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映画『バトルフロント』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バトルフロント』の概要:国際警察の刑事であるフィルは、妻の病死をきっかけに刑事を辞職した。そして、娘のマディを連れ、妻の故郷近くの田舎町に引っ越した。そこで、マディは同級生と揉め事をおこしてしまう。

映画『バトルフロント』の作品情報

バトルフロント

製作年:2013年
上映時間:100分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ゲイリー・フレダー
キャスト:ジェイソン・ステイサム、ジェームズ・フランコ、ウィノナ・ライダー、ケイト・ボスワース etc

映画『バトルフロント』の登場人物(キャスト)

フィル・ブローカー(ジェイソン・ステイサム)
元国際警察の刑事。妻を病気で亡くす。心機一転を図り、妻の故郷近くの田舎町に引っ越す。
ゲイター・ボーダイン(ジェームズ・フランコ)
表の顔は整備士、裏で麻薬を製造している。妹のキャシーにも麻薬を提供している。町の住民からヤバい男だと恐れられている。
シェリル・モット(ウィノナ・ライダー)
ゲイターの恋人。麻薬密輸で2度逮捕されたことがある。
キャシー・ボーダイン(ケイト・ボスワース)
ゲイターの妹。麻薬中毒者。夫のジミーとの間に、テディという名の子供がいる。薬の影響もあり、怒りっぽい性格。
マディ・ブローカー(イザベラ・ヴィドヴィッチ)
9歳。フィルの娘。父に習い、護身術が扱える。亡くなった母親のことを恋しがっている。父のことが大好きで、危険な目に遭わないか心配している。

映画『バトルフロント』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バトルフロント』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バトルフロント』のあらすじ【起】

フィル・ブローカーは麻薬密売組織に潜入し、逮捕の手助けを行った。しかし、2人の男(ダニー・ジョジョ)に逃げられてしまう。フィルはバイクで追跡し、逃げた逃亡犯を捕まえた。ジョジョが抵抗して銃を構えようとしたため、フィルは足を撃ち抜いた。すると、ジョジョは服の中に手を入れて再度銃を取り出そうとした。駆けつけた警官はジョジョを射殺した。ダニーは我が子(ジョジョ)の死を悲しみ、連行されながらフィルを罵った。その後、フィルは国際警察を辞職した。

2年後。マディは同級生のテディに苛められ、帽子を取られてしまう。2回返してくれと頼んでも返してくれなかったため、殴りつけて帽子を取り返した。父のフィルは学校から呼び出しを受ける。テディは問題児として有名だったため、カウンセラーのハッチはマディ達に対して同情的だった。しかし、テディの母親のキャシーと父親のジミーは怒り心頭で、フィルは絡まれてしまう。ジミーが殴り掛かってきたため、フィルは咄嗟に押し倒して首を絞めた。保安官のキースはジミーが攻撃を仕掛けたところを見ていたためフィルを逮捕しなかったが、やり過ぎだと注意した。

キャシーは町を取り仕切っている兄のゲイター・ボーダインに、フィルの件を相談し何とかしてくれと頼んだ。ゲイターは苛々しているキャシーの様子を見て、薬が切れていることに気づく。キャシーはそのことを肯定すると、麻薬をくれと頼んだ。ゲイターは容量を守るよう注意し、麻薬を渡した。そして、あまり乗り気ではなかったが、妹の頼みなので、仕方なくフィルの件を何とかすることにした。

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映画『バトルフロント』のあらすじ【承】

マディは心優しいハッチに懐いていた。フィルも誕生日会のことなど、男親では分からないことを相談するようになった。すると、子供のためにもキャシー達と仲直りした方が良いと、ハッチから勧められる。フィルは了承し、ジミーに謝罪をしに行った。

フィルがガソリンスタンドで給油していると、男達から因縁をつけられる。フィルは男達を殴って沈めた。誰に指示されたのか尋ねるが、男達は何も言わなかった。店主は一瞬で男達を倒したフィルの強さに驚いた。

マディは父が手を怪我していることに気づいた。だが、フィルは解体作業をしているときに怪我をしたと誤魔化した。マディは父の嘘に気づくが、何も言わなかった。そんな時、キースが現れ車を止められる。キースはガソリンスタンドの一件を知っていた。前の職業を聞かれるが、フィルは話をはぐらかして誤魔化した。

ゲイターはフィルの家に侵入して情報を探った。ある資料を発見し、フィルが元国際警察の刑事だと知る。その資料にはダニーが率いるギャング集団に、フィルが潜入していたことが書かれていた。一方、フィルは車のタイヤが切られていたことと、マディのぬいぐるみが切られているのを発見し、異変を察知していた。

映画『バトルフロント』のあらすじ【転】

フィルはジミーが悪戯をしたのだと思い、文句を言いに行った。一方、ゲイターはダニーにフィルの情報を売り、代わりに麻薬の販売網を手に入れることにした。恋人のシェリル・モットに、ダニーの弁護士に会うよう指示した。シェリルは嫌々ながらも弁護士に会いに行き、フィルの居場所を知っていることを知らせた。

フィル親子はマディの誕生日に、テディも誘うことにした。キャシーにも謝罪し和解した。しかしその後、フィルは同僚からゲイターの存在を教えられ、注意した方が良いと忠告を受ける。ゲイターは表向き整備士として働いていたが、裏では麻薬を製造しているヤバい男だった。さらに、ゲイターはキースと懇意にしていた。

マディの誕生日会が行われた。キャシー親子やマディの同級生も集まり、楽しい時間を過ごした。マディはハッチと父が仲良くしているのを嬉しそうに眺めた。その日の夜、ゲイターはキャシーに会いに行き、仕返しの件の手配が終わったため、フィルに近づかないよう忠告した。キャシーは薬が切れかかっており、苛々した様子でそれを了承した。テディは自分の部屋で、そんな母親達の話を悲しそうに聞いていた。

フィルは元同僚に頼み、ゲイターの調査をしてもらった。すると、シェリルがアンゴラへの麻薬密輸で2度逮捕されていたことが判明する。その内の1つは、ダニーが絡んでいた。しかも、ダニーの手下達が町に集まっていた。フィルは娘に危害が加えられるのではないかと不安を覚えた。

フィルはゲイターに会いに行き、自分達に構うなと話をつけにいった。しかし、ゲイターは手を引く気はない様子だった。フィルはゲイターのアジトに侵入し、隠された麻薬を発見する。灯油や電気を使いアジトに細工を施していると、盗まれていた愛猫の姿が見えた。その猫に気を取られている隙に、フィルは男達に襲われ気絶させられる。

フィルは男達に殴られ暴行を加えられる。隙を突いて反撃し、愛猫と共に逃走した。マディに事情を明かす訳にはいかないため、仕事で街に行かなければならないと嘘を吐いて家を出る準備をさせた。

映画『バトルフロント』の結末・ラスト(ネタバレ)

ダニーの手下のサイラスはフィルを襲撃するため、仲間を引き連れて町にやって来た。ゲイターからフィルの居場所を聞いた後、シェリルを案内役兼人質として一緒に連れて行くことにした。

フィルの同僚が家を出る準備を手伝っていると、男が現れ襲われてしまう。反撃して倒すと、車のクラクションを鳴らして危機を知らせた。そのせいで、同僚は撃たれてしまう。フィルはすぐにマディを部屋に隠すと、警察に通報するよう伝えた。フィルは家にきた男達に攻撃を仕掛けた。マディはそれを見て悲鳴を上げてしまい、男達に見つかってしまう。マディは家を飛び出し、森の中を駆けて逃げた。フィルはそれに気づき、追手を倒しながらマディの元に急いだ。マディは森の中にいた女性(シェリル)に助けを求めるが、ボートの床下に閉じ込められてしまう。シェリルはそのままボートを走らせた。

フィルは駆けつけた警官に娘が誘拐されたことを伝えた。マディは携帯を使い、父親に助けを求めた。換気扇が見える納屋みたいな場所と言われ、ゲイターのアジトだと気づく。フィルはパトカーを奪い、アジトに急行した。

ゲイターはマディを誘拐してきたシェリルを責めた。2人が口論していると、事件を聞きつけたキャシーとジミーが現れる。キャシーは子供を誘拐するのはやり過ぎだと兄を責めた。電気をつけてマディの元に向かおうとしていると、照明がショートし納屋が燃え出した。キャシーはその隙にマディを連れて逃げようとするが、ゲイターに腹を撃たれてしまう。ゲイターは妹を撃ってしまったことに驚きながらも、マディを車に押し込んで逃走した。

フィルはゲイターの車を止めようとして事故を起こしてしまう。ゲイターは車を降りてフィルを殺しに向かおうとした。マディは大声を上げ、必死にゲイターを止めようとした。ゲイターがマディに気を取られている隙に、起き上がったフィルがゲイターを殴りつけた。フィルはゲイターを射殺しようとするが、マディの前で引き金を引くことはできなかった。フィルはマディを抱き締め、無事を喜んだ。

映画『バトルフロント』の感想・評価・レビュー

主人公の娘のマディが9歳ながらもいじめっ子を華麗に撃退する場面がカッコいい。そして、ジェイソン・ステイサム演じるフィルの子供思いなところが素敵だなと思った。

物語の冒頭ではフィルが国際警察の刑事として犯人を追っている姿も描かれているため、パパとして過ごす前のフィルのキリッとした姿が見れたのが良かった。ただ、その時の犯人に逆恨みされてしまい、フィル親子は襲撃されてしまう。勝ち気なマディが怯えていたのを見て、特に可哀想だと感じた。(女性 20代)


元国際刑事というフィルが、職務における葛藤から娘とともに田舎町に引っ越すところから始まるストーリー。フォルとマディの親子愛を感じさせつつも、刑事らしいシリアスなシーンも組み込まれており、見応えは十分な作品である。田舎町に引っ越すも、意図せず、麻薬がらみの事件に巻き込まれていくところは、刑事としての宿命とでもいうのだろうか。冒頭のやるせない展開はありつつも、最後は正統派なエンディングで締めくくられているので、胸のつかえがとれるような気持ちになれるだろう。(男性 30代)


この作品、ジェイソン・ステイサムの貴重な「ロン毛姿」が観られる激レア作品。髪が無いのに見慣れすぎて、違和感しかありません。しかも、変装でロン毛になってるけどこれが変装でいいのかなというレベル。そんなジェイソン・ステイサムが演じるのは、元凄腕麻薬捜査官。今は田舎に娘と2人で暮らします。ちょっとやんちゃな娘が学校で喧嘩。その相手の親がモンスターペアレント。なんだか面倒臭い展開ですよね。観ていて思うのは100パーセント喧嘩を仕掛けてきたいじめっ子が悪い。それに口を出すんだからさすがモンスターペアレント。
娘を守るために戦うパパはやっぱり強くてかっこいい。卑怯なことは一切せずに、しっかり戦って分からせるのがいいですよねえ。途中モヤっとするシーンもありますが、ラストはしっかりスカッとできます。(女性 30代)

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