12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ベスト・バディ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ベスト・バディ』の概要:シニア向けリゾート施設の総支配人であるデュークは、新しく入居したレオに地位を脅かされていた。さらに、本社から送られてきたスージーによって経費の使い込みを指摘され大ピンチに。

映画『ベスト・バディ』の作品情報

ベスト・バディ

製作年:2017年
上映時間:92分
ジャンル:コメディ
監督:ロン・シェルトン
キャスト:モーガン・フリーマン、トミー・リー・ジョーンズ、レネ・ルッソ、ジョー・パントリアーノ etc

映画『ベスト・バディ』の登場人物(キャスト)

デューク・ダイヴァー / スウィート・ウィリー(モーガン・フリーマン)
リタイアした裕福な高齢者が余生を過ごすヴィラ・カプリの総支配人。権力にかこつけて好き放題暮らしていたが、新しい入居者であるレオに、これまで築いてきた信頼を脅かされる。
レオ・マッケイ(トミー・リー・ジョーンズ)
ヴィラ・カプリに越して来た元軍人で実業家の寡黙な男。何をさせてもデュークより上手で、彼の器用さに住民の女性達は心を揺らがせる。
スージー・クインス(レネ・ルッソ)
ヴィラ・カプリを運営している会社の地域主任。近年のデュークによる規則違反を視察し、彼へ解雇を言い渡す。

映画『ベスト・バディ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ベスト・バディ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ベスト・バディ』のあらすじ【起】

クリスマスが近づくニュージャージーのとある家で、派手な格好をした年配の女性が息を飲んだ。たまたま目にしたテレビCMに、マフィアである自分の夫を裏切り蒸発したデュークが映っていたからだ。女性はすぐさま電話を取り、電話の相手にクリスマスプレゼントはデュークの死体を持ってくるよう命じた。

パームスプリングスのヴィラ・カプリでは、クリスマスの準備が着々と進められていた。総支配人を務めるデュークがもみの木を買って帰宅すると、自分の駐車場に新しい入居者、レオの車が停まっていた。デュークは秘書にどかすよう促したが、彼は駐車料金だけでなく新居もキャッシュで払ったため無下にできないという。デュークはレオの財力に驚いたが、誰がボスか分からせようと彼をポーカーに誘った。

デュークは、ヴィラ・カプリの住人であるマーガリートをディナーに誘い一夜を過ごそうとしていた。寝室を暖めようとベッドルームに入ると、そこには同じく住人であるロベルタの姿が。慌ててマーガリートを帰し、いざロベルタと愛し合おうとしたが、レオをポーカーで負かせる日だと思い出しパブへ向かう。

映画『ベスト・バディ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ベスト・バディ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ベスト・バディ』のあらすじ【承】

レオを呼び出したデュークと仲間達は、彼を痛い目に合わせようとして大負けしてしまった。レオは軍人上がりの実業家で、寡黙ながら非常に頭の良い相手だったのだ。面目丸潰れとなったデュークはさらに勝負を仕掛けようと付いて回り、2人はバーに入った。バーではスージーという女性が1人で酒を飲んでいた。デュークは夜の相手として彼女をターゲットにしたが、好色なデュークに対しレオは呆れたような表情をした。

翌日デュークは、本社から地域主任が視察に来ていると秘書から報告を受ける。しかし、彼はレオに負けたくない気持ちが先行し上の空だった。デュークは、仲間と共にレオと周囲の動向を監視しはじめた。

ロベルタとマーガリートは、新しい住人であるレオに興味津々だった。あの手この手で彼の気を惹こうとしていた2人だったが、レオは大胆にも2人まとめて食事に誘った。複数の女性との関係を見つからないように続けていたデュークは、レオの大胆さに唖然とした。

デュークは得意のゴルフでレオを負かそうとしたが、彼は「ゴルフは下手だ」と言いながらも上級者だった。さらに、デュークのゴルフバッグから毒蛇が出てきたため勝敗は決まらなかった。

映画『ベスト・バディ』のあらすじ【転】

翌日、地域担当のエージェントであるスージーがデュークのオフィスを訪れた。彼女とバーで出会った時には語らなかったが、本社ではデュークの規則違反が指摘されているのだという。不透明な経費利用どころか、会社のデータベースに名前が無いことを責められたデュークは慌てたが、スージーをパーティに出しその場を凌いだ。

しかし、デュークは、自分の知らないところでいつの間にかスージーとレオが仲良くなっていたことに腹を立て、再び彼にゴルフでの勝負を申し出た。ところが、勝負の途中でデュークのカートが爆発。デュークは「見つかった」と絶叫し自宅に隠れた。

レオはデュークを心配し彼の元を訪ね、真相を聞き出した。デュークは、本名をウィリアム・J・デュプリーズといい、スウィート・ウィリーの愛称で運送業に従事していた。しかし、彼が勤めていた会社は実はマフィアの隠れ蓑で、FBIに情報提供を求められ全てを告白。ボスは捕まったが、デュークはボスの妻と息子のオスカーから命を狙われてしまい、FBIの証人保護でヴィラ・カプリに身を隠していたのだと語った。

映画『ベスト・バディ』の結末・ラスト(ネタバレ)

デュークとレオは、デュークの命を狙っているのはオスカーであると突き止め、スージーに状況を説明した。スージーは騒動が本社にバレるとキャリアが危ぶまれると身を案じ、秘密裏にオスカーを始末するよう2人に言づけた。

オスカーのいるモーテルを探し当てたデュークとレオは、トラックに身を隠し交代で彼を見張ったが、居眠りをして逃がしてしまう。中々デュークを仕留められないオスカーは、スージーを拉致すると、彼女を餌にデューク達を呼び出した。

オスカーに指定されたトレーラーに到着した2人は、協力してスージーを奪還。レオが囮になりデュークがオスカーを狙撃すると、軽傷を負ったオスカーを拘束し保安官に引き渡した。

怒涛のクリスマスを終えたレオとスージーは、2人で仲良くヴィラ・カプリでの新年を迎えようとしていた。デュークといえば、フロリダにあるトロピカル・リゾート・シニアハウスで、再び新しい支配人として賑やかな新年を迎えていた。

映画『ベスト・バディ』の感想・評価・レビュー

おじいちゃん2人がオバチャンを巡って張り合う姿にはゾッとしてしまったが、高齢化する社会に希望を与えてくれるようなコメディだった。今後ますます、年配の役者や老人ホームが舞台の映画は増えていくのだろう。

昨今、好きな俳優の元気な姿をスクリーンで拝見できるのは非常に嬉しいと感じる。俳優に限らず、才能のある人物は短命という数時代前のセオリーは踏襲すべきでない。(MIHOシネマ編集部)

みんなの感想・レビュー