映画『中学生円山』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「中学生円山」のネタバレあらすじ結末と感想

中学生円山の概要:妄想癖のある中学生の円山は、上の階に引っ越してきた下井という男に興味を持ち始める。やがて彼の妄想は激しさを増し、下井が殺人犯なのではという話を作り上げる。しかし、その妄想はやがて現実になってしまうのだった。

中学生円山の作品情報

中学生円山

製作年:2012年
上映時間:119分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:宮藤官九郎
キャスト:草なぎ剛、平岡拓真、鍋本凪々美、刈谷友衣子 etc

中学生円山の登場人物(キャスト)

下井辰夫(草彅剛)
円山家の上の階に引っ越してきた子持ちの男。元刑事で殺人犯。妻をレイプされ、刑事を辞める。その後、各地を転々として悪を成敗するようになる。
円山克也(平岡拓真)
妄想癖の強い中学生。団地に住んでおり、あらゆる妄想を爆発させる。下井と仲良くなり、自分の妄想を下井に語るようになる。自分の股間に口をつけたいという願望がある。レスリング部の部員。
井上のおじいちゃん(遠藤賢司)
団地に住む認知症の老人。徘徊を繰り返す。元バンドマンで、未だに熱のこもったパフォーマンスをする。あかねの告白にOKを出す。
パク・ヒョンホン(ヤン・イクチェン)
電気屋さん。元人気俳優。日本で人気が出たため、韓国芸能界を追放されてしまう。何度もミズキに呼び出されるが、放って置いて欲しいと思っている。
円山あかね(鍋本凪々美)
克也の妹。無神経で、家族を度々困らせる。彼氏が欲しいと焦り、井上のおじいちゃんに交際を申し込む。
円山ミズキ(坂井真紀)
克也の母。韓流ドラマが大好き。電気屋として訪れたパクが、有名俳優だとすぐに気づく。何度もパクを呼び出し、ファンだと伝える。
円山克之(中村トオル)
克也の父。フルーツが大好き。鈍感で、ミズキがパクに夢中なことにも気づかないでいる。

中学生円山のネタバレあらすじ

映画『中学生円山』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

中学生円山のあらすじ【起】

中学生の円山克也は、妄想癖の激しい男だった。それは少年時代からのもので、例えば家族が某国のスパイなのではないか、宇宙人なのではないか、お風呂にカッパがいるのではないかなどと妄想を重ねていた。

中学二年生になった克也は、自分の股間を自分でくわえたいという衝動に駆られる。そして、日々その特訓に勤しむ。

円山は、韓流好きの母親ミズキ、フルーツ好きの父親克之、無神経な妹あかねと共に暮らしていた。そんな円山家の一つ上の階に、下井辰夫という男が引っ越してくる。

すぐに団地の人間達と仲良くなった下井。その団地には、井上という家族が住んでおり、そこのおじいちゃんが認知症でよく徘徊をしていた。

お昼に、自宅で韓流ドラマを楽しんでいたミズキ。途中で機械が故障してしまい、イライラしているミズキの家に電気屋がやってくる。入院するという担当者が後任として連れてきたのは、韓流ドラマで主演をしていた俳優のパク・ヒョンホンだった。ミズキはそれを見て驚く。

中学生円山のあらすじ【承】

エレベーターで一緒になった克也と下井。下井は克也に、早く届くといいねと言う。克也は、下井が自分の秘密を知っているのではないかと思い始める。そして、自分のやっていることに自己嫌悪を抱き始める。それから下井は、克也を見る度にそれを聞くようになる。

下井の秘密を握ろうと、克也は下井を尾行する。しかし、そこから見える下井の姿は、回転ドアに入れなかったり、迷子になったり、子供の世話ができないダメな父親像だった。

ある日、克也のもとにアダルトと書かれたDVDが届く。ミズキと克之は戸惑い、深夜にチェックをすることにする。

DVDのチェックをしようとするミズキと克之だが、機械は壊れている。克之は、電気屋を呼んで直せとミズキに言う。ミズキは、パクに会えると思って密かに笑みを浮かべる。

ある日、団地の近くで殺人事件が起きる。克也は、もし下井が殺し屋だったらという妄想を始める。そこには、子連れを装い団地に馴染んで、両手にライフル銃を持って殺人を行う下井の姿がある。

中学生円山のあらすじ【転】

パクがDVDデッキの修理のためにミズキの家を訪れる。ミズキは、メイクをバッチリしている。デッキを直すと、入っていた韓流ドラマのDVDが再生される。そこには、パクの顔が映し出される。

ある日、徘徊する井上のおじいちゃんを見つけたあかね。あかねはおじいちゃんを追いかける。するとおじいちゃんは、路上ライブをしていたロッカーからギターを奪い、突然ギターをかき鳴らして歌を歌い始める。

あかねが、同級生の井上の家で遊んでいる。そこで二人きりになったあかねと井上のおじいちゃん。あかねはそこで、おじいちゃんが元バンドマンだと知る。あかねはおじいちゃんに、付き合おうと告白する。おじいちゃんは、あかねにOKと返事をする。

克也は、下井が殺人犯だという妄想を同級生に話す。しかし、同級生はみんなバカにして信じない。

克也は下井の自宅を訪れ、自分が変な妄想をしていたことを話して謝る。それは子連れ狼のような話だった。さらに克也は、自分の性癖について話をして二人は仲良くなる。克也は自分の妄想癖を受け入れてくれたことを嬉しく思い、より一層妄想癖に拍車がかかる。そして、それを下井に話すようになる。

中学生円山のあらすじ【結】

ミズキは、あらゆるものを壊してはパクを呼びつけるようになる。そして、拙い韓国語でファンであることを伝える。パクは、韓国の芸能界から追い出され、今は一般人になっていたのだ。

克也の妄想は肥大していく。それは悪と戦う団地の人々のストーリーだった。その頃ミズキは、パクとの仲を深めていた。あかねも井上のおじいちゃんとのデートを重ねる。円山家は、上手くいっていないのだと噂されるようになる。

警察に呼び出された克也。警察は克也に、子連れ狼の話をする。実は、その話が町中の噂になっていたのだ。さらに警察は、下井が殺人の容疑者なのだと克也に話す。

下井は元々刑事だった。ある日、妻が中学生にレイプされて殺されてしまう。中学生は五年程で出所し、やるせなさを感じた下井は刑事を辞める。その後、住居を転々とするようになった下井は、各地で悪を退治してきたのだ。そして、今は警察からもヤクザからも追いかけられる存在になってしまった。

克也と遭遇した下井。そこへ警察とヤクザがやってくる。下井はベビーカーをライフルに変えて克也と逃げる。しかし、警察に囲まれてしまった克也は、自分の息子が誤って持った銃に撃たれてしまう。倒れた下井に克也は、届いたよと告げる。

克也の妄想癖は弱まる。その代わりに克也は、下井に代わって団地の平和を救う「中学生円山」になるのだった。

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