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映画『アルキメデスの大戦』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アルキメデスの大戦』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『アルキメデスの大戦』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0044697

製作年 2019年
上映時間 129分
ジャンル アクション
歴史
ミステリー
監督 山崎貴
キャスト 菅田将暉
舘ひろし
柄本佑
浜辺美波
製作国 日本

映画『アルキメデスの大戦』の登場人物(キャスト)

櫂直(菅田将暉)
帝大の数学科に通う天才数学者。大学を中退してアメリカに留学する予定だったが、料亭で偶然出会った山本五十六から、海軍省に勧誘される。
山本五十六(舘ひろし)
海軍少将。日露戦争後、欧米列強との対立を深める日本の戦略として、航空母艦の建造を提案する。
尾崎鏡子(浜辺美波)
造船を主とする軍需産業で財をなした尾崎家の令嬢。家庭教師の櫂を「先生」と呼び、慕う。
嶋田繁太郎(橋爪功)
海軍少将。山本と対立し、巨大戦艦の建造計画を半ば強引に推し進め、計画に反対する者の動きを細かに把握し妨害する。
平山忠道(田中泯)
海軍造船中将。嶋田の計画に賛同し、巨大戦艦の設計と建造に携わる。

映画『アルキメデスの大戦』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アルキメデスの大戦』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アルキメデスの大戦』のあらすじ【起】

1933年。日本は日露戦争での栄光を引きずりつつ、欧米列強との対立を深めていた。

海軍少将の山本五十六は、これからの戦争は航空戦が中心になるだろうと考え、空母の新造計画をあたためていた。
山本は、造船少将の藤岡喜男に航空母艦の設計案作成を依頼し、新型戦艦建造計画会議の場で自身の計画を語った。

しかし、日露戦争の栄光に囚われる保守派の嶋田繁太郎海軍少将は、造船中将・平山の巨大戦艦建造計画を持ってこれを推した。
平山の設計した戦艦は構造的にも美しく、議長を務めていた海軍大臣・大角もつい見入るほどだ。

航空母艦か、巨大戦艦か。
結論は出ないまま会議は閉じられ、半月後の会議で決定することになった。

山本と藤岡、そして彼らを支持する海軍中尉・永野は、料亭で今後の作戦会議を行った。
そこで、山本らが偶然出会ったのは櫂という青年だ。

櫂は、尾崎財閥の娘の家庭教師をしながら帝大の数学科に通っていたものの、ある出来事のために解雇され、大学も退学させられたという。
櫂は、財閥からもらった大金を使い切ってしまうために、料亭で芸者遊びをしていた。

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映画『アルキメデスの大戦』のあらすじ【承】

山本は、先の会議で嶋田らが見せた巨大戦艦の見積りに疑問を持っており、櫂に協力を依頼して見積りの再計算を行い、嶋田らの嘘を暴こうと考えた。

山本は櫂の下宿を訪れ、アメリカに留学するという櫂に、日本とアメリカの戦争が始まると告げる。
負け戦になると確信する櫂に山本は、巨大戦艦の建造をやめさせるために協力して欲しいと話すが、櫂はこれを断る。

櫂は過去に、嶋田に会っていた。
戦艦の建造計画を聞いた櫂は、戦艦の砲撃は非効率的だと戦艦の建造に反対する意見を述べ、嶋田の逆鱗に触れて追い出されてしまったのだ。

留学を決めた櫂だったが、出国の際、見送りに来た尾崎の娘・鏡子の背後に戦火の幻を見て船を降り、山本のもとへ向かった。

櫂は少佐として迎えられ、2週間で巨大戦艦の見積りの再計算をするように告げられた。

軍規により海軍省内の資料の閲覧を断られた櫂は、戦艦実物を見に横須賀港に向かった。
戦艦「長門」に乗船した櫂は、艦長室に侵入し設計図を盗み見た。
さらに戦艦内の要所を巻き尺で測って手帳に記録、それをもとに長門の図面を書き起こした。

映画『アルキメデスの大戦』のあらすじ【転】

巨大戦艦の見積りの計算には、材料費の根拠を示した「価格表」が必要だ。
櫂は鏡子の協力を得て、尾崎と繋がりのある造船会社経営者・大里から価格表を含む台帳を見せてもらった。

1週間かけて検証を行えば、嶋田らの嘘が暴けると安心した櫂たちのもとへ、決定会議が明日の11時開始に変更になったとの電報が届く。
櫂は設計図を鋏で切り分け、皆に、鉄の量だけ計算して欲しいと頼む。

会議で、嶋田らの提示した見積り額が、実際に必要な費用の半分程度でしかないことを証明した櫂に平山は「敵国に正しい見積りが漏れたら、列強はさらに強固な戦艦を造る」と、故意に嘘の見積りを提示したと主張する。

それを聞いた大角は、嶋田らの提案を採用すると宣言したが、櫂は平山の設計図から、最大級の横波に耐えられないという構造的な欠陥を見つけ指摘した。

平山は設計図を見直し、櫂の指摘が正しいと、自分の提案を取り下げた。

その結果、藤岡の設計した航空母艦が採択された。

映画『アルキメデスの大戦』の結末・ラスト(ネタバレ)

会議の後、櫂は平山の部屋に呼ばれ、そこにある巨大戦艦の模型を目にする。
「この怪物を造ってはいけない」と呟く櫂に平山は、艦を造ろうが造るまいが、日本はアメリカと戦う道が決まっていると話す。

日露戦争での勝利の栄光に縛られ、勝ち目のないアメリカとの戦争にも勝つ気で挑もうとする日本という国の鼻柱を折るためには、無敵に見える巨大戦艦に期待させた後、その戦艦の無惨な最期が、日本に壊滅的な敗北を示すという終幕が必要ではないかと、平山は考えていた。

平山は自論を櫂に述べた後「よりしろとなるような艦を作りたい、そのために櫂の発想と数式が必要だ」と話す。
言葉を失う櫂に平山は、もしそのような戦艦が完成したら、日本の象徴という意味を込めて「大和」と名付けたいと打ち明けた。

櫂は、反対していた巨大戦艦「大和」の建造に協力することにした。

9年後、巨大戦艦「大和」が発艦するのを見送る櫂は、涙を流していた。
それは、真珠湾攻撃から2か月後のことだった。

映画『アルキメデスの大戦』の感想・評価・レビュー

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映画『アルキメデスの大戦』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『アルキメデスの大戦』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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