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映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』あらすじとネタバレ感想

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』の概要:2005年に発表されたジョナサン・サフラン・フォアによる小説を映画化した作品、父親を9.11で亡くし、心を閉ざしてしまったNYに住む主人公の少年、父親が残した鍵の持ち主を探して、ニューヨークに住む人々と出会う物語です。

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映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 作品情報

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

  • 製作年:2011年
  • 上映時間:129分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:スティーヴン・ダルドリー
  • キャスト:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー etc

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のあらすじを紹介します。

ニューヨークに主人公オスカーはアスペルガー症候群を抱える11歳の少年。父親であるトーマスとは「調査探険」という遊びで、様々な物事を本などの文献や、街を歩き回り、人と関わることを経験できるようにしていた。トーマスはオスカーに「ニューヨークに幻の6区があったこと」を伝え、オスカーに探険と調査を始めるように勧める。

しかし、2001年の9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件、それはニューヨークに住むオスカー達家族にとって無関係とはいえない事だった。父トーマスはテロに巻き込まれ死亡する。ショックを受けたオスカーは心を閉ざしてしまい、母親であるリンダとの仲はぎこちない関係になる。父親の死から1年がたつある日、家の中で父が遺した封筒とその中に入った鍵を見つけたオスカーは、鍵が入っていた封筒に書かれている「ブラック」という人物を探し、鍵が合う鍵穴を見つける為、ニューヨークを捜索することにする。大きな音や電車などの交通機関、様々なものに対する恐怖やパニックを持つオスカーが、それらを避けながらニューヨークを歩き回ることは並大抵の事ではない。学校が終わった後や休日に、ニューヨークに住む何人ものブラックという名を持つ人々を訪ね歩き、捜索するオスカー。しかし、父親が遺したブラックという人物と鍵に当てはまる人は見つからない。

そんなある日、祖母が管理人を務める部屋に住む父親と似た仕草をする初老の男性と知り合う。声を出すことが出来ない男性と一緒にニューヨーク中のブラックを探し回ることにするが、オスカーは段々と男性が、父親が居なくなったと語っていた祖父ではないかと考え始める。オスカーの鍵とブラック探しはどうなるのだろうか。

そして、オスカーには母親には話すことが出来ない、9.11の時に抱えた秘密があった…。

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映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

同時多発テロ事件後のニューヨークを描く

10年以上たった今でも記憶に新しい同時多発テロ事件。ニュースで取り上げられるのは飛行機がビルに激突した瞬間というショッキングな映像。しかし、そのビルの中には確かに多くの人々が存在していて、亡くなった人、それを悲しむ家族の姿があるのです。そんなニューヨークに住み、父親を失った息子と母親という家族を描いた作品がこの映画なのです。この映画の中では、9・11の後の出来事が描かれ、主人公の回想として父親は出てきます。一緒に過ごしていた楽しかった瞬間、まだ生きていたころの時間、9・11が起きた直後の父親、そしてそこから後は亡くなった人として扱われる父親。主人公は父の事を忘れられず、父の死に方も忘れられず、ネットで見つけたテロ直後の崩壊するビルの中から投げ出される人々の写真に父親を探し出そうとまでします。それほどまでに、ショックは大きく心の傷は癒えません。その心の傷に対して向き合わなければならない家族の気持ちが描かれています。そして、思い出の中の父親と息子の絆、残された母親と息子の間の親子愛は見ている人にとって、最も大事な局面と言えるでしょう。

ニューヨークという街に住む多くの人々

ニューヨークという街は様々な人種や民族が住んでいる街です。主人公はそんな街の中でブラックという人物を探し求め、街中を歩き回ります。ブラックという人物もニューヨークの街では多くの人々がいます。男性や女性、子供から大人まで、人種も民族も性格も多様な人々、その人たちと出会って主人公は何を感じ、何を考えるのでしょうか。そして、父親が伝えたニューヨークの第6区とは一体どこなのでしょうか?この映画のもう一つの主役はニューヨークという街そのものなのかもしれません。


「9.11」を題材にした映画は初めて観ました。崩壊していくビル、飛び降りる人達、リアルタイムで見た当時のニュースは今でも忘れられません。

主人公のオスカーは9.11の事件で父親を亡くし、心に深い傷を負った少年。神経質な言動は時に面食らうほどですが、「最悪の日」に彼が経験した出来事は小さな子供には耐えられないことだったと思います。鍵の正体は意外なものでしたが、その秘密が明かされたときにやっとオスカーは自分の苦しみを外に出すことができたのでしょう。感情を爆発させる姿とそれを受け止める母親の愛に涙が止まりませんでした。(女性 40代)


作中きちんと明言されている訳ではないが、映画を観終わった後は不思議とこの長くてヘンテコなタイトルがストンと腑に落ちる。
それぞれが難しい役どころにも関わらず俳優陣の演技が軒並み素晴らしく、彼らの中に混沌と存在する悲しみや苦しみを自然と受け入れることが出来た。
特に、一言も言葉を発しないにもかかわらずマックス・フォン・シドーの演技とその存在感には圧倒された。
あの日、ただテレビで見ていることしか出来なかったあの悲劇を、この作品を通してほんの少しだけ身近に感じられるようになったと思う。(女性 30代)

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 まとめ

この映画の中では9・11後のアメリカを舞台に、そこに生きる家族の姿とニューヨークという街に住む人々や街を描いた作品です。この映画が描くのは9・11のある一面ですが、それでも残された人々がどの様な思いをしたのか、事件がどの様な影響を与えたのかを知ることが出来ます。アメリカに起きた事件ですが、日本の中でも似たような影響や感じ方をするのではないかと思えるヒューマンドラマです。

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