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映画『アウトバーン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アウトバーン』の概要:ケイシーはマフィアの元で自動車泥棒を行っていた。だが、クラブでジュリエットに一目惚れをし、足を洗う決意をする。ケイシーとジュリエットは付き合い、幸せな時間を過ごした。だがその一方で、ジュリエットは重い病気に苦しんでいた。

映画『アウトバーン』の作品情報

アウトバーン

製作年:2016年
上映時間:99分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:エラン・クリーヴィー
キャスト:ニコラス・ホルト、フェリシティ・ジョーンズ、マーワン・ケンザリ、ベン・キングズレー etc

映画『アウトバーン』の登場人物(キャスト)

ケイシー(ニコラス・ホルト)
マフィアのゲランの元で自動車泥棒を行っている。ジュリエットに一目惚れをし、足を洗う決意をする。
ジュリエット(フェリシティ・ジョーンズ)
クラブで働いている。両親との仲は悪い。腎臓移植が必要なほど、重い病気を抱えている。
マティアス(マーワン・ケンザリ)
ケイシーの友人。ケイシーと同じようにゲランの元で働いている。
ゲラン(ベン・キングズレー)
マフィアのボス。麻薬を使用しており、よく意識が混濁している。ハーゲンから仕入れた麻薬を売買している。
ハーゲン・カール(アンソニー・ホプキンス)
表向きは合法企業の「ハーゲン・カール物流」を経営している。ドイツ最大の麻薬王。殺人も厭わない残忍な性格。

映画『アウトバーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アウトバーン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アウトバーン』のあらすじ【起】

ドイツ、ケルン。ケイシーはクラブで働いている美しい女性(ジュリエット)に一目惚れをし、声を掛けて自己紹介をした。2人はクラブを出て、お互いの身の上話をした。ケイシーは付き合って欲しいと告白するが、ジュリエットはケイシーの告白が真剣だと思っておらず、断って去って行った。

ケイシーはマフィアのゲランの元で自動車泥棒として働いていたが、ジュリエットのために足を洗うことを決める。ケイシーはジュリエットに会いに行き、再度告白をした。2人は付き合うことになり、1か月後には同棲していた。

ゲランは商品(麻薬)の提供者であるハーゲンに、対等の関係を求めた。長くビジネスパートナーとして協力関係を築いているにも関わらず、儲けの大半がハーゲンの方に流れていた。ハーゲンはゲランの働きを認めていたが、人間性を疎んでいたため、ゲランの要求を拒んだ。ゲランは苦々しい気持ちで、ハーゲンの話を聞いていた。

ある夜、ジュリエットが突然体を痙攣させ、倒れてしまう。ケイシーは医師に、ジュリエットが病気であると告げられ驚愕する。ジュリエットは人工透析の治療が必要で、最終的には腎臓移植が必要なほど重い病気を患っていた。ケイシーは秘密にされたことを怒るが、ジュリエットが病気に怯えていることを知り、抱きしめて慰めた。

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映画『アウトバーン』のあらすじ【承】

ケイシーはジュリエットの手術費を稼ぐため、再びゲランの元で働くことを決める。ゲランは「ハーゲン・カール物流」の積み荷を奪うよう指示を出した。積み荷の中はゴルフ・ボールが入っており、その中にコカインが入れられていた。ハーゲンは表向き合法企業を経営していたが、独自の軍隊を所有しており、人殺しも厭わない危険な男だった。積み荷を運ぶトラックの運転手は毎回同じ男で、酒もたばこも麻薬もやらないため、つけ入るスキがなかった。しかも、48時間トイレ休憩もなく走り続け、車内には監視カメラとGPSが付けられていた。ゲランは友人のマティアスと仕事に当たることになった。

ケイシーはゲランの元で金を稼ぐことをジュリエットに伝えた。ジュリエットはケイシーが危険な目に遭うことを恐れ、やらないでくれと頼んだ。だが、ケイシーはジュリエットの病気を放っておくことができず、やるだけのことはやると手紙に書いて部屋を出た。

ケイシーは事故で立ち往生した車を装い、トラックを足止めした。だが、運転手は異変に気づいており、発砲してきた。ケイシーは運転手を殴って気絶させると、トラックについていたGPSをマティアスに渡した。ケイシーは運転手の帽子を奪い、自ら運転手の振りをしてトラックを運転した。だが、トラックを監視していた男達は、運転手の口から流れる血を見て、別の男がトラックを奪ったことに気づく。

映画『アウトバーン』のあらすじ【転】

ケイシーは捕まってしまい、ハーゲンから尋問を受ける。ハーゲンは尋問官だった父の話をしてケイシーの恐怖を煽った後、必要な情報を話さなければジュリエットを襲うと脅して去って行った。ケイシーはジュリエットの患者認識用リストバンドを、お守り代わりに腕につけていたのだ。

ケイシーは車を奪って逃走しながらジュリエットに電話を掛けるが、仕事に失敗したことは言えなかった。だが、ジュリエットは手紙の内容から、ケイシーが自分との約束を破ってゲランの仕事をやろうとしていることに気づいており、ケイシーの話しを詳しく聞く前に怒って電話を切ってしまう。ケイシーが再度電話を掛けても繋がらなかった。

ケイシーは追手から逃げている内に事故を起こしてしまい、車が横転してしまう。だがそのおかげで、車に隠されていた大金を発見する。ケイシーはその金を持って、追手の追跡から必死に逃げた。

ケイシーは道路にあった車を奪い逃走した。標識を見ると「アウトバーン」と書かれていた。ケイシーはマティアスに電話を掛け、ジュリエットが危険なので助けてくれと頼んだ。だが、その直後ハーゲンから電話があり、ジュリエットと暮らしている家の住所を告げられる。ケイシーはゲランに電話を掛け、車にあった大金を渡す代わりにジュリエットを保護してくれと頼んだ。

映画『アウトバーン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ケイシーは車を走らせて逃げていたが、ハーゲンの手下にタイヤを撃ち抜かれ、大事故を起こしてしまう。ジュリエットの幻覚まで見えて死を意識するが、ケイシーは生きていた。ハーゲンの手下も事故を起こしており、すぐに追ってこれないようだった。ケイシーは意識が朦朧とする中、金を持つと、傍に止まっていた車を奪った。

ケイシーの奪った車のガソリンがなかったため、ガソリンスタンドに入った。だが、その店は500ユーロ札を使用することができなかった。ケイシーは500ユーロ札しか持っていなかったため、店主に今までの経緯を全て話し、ガソリンを入れさせてくれと頼んだ。店主はケイシーの必死な思いを受け了承した。だがその時、店にハーゲンとその手下が現れ、銃を突きつけられてしまう。

ガソリンスタンドの店主の友人のヴォルフガングが友を助けるため、銃を持って店に入って来た。ケイシーは逃げることを勧めるが、ヴォルフガングは一歩も引かなかった。そのため、ハーゲンに撃たれてしまう。だが、ケイシーは自分が殺されるとは思っておらず、微笑んでハーゲンを見た。ケイシーがハーゲンに捕らえられたとき、既にコカインの入ったトラックと空のトラックを入れ替えていたのだ。ケイシーが取引を持ち掛けていると、ヴォルフガングが意識を取り戻し、銃を乱射した。その隙に、ケイシーは金を持って逃走した。

ケイシーはゲランから、ジュリエットを無事に保護したと連絡をもらう。大金を持って競馬場にいるゲランに会いに行くが、保護した女性は別人だった。ゲランが住所を聞き間違えていたのだ。ケイシーが怒っているとハーゲンの手下が現れ、ゲランは撃たれてしまう。

ケイシーはハーゲンの手下から拷問されるが、トラックの場所は明かさなかった。隙を突いて反撃し、手下を倒した。大金を持って車に乗り込むと、ジュリエットの姿が見えた。だが、それは幻に過ぎなかった。ケイシーは携帯の着信音で目を覚ました。相手はハーゲンで、ジュリエットは既に捕らわれていた。ケイシーはハーゲンに取引を持ち掛けた。ケイシーが車に乗って走り去っていく姿を、目を覚ましたゲランが見ていた。

ケイシーは取引現場に指定したバーで、無事にジュリエットと再会を果たす。だが、そこにゲランが銃を持って現れる。ゲランはハーゲンに対して、激しい憎しみを抱いていた。ハーゲンとゲランの睨み合いが続く中、バーの周りではケイシーが呼んだパトカーが集まっていた。警官がバーに向けて発砲を始めたため、ハーゲンとケイシー達は隙を突いて逃げ出した。ゲランは店内に残ったため、警官達に撃たれた。

ケイシーは今までのことを全てジュリエットに話し、盗んだ大金を渡して逃がした。そして、自分は追ってきた警官に大人しく逮捕された。ケイシーは盗んだコカイン入りのトラックの情報を警官に話し、取引を持ち掛けた。後日、ハーゲンが逮捕されたことが新聞に載った。そして、マティアスの元にケイシーから大金が送られてきた。

ケイシーは手術室に向かうジュリエットを笑顔で見送った。

映画『アウトバーン』の感想・評価・レビュー

ストーリーがあまり深くなさそうだったので期待せずに観たが想像していたよりも面白く驚き、特にカーチェイスのシーンに迫力があってわくわくしたので車好きの人にはおすすめしたい作品。

元々盗みを働いていた主人公の設定なのにキャラクターがヘタレすぎて設定がぶれている感じがしたのがすごく残念だったが、主演のニコラス・ホルトはめちゃくちゃかっこよくて演技も素晴らしかったので彼を拝むためにこの作品を観てもいいくらいだと思った。(女性 20代)


とにかくド派手なカーアクション。速度無制限道路「アウトバーン」での高級車同士のカーチェイスが素晴らしい。シーン自体は長くありませんがハラハラドキドキ、とても見応えがあります。
そしてニコラス・ホルト演じるケイシーが危険なカーチェイスをするのは愛のため。ハイスピードで緊張感のあるアクション映画なのに、なんともロマンティックです。愛のためにバカをするケイシーが純粋で、一生懸命でかっこいい。思わず応援したくなる作品です。(女性 30代)

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