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映画『ベネデッタ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ベネデッタ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ベネデッタ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0093696

製作年 2021年
上映時間 131分
ジャンル ヒューマンドラマ
伝記
サスペンス
監督 ポール・ヴァーホーヴェン
キャスト ヴィルジニー・エフィラ
シャーロット・ランプリング
ダフネ・パタキア
ランベール・ウィルソン
製作国 フランス
オランダ

映画『ベネデッタ』の登場人物(キャスト)

ベネデッタ(ヴィルジニー・エフィラ)
まだ幼い少女の頃に、修道院に預けられた女性。小さい頃から修道院の中で奇跡のような行いを見せていて、大人の女性に成長したあと、皆の前で更なる奇跡を起こす。
バルトロメア(ダフネ・パタキア)
修道院に逃げ込んで来た若い女性。世話役になったベネデッタと隣のベッドで寝ているうちに、お互いを恋愛対象として意識し始める。
フェリシタ(シャーロット・ランプリング)
ベネデッタが預けられた修道院の院長。ベネデッタの見せた奇跡に疑いを持つが、地元の主席司祭に反対される。
クリスティナ(ルイーズ・シュヴィヨット)
フェリシタの娘で、修道院にいるシスターの1人であり、母親と同じくベネデッタの奇跡に疑いを持ち、神父にそれを密告する。
教皇大使(ランベール・ウィルソン)
フィレンツェに住む教会の大物で、フェリシタの訴えを元に、修道院に来訪してベネデッタの真偽を確かめようと試みる。

映画『ベネデッタ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ベネデッタ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ベネデッタ』のあらすじ【起】

時は17世紀、イタリアの地方にあるぺシアの町で。ベネデッタという少女が両親に連れられ、地元の修道院へ来ていた。ベネデッタはそのまま修道院に預けられ、シスター見習いとしての生活を始める。

ある日、ベネデッタが廊下に立つマリア像の前で祈りを捧げていると、大きなマリア像が傾き出し、ベネデッタの上に倒れて来る。修道院長のフェリシタや他のシスターは一大事だとその場に駆け付けるが、マリア像の下敷きになったかと思われたベネデッタは、かすり傷ひとつ負っていなかった。この時からベネデッタは、「奇跡を起こす少女」だと周囲から思われ始める。

それから18年後。美しい女性に成長したベネデッタは、夢の中で頻繁にイエス・キリストと遭遇するようになっていた。キリストを愛してやまないベネデッタは、キリストのためにわが身を捧げ、そして夢の中でキリストも、その愛に応えてくれていた。

そんな時、修道院にバルトメロアという若い女性が駆け込んで来る。ベネデッタは、父親や兄弟の性的虐待から逃げて来たバルトメロアの世話役となる。

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映画『ベネデッタ』のあらすじ【承】

ベネデッタとバルトメロアは隣のベッドで時を過ごすうち、いつしか互いを恋愛対象として意識し始める。そんな折、ベネデッタは悪夢にうなされ、バルトメロアや他のシスターが看病していると、ベネデッタの手のひらや足から血が流れ出す。それはキリストが処刑された時と同じ個所で、キリストの奇跡を表す「聖痕」と呼ばれるものだった。

ベネデッタを診断した医師も、傷の原因はわからないと診断し、院長は地域の主席司祭に判断を仰ぐ。院長は、キリストがいばらの冠をしていたことで出来たはずの額の傷がベネデッタになかったことから、聖痕に疑いを持つ。しかし、司教に昇進する野望を持つ主席司祭は、ベネデッタを奇跡と認めることで名を挙げようと考える。

その直後、ベネデッタが少女の頃のように廊下のマリア像に祈っていると、突然その場で苦しみだし、男のような声を出し始める。そしてベネデッタの額には、新たな傷跡が出来ていた。こうして聖痕を持つ奇跡の修道女と認められたベネデッタは、フェリシタに代わり修道院の院長に指名される。

映画『ベネデッタ』のあらすじ【転】

フェリシタは自分の降格を受け入れるが、フェリシタの娘であるシスター・クリスティナは、母親の座を奪ったベネデッタに反感を抱く。院長として個室を与えられたベネデッタはバルトメロアと思う存分、愛を交わすようになる。

そしてある日クリスティナは、ベネデッタが故意に自分の額に傷を付けたのを目撃したと、神父に密告する。神父は皆の前でそれを言いなさいとクリスティナに告げ、クリスティナはフェリシタに助けを求めるが、フェリシタは自分は見ていないと否定する。

神父はクリスティナが嘘の密告をしたと断言し、皆の前で自らむち打ちをするという刑罰を与える。ショックを受けたクリスティナはその夜、修道院の屋根の上に登ると、そこから身を投げる。

娘を失ったフェリシタはフィレンツェの町に行き、教皇大使にベネデッタの疑惑を告げる。大使も真実を確かめるべく、フェリシタと共にペシアに向かう。その当時、イタリア全土でペストが大流行していたことから、ベネデッタは外部の者を町に入れるなと兵士たちに告げていたが、大使は強権を発揮し強引に町へと入っていく。

映画『ベネデッタ』の結末・ラスト(ネタバレ)

院長室を覗き見ていたフェリシタの進言により、教皇大使はベネデッタとバルトメロアが戒律で禁じられた同性愛の関係にあると告発する。バルトメロアは告発を否定していたが、酷い拷問を受け強制的に罪を告白させられ、戒律を破ったベネデッタに火あぶりの刑が下される。

そして処刑当日、群衆が見守る中に現れたベネデッタの手のひらから、真っ赤な血が流れ出す。それを見た群衆はベネデッタが聖女だと叫び、警備の兵を打ち破って教皇大使を打ち倒す。バルトメロアはベネデッタの足元に、血の付いたガラスの破片を見つけるが、それを懐にそっと隠す。

やがて大使が群衆に殴られ服を引き裂かれると、ペストに感染していたことが発覚する。バルトメロアはベネデッタを連れて町から逃げ出すが、暴動で炎が立ち上る町を見て、ベネデッタは「自分が必要だ」と、あえて町に戻ることを決意する。

町に戻ったベネデッタは火あぶりにされることなく、牢獄の中で一生を終えた。そしてその後、ペシアの町がベストに汚染されることはなかったという。

映画『ベネデッタ』の感想・評価・レビュー

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映画『ベネデッタ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『ベネデッタ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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