あのドウェイン・ジョンソンがまさかのスーパーヒーローに!そのヒーローは、ドウェイン・ジョンソンを起用するに相応しい最強キャラ。これまでにないアンチヒーローが誕生した。
映画『ブラックアダム』の作品情報
- タイトル
- ブラックアダム
- 原題
- Black Adam
- 製作年
- 2022年
- 日本公開日
- 2022年12月2日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アクション
- 監督
- ジャウム・コレット=セラ
- 脚本
- アダム・スティキエル
ローリー・ヘインズ
ソフラブ・ノシルバン - 製作
- ボー・フリンド
ウェイン・ジョンソン
ハイラム・ガルシア
ダニー・ガルシア - 製作総指揮
- リチャード・ブレナーウォルター・ハマダ
デイブ・ノイスタッター
クリス・パン
エリック・マクレオド
ジェフ・ジョンズ
スコット・シェルドン - キャスト
- ドウェイン・ジョンソン
オルディス・ホッジ
ノア・センティネオ
サラ・シャヒ
マーワン・ケンザリ
クインテッサ・スヴィンデル
ピアース・ブロスナン
ムハンマド・アーメル - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『ブラックアダム』の作品概要
D.C.コミックスが誇る、所属ヒーロー達が作品の垣根を超えて混じり合う新しい世界線、それが『DCエクステンデッド・ユニバース』である。本作は、その11作目にあたる作品。MARVELと比べると比較的ダーク色の強いDCコミックスではあるが、本作は主人公がヴィランもしくはダークヒーローという、特にその傾向が強い作品。主演のドウェイン・ジョンソンはブラックアダムを演じることをかねてより熱望しており、彼が最初にそのことを口にしてから、なんと10年の月日が流れている。本作の公開は、ドウェイン・ジョンソンにとってまさに夢叶った瞬間なのである。この10年で、ドウェイン・ジョンソンは映画界を代表する大スターとなった。そんな彼が魂を込めて送り出す本作が面白くないわけがない。どこまでも強く、どこまでも傍若無人な彼が見ている者を圧倒する。
映画『ブラックアダム』の予告動画
映画『ブラックアダム』の登場人物(キャスト)
- ブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)
- 圧倒的な力を誇るアンチヒーロー。その力と振る舞いのせいで長年封印されていた。
- カーター・ホール / ホークマン(オルティス・ホッジ)
- ジャスティス・オブ・ソサエティのリーダー。考古学者であり飛行能力を持つ。
- マキシン・ハンケル / サイクロン(クインテッサ・スヴィンデル)
- ジャスティス・オブ・ソサエティのメンバー。風を操ることができる。
- アルバート・“アル”・ロススタイン / アトム・スマッシャー(ノア・センティネオ)
- ジャスティス・オブ・ソサエティのメンバー。分子構造を制御することができる。
- ケント・ネルソン / ドクター・フェイト(ピアース・ブロスナン)
- ジャスティス・オブ・ソサエティのメンバー。魔術に長けている。
映画『ブラックアダム』のあらすじ(ネタバレなし)
その男はかつて全てを手に入れた。圧倒的な力を誇り『破壊神』の名を欲しいままにしたブラックアダムは、その恐ろしい力故に封印されてしまった。しかし、5000年後、彼は長い眠りから目覚めることとなる。ブランクがあっても彼の圧倒的な力は健在。彼はその力によって自身の欲しいままに傍若無人に振る舞い、多くの者を恐怖させた。そんな彼の前に立ちはだかったのは、スーパーヒーロー集団『ジャスティス・ソサエティ』。ブラックアダムを止めるべく結集した彼らだったが、ブラックアダムの圧倒的な力を前に成す術もなく…?果たして地球の運命は。そして、ブラックアダムは何故このような存在となってしまったのか。アンチヒーローの真実に迫る。
映画『ブラックアダム』の感想・評価
ドウェイン・ジョンソン降臨
出せばもれなくヒットする、それが近年のヒーロー映画である。年々世間からの注目度も上がり、誰がヒーロー役に起用されるのかが大きな話題となっている。そして、この度起用されたドウェイン・ジョンソン。ブラックアダムというキャラクターに、これほどまでに相応しい人選はないのではないだろうか。ブラックアダムといえば、誰も寄せ付けない圧倒的なパワーを持つ最恐ヒーロー。元大人気プロレスラーという異例の経歴を持つドウェイン・ジョンソンは筋骨隆々。見るからに強そうなのである。今ではその類稀なる体格を存分に活かし、アクションスターとして大活躍している。出演作は数多く、2020年には『世界で最も稼いだ俳優』にも輝いている。そんなノリに乗っているドウェイン・ジョンソンが今度はヒーローに。知名度、実力共に相応しい最強のヒーローがここに誕生。
ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ
スーパーヒーローチームは数多く存在する。『アベンジャーズ』や『ジャスティス・リーグ』など、これまで彼らを主体とした作品が数多く作られてきた。単体でも魅力的なヒーロー達が一堂に会し、見事な掛け合いを見せながらより強大な敵を打ち倒す。だからこそヒーローチームものは、人々を魅了し続け『アベンジャーズ/エンドゲーム』は歴代稀に見る大ヒットを博したのだろう。本作にも新しいヒーローチームが登場する。その名もジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ。ホークマンやサイクロン、ドクター・フェイトらで構成されるチームである。本作の興味深い点は、このヒーローチームが主人公サイドの敵に回るというところ。これまで何度となく世界を救ってきたヒーロー達が敵になってしまうのだ。勿論それは主人公がアンチーヒーローだからこそなのだが、彼らが普段味方で良かったと安堵することだろう。
ヒーローになれなかった者の末路
ブラックアダムは、本来シャザムの前に立ちはだかるヴィラン、もしくは本作においてはダークヒーローという立ち位置のキャラクター。しかし、本来であれば彼こそがシャザムとなる存在だったのだ。シャザムは、神々に選ばれてヒーローとなった。まさかの子供が選ばれてしまったため、身体は大人、心は子供というちぐはぐな存在が誕生したのだ。実は、本来ブラックアダムがシャザムとして選ばれていた。しかし、自らの力に溺れてしまい、彼はその身を堕とされ挙げ句の果てには5000年という長きに渡り封印されてしまったのだ。ヒーローからヴィランへ堕ちてしまったブラックアダム。彼ほどの力があれば、最強のヒーローとして人々から愛されるという未来もあっただろう。果たして、ヒーローになれなかった者の運命は。
映画『ブラックアダム』の公開前に見ておきたい映画
シャザム!
ブラックアダムとシャザムは、切っても切れない関係にある。元々ブラックアダムはシャザムの対になる存在としてシャザム作中に登場するキャラクターなのだ。そんなブラックアダムは、当初の予定では本作で初お披露目、そのキャラが深掘りされる予定だったという。しかし、ドウェイン・ジョンソンの熱演、そして、そもそものブラックアダムというキャラクターの魅力もあり、こうしてブラックアダム単体の作品が作られたのである。勿論、本来の主人公であるシャザムも大人気。本作の大ヒットを受け、2022年には第二弾の製作も決定済み。もしかすると、最新作のヒット状況によっては今後原作のような両者の熱い衝突が今度はスクリーンで楽しめるかもしれない。
詳細 シャザム!
ヴェノム
メインのストーリーではヴィランとして登場したキャラクターが主人公として描かれる作品。最新作も本作も、どちらもそういった経緯を持つ作品である。ヴェノムは、元々は『スパイダーマン』の作中に登場するキャラクターであった。外見が似通っているため共通点があるのでは、と何となく推測できた人もいることだろう。しかし、2018年にヴェノムを主人公とした単体の作品が制作された。それこそが本作である。主演に様々な名作に出演し続ける実力派俳優、トム・ハーディが起用されたことでも大きな話題を呼んだ。エディ・ブロックは、大きな問題を起こして干されてしまった記者。その後、危険な取材を引き受けたエディ。ライフ財団へと潜入したエディは、そこで地球外生命体、シンビオートに身体を乗っ取られてしまう。エディの身体に寄生したシンビオートは、自らをヴェノムと名乗ったのだった。
詳細 ヴェノム
ジャスティス・リーグ
『アベンジャーズ』といえば、マーベル・コミックスが誇るスーパーヒーローチーム。恐らく現時点では世界で最も知られているヒーローチームであると言っても大袈裟ではないだろう。しかし、DCコミックスが誇るチームも負けてはいない。その名も『ジャスティス・リーグ』。その構成メンバーは、フラッシュやアクアマンを始めとし、バットマンやスーパーマンといった、世界でもトップレベルの知名度を誇るヒーローが多数在籍しているという豪華ぶり。最新作に登場する『ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ』もDCコミックス出身のヒーローチーム。果たして、ジャスティス・リーグと並ぶ看板チームになれるか。
詳細 ジャスティス・リーグ
映画『ブラックアダム』の評判・口コミ・レビュー
『ブラック・アダム』鑑賞。なんかすごく良かったな…ダークヒーロー誕生譚として超王道だしDCらしい超人アクションのスケールのデカさも良かった。さらにロック様もJSAの4人もみんなキュートだしジャウム・コレット=セラ監督らしい不穏かつ残虐な要素もあった。こういうのがいいんだよ!ってなった。 pic.twitter.com/qkmbBWZL0k
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) December 4, 2022
『#ブラックアダム』新作映画160本目
エンタメに富んだ筋肉ヒーロー映画爆誕!どんなヒーローコスチュームに身を包んでもそれはロック様。個性爆発しすぎな破壊神が無敵の限りを尽くす。
彼と対抗する各々のキャラは個性的だけど古くさい“テス”アダムが最強。遊び心に溢れた快作。 #EDDIE映画2022 pic.twitter.com/WPvDq8ihwz— EDDIE@KingsFan👑 (@eddie2yuji) December 2, 2022
「ブラックアダム」
DCヒーロー映画特有の暗さ、陰鬱なトーンは極薄な代わりにドゥエイン・ジョンソンという特濃スープが注ぎ込まれた一本です
とにかく殴る蹴るの効果音、衝撃音や爆発などの音が頻繁にするので、前のお年寄りのご夫婦も寝てる暇なかった模様
初見の方でも楽しめる娯楽性の高さです pic.twitter.com/p9FpcYkrm5— けい (@Pzav2reVNvYt2sR) December 4, 2022
公開中のブラックアダム、DC的知識とか全然必要なく、マーベルでいうドクター・ストレンジ、アントマン、X-MENのストーム、ファルコン(新キャップ)の4人がかりで50世紀ぶりに目覚めた通常ドウェイン・ジョンソン100万人力ドウェイン・ジョンソンとハチャメチャ戯れるってことだけ押さえておけば無問題 pic.twitter.com/ZUISNrpOo8
— wild-bird_3:00 (@war_ker02) December 2, 2022
『ブラックアダム』を鑑賞!あまり期待して無かったけどめっちゃ面白かった。立ち向かってくる奴や気にいらない奴等を一片の迷いも無く主人公がぶち殺す無双アクションが見てて気持ち良かった。物語よりもロック様をいかに大暴れさせるかに重きを置いたアクション特化型ヒーロー映画って感じが良い pic.twitter.com/BdzcfK02NQ
— Keita (@movielove0328) December 4, 2022
映画『ブラックアダム』のまとめ
「DCエクステンデッド・ユニバース内のヒエラルキーが変わる。」主演のドウェイン・ジョンソンは本作についてこう語る。それほどまでに、ブラックアダムの力は圧倒的なのだ。しかし、思い返すとこれまでのヒーローに、それほどまでに一方的且つ圧倒的な力を持つヒーローはいなかったように思う。あまりに突出した力だと敵との白熱したバトルが楽しめず物語が盛り上がらないからだ。しかし、本作のブラックアダムはまさしく最強。立ちはだかる『ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ』も「出直してこい」と一蹴してしまうほどの力を持っているのだ。それほどまでに圧倒的なブラックアダムをどのようにして倒すのか、そして、物語をどのようにして盛り上げていくのか。脚本など製作陣の手腕が問われる。
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