映画『ぼくたちの奉仕活動』の概要:器物損壊などの罪に問われた同僚2人が刑務所に収監されるのを逃れるために問題児2人の面倒を見る社会奉仕活動に専念する様子を描いたコメディ映画。『アントマン』で有名になったポール・ラッド主演作。
映画『ぼくたちの奉仕活動』の作品情報
上映時間:101分
ジャンル:コメディ
監督:デヴィッド・ウェイン
キャスト:ショーン・ウィリアム・スコット、ポール・ラッド、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ジェーン・リンチ etc
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映画『ぼくたちの奉仕活動』の登場人物(キャスト)
- ダニー(ポール・ラッド)
- エナジードリンクの会社で働いている。人生を楽しもうとしない堅物で、そのために恋人のベスに去られてしまう。
- ロシーン(ショーン・ウィリアム・スコット)
- ダニーの同僚。女遊びが大好きでナンパを繰り返している。そのために子供の世話を途中で放り出してしまう。
- オーギー(クリストファー・ミンツ=プラッセ)
- 中世のコスチュームを着て戦闘などを繰り広げるロールプレイングゲームのサークルに参加している少年。
- ロニー(ボビ・J・トンプソン)
- 口の悪い黒人の少年で、母子家庭で育ってきた。これまで世話役となってきた何人もの大人が音をあげている。
- ベス(エリザベス・バンクス)
- ダニーの恋人で、弁護士。ダニーの態度に愛想を尽かし、彼からのプロポーズを断る。事件を起こしたダニーとホイーラーの法律相談に乗る。
映画『ぼくたちの奉仕活動』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ぼくたちの奉仕活動』のあらすじ【起】
ダニーとホイーラーは学校を回って、薬物禁止を唱えてエナジードリンクを売り込む仕事をしていた。2人が本社に戻ると、ダニーの勤続10年を祝うパーティーが企画されていた。パーティーにはベスも呼ばれていた。しかし、ダニーは陰湿な表情を浮かべるだけで、一緒に楽しもうとしない。ダニーはベスと一緒に行ったコーヒー店でも店員に絡み、ベスに愛想を尽かされる。
自分の人生には何もないと気付いたダニーは衝動的にベスにプロポーズするが、逆にベスから別れを切り出されてしまう。ダニーは訪問先の学校でやる気のない態度を示す。更に駐車違反でレッカー移動されそうになった車を暴走させて、学校の銅像に追突させてしまう。ダニーとホイーラーは器物損壊や公務執行妨害などの罪に問われる。しかし、ベスの取り計らいで収監を免れて代わりに150時間の社会奉仕活動を行うことになる。
2人は大人と子供が1対1で交流するボランティア団体に参加させられる。ダニーは屋上で中世の騎士遊びをしているオーギーと、ホイーラーの方は下品で乱暴な言葉しか口にしないロニーと組まされる。
映画『ぼくたちの奉仕活動』のあらすじ【承】
オーギーは中世の仮想の世界で遊ぶサークルに参加しており、ダニーも一緒に誘われる。そこには騎士やエルフ、そして国王の扮装をした人々が集まっていた。参加者全員が完全にその役柄にはまり込んでおり、ダニーは国王に敬意を示さなかったために罰せられる。一方のホイーラーはロニーを連れてドライブに行くが、ロニーのいたずらで車から閉め出されてしまう。
ベスはダニーの家から出て行ってしまう。ダニーとホイーラーはオーギーとロニーを迎えに行き、それぞれの親とも挨拶を交わす。再びサークルに参加させられたダニーは現実の世界に目を向けるようにオーギーを説得しようとする。ホイーラーはロニーを自宅に連れて行き、女遊びの話題でロニーの関心を引く。
ボランティア団体でキャンプをすることになる。ホイーラーは女性の胸をさりげなく観察する方法をロニーに伝授する。オーギーはダニーに仮想の国の紋章をプレゼントし、ダニーもサークルで一緒に遊ぶことに同意する。ダニーが持ってきた睡眠薬をホイーラーが飲んで裸体で寝込む失態をやらかすが、オーギーとロニーが擁護してくれたお陰で2人は助けられる。
映画『ぼくたちの奉仕活動』のあらすじ【転】
ダニーはオーギーからサークルで剣を使って戦うルールを教えてもらう。そしてサークルでの戦闘に参加する。そこでオーギーは国王が一人の隙に奇襲を仕掛けて相手を殺すが、国王はそれを否定する。目撃者がいないために誰もオーギーの主張を信じてくれない。ダニーは国王が嘘をついていると詰め寄り、国王はダニーとオーギーをサークルから追放してしまう。オーギーは自分にとって大切なものが奪われ、ダニーに怒りをぶつける。
パーティーに誘われたホイーラーは、ロニーを連れて来る。ロニーがテレビゲームをしている隙にその場でナンパした女性と関係を持ってしまう。ホイーラーがテレビゲームのある部屋に戻るとロニーの姿が消えていた。ロニーはホイーラーの姿が見えないから一人で歩いて帰ってしまったのだ。
ダニーはオーギーの家を訪ね、両親から夕食に招待される。両親はオーギーがサークルから追放されたことを聞いて喜ぶ。それを見たダニーは酷い両親を持って気の毒だと口にしてしまい、オーギーに好きなことをするように勧める。怒った両親はダニーを追い出す。
映画『ぼくたちの奉仕活動』の結末・ラスト(ネタバレ)
ボランティア団体の代表はダニーとホイーラーにそれぞれ親からサービスを断られたと告げる。奉仕活動の時間が足りず、ベスは2人が刑務所に送られる可能性があると話す。ダニーは国王に会いに行って謝罪をする。オーギーをサークルに復帰させてほしいと頼み、国王は受け入れる。ホイーラーもロニーの母親に反省の気持ちを伝え、ロニーに直接謝る。
ダニーはオーギーを自宅から連れ出すと、ホイーラーとロニーにも頼んで4人で新しい仮想の国のチームを結成する。そして4人は音楽バンド「キッス」と同じようなメーキャップをして戦闘に臨む。ロニーとホイーラーが相次いで敵の剣に倒れる中、ダニーの機転で国王をおびき出すことに成功する。そしてオーギーが国王と対決し、相手を打ち負かす。
実はボランティア団体の代表、オーギーの両親、そしてベスがサークルの様子を見守っていた。両親はオーギーの活躍を認め、代表はダニーとホイーラーが刑務所に行かずに済むように判事に掛け合ってくれる。そしてダニーは歌で自分の思いを告白し、ベスの気持ちを取り戻すことに成功する。
映画『ぼくたちの奉仕活動』の感想・評価・レビュー
アントマン役で知られるポール・ラッドが主演する2008年の映画だが、当時は日本での認知度も低く未公開となった。共演のショーン・ウィリアム・スコットは『アメリカン・パイ』シリーズの過激なエロキャラでブレイクしたこともあってか本作でもタイプキャストになっている。ただ、ハチャメチャ度合いが抑えられており、魅力を発揮できていないのが残念だ。作品自体も大爆笑という程ではなく、無難な仕上がりになっている。(MIHOシネマ編集部)
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