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映画『パリに見出されたピアニスト』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『パリに見出されたピアニスト』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『パリに見出されたピアニスト』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0045688

製作年 2018年
上映時間 105分
ジャンル ヒューマンドラマ
音楽
監督 ルドヴィク・バーナード
キャスト ジュール・ベンシェトリ
ランベール・ウィルソン
クリスティン・スコット・トーマス
カリジャ・トゥーレ
製作国 フランス
ベルギー

映画『パリに見出されたピアニスト』の登場人物(キャスト)

マチュー(ジュール・ベンシェトリ)
パリ北駅に置かれた、自由に演奏できるピアノを弾く青年。両親は離婚し、母、妹、弟と4人で暮らしている。家族に優しく面倒見が良いが、不良仲間と付き合い、反社会的行為を繰り返す。
ピエール(ランベール・ウィルソン)
パリ国立高等音楽院で音楽部門のディレクターを務めている。
国際ピアノコンクールで、学院内から1人だけ出場者を選ぶ決定権を持っているが、過去3年間優勝がなく、入学希望者が2割減少したことで、学院長から「別の働き方を考えてみないか」と声を掛けられる。
エリザベス(クリスティン・スコット・トーマス)
パリ国立高等音楽院のピアノ教師。厳格さときつい物言いから「女伯爵」と呼ばれている。1981年の国際ピアノコンクールに出場したが、優勝できなかった理由を後に理解し、自分と同じ失敗を生徒にさせないようにと熱心に指導する。
アンナ(カリジャ・トゥーレ)
パリ国立高等音楽院でチェロを学ぶ女学生。構内でローラーブレードをしている際に転倒し、マチューが助けたことがきっかけで仲良くなる。音楽一家の生まれで、家は裕福。公益奉仕で学院内の清掃をしているマチューを見て「お金持ちの生徒が多い中、学費のために働いて偉いね」と誤解して褒める。明るい性格で積極的。

映画『パリに見出されたピアニスト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『パリに見出されたピアニスト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『パリに見出されたピアニスト』のあらすじ【起】

パリ北駅に「ご自由に演奏を!」と書かれた看板を掲げた一台のピアノがあった。
そのピアノを、印象的な旋律で奏でるのは、黒のパーカーに黒の皮ジャンパーを重ね着した不良っぽい青年マチュー。
そして彼の演奏に聞き入り、声を掛けるタイミングを見計らっているのは、パリ国立高等音楽院で音楽部門のディレクターを務めるピエールだ。

ピエールがマチューに声を掛けるのと同時に、警官の姿に気付いたマチューは脱兎のごとく逃げ出し、警官たちはマチューを追う。
警官たちをまいたマチューは自宅に帰ると、妹と弟を可愛がる優しい兄の顔になる。
マチューの両親は離婚しており、3人の子供を引き取った母は夜勤の仕事を、マチューは物流の仕事をしているが経済的に苦しく、マチューは不良仲間と一緒に窃盗を繰り返していた。

その後もマチューは度々、警察の目を盗んでは駅のピアノを弾き、ピエールはついにマチューに声を掛けることができた。
マチューはピエールのスカウトを断ったが「せめて名刺だけでも」と差し出されたピエールの名刺を受け取った。

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映画『パリに見出されたピアニスト』のあらすじ【承】

マチューは、仲間と一緒に盗みに入った家で逃げ遅れて逮捕され、実刑は免れないと宣告された。
しかし、ピエールの名刺に記された電話番号に連絡した結果、刑務所に入る代わりに労働を提供する刑罰「公益奉仕」に処され、音楽院の清掃員を半年務めることになった。

ピエールは音楽院で窮地に立たされていた。
国際ピアノコンクールで、過去3年間優勝がなく、入学希望者が2割減少したことで、学院長から「別の働き方を考えてみないか」と声を掛けられたのだ。
マチューの才能を信じて疑わないピエールは、マチューに本格的なレッスンを受けさせ、学院から1名だけ出場できるコンクールに、出場させることを決めていた。
マチューは乗り気ではなかったが、ピエールから、毎日レッスンを受けなければ公益奉仕の契約を破棄すると言われ、女伯爵と呼ばれているピアノ教師エリザベスの厳しいレッスンを受け始めた。

厳格なエリザベスと、彼女に「怠け者で高慢」と評されるマチューは衝突したが、ピエールからの激励と、音楽院内で出会った、チェロ専攻のアンナの影響で気持ちを立て直した。

映画『パリに見出されたピアニスト』のあらすじ【転】

マチューとアンナは惹かれ合い、交際を始めた。
アンナは音楽家の家庭に生まれて、レールの上を進んできたが、別の才能があったとしても音楽の道に進んだだろうと、マチューに語った。
マチューは、家族で演奏をするのは自分だけだと話した。

マチューが幼い少年だった頃、ピアノの音色に誘われて、あるアパートの一室を覗くと、おじいさんが一人でピアノを弾いていた。
おじいさんはマチューを招き入れ、ピアノを教えてくれた。
その後おじいさんは、マチューにピアノを譲るという遺言をのこして亡くなり、マチューはピアノを引き取ったが、貧しさのためレッスンを受けることはできなかった。

アンナの支えもあり、マチューは真剣にレッスンに取り組み、その姿にエリザベスも喜びと手応えを感じるようになった。
しかしある日マチューは偶然、コンクールの課題曲のレッスンを受ける学院性ミシュレの姿を見る。
自分以外に候補者がいることに憤慨するマチューと、寝耳に水のピエール。
ピエールが、音楽院長を問いただすと、マチューが棄権した時の保険だと説明された。

映画『パリに見出されたピアニスト』の結末・ラスト(ネタバレ)

コンクール当日、マチューはピエールの妻から、夫妻の一人息子トマを白血病で亡くしたことを打ち明けられ「あなたはトマの代わりになれない。恥をかくだけだから、コンクールは棄権して」と言われた。
マチューはピエールに「僕はふさわしくない」と置き手紙をして、不良仲間のいる街へ戻った。

仲間はマチューに「簡単に戻れると思うな」と冷たい態度を取ったが、コンクールのことを知った母に「成功を恐れないで」と励まされ、家族皆が自分の成功を祈っていることを知ったマチューが気持ちを改めると、マチューを車に乗せて飛ばし、コンクール会場に向かった。

会場ではマチューの出番となっても彼が現れないため、ミシュレが壇上に上がったところで、マチューが駆け込んで来た。
マチューは、ピエール、エリザベス、アンナの見守る中、最高の演奏をし、称賛を浴びた。

半年が経った今、ピエールはニューヨークにある音楽院でクラシック部門の新ディレクターとして注目を浴びている。
この日、彼が主宰するコンサートのピアニストはマチュー、そしてチェリストはアンナだ。
演奏が始まる。

映画『パリに見出されたピアニスト』の感想・評価・レビュー

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映画『パリに見出されたピアニスト』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『パリに見出されたピアニスト』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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