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映画『青い山脈(1963)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『青い山脈(1963)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『青い山脈(1963)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0010824

製作年 1963年
上映時間 96分
ジャンル 青春ドラマ
監督 西河克己
キャスト 吉永小百合
浜田光夫
高橋英樹
田代みどり
製作国 日本

映画『青い山脈(1963)』の登場人物(キャスト)

寺沢新子(吉永小百合)
高校2年の終わりに、貞淑女子高等学校に転校してきた女学生。自立心が強く快活であり、いつもスクーターに乗っている。
金谷六助(浜田光夫)
金物屋の息子で現在二浪中。ひょんなことから、新子と知り合う。
富永安吉(高橋英樹)
六助の友人で、ラグビー部に所属する大学生。周囲からは「がんちゃん」と呼ばれている。
島崎雪子(芦川いづみ)
東京の女子大を卒業し、地方の閉鎖的な女子校に赴任した英語教師。進歩的な考えを持っている。
沼田玉雄(二谷英明)
貞淑女子高等学校の校医。島崎と一緒にいることが多く、彼女の味方をする。
梅太郎(南田洋子)
芸者で、和子という妹がいる。沼田と親しい関係にある。
松山浅子(進千賀子)
新子の同級生。旧時代的な考え方を持ち、新子や島崎と衝突する。
田中(藤村有弘)
保守的な考えを持つ体育教師。島崎に気があるが、相手にされない。

映画『青い山脈(1963)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『青い山脈(1963)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『青い山脈(1963)』のあらすじ【起】

歴史ある古い城下町に、貞淑女子高等学校がある。放課後、英語教師の島崎は新子からある相談を受ける。城の天守閣へ呼び出す内容のラブレターを貰ったというが、問題は書いたのが男性ではなくクラスメートではないかという点だ。彼女は以前ある男子から手紙をもらい一緒に出かけたことを誤解され、この学校に転校してきたという経緯があるため、ラブレターには敏感なのだ。

島崎は校医・沼田にラブレターのことを相談し、一緒に帰ることにする。彼は古い田舎町で暮らすための秘けつとして下世話な持論を語り、島崎から頬を叩かれる。その後芸者・梅太郎と出会い、置屋・栄屋に行く。女がいきなり男を叩くのはどういうことなのかと梅太郎に尋ねると、男に惚れているからだと言われる。

学校のホームルームで、島崎は新子に届いたラブレターの件を取り上げる。差出人は松山で、新子が男性と抱き合うなど学校にとって不名誉な行動を取るため、反省させる目的で呼び出そうとしたという。島崎は、生徒たちにもっと広い考え方を持つようにと、毅然とした態度をとる。

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映画『青い山脈(1963)』のあらすじ【承】

島崎は新子から、男性と抱き合っていたように見えたのは、卵を売りに行った先でネズミを見て驚き、六助と一緒に倒れただけだという話を聞く。そのとき、ある生徒が島崎を呼びに来る。教室に行くと、「愛校精神を侮辱したことを取り消すこと、生徒の風紀は生徒の自治に任せること、母校の伝統を尊重すること」という要望が黒板に書かれていた。島崎は、生徒たちの愛校精神は学校を堕落させるものだと強く非難する。

新子が歩いていると、六助が仲間たちとラグビーをやっていた。六助の友人・富永は、新子のことが気になるのか、よそ見ばかりしていて怪我をしてしまう。先輩である沼田のもとで処置をしてもらった後三人で歩いていると、新子のクラスメートが来て退学するように言われる。六助と富永は、新子をその場から逃がす。

島崎のクラスの一件が職員会議で取り上げられ、対処法について話し合われる。さらに生徒たちがPTA役員に助けを求めに行き、数日後にPTA役員会議が開かれることになる。役員側が作戦会議をしていることを知り、沼田は島崎を助けるために富永に協力を求める。

映画『青い山脈(1963)』のあらすじ【転】

ある夜沼田が急患のためスクーターを走らせていると、道路が木材で塞がれていた。彼が降りて障害物を排除しようとすると、男たちに襲われて怪我をしてしまう。どうやらPTA役員たちの仕業らしい。島崎もお見舞いに来る。

六助と富永が養鶏場を営む新子の家に行くと、問題が発生したという。所属している組合にPTA役員の息がかかっており、買い取り値を下げられたのだ。そこで夜のうちに県外に持ち出して高く売ることにするが、輸送中役員の手下の襲撃に遭う。しかし、なんとか突破する。

PTA役員会議で、学園の民主化の行き過ぎについての善後策が話し合われ、教頭がこれまでの経緯を報告する。島崎も途中から同席し、新子はみだらな生徒ではないことを主張する。しかし沼田と島崎がキスをしていたという事実に反する話題を出されたり、生徒の前で不道徳なことをする教師は辞めるべきだとの意見が出たりして、話はまとまらない。

映画『青い山脈(1963)』の結末・ラスト(ネタバレ)

意見が出し尽くされたあとで、島崎と生徒のどちらを可とするか、無記名投票が行われた。投票数18票のうち島崎が12票を獲得したが、欠席者が多いため意見は参考程度に受け取るという。田中がこの日の役員会議自体無効であると述べるが、彼にとって不利な情報を突き出され引き下がる。

松山が新子を呼び止め、校長先生の家に忍び込み手紙を取り戻そうとしたことを話す。新子は松山に目隠しをし、3つ数えてから木を平手で叩くように言う。彼女はその間に木の前に立ち、頬を殴られる。これで貸し借りなしよ、と言って二人は仲直りする。島崎がその様子を見て沼田に同じことを持ちかけるが、沼田は誤って別の場所を叩き怪我をしてしまう。

島崎や沼田たちは、海にサイクリングに出かける。そこで六助と新子が「好きだー」と、互いへの気持ちを海に向かって叫ぶ。それを見て沼田が「あなたが好きです。結婚してください」と叫ぶと、島崎から「喜んでお受けさせていただきます」との返事をもらえる。そんな中、富永は一人寂しく帰路につくのであった。

映画『青い山脈(1963)』の感想・評価・レビュー

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映画『青い山脈(1963)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『青い山脈(1963)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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