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映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』の概要:『NARUTO-ナルト-』の次世代が活躍する劇場版第11作目。親であり火影となったナルトと、子であるボルトの確執から、大切なことを親から子へと継承する様を描く。サスケとナルトの息の合ったコンビネーションや、それぞれのキャラの活躍を再び見ることができる作品。

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映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』の作品情報

BORUTO NARUTO THE MOVIE

製作年:2015年
上映時間:95分
ジャンル:アクション、アドベンチャー、アニメ
監督:山下宏幸
キャスト:三瓶由布子、菊池こころ、竹内順子、杉山紀彰 etc

映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』の登場人物(キャスト)

うずまきボルト(三瓶由布子)
ナルトの息子。火影である父ナルトに反発しているも、実は忙しくて構ってもらえないことを不満に思っている。幼い頃のナルトと生き写し。負けず嫌いで強がり。
うちはサラダ(菊池こころ)
瞳術を持つうちは一族、最後の子供。うちはサスケの娘で何事も優秀で賢い。ボルトのお目付け役。気が強く、腕っぷしも良い。ナルトに憧れ火影を目指している。
うずまきナルト(竹内順子)
四代目火影の息子にして、尾獣クラマを宿している最強忍者。木の葉の里の長である七代目火影。手を取り合い、和を作ることを信条としており、何者をも受け止める広い心の持ち主。仙術も使う。天涯孤独の身であったため、息子の扱いに手を焼いている。
うちはサスケ(杉山紀彰)
瞳術を持つ最強忍者。ナルトとはライバルであり親友。冷静沈着で切れ者。大概無表情。ナルトと戦った際、左腕を失っているが、そのままにしており、左目に輪廻眼を持っている。
ミツキ(木島隆一)
ボルトの仲間。ボルトを観察中。常識を知らないことが多いため、ボルトから学んでいる。蛇のように両腕を伸ばして攻撃する。オロチ丸の子供。
大筒木モモシキ(浪川大輔)
全てを見通す白眼を宿し、両手の平には輪廻眼を持っている。大戦の原因となったカグヤの血を引く大筒木一族の系譜。カグヤの悲願を実践しようと画策している。

映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』のあらすじ【起】

忍びの里、木の葉。長を務める七代目火影、うずまきナルトにより平和が保たれ文明も成長した時代。ナルトの息子ボルトも下忍となり、任務へ参加するに至っている。
だが、父子の関係は依然変わらず、ボルトは反発してばかり。火影である父親の七光りともて囃されることも嫌だったし、仕事ばかりで家族に寂しい思いをさせていることにも、腹が立って仕方ないのだった。

近々、忍の里5国合同で中忍試験が行われる予定だった。試験への参加必須条件はスリーマンセル。現在、同期であるうちはサラダとミツキ、ボルトでチームを組んでいるが、ボルトは試験には出ないと宣言していた。仲間は参加して欲しいとボルトを説得。ボルトは仕方なく了承した。

その日はボルトの妹の誕生日。ナルトは影分身で自宅へ帰宅するも、誕生日ケーキを運ぶ段になって影分身が消えてしまう。本人が帰宅したのではなかったことに、ショックを受けるボルトと妹。ナルトは結局、家族サービスができず、子供達との間には更なる溝ができてしまうのだった。

その夜、ナルトの家にサスケが訪問して来る。彼が父親の唯一のライバルだと知っていたボルト。サスケに憧れを抱く。
サスケはナルトがいる火影室へ向かい、大戦の原因となったカグヤ城探索の報告書を提出。その後、帰宅しようとするも、ボルトの襲撃に遭う。ボルトはサスケに弟子にして欲しいと嘆願するが、ナルトの得意技である螺旋丸が打てるのか確認。ボルトはまだ螺旋丸が使えなかったため、使えるようになってから来いと言うのだった。

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映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』のあらすじ【承】

ボルトは早速、先生に螺旋丸の作り方を教えてもらいに行った。段階を踏んで修行に励むボルト。小さいながらも螺旋丸が作れるようになったため、サスケに見てもらうものの、小ささを指摘され最後まで話を聞かずに飛び出してしまう。

町を歩いていて、技術部部長と会ったボルト。機械仕掛けによる化学忍具をもらい受ける。それを使って、サスケの弟子になったボルト。少年は努力もせず、ずるい手を使ったのだった。

忍者は体内を巡るチャクラという力を用いて術を発動させる。修行することにより、チャクラは増えていくものである。努力なくして、強い忍者には成り得ないのだ。ボルトはサスケの修行を受けつつ、ずるい手を考えていた。

中忍試験当日。最初の試験はサラダとミツキの助けによって、試験を通過。化学忍具はチャクラを必要とせず、術を発動させることができる。忍者でなくても、誰でも使える道具だ。ボルトは忍具を使うことに躊躇う。

第2次試験は、旗の取り合いである。ボルトは咄嗟に、化学忍具を使用して自軍の旗を守った。サラダの瞳術により、試験は無事に通過。結果を聞き、密かに喜んだナルトは夕方、息子を褒めに帰宅し次の試験の応援をした。ボルトにはそれだけで、涙が滲むほど嬉しいことだった。

映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』のあらすじ【転】

第3次試験は個人戦でチームの勝利を競う。会場には5国の長も観戦に訪れていた。ボルトは修行の成果を実践せず、味を占めた忍具を使って勝利。サラダ、ミツキも順当に勝利を収める。
次の対戦で窮地に追いやられたボルトは、またも忍具を使って勝利したが、ナルトはボルトがやっていることに気付いてしまう。妻の全てを見通す目で精査した結果、やはり忍具の使用が発覚。ナルトはボルトを失格にした。そして、下忍の証である額宛てを取り上げてしまう。

そこへ科学部部長が乱入し、忍具の良さをアピールし始める。だが、別の何者かが姿を現し、会場を破壊。ボルトを避難させようとしたナルトだったが、更に現れた者に急襲されてしまう。かつて、大戦で活躍したナルトの仲間達の活躍により、怪我人は最小で済む。敵はナルトが持つ九尾クラマを狙っているようだ。大筒木モモシキとその従者である。

カグヤとは、別の星からこの星にやって来た者で、忍術の祖であったが、世界を破滅させる存在でもあった。大筒木モモシキらは、そのカグヤの系譜だと言う。モモシキは仙丹を作るため、より多くのチャクラを吸い取っているのだ。仙丹は1粒で修行をせずとも、多くの力を使うことができるらしい。ナルトは仙丹の存在を否定。仙丹を飲んだからと言って、それが本人の本当の力とは言えないのである。

モモシキは多くの仙丹を使用し攻撃するも、ナルトが九尾の力を利用し仲間を守る。サスケも協力するが、モモシキの力は強大であった。
ナルトはサスケに子供達を託し、自らは九尾クラマと一体になり、奴らの力へと対抗した。驚異的で圧倒的なチャクラを発し、守ろうとする父親の背中を目にしたボルト。サスケが以前、ナルトの本質を語っていた言葉が脳裏を過った。

病院のベッドで目を覚ましたボルトだったが、ナルトが皆を守った挙句、連れ去られたことを知る。ボルトは父がいつもいた火影室へ向かった。父との思い出などそんなに多くはないが、それでも寂しさは募る。そこへ、サスケがやって来て言う。試験で忍具を使ったボルトは誰からも敬遠され、母は怪我をして妹は泣いている。ボルトを守る者などもう誰もいない。幼い頃のナルトと同じ状況だと。

映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』の結末・ラスト(ネタバレ)

サスケはナルトのチャクラを感知することができる。尾獣を宿す者は、尾獣を抜かれれば死んでしまうが、感知できているということは、ナルトはまだ生きているということだ。サスケはナルトを助けに行くと言う。更に他の里の長も加わる。かつて、ナルトが来ていた服を身に着けたボルト。サスケから授かった木の葉の額宛てを装着。その姿は、かつてのナルトと生き写しだった。

サスケの輪廻眼により、別次元へ移動。一先ずはナルトを救出。大筒木の従者を捕縛し、モモシキを追い詰めるが、反撃に遭う。モモシキは従者のチャクラを食らい、鬼と成り果てるのであった。

そこに立ち向かうは、ナルトとサスケである。鬼化したモモシキと戦闘開始。サスケとナルトのコンビネーションは随一。ナルトのクラマに鎧を着せるサスケ。2人は力を合わせ、モモシキを倒すが、そこへ科学部が乱入してモモシキにチャクラを与えてしまう。一気に形勢を逆転される。

サスケはボルトに螺旋丸を作らせ、モモシキへ向けて発射させた。ボルトの螺旋丸は消える魔球である。モモシキは更に仙丹を服用。ボルトの螺旋丸にナルトが力を加え、更に巨大化。かつてはナルトも、四代目である父から螺旋丸を継承したのだ。螺旋丸は親から子へと継承される。

サスケとのコンビネーションで、モモシキの右手の輪廻眼を攻撃。そこへ巨大な螺旋丸を投下。力はボルトの身に余るものだったが、そこは根性でカバー。これにより、モモシキは完全に消滅したのだった。

無事に帰還したボルトは一躍、英雄扱いとなる。父ナルトとの溝も埋まり、中忍試験は会場の再建が済み次第、再開となった。サラダはナルトに憧れ火影を目指しているが、ボルトはサスケに憧れ、サスケのような忍になろうと決めるのであった。

映画『BORUTO NARUTO THE MOVIE』の感想・評価・レビュー

ボルトはナルトの少年期と比べて環境に恵まれていると感じたのですが、そもそも彼ら二人を比べることが不可能なのではと、思い直しました。
ナルトは、両親のいない孤独な世界で、悩みを抱えていましたが、ボルトは両親、特に父親がいる上で生じる悩みを抱えているので、両者とも状況が全く異なるのです。
それぞれが異なる辛さを感じているうずまき親子ですが、逆境に強いという面でも似通っているので、最後に父と息子で連携プレイを見せた所は、非常に盛り上がる場面でした。ナルトもボルトもたくましい心を持っていて格好良いです。(女性 20代)


今までの劇場版の中で、映像が1番綺麗で戦闘シーンの迫力はとても素晴らしく、映画館の大きなスクリーンで観ることが出来なかった事が残念に思った。MARUTOファンから言うとあのナルトがお父さんになったのかと終始感激しながら楽しんで観ることが出来たので良かった。

NARUTO次世代のストーリーになっているので、今までNARUTOを観てこなかった人でも十分ここから楽しめると思う。観たことない人にもおすすめ出来る作品。(女性 20代)


ナルトの良さが詰まっている作品である。ストーリー的にはナルトの息子がメインで描かれているので、そこまでナルトに興味がなかった人でも楽しめるだろう。前半部分はそこまでストーリーは動かないが、キャラクター紹介のような役割を果たしているのでありがたい。後半にストーリーは詰まっているので、無駄がない作品といえる。
観賞後は心底ナルトを好きになって良かったと思えた。ナルトは好きだがまだ今作を見ていないという人は、絶対に見て損はない。(男性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. nakaちゃん より:

    ナルトを学生時代に見始めた人が、この映画を見ていたら、おそらく30代で、小さな子供がいてもおかしくない年代だ。この映画は、長らく主人公であったナルトが自らの主人公の座を次の世代、つまり自らの息子・ボルトに受け継いだ時代の区切りであったといっても過言ではないと思う。
    本編のアニメからは、すこしフライングする形にはなったが、ジャンプ連載終了からのナルト熱がまだ冷めないうちに公開に踏み切った決断は素晴らしいと思う。サスケとナルトのコンビネーション戦闘シーンは鳥肌が立つほど流麗に描かれていた。