この記事では、映画『整形水』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『整形水』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070545
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 86分 |
ジャンル | アニメ ホラー スリラー |
監督 | チョ・ギョンフン |
キャスト | ムン・ナムスク チャン・ミンヒョク チョ・ヒョンジョン キム・ボヨン |
製作国 | 韓国 |
映画『整形水』の登場人物(キャスト)
- イェジ / ソレ(ムン・ナムスク / 沢城みゆき)
- 容姿に強いコンプレックスをもつ女性。TV局のメイクスタッフ。ビールやお菓子が好物で、ストレスがたまると暴飲暴食してしまう。
- ジフン(チャン・ミンヒョク / 諏訪部順一)
- 美しい顔の男性。俳優をしていたが引退。高級マンションに住み、イェジにも優しい。
- ミリ(キム・ボヨン / 上坂すみれ)
- 人気美人女優。気が強くわがまま。醜いイェジが気に入らない。
- キム(チェ・スンフン / 日野聡)
- ミリとソレの事務所マネージャー。街に出てスカウト活動もしている。
- 施術者(チョ・ヒョンジョン / たかはし智秋)
- 整形水のオーナー。自分の容姿に自信をもつ女性。お金に執着している。
映画『整形水』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『整形水』のあらすじ【起】
細い目に太い体を持つイェジは、小さいころから自分の容姿がコンプレックスだった。TV局のメイクスタッフとして働いているときも、美人女優のミリにひどく罵倒されていた。イェジは、それもすべて自分の容姿のせいだと思っていたのだ。そんなとき、マネージャーのキムが連れてきた、俳優ジフンと出会う。ジフンは突然イェジを見つめ「君の瞳はとてもきれいだ」と誉めた。
イェジは、仕方なく出演したエキストラ映像がきっかけで、誹謗中傷されてしまう。それから部屋にひきこもるようになっていた。両親にも八つ当たりし、卑屈になり、暴飲暴食をつづけていた。そんなイェジのもとに「整形水」が届く。
「20分間、整形水に顔をひたすだけで好きな顔に変えられる」イェジは半信半疑で整形水を使ってみると、顔だけ別人のように美しくなった。両親でさえ娘がわからないほどだった。顔と体がアンバランスな状態のイェジは、整形水のオーナーを訪ね、体も美しくしてほしいとお願いした。施術者であるオーナーに「整形水の広告モデルになるなら、低価格できれいにしてあげる」と言われ、イェジは自宅に帰ると「こんな顔に産んだのが悪いんだから、金を出せ」と両親を恐喝し、施術費用2000万円を出してもらった。
その2000万円で施術を終えたイェジは、誰もが振り向くほどの美女になっていた。
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映画『整形水』のあらすじ【承】
全身美しくなったイェジは「ソレ」と名乗った。ソレをとりまく男性たちとプールに行くと、誰もがソレを見てうっとりしていた。イェジはそこで、ミリのマネージャーのキムにスカウトされる。「芸能人になるなら、もっと綺麗にならないと」と思ったイェジは、整形水たっぷりの浴槽に入りそのまま寝てしまったのだった。
目が覚めると、イェジの体は溶けて体の肉がなくなっていた。長い時間整形水にはいることは危険だったのだ。美しかった体はほとんど骨になり、そのままイェジは意識を失った。両親は娘を助けたいと自分たちの肉をイェジに貼りつけた。しかし、イェジはもとの美しい姿には戻れず、ミイラのようになってしまった。なんとか戻してほしいとイェジは施術者のもとに駆け込んだが、戻ったのは「顔」と「手」だけだった。「お金を持ってこれないなら施術はしない」「一度知った甘い汁の味がわすれられないブタ女」と罵られたイェジは、施術者を絞殺し整形水に沈めて彼女の肉を奪った。
施術者の肉を貼り、美しく戻ったイェジはジフンと再会した。イェジは「ソレ」として芸能活動をはじめていたが、そのときジフンは芸能界を引退していた。ジフンは「イェジ」と「ソレ」が同一人物だとは思ってもいなかったが、イェジは「瞳がきれいだ」と言ってくれたジフンに好意をもっていた。
映画『整形水』のあらすじ【転】
街では、若い女性が失踪する事件が続いていた。ミリとも連絡がつかなくなっていたが、キムは「どうせ仕事をサボり、バカンスにでも行ったんだろう」と心配はしていなかった。
その頃、イェジとジフンは交際をはじめていた。しかし、顔がくずれていく妄想にとりつかれていたイェジは、自分に肉をあたえガリガリになってしまった両親にも「もっと肉をくれ」とせがむことがあった。絶対に昔の自分には戻りたくない。そんな時、ジフンは「どんな秘密があっても、僕のそばにいてほしい」とイェジにプロポーズをした。
ジフンの家でイェジは、リビングに飾られた写真を見ていた。ジフンは写っていなかったが、そこに写るジフンの姉たちを見て言葉につまった。上の姉は天使のように美しかったが、下の姉は全く違っていたのだ。上の姉を褒めるイェジに「本当に天使みたいだったのは、下の姉のほうだよ」とジフンはつぶやいた。
ジフンがキッチンにいる間、イェジは1人でジフンの部屋を見てまわっていた。すると、使い終わった整形水の容器が大量に置いてあったのだ。さらに、机の引き出しには多くの女性の身分証が入っていた。それはすべて、失踪した女性たちのものだったのだ。
映画『整形水』の結末・ラスト(ネタバレ)
失踪事件の犯人はジフンだった。イェジは、平静を装い部屋から逃げ出そうとするが、ジフンに気づかれてしまった。イェジの抵抗でジフンのシャツがはだけると、その胸には失踪した女性たちの目、鼻、口が、いくつも貼りつけられていた。
気を失ったイェジは、走馬灯のように小さいころの自分をみていた。自分は今まですべてを容姿のせいにしてきたが、両親はどんなときでも愛してくれていたと気づく。
目覚めると、イェジはバスルームで逆さ吊りにされていた。鏡の前でメイクをしていたジフンは「美のために性別も変えたのよ」と得意気に話した。実は、リビングでイェジに「下の姉」と説明した写真の女性こそが、ジフンの正体だったのだ。それからジフンは、身動きのとれないイェジの瞳にメスを刺した。
はじめてイェジに会ったときから、ジフンは彼女の瞳をねらっていた。自分の「美」のため、女性の気に入ったパーツを奪い貼りつけていた。ジフンの体には、行方不明だったミリも貼りついていた。
キムは街で、唇の美しい女性をスカウトしていた。「会長、気に入ってくれるかな?」と電話をした相手はジフンだった。
「またふさわしい唇が手にはいるよ」とジフンは嬉しそうに自分の太ももにキスをした。そこには、イェジの美しい瞳が輝いていたのだった。
映画『整形水』の感想・評価・レビュー
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映画『整形水』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『整形水』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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