この記事では、映画『あのこと』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『あのこと』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0079749
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 99分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ 青春 |
監督 | オードレイ・ディヴァン |
キャスト | アナマリア・ヴァルトロメイ ケイシー・モッテ・クライン ルアナ・バイラミ ルイーズ・オリー=ディケーロ |
製作国 | フランス |
映画『あのこと』の登場人物(キャスト)
- アンヌ(アナマリア・ヴァルトロメイ)
- フランスの地方都市にある大学で、文学を専攻している成績優秀な女子大生。
- ジャン(ケイシー・モッテ・クライン)
- アンヌと同じ大学に通う男友達。
- エレーヌ(ルアナ・バイラミ)
- アンヌの生活している大学の寮に住む女友達。
- ブリジット(ルイーズ・オリー=ディケーロ)
- エレーヌと同じく、大学の寮に住む女友達。
- マキシム(ジュリアン・フリジア)
- アンヌが知り合った青年。
- リヴィエール(アナ・ムグラリス)
- アンヌが訪ねていった産婦人科医。
映画『あのこと』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『あのこと』のあらすじ【起】
1960年代、フランスの地方都市で。大学で文学を専攻している女子大生のアンヌは、成績優秀で教授からも目をかけられ、両親もその将来に期待していた。アンヌ自身も厳しい試験を突破して卒業する意思を固めていたが、生理が3週間遅れていることが気になっていた。
アンヌは年頃の娘らしく男性にも興味があり、寮生活の友人・ブリジットやエレーヌと、胸や足を強調した服装でパーティーに出かけたりもしていた。しかし性行為には妊娠の可能性もあることをアンヌがそれとなく話すと、友人2人は「それだけは最悪」と顔をしかめる。
そこでアンヌが、最悪の場合は子供を堕胎する手もあることを示唆すると、ブリジットは「冗談でもそんなこと言わないで」と否定する。この時代の地方都市では、中絶は違法行為であり、女性は妊娠したら学業を諦めて「母親になる」ことが常識だと思われていた。
アンヌが不安に思いつつ馴染みの医師の診断を受けると、妊娠していることを告げられる。アンヌは卒業するため中絶を希望するが、医師は自分が刑務所に送られる可能性があり、処置をすることで患者が死亡することもあると忠告する。
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映画『あのこと』のあらすじ【承】
友人にも自分の将来に期待する両親にも悩みを打ち明けることが出来ず、アンヌは電話帳で産婦人科医を調べ、新たに診断を受ける。そこでアンヌが中絶を希望すると、診断した医師は「帰ってくれ」とアンヌを追い返そうとする。
アンヌはなんとかして欲しいと粘り、医師は早く帰ってくれと言わんばかりに、薬を処方する。これを打てば生理が来る=流産出来るはずだと医師に言われ、アンヌは毎晩処方された薬を、注射器で太腿に打ち始める。
しかしなかなか効果が出ず、困ったアンヌは女友達の多い男子の学友・ジャンに、中絶経験のある知り合いはいないかと聞いてみる。ジャンも「そんな話をするな」と一度はアンヌを追い払おうとするが、自分のアパートにアンヌを連れて行く。
アンヌはジャンが相談を聞いてくれるものかと思ったが、食事を終えたあとジャンはアンヌに迫って来る。妊娠中なら避妊の必要もないからと口説くジャンに呆れ、アンヌは逃げるようにアパートを出ていく。
映画『あのこと』のあらすじ【転】
妊娠7週目に入り、不安に襲われるアンヌは成績も少しずつ落ちていき、教授から今のままでは試験に受からないと忠告される。ブリジットとエレーヌもそんなアンヌを心配し、何か心配事でもあるのかと聞かれ、アンヌは妊娠を打ち明ける。しかし2人も中絶したいというアンヌの意志を聞き、刑務所へは行きたくないと協力を拒否する。
切羽詰まったアンヌは、子宮に長い縫い針を刺し、強引に中絶を試みる。その後馴染みの医師に診てもらうと、体内に傷が付いただけで胎児は無事だと言われてしまう。そして他の医師から処方された薬のことを話すと、それは流産防止の薬だと説明される。
妊娠9週目に入り、アンヌは性行為をして以来会っていなかったマキシムという学生の家を訪ねる。マキシムとはそれきりの仲だったが、妊娠を告げられたマキシムはアンヌが自分と結婚するものだと思い込み、中絶に協力する意思は全く伺えなかった。
絶望的な気持ちで大学に戻ったアンヌは、ジャンから呼び出されて1人の女子大生を紹介される。その女子大生は中絶経験があり、処置をしてくれた女医を紹介してくれる。
映画『あのこと』の結末・ラスト(ネタバレ)
アンヌは手持ちの本などを売って金を作り、リヴィエールという女医の元へ向かう。リヴィエールの住むアパートを訪ねると、病院に行くのではなく部屋の奥で処置をすることになる。大きな声を上げたらそこで処置を中断すると言われ、アンヌは激痛に耐えながらリヴィエールの施す処置を終える。それで流産が出来るはずだったが、数日たっても効果が出ず、アンヌは再びリヴィエールに相談する。
リヴィエールはこれ以上の処置は危険が伴い、自己責任になると説明した上で、更なる処置を行なう。寮に帰ったアンヌは下腹部の激痛に襲われ、トイレに駆け込み、胎児を死産する。アンヌは心配して駆け付けたエレーヌにへその緒を切ってもらい、なんとか部屋に戻るものの子宮から大量に出血し、救急車で病院に運び込まれる。
病院では中絶ではなく流産だと診断され、アンヌは再び大学生活に復帰する。学業に専念することが出来るようになったアンヌは、復帰を歓迎するジャンやエレーヌたちと共に、自信を持って難関の試験に挑むのだった。
映画『あのこと』の感想・評価・レビュー
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映画『あのこと』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『あのこと』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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