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映画『ベアリー・リーサル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ベアリー・リーサル』の概要:孤児である少女は“プレスコット”と呼ばれる暗殺学校で育てられ、エージェント83号と名付けられた。83号は任務を遂行中に、楽しそうに遊ぶ同世代の子供達の姿が気になった。83号は“普通の生活”に憧れを抱き、組織を抜けて高校に通うことを決心する。

映画『ベアリー・リーサル』の作品情報

ベアリー・リーサル

製作年:2015年
上映時間:98分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:カイル・ニューマン
キャスト:ヘイリー・スタインフェルド、トーマス・マン、ダヴ・キャメロン、ソフィー・ターナー etc

映画『ベアリー・リーサル』の登場人物(キャスト)

メーガン・ウォルシュ(高校生:ヘイリー・スタインフェルド/ 幼少期:マデリーン・スタック)
16歳。孤児で、“プレスコット”と呼ばれる暗殺学校で育てられる。エージェント83号。“普通の生活”に憧れを抱き、組織を脱走する。クラスの中でも一番優秀な成績を収めていたが、まだ実践で人を殺したことはない。
ヘザー(高校生:ソフィー・ターナー / 幼少期:エヴァ・G・クーパー)
メーガンの同級生。エージェント84号。自分よりも成績が優秀なメーガンが気に入らず、嫉妬をしていた。
ヴィクトリア・ノックス(ジェシカ・アルバ)
国外追放された武器商人。テロリストにも武器を販売している。情け容赦なく、執念深い性格。かつて“プレスコット”で、エージェント1号として育てられていた。
ハードマン教官(サミュエル・L・ジャクソン)
“プレスコット”の教官。孤児の少女達を優秀な暗殺者に仕立て上げる。感情に疎く、任務遂行を何よりも重んじている。
リズ・ラーソン(ダヴ・キャメロン)
高校生。両親は離婚しており、弟のパーカーと母のペニーの3人暮らし。本当の自分が出せず、皮肉で周囲を牽制している。
ロジャー・マーカス(トーマス・マン)
リズの同級生。過保護な父を疎ましく思いながらも、反抗できずに悩んでいる。真面目で優しい青年。キャッシュがボーカルを務めるバンドの、技術サポートを行っている。
キャッシュ・フェントン(トビー・セバスチャン)
エモータコンというロックバンドのボーカル。iTunesで24位を獲得する。学校内でも人気があり、女子生徒からモテている。

映画『ベアリー・リーサル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ベアリー・リーサル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ベアリー・リーサル』のあらすじ【起】

エージェント83号は孤児で、“プレスコット”と呼ばれる、少女を殺人マシンに養成する政府の秘密学校で育てられる。そこでは、「83号」という数字で呼ばれ、ハードマン教官の指導の元、幼い頃から車の運転や武器の扱いなど何でも教えられた。学校内に通う少女は皆孤児だったが、お互いがライバルだったため、友達になることはなかった。

83号はクラスで最初に卒業すると、世界中を飛んで任務を遂行した。子供だとターゲットに疑われ難くいため、任務の遂行は簡単だった。ある日、83号はターゲットを監視中に、遊んではしゃぐ同世代の子供達の姿に見入った。83号は“普通の子供達”の生活に憧れを抱き、雑誌を読んだりドラマを見たりして、情報を集めることにした。

ハードマンは83号に、国外追放された武器商人のヴィクトリア・ノックスを生け捕りするよう指示を出した。ヴィクトリアの顧客の中には、テロリストの名前もあった。彼女は美しい見た目に反して、IQ140の頭のキレる殺し屋でもあったため、ハードマンは注意を促した。83号は無事にヴィクトリアを捕まえ、飛行機から伸びていたロープに括りつけた。83号もそのロープに掴まっていたがヴィクトリアに撃たれそうになったため、慌ててロープを切り離し、川の中に飛び込んだ。83号はこのチャンスを利用し、組織から逃げることにした。

83号は“交換留学制度”と“ホストファミリー制度”を利用し、高校生活を楽しむことにした。メーガン・ウォルシュという名前を使い、アメリカ・ニュートンに暮らす4人家族のラーソン家に“ホストファミリー”を申し込んだ。しかし、ラーソン家は両親が離婚したため、母のペニー、息子のパーカー、娘のリズの3人暮らしになっていた。しかも、リズが“ホストファミリー”を望んでいたのは6年前で、現在は見知らぬメーガンと暮らすことを嫌がっている様子だった。

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映画『ベアリー・リーサル』のあらすじ【承】

メーガンは勇気を奮い立たせ、“自分は普通の16歳だ”と言い聞かせながら学校に向かった。しかし、リズにファッションや化粧が変だから一緒にいたくないと言われてしまう。メーガンはショックを受けた。

メーガンはカナダから来た交換留学生として、学生達の前でスピーチをすることになった。初めてのことだったため舞台袖で緊張していると、バンドの技術サポートを担当している男子生徒に励まされる。メーガンはその男子生徒に勇気をもらい舞台に出て行くが、学生達の反応は酷いモノだった。服装を笑われ、カナダへ帰れと罵られる。ショックを受けたメーガンが舞台から動けずにいると、バンドのボーカルであるキャッシュ・フェントンが現れ、助けられる。キャッシュが所属するバンドのエモータコンは、iTunesで24位に入った人気のあるロックバンドだった。学生達はメーガンのことなど気にせず、エモータコンの音楽に夢中になった。

メーガンは授業で、自分を励ましてくれた男子生徒と再会する。男子生徒はロジャーと名乗り、メーガンと好意的に会話をした。しかし、メーガンは近くに座るキャッシュのことが気になっていた。次回の授業からは先生が決めた席順で座ることになったため、メーガンは夜の学校に忍び込んで、キャッシュの隣に座れるよう細工をした。だが、別の女子生徒が、キャッシュの横は自分の席だと名乗り出てきた。メーガンがその女の子と揉めている間に、先生がキャッシュをアシスタントに任命してしまう。メーガンはその女の子の隣に座ることになった。

メーガンは先程揉めた女の子から、キャッシュに近づくには学校のマスコットを着ればいいと教えられる。舞台裏でキャッシュと2人きりになれるというのだ。メーガンは話を信じ、マスコットを着ることにした。しかし、壮行会の練習中に、覆面を着た男達に襲われる。実はメーガンが通う高校では、別の高校がマスコットキャラクターを誘拐するという伝統があった。メーガンはそれを知らず、男達を返り討ちにしてしまう。とんでもないことをしたと思ったメーガンはショックを受け家に帰るが、ペニーに慰められる。

映画『ベアリー・リーサル』のあらすじ【転】

メーガンが学校に行くと、皆から歓声をもらう。メーガンが男達を倒した姿に感動していたのだ。しかも、メーガンが暴れた姿は動画サイトにアップされており、8万5000回も再生されていた。メーガンは喜ぶが、自分の顔が動画に出ていることに気づき、組織にバレルのではないかと心配になる。そんな時に、キャッシュに声を掛けられ、ライブを見に来ないか誘われる。メーガンは笑顔で承諾した。

メーガンはライブハウスに行くが、背後から近付いてきたロジャーを思わず倒してしまう。メーガンは謝罪して、ロジャーを助け起こした。ロジャーは驚いていたが、特に怒っていなかった。メーガンがロジャーとの会話を楽しんでいると、キャッシュがメンバーと共にやって来た。キャッシュはメーガンに作曲中の音楽の感想を求めた。メーガンはうっとりとした表情でその音楽を聞いた。

メーガンはプレスコットの仲間に捕まり、ハードマン教官の元に連れて行かれる。ハードマン教官はメーガンがどこか別の組織の元で働いているのではないかと疑い、自白剤を打って話を聞いた。メーガンは泣きながら、暗殺学校を辞めて普通になりたかったことを話した。だが、ハードマン教官はそんなメーガンの気持ちが理解できなかった。メーガンは少女が行方不明になれば大騒ぎになるため、一旦戻って皆にお別れを伝えてくると話した。ハードマン教官は了承し、メーガンを解放した。

メーガンはリズと共にキャッシュが開いたパーティーに行くが、84号(ヘザー)の姿があった。ヘザーはハードマン教官に指示され、メーガンを監視しに来たのだ。しかも、メーガンがキャッシュに気があることに気づいていながら、自分もキャッシュを誘惑しようとしていた。メーガンはヘザーに対抗心を燃やし、キャッシュの気を引こうと奮闘した。そして、ゲーム中にキャッシュにキスをした。それを、ロジャーは偶然目撃してしまい、ショックを受ける。

リズはお酒を飲んで酔っ払ってしまい、ソファで眠ってしまう。そんな時に、メーガンはキャッシュに朝食を食べに行こうと誘われ、ヘザーへの対抗心から承諾してしまう。リズは寝ている間に、顔に油性ペンで誰かに落書きされてしまう。ペニーは帰宅したリズの落書きを落としながら、朝食を食べに行く前に送り届けるべきだったとメーガンを叱った。メーガンは落ち込むが、親に怒られたことで、リズとの友情は芽生えつつあった。

映画『ベアリー・リーサル』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヴィクトリアがメーガンの殺害予告を残した後、逃走した。メーガンを保護するためにハードマン教官が迎えに来るが、メーガンは街から離れることを拒んだ。メーガンは1人でヴィクトリアに対処することになった。その後、リズに車で送ってもらう途中で、何者かに襲われてしまう。メーガンはリズに暗殺学校にいたことを話し、命を狙われていることを説明した。メーガンはリズと運転を替わると、相手の車に正面からぶつかって動きを止めようとするが、リズにハンドルを切られ止められる。相手の車はメーガンの車を避けようとして事故を起こした。メーガンは車の中を確認しに行くが、誰も乗っていなかった。しかし、ヘザーが付けていた香水が香った。メーガンはヘザーが二重スパイであることをハードマン教官に報告した。

リズは入院することになった。メーガンはリズに謝罪し家族の元から去ろうとするが、出て行かれる方が辛いと言われ、引き止められる。リズは高校生活が生き延びられたのなら、悪者にも対処できるとメーガンを励ました。悩んだメーガンはパーカーが描いた家族の絵に勇気を貰い、出て行かずにヴィクトリア達に立ち向かうことを決める。その絵には“僕の家族、ママ、僕、メーガン、リズ”と書かれていた。

メーガンはキャッシュと、リズは恋人とホームカミングに出かけた。リズは恋人と踊って楽しい時間を過ごしていたが、メーガンはキャッシュと会話すら弾んでいなかった。メーガンが冗談を話しても、キャッシュには通じなかった。その時、メーガンはロジャーと一緒にいた方が、楽しかったことに気づく。メーガンはキャッシュを振りロジャーの元に向かうが、そこにヘザーが現れる。メーガンとヘザーは激しい死闘を繰り広げた。メーガンはリズに助けられ、ヘザーを倒した。

メーガンはリズの家に戻り、ヴィクトリアと相対した。ヴィクトリアはかつて“プレスコット”におり、ハードマン教官から1号と呼ばれていたことを話した。メーガンはヴィクトリアと戦うが、銃を突きつけられてしまう。だが、いつもメーガンの武器で遊んでいたパーカーが、閃光弾を投げて助けた。場が騒然となる中、ハードマン教官とその仲間達が現れ、助けられる。メーガンはハードマン教官に抱きつき、感謝した。ハードマン教官はメーガンを手放す気はなかったが、自由を与ええることにした。

メーガンは会場に戻るが、そこにはロジャーの姿はなかった。メーガンはヘリコプターに乗ってロジャーを追いかけ、ジョークを交えながら好きだと告白した。メーガンとロジャー、リズと恋人は、ヘリコプターに乗ってデートを楽しんだ。

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