この記事では、映画『君の誕生日』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『君の誕生日』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0054548
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 119分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | イ・ジョンオン |
キャスト | ソル・ギョング チョン・ドヨン キム・ボミン ユン・チャンヨン |
製作国 | 韓国 |
映画『君の誕生日』の登場人物(キャスト)
- ジョンイル(ソル・ギョング)
- 2人の子供と妻を韓国に残し、外国で仕事をしていたが、ある出来事がきっかけで、妻子のもとを再訪する。
- スンナム(チョン・ドヨン)
- ジョンイルの妻。ジョンイルが家を離れて働いている間、息子と娘を懸命に育てていた。現在はスーパーのレジ係として働いている。
- イェソル(キム・ポミン)
- ジョンイルとスンナムの娘で小学生。素直な性格で、家族を大切に思っており、母が悲しそうなときや、悲しみゆえの苛立ちが表出したときに、いつも寄り添う。
- スホ(ユン・チャンヨン)
- ジョンイルとスンナムの息子で、イェソルの兄。父が外国に働きに出てからは、母と妹を父親代わりに支える。
映画『君の誕生日』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『君の誕生日』のあらすじ【起】
韓国へ向かう国際線の中で、沈んだ表情を浮かべているのはジョンイルという中年男性だ。
ジョンイルは沢山の土産物を抱え、長く不在にしていた自宅アパートを訪れる。
アパートの中には妻のスンナムと、娘のイェソルがいたが、インターフォンの画面に映ったジョンイルの姿を見たスンナムは、イェソルに「静かに」と言い、居留守を使う。
ジョンイルは妹の家に滞在することにした。
次の日、ジョンイルはイェソルの通う小学校の校門でイェソルを待ち、再会を果たす。
イェソルが幼い頃にジョンイルは単身で海外に渡り、仕事をしていたため、イェソルはジョンイルの顔を覚えていない様子だったが、打ち解けるのに時間はかからなかった。
2人は時間を共有するうちに父と娘の絆を取り戻す。
スンナムはジョンイルと再会するなり、離婚届を差し出す。
しかしジョンイルはこれを拒否、離婚の話は保留としたまま、ジョンイルは妹の家で暮らしつつ、スンナムたちのアパートを度々訪れた。
ある日、イェソルの課外授業に同伴したジョンイルは、海を見るなり怯え、泣き出すイェソルに困惑する。
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映画『君の誕生日』のあらすじ【承】
ジョンイルが家族と離れ、外国で働いている間、スンナムは1人で息子のスホとイェソルを守り、育てた。
スホは父に代わって母と妹に愛情を注ぎ支えていた。
しかし、スホは修学旅行でセウォル号事件に巻き込まれ、亡くなった。
イェソルが海だけでなく水辺を恐れ、自宅の浴槽に入ることさえできないのも、スホの最期を意識してのことだった。
ジョンイルは、スンナムの家の電球が切れていることに気付き、電球を取り換えるが、玄関の明かりは、電球が切れているか否かに関わらず、不定期に点いたり消えたりした。
スンナムは予想外のタイミングで玄関の明かりが点くと、スホがいるのではないかと思うようになっていた。
セウォル事件の被害者の家族に、国が多額の補償金を支払うというニュースが流れ、被害者家族の中ではそれを受け取るか受け取らないかの議論がなされる。
スンナムから見て他の被害者家族は、能天気過ぎた。
被害者家族の支援団体の代表がスンナムの家を訪れ、スホの誕生日を祝おうと提案する。
ジョンイルはその計画に前向きだが、スンナムは頑なに拒否をする
映画『君の誕生日』のあらすじ【転】
スンナムが、スホの部屋をスホがそのまま使っているように保ち、スホに季節の服を新調すると言って買ってくるのに、イェソルには新しい服を買ってこないことで、イェソルは時々、寂しさを感じていた。
スンナムはスホの好きだった魚料理をイェソルに振る舞い、イェソルがそれを食べたくないと言うと、イェソルを家の外につまみ出した。
家の外から聞こえるイェソルの泣き声を聞いてスンナムもまた涙し、イェソルに謝りながら家に連れ戻すのは日常茶飯事。
スンナムは、スホの部屋で、スホに語りかけるうちに精神が混乱し、近所から苦情が来るほど大声で泣き叫び続け、メンタルの薬を手放さなせない状態になっていた。
被害者家族とも上手くコミニュケーションが取れず、たった一人で沈んで行くスンナムを見ていたジョンイルは、やはりスホの誕生会を開き、そこにスンナムも参加させることで、ひとつの意味をなす折り合いを付けることが必要だと確信し始めていた。
映画『君の誕生日』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジョンイルはかつて、家族を韓国に残し、ベトナムの工場で懸命に働いていた。
しかし現地で起ったストライキを契機に事故が起こり、死者が出た。
最終的には、ジョンイルにも彼の勤める企業にも責任はないという審判が下り、事故として扱われたが、ジョンイルは3年間服役した。
ジョンイルはスホ亡き後、妻と娘のために、韓国で再就職をしようと就職活動を行うが、服役していた過去について言及され、再就職にはありつけない。
スホが、スンナムを連れてベトナムに行き父と再会する夢を抱いて、スタンプのないパスポートを遺したことを知ったジョンイルは、空港の出国カウンターで泣きつき、スホのパスポートに韓国の出国スタンプを手に入れる。
ジョンイルの誠意に気付いたスンナムは、ジョンイルが強行したというスホの誕生会に参加する。
そこで、スホが最期まで、他の乗員の救命を優先したことや、家族への愛情を表現し続けたことを知ったスンナムは、スホのためにも前向きに生きる決意をした。
イェソルとその両親が暮らす部屋の玄関に、不意に明かりが灯った。
映画『君の誕生日』の感想・評価・レビュー
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映画『君の誕生日』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『君の誕生日』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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