この記事では、映画『僕らの存在を聴け』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『僕らの存在を聴け』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0079243
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 56分 |
ジャンル | 青春 ヒューマンドラマ |
監督 | 白田悠太 |
キャスト | 秋村和希 鈴木将史 渚まな美 土田有希 |
製作国 | 日本 |
映画『僕らの存在を聴け』の登場人物(キャスト)
- 創介(秋村和希)
- 浪人生。声が小さく、人と話すことが苦手。悟と小学校から同級生。母親と2人で暮らしている。
- 悟(鈴木将史)
- 創介と同じ予備校に通う浪人生。「ゲイ」ということが理由で高校時代いじめにあっていた。
- 晴香(渚まな美)
- 声優志望の予備校生。創介と悟と同じ中学出身。芯のある女の子。
映画『僕らの存在を聴け』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『僕らの存在を聴け』のあらすじ【起】
2015年、高校の修学旅行に来ていた創介と悟は、ホテルのベッドの上に座り話をしていた。人と話すことが苦手な創介と、ゲイだからとクラスでいじめられていた悟は、お互いの痛みを打ち明けていた。
1年後、創介と悟は大学受験に失敗し、同じ予備校に通っていた。創介は、推薦入試で悟と同じ大学に入学したいと思っていたが、面接突破は会話が苦手な創介にとって、難関だった。創介を応援していた悟が面接官役となり、面接の練習をしていると、悟は「もっと大きな声で答えなきゃ駄目だ」と創介に言った。「近所迷惑になるから」と言い訳をした創介に、悟は自分の口を手でおおい、大声を出してみせたのだ。「な、この方法なら大きな声が出せるだろ」と言うと、創介もその真似をして、2人は笑った。
それから創介は1人の時も、悟に教えてもらった「大きな声が出せる方法」で面接の練習をするようになっていった。
ある日2人が通う予備校で、創介は中学の同級生だった晴香と再会した。晴香も大学受験に失敗し、この予備校にきたのだという。遅れて教室に入ってきた悟は、晴香をみて顔をしかめた。中学のとき、悟は晴香をいじめていたのだ。悟に気づいた晴香が足早に教室を出ていくと、創介も晴香を追って教室を出て行った。教室に残った悟は「晴香は高校のとき、人を殺してるんだって」という噂を聞いた。
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映画『僕らの存在を聴け』のあらすじ【承】
創介は晴香と廃工場に来ていた。そこは晴香のおじいちゃんの工場で、鉄パイプなどが無造作に散乱していたが、広く開放的な場所だった。「ここなら、口をおさえなくても声が出せる」創介は「大きな声が出せる方法」思い出し、クスッと笑った。
その廃工場で2人は発声練習をはじめた。声優を目指し、ボイススクールにも通っていた晴香は、創介の面接のため発声を指導することにしたのだ。晴香は創介に「悟とはいつから仲がいいの?」と聞いた。晴香、創介、悟の3人は同じ中学に通っていたが、そのころの創介と悟はあまり仲のいい友達ではなかったからだ。それなのに今は一緒にいる2人を、晴香は不思議に思っていたのだった。「高校でいろいろあって仲良くなったんだ。推薦入試を勧めてくれた悟は、僕の恩人だよ」と答え、悟がゲイだということは言わなかった。
映画『僕らの存在を聴け』のあらすじ【転】
予備校の帰り道、模試の結果がよくなかった創介に「推薦入試はあきらめたら?」と悟が言った。創介はショックだった。「お前がそれを言うなよ」と悲しそうに創介がつぶやくと、悟は晴香の話をしはじめた。「あいつ人を殺したらしいぞ。一緒にいないほうがいい」と言うと創介は「中学のころ、悟もまわりの奴らと一緒になって晴香をいじめてたよね。悟は、あのころから何も変わってない」と言い、2人は険悪になってしまった。
この前の口論で気まずくなっていた創介と悟は、教室で離れた席に座っていた。すると、そこにいた予備校生たちが悟に「お前ホモなの?創介から聞いたんだけど」と、ニヤニヤしながら聞いてきた。悟はすぐに「そうだよ」と答えたが、その後もしつこくからかう予備校生たちにつかみかかってしまう。ざわつく教室で一部始終を見ていた晴香は、騒ぐ予備校生たちを一喝し、悟と2人で教室を出て行った。教室後方に着席していた創介は、顔を上げることができなかった。
映画『僕らの存在を聴け』の結末・ラスト(ネタバレ)
悟と晴香、2人は予備校の屋上に来ていた。悟は中学の頃のいじめを謝罪したが、晴香は悟の頬をたたき「過去はとりかえせない」と返した。それから悟は、ゲイだという理由でいじめにあっていたこと、創介だけがずっと一緒にいてくれたことを晴香に話した。すると「わたし、本当に人を殺したんだ」と晴香も中絶した過去を打ち明けたのだった。
一方、母と食卓をかこんでいた創介は、他人に悟の秘密を話してしまったことを後悔していた。そして、泣きながら母に打ち明け、推薦入試の面接で合格する姿を母と悟に見てほしいと語った。
創介の推薦入試当日。創介、悟、晴香は土手に来ていた。悟に謝罪した創介は「同じ大学に行きたい」と泣きながら伝えると、悟を強く抱きしめた。悟もうなずき、抱き合う2人を晴香もまた抱きしめたのだった。
悟と晴香に見送られ、面接に向かう創介は大きく息を吸い、大声で「がんばれー」と3人のこれからにエールを送った。それを見た悟と晴香も「がんばれー」と大きな声で答えたのだった。
映画『僕らの存在を聴け』の感想・評価・レビュー
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映画『僕らの存在を聴け』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『僕らの存在を聴け』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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