映画『ぼくのおじさん』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ぼくのおじさん」のネタバレあらすじ結末と感想

ぼくのおじさんの概要:小学生の春山雪男は、「作文コンクール」に出すため、おじさんについて作文を書いた。おじさんは居候の身でありながら、ぐうたらでだらしがない人だった。そんなおじさんが、ある女性に一目惚れをする。

ぼくのおじさんの作品情報

ぼくのおじさん

製作年:2016年
上映時間:110分
ジャンル:コメディ
監督:山下敦弘
キャスト:松田龍平、大西利空、真木よう子、寺島しのぶ etc

ぼくのおじさんの登場人物(キャスト)

おじさん(松田龍平)
雪男の父の弟。雪男の父の家に居候している。大学で哲学を教えている、非常勤講師。働くことが嫌いで、いつもお金が無い。
春山雪男(大西利空)
小学4年生。ダメな大人であるおじさんのことを心配している。しっかり者。
稲葉エリー(真木よう子)
カメラマン。亡くなった祖母のコーヒー農園を継ぐため、ハワイで暮らすことを決める。
青木(戸次重幸)
200年以上続く老舗和菓子屋の跡継ぎ。エリーの元婚約者。
智子おばさん(キムラ緑子)
大きな画廊を経営している。元気で明るい江戸っ子。お節介の上、とてもせっかち。

ぼくのおじさんのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ぼくのおじさん』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

ぼくのおじさんのあらすじ【起】

小学生の春山雪男は、「作文コンクール」に出すための作文を書くよう宿題に出される。テーマは身近にいる大人についてなのだが、父の定男は公務員、母の節子は専業主婦と平凡な家庭のため、書くことが何も思い浮かばなかった。

雪男が作文を書くことを諦め休憩していると、おじさんが部屋にやって来た。おじさんは雪男がいつも買っている週刊少年雑誌を買いに行かないため、疑問に思っていた。雪男は漫画を買うことを母に止められたことと、高学年になったため漫画以外の本を読もうとしていることを伝えた。すると、おじさんは自分には漫画が必要なのだと言い出した。最先端の哲学者であるため、ポップカルチャーの最先端である漫画を理解しなければならないと言うのだ。だが、雪男は漫画を買って、母に怒られるのが嫌だった。すると、おじさんからブックカバーを掛けてもらうことを勧められる。雪男は渋々買いに行くことを承諾し、おじさんにお金を求めた。おじさんが出してくれたのは、漫画の代金の半分だけだった。雪男が抗議すると、10円玉を何枚か足して3分の2の金額を支払うと言い出した。雪男はそんなおじさんに呆れ果てた。

雪男はおじさんについて作文を書くことにした。おじさんは定男の弟で、居候の身だった。それにも関わらず、朝寝坊をしたり、子供の面倒も見ることなく家でダラダラ過ごしていた。雪男の両親が偶に注意することになるのだが、おじさんは堪えた様子もなく屁理屈ばかり並べたてた。

おじさんは大学で哲学を教えていたが、非常勤講師のため授業を行うのは週に1日90分だけだった。おじさんは休日になると、雪男を誘って散歩に出かけた。それは、家にいる雪男の両親の小言から逃れるためだった。そして、雪男を誘うのは、節子が昼食代を出してくれるからだった。雪男はおじさんに連れられて古本屋を訪れた。本を読んでいるおじさんを見ていると、哲学者なのだとしみじみ感じた。だが、おじさんはその本が何語で書かれているのか理解していなかった。

ぼくのおじさんのあらすじ【承】

節子はおじさんに見合いを勧めるが、おじさんは写真を見ながら文句ばかり言った。雪男の妹はそれを見て、おじさんは断られるのが怖いのだろうと分析した。おじさんは穴が空いている靴下を履いていたり、だらしなかったりと、とても女性に気に入られるような人ではなかった。節子はおじさんを説得することを諦め、姉に頼むことにした。

節子の姉である智子おばさんは元気で明るい江戸っ子なのだが、お節介の上にとてもせっかちで、おじさんが苦手としている人だった。智子おばさんはおじさんの屁理屈などものともせず、お見合いの話を勝手に進めた。おじさんは乗り気ではなかったが、雪男の妹が「相手の人は美人かもしれない」と言った言葉に心を動かされ、お見合いをすることにした。

おじさんは見合い相手の稲葉エリーに一目惚れをした。だが、エリーは祖母が亡くなったことで、ハワイにある実家のコーヒー農園を継ぐことを決めていた。おじさんはエリーに会いたくて、ホノルル大学から誘いがあるため下見に行く予定だと嘘を吐いてしまう。エリーはその言葉を真に受け、再会を約束した。だが、おじさんはハワイに行くお金を持っていないため、再会は不可能だった。

おじさんはエリーに会うため、街や大学で空き缶を回収して、缶に貼ってあるハワイ旅行の応募シールを集めた。さらに、自分でも全財産を使い、応募シールがついている飲み物を買いまくった。雪男はそんな叔父さんを見て、普通に働けばいいのにと思った。おじさんはまだ当たってもいないのに、ハワイに行く気満々だった。1か月後、応募に落選し、おじさんは落ち込んでいた。

ぼくのおじさんのあらすじ【転】

雪男の作文が作文コンクールで入賞した。副賞はハワイ旅行だった。雪男はおじさんを連れてハワイに旅立ち、エリーと再会を果たす。しかし、おじさんがアパートの1階にあるトイレに行ったきり、行方が分からなくなってしまう。エリーが探しに行っている間、雪男は部屋に伏せてある写真立てを眺めた。そこには、近所の老舗和菓子屋の店主である、青木の姿が映っていた。

その頃、おじさんは帰り道が分からなくなり道に迷っていた。偶然煙草を吸っている人がいたため、分けて欲しいと頼んだ。だが、それは煙草ではなく麻薬だった。おじさんは英語が話せなかったため、煙草が欲しいと上手く伝えることができなかった。おじさんは訳が分からないまま麻薬を買ってしまい、警察に捕まってしまう。事情を知ったエリーは知人に頼み、おじさんを釈放してもらった。

雪男達はレストランで偶然青木に出会う。青木は去って行った恋人が忘れられず、ハワイまで追いかけて来たらしい。その後、雪男達はエリーと一緒にいたときに、青木と再会する。なんと、青木の恋人とはエリーのことだった。だが、エリーは青木と寄りを戻すつもりはなく、おじさんと結婚するつもりだと嘘を吐きキスまでした。エリーは青木に対して何とも思っていないようなことを言っていたが、雪男は部屋にある伏せられた写真立てのことが気になった。

ぼくのおじさんの結末・ラスト(ネタバレ)

おじさんはエリーを手に入れるため、コーヒー農園で働くことを決める。一方、エリーは農園の経営が上手くいっておらず、手放さなければならないかどうかの瀬戸際まで追い詰められていた。エリーは前任の経営者である祖母の墓の前で、苦しい胸の内を吐露した。

おじさんと青木がエリーを巡って喧嘩を始めた。雪男はそんな大人達に呆れ、喧嘩をするなと怒鳴りつけた。青木は弟に店を譲り、全てを捨ててハワイに来たことをおじさんに話した。しかも、寿百貨店に店を出店する手筈を整え、その見返りとしてエリーの農園と契約を結ぶよう約束を取り交わしていた。その日の夜、雪男はエリーの部屋に青木の写真があったことをおじさんに伝えた。おじさんは眠った振りをしていたが、きちんと雪男の話を聞いていた。

青木はおじさんと雪男の前で、エリーに店を弟に譲り渡したことを伝えた。しかし、エリーはそのことで何度も青木に裏切られてきており、信じ切ることができなかった。エリーは別れを伝え、青木もそれを受け入れた。だが、雪男はこのままでいいとは思えず、おじさんに声を掛けた。おじさんもエリーが落ち込んでいる姿を見て、心を動かされる。皮肉を言う振りをして、青木が寿百貨店に掛け合った件を話した。エリーはものすごく驚いていた。なぜなら、青木の家が経営する和菓子屋は、今まで他の店に出店したことがないのだ。エリーは青木の本気の気持ちを知り、後を追いかけた。2人が抱き合っている姿を見て、おじさんは落ち込んだ。雪男はそんなおじさんの手を握り締めた。

ぼくのおじさんの感想・評価・レビュー

松田龍平が演じる「おじさん」がと果てしなくダメなところがおもしろかった。お兄ちゃん家族の家に居候するし、最低限しか働かないし、お金が無いし。見始める前は、もっと苛々するかなと思っていたが、ダメ男として突き抜けているので笑いながら見ることができた。

小学生の男の子・春山雪男が可愛かった。ダメなおじさんを放っておくこともせず、ちゃんと家族の一員として認めている姿を見て、なんていい子なんだと感動した。小学生ながら、きちんと状況を考えて判断できるところが偉いなと思う。そんなしっかり者の子供とダメな大人のやり取りが楽しい作品だった。(女性 20代)

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