きを取り戻すのであった。

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映画『APPLESEED アップルシード』のあらすじ【承】

翌日、ヒトミはデュナンをオリュンポスの都市に観光も兼ねて案内する。オリュンポスに住む人間の半分は、感情の抑制コントロールを受けているバイオロイドであった。人間同士の戦争を終わらすため、感情を抑制するバイオロイドが生まれたことを説明するヒトミ。ヒトミ自身もバイオロイドであった。

感情の抑制は制御コンピューターガイアによってコントロールされている。ガイアの制御権は人間のウラノスが握っていることを話す。その話を聞いたデュナンであったが、自分達を尾行しているサイボーグの存在に気が付く。

サイボーグに襲われ劣勢に立たされたデュナンであったが、駆け付けたブリアレオスに救われる。襲撃したサイボーグは情報を奪われないよう自害する。

その後、デュナンは七賢老に会う。彼らはデュナンの父親カールの存在も知っており、バイオロイドの遺伝子にカールの遺伝子が組み込まれていることと、バイオロイドの生殖機能も抑制されていることを説明する。

その頃、バイオロイドの存在を疎ましく思うハデスは、バイオロイドの研究施設の襲撃を始めるのであった。

映画『APPLESEED アップルシード』のあらすじ【転】

ハデスの襲撃にデュナンとブリアレオスは現場に到着するが、ハデスは逃げてしまう。その後行政官アテナはバイオロイドの抵抗勢力と見なし、施設を封鎖する。

議会ではアテナのバイオロイドを守る行為に対し懸念を示すウラノスは抗議する。2人の会話を挟む形で賢老はバイオロイドの感情抑制を緩和し生殖機能の復活の必要性を話す。

賢老とアテナはバイオロイドの生存のため、ディナンの亡き母親キリアム博士の研究データ、アップルシードが必要とデュナンに話す。

アップルシードの所在を探し、キリアムが勤めていたかつての勤務先に到着する。そこで幼少期、母親にアップルシードの情報が入ったペンダントを貰ったことを思い出す。

直後、研究施設にきたハデスによってペンダントを渡すよう要求される。研究データを渡すことを拒んだデュナンとブリアレオスはその場から逃走し、ハデスはデュナンの放った弾丸によって死亡する。

逃走したデュナンとブリアレオス。ブリアレオスはデュナンをハデス達から庇ったため、瀕死の状態であった。そこへデュナンのサポート役であるバイオロイドが到着し、応急処置を始める。

ディナンは事実の解明のためオリュンポスに戻る。

映画『APPLESEED アップルシード』の結末・ラスト(ネタバレ)

オリュンポスに到着したデュナンはペンダントをアテナに渡す。それにより、感情抑制により瀕死状態に陥っていたヒトミなどのバイオロイドを救うことに成功する。

デュナンは母親キリアムを殺した賢老のところへ行き殺害した理由を問いただす。彼らは人間の限界は近く、バイオロイドに地球を託すしかないと考えていたが、キリアムは反対したため仕方なく手にかけたことを説明する。

だが、アテナの協力もあり、ウラノスとも和解したデュナン側の勢力が増したことで形勢が悪くなった賢老達。そこで都市防衛ロボットを起動する。

都市防衛ロボットによる砲弾によりDタンクにある人の生殖機能を奪うウィルスをばら撒こうとしていた。ウィルスがばら撒かれてしまうと人間の存在を消えることを意味していたため、デュナンは止めに行く。

デュナンと回復したブリアレオスの活躍により、タンクの破壊は阻止することに成功し賢老達の企みを止めることができた。

ディナンはいまの自分達人間は後世に子孫を残していくことと、バイオロイドとの共存を上手にしていくことを誓う。

映画『APPLESEED アップルシード』の感想・評価・レビュー

遺伝子操作にフォーカスしたSFアニメ。題材は近未来だが、いつかこういった時代は来るかもしれないと妙にリアルに感じたストーリーであった。

絵柄は3Dアニメーションのため、少々好き嫌いが分かれると思う。見慣れないタッチで描かれているので私も最初は抵抗感があった。内容は決して悪くないので、絵柄にこだわりがない人間は鑑賞できると思う。(MIHOシネマ編集部)


この作品の舞台は、第五次世界大戦が起こったあと。国家や命、沢山のものが失われてしまった世界に、残された人々が作り出した「オリュンポス」という新たな理想郷。独特の世界観が作り出す、近未来SF作品です。
「アップルシード」というのは直訳すると「りんごの種」です。意味はこの作品には関係なさそうですよね。しかし、りんごと言えばアダムとイブを思い出しませんか?神が創ったアダムとイブは、食べてはいけないりんごを取ってしまったため、「エデンの園」を追放されてしまう…。この作品は聖書をモチーフにされていると感じました。様々な面から紐解いてみると、とても興味深く面白い作品です。(女性 30代)

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