映画『ベルヴィル・ランデブー』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ベルヴィル・ランデブー」のネタバレあらすじ結末と感想

ベルヴィル・ランデブーの概要:フランス発、鬼才シルヴァン・ショメ監督によるシュールなアニメーション映画。誘拐された孫を助けるため海を渡ったおばあちゃんの大活躍。フランスで2003年に公開され、100万人の大ヒットを記録した。

ベルヴィル・ランデブーの作品情報

ベルヴィル・ランデブー

製作年:2002年
上映時間:80分
ジャンル:アニメ、ヒューマンドラマ、アドベンチャー
監督:シルヴァン・ショメ
キャスト:ジャン=クロード・ドンダ、ミシェル・ロバン、モニカ・ヴィエガ、リナ・ブードロー etc

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ベルヴィル・ランデブーの登場人物(キャスト)

シャンピオン(ミシェル・ロバン)
幼くして両親を亡くし、祖母と愛犬ブルーノと暮らしている。無口で友達もおらず、表情に乏しいが自転車に興味を示し、ツール・ド・フランスに出場を果たす。
マダム・スーザ(モニカ・ヴィエガス)
シャンピオンの祖母。孫のシャンピオンに無償の愛を注ぐ。孤独なシャンピオンを不憫に思い、三輪車を贈ったことでのちに自転車選手に育て上げる。
ブルーノ
シャンピオンの愛犬。子犬のときからシャンピオンとともに成長する。
三つ子姉妹(リナ・ブードロー / マリ=ルー・ゴーティエ / ミシェル・コシュトゥー)
かつて人気シンガートリオとして活躍した姉妹。現在も現役で舞台にあがっている。おおらかで人生を楽しむことが上手。異国の地で困っているマダム・スーザに手を差し伸べる。
シャルル・ド・ゴール(ジャン=クロード・ドンダ)
フランス第18代大統領。国をあげてツール・ド・フランスをPRしている。

ベルヴィル・ランデブーのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ベルヴィル・ランデブー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

ベルヴィル・ランデブーのあらすじ【起】

テレビ画面に映し出される粗いモノクロ映像。「ベルヴィルのトリプレッツ」の歌声にのせてショウビズ界の華やかな舞台上には往年のスターたち、ジョセフィン・ベイカー、フレッド・アステア、ジャンゴ・ラインハルトらが登場してくる。その画面を見ているのは戦後のフランスに住む内気で無口な少年シャンピオンと一緒に暮らすおばあちゃんのマダム・スーザだ。

友達もおらず孤独なシャンピオンを心配するおばあちゃんはピアノを聞かせてみたり、子犬を与えてみたりするが彼はさほどの興味を示さない。

ある日おばあちゃんは、孫のベッドの下から自転車選手たちのスクラップブックを見つけ、三輪車を買い与えてみる。これにはシャンピオンも大喜びで庭中を乗り回す。

月日は経ち、シャンピオンは子犬のブルーノとともに成長していった。郊外のアパート周辺には建物が増え、電車の高架線もできた。シャンピオンは自転車選手となり、おばあちゃんのコーチで過酷な練習の日々を送っている。新聞やテレビではシャルル・ド・ゴール大統領が近く開かれる自転車レースの祭典、ツール・ド・フランスへの参加を呼びかけている。雨の日も晴れの日も街頭を走る二人の猛特訓は続いた。

ベルヴィル・ランデブーのあらすじ【承】

二人は力を合わせて、とうとうツール・ド・フランスに出場した。大歓声の中、レースが幕開けし、大勢の選手たちに混じってシャンピオンも走り出した。おばあちゃんはサポートカーから見守っている。

激しい坂道を登っていく選手たち。シャンピオンは先頭集団から遅れて坂道にさしかかった。その時、おばあちゃんの乗ったサポートカーは黒ずくめの謎の男たちに行く手を阻まれてしまう。その隙に男たちは、シャンピオンとリタイアした他の選手をニセの救護車に乗せて連れ去ってしまう。

乗り捨てられたシャンピオンの自転車に気づいたおばあちゃんは、ブルーノとともにゴール地点の港街までやってくる。シャンピオンが乗せられていると思しき船を突き止め追いかけるが、すぐに出航してしまった。ふ頭を引き返したおばあちゃんは足漕ぎボートを借りてブルーノとともに大洋に漕ぎ出した。嵐を乗り越え、鯨に遭遇し、着いた先は巨大なベルヴィルの街だった。天を貫く摩天楼、たくさんの車や人々が行きかう巨大都市だ。おばあちゃんとブルーノは追跡を開始するが、すぐに車の大渋滞に阻まれてしまう。

ベルヴィル・ランデブーのあらすじ【転】

一方、シャンピオンは誘拐された他の選手とともに、フランス・ワイン・センターの一画に閉じ込められていた。

孫を見失いお金も尽きたおばあちゃんとブルーノは、食べるものも買えず、橋の下で野宿するより仕方なかった。たき火にあたりながら気晴らしに、とスクラップのホイールを叩いていると、リズムにあわせて三人の老婆が現れた。軽快なステップを踏みながら、陽気に歌い始めた彼女たちは昔、「ベルヴィルのトリプレッツ」としてステージに立ち、人気を集めた三つ子の姉妹歌手だった。セッションを終えたおばあちゃんと三つ子は意気投合し、彼女たちのアパートに招かれる。

年老いてもおしゃれな三つ子たちはよく笑い、陽気に暮らしている。おばあちゃんとブルーノは三つ子たちから手製のカエル料理をご馳走になり、夜はソファーの寝床をしつらえてもらった。

ある日キャバレーの舞台でおばあちゃんと三つ子たちが演奏しているとき、客席にマフィアのボスと連れ立ってシャンピオンを連れ去ったあの黒ずくめの男たちがやってきた。思いがけず、シャンピオンの手がかりが見つかったのだった。

ベルヴィル・ランデブーの結末・ラスト(ネタバレ)

フランス・ワイン・センターにはマフィアや怪しい男たちが次々に集まり始めていた。センター内で違法賭博の会が開かれていたのだ。賭けの対象はシャンピオンたち自転車選手で、彼らはスクリーンの付いた台に固定された自転車をひたすら漕ぎ続けなければならない苛酷なレースを強いられていた。

シャンピオン救出に乗り出したおばあちゃんと三つ子たちとブルーノは、マフィアに変装して賭博場に忍び込んだ。彼女たちは連携してシャンピオンたちの自転車装置を動かし、マフィアの浴びせる銃弾をくぐり抜けながら壁を破って脱出した。

マフィアたちとの追跡劇が始まった。シャンピオンたちの漕ぐ自転車装置は、急坂の多いベルヴィルの街を必死に逃げ回る。マフィアの車は一台、また一台と脱落し、坂を転げ落ちていく。

街はずれの吊り橋に差し掛かった時、突然最後の車が現れたが、おばあちゃんの機転で見事やっつけた。吊り橋を渡り終えると、そこがベルヴィルの街境であった。おばあちゃんのシャンピオン救出劇は見事成功したのだった。

時は移り―すっかり年老いたシャンピオンが居間でテレビの深夜放送を眺めている。隣におばあちゃんの姿はもうない。シャンピオンはひとり呟いた。「終わったよ、おばあちゃん」

ベルヴィル・ランデブーの感想・評価・レビュー

とにかく動きに尽きる。出てくるものすべてが何がしかのリズムを持って動いている。すべての画にこんなに躍動感を持った生命を吹き込むことができる監督の才能は本当にすごい。動きの快感に身をまかせて見ていると、いつの間にかシュールな物語のなかに引き込まれている。小難しい理屈や凝ったストーリーはいらない。最もアニメーション的なアニメ。アニメ好きならもちろん、映画ファンなら必見の作品だ。何度だって繰り返し見たい!中毒性がある。(MIHOシネマ編集部)

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