映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は？

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』の概要：佐々木陽子は大手出版社で働き、新しい雑誌の編集長を任されることになる。そんな中、予期せぬ妊娠が発覚する。相手は仕事先で出会ったフリーカメラマンの工藤哲也だった。陽子は悩んだ末、産むことを決意する。

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』の作品情報

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映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』の登場人物（キャスト）

佐々木陽子（観月ありさ）

大手出版社の副編集長。仕事熱心な女性で、編集長になることを夢見ていた。予期せぬ妊娠に困惑する。

大野春江（松下由樹）

4人目の子供を妊娠中。夫の次郎は失業中。明るい性格。平塚産婦人科医院で陽子と出会う。

工藤哲也（谷原章介）

フリーカメラマン。報道カメラマンを目指していた。明るい性格。早くに両親を亡くしている。陽子との間に子供ができる。

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』のあらすじ【起】

日本は2003年に戦後で初めて出生率が1.3を下回り、超少子化時代に突入した。政府は対抗策を打ち出すが、少子化傾向に歯止めをかけることはできなかった。子供を産まなくなった原因について、様々な意見が上がった。女性の社会進出が原因だと言う人もいた。また、国や社会に対する漠然とした不安のせいだと言う人もいた。自分の時間が持てなくなると思っているからだと言う人もいた。

佐々木陽子は大手出版社の副編集長としてバリバリ働いていた。ある日、新しい雑誌の編集長に大抜擢される。陽子は長年の夢が叶ったと喜び、友人と祝杯を挙げた。陽子は家に帰ったとき、気持ち悪さを感じる。カレンダーを確認すると、生理が来ていなかった。次の日、不安を覚えた陽子は妊娠検査薬を試した。すると、陽性だった。

（妊娠3か月目）陽子は平塚産婦人科医院を訪れるが、入ることを躊躇してしまう。患者の大野春江はそんな陽子の姿を目撃し、押し切るように医院の中へと案内した。春江は4人目の子供を妊娠している女性だった。病院での検査の結果、陽子の妊娠がはっきりと確定した。陽子は仕事を頑張りたかったため、想定外の妊娠に戸惑う。

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』のあらすじ【承】

陽子は医師の平塚みさおに言われ、胎児の父親である工藤哲也に連絡を取った。すると、哲也はベトナムから帰国して、陽子の会社に現れた。そこで、哲也は陽子の妊娠をバラしてしまう。陽子は哲也の行動に頭を抱えつつも、一緒に病院を訪れた。陽子と哲也は酒に酔った勢いで関係を持っただけで、恋人同士ではなかった。哲也は子供を望んでいたが、陽子は産む決心ができていなかった。みさおは2人でしっかり話し合うことを勧めた。

陽子が妊娠したことにより、新しい雑誌の編集長は別の人が担当することになった。ショックを受けた陽子は腹痛を訴え、救急車で病院に運ばれることになった。哲也は偶然担架で運ばれる陽子の姿を目撃し、病院に付き添った。目を覚ました陽子は、胎児のことを心配した。哲也が無事だと伝えると、陽子は安堵し微笑んだ。

（妊娠5か月目）陽子は産む決心をした。胎児が順調に育つ一方で、仕事は退職をした。陽子は哲也と結婚する気はなかった。しかも、稼ぎが少ない哲也を当てにすることはできなかった。貯金を切り崩しながら子供を産み、新しい就職先を探すつもりだった。陽子は病院で春江と再会し、「パワフルママの会」に誘われる。病院で知り合ったママ達が集まり、出産までの期間を楽しく乗り切ろうというものだった。春江は参加者の証として、手作りの母子手帳カバーと妊婦ストラップをプレゼントした。

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』のあらすじ【転】

（妊娠7か月目）哲也と陽子は一緒に暮らすため、引っ越した。その時、哲也は引っ越し代金を払えず、陽子が支払うことになった。陽子は気にしていない様子だったが、哲也は申し訳なく思う。哲也はお金を稼ぐため仕事を探すが、なかなか思うようにいかなかった。

陽子は春江に誘われ、他の妊婦と一緒にマタニティヨガを行うことになった。その後、仲良くなった妊婦達と、レストランを訪れる。ミカは恋人の勇治が浮気しているかもしれないと不安を抱き、泣き出した。井上真由美は妊娠中の夫の浮気を疑い、探偵を雇って調べていた。一緒に集まりに参加していた春江の夫の次郎は、自分の浮気を否定した。

哲也は友人の伝手を頼りに、仕事を見つける。お祝いにシャンパンを買って帰るが、陽子から妊娠中の飲酒は良くないと叱られてしまう。陽子は妊娠中のことを学んでもらうため、本を哲也に渡した。哲也はグラビア撮影のアシスタントの仕事を行いながら、必死に本を読んだ。

（妊娠8か月目）勇治は浮気をしておらず、妊娠してから子供のことしか頭にないミカの態度に悲しんでいただけだった。ミカは誤解だと知り、勇治と仲直りをした。それを知り、真由美も夫と話し合うことを決める。

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』の結末・ラスト（ネタバレ）

陽子は妊娠中に感じたことや体験したことを纏め、エッセイ本を出すことにした。マタニティヨガを行いながら、春江にインタビューを行った。少子化の時代になぜたくさん子供を産むのか尋ねると、できたから仕方がないというシンプルな答えが返ってきた。春江の母は7人の子供を産み、市会議員としてバリバリ働いていた。その時、真由美が突然産気づく。春江達は対応に追われた。その後、真由美は元気な子供を出産し、夫と共に喜んだ。

（妊娠9か月目）陽子はエッセイ本の出版の目途が立ち、哲也にお金のことは心配しなくても大丈夫だと伝えた。そんな中、哲也がお金と手紙を置いて姿を消してしまう。手紙にはしばらく連絡が取れなくなること、子供ができて嬉しかったこと、仕事の前金で貰ったお金を置いて行くことが綴られていた。陽子はそのことを春江に話した。すると、お金のことも妊娠のことも1人で何とかしようとせず、哲也のことを頼らないとダメだと叱られる。

陽子は哲也が危険な仕事に行ったのではないかと心配する。そんな中、体調が悪くなってしまう。偶然部屋に遊びに来た友人に助けられる。一方、哲也は芸能人のスキャンダルを撮るため、張り込みを行っていた。芸能人・佐伯レイナが乗った車を追っていくと、途中で停止していた。中を覗くと、妊娠しているレイナが苦しんでいた。マネージャーの男はどうすればいいか分からず、レイナの傍で困惑していた。哲也は病院に運ぶため、車を運転した。

陽子だけでなくミカも産気づき、平塚産婦人科医院へと運ばれた。そこには、出産を控える春江の姿もあった。さらに、日本語の分からない妊婦やレイナも運ばれてくる。みさおや看護婦達は対応に追われた。哲也は分娩台にいる陽子と再会を果たす。陽子は哲也が撮る写真が好きだと思いを伝えた。哲也は感動するが、みさおに分娩室から追い出される。

日本語の分からない妊婦はベトナム人だった。哲也が通訳をすることになった。みさお達が妊婦の対応に追われる中、認知症を患っているみさおの母・平塚サエが現れる。サエはしっかりとした様子で、出産を手伝った。妊婦達は無事に子供を出産する。陽子は我が子を抱き、哲也と喜び合った。

映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ！』の感想・評価・レビュー

フジテレビのドラマ『ナースのお仕事』のスタッフだけでなく、キャスとも集結して制作された映画というのが凄いなと思った。佐々木陽子はドジな朝倉いずみとは違い、バリバリのキャリアウーマンである。観月ありさの演じ分けがきっちりできていて、さすが女優さんだなと感じた。出産の大変さだけでなく妊娠中の感動が描かれていて、子供って良いなと感じられる物語が良かった。見終わった後に幸せな気持ちになれる作品だと思う。（MIHOシネマ編集部）

「ナースのお仕事」の出演者が再集結して製作された作品で、当時ドラマを観ていた自分にとっては、懐かしい気分に浸れました。観月ありさと松下由樹の掛け合いは、作品を越えてもベストマッチで面白いです。後半のワチャワチャは別にして、物語としては今は民放で映せる内容ではないです。今なら仕事も出産も両取りの脚本にすると思います。女性の社会的地位の考え方とか、ファッションは10年で物凄く変化したんだなとしみじみ思いました。（男性 20代）