映画『バタフライ・エフェクト2』の概要:2004年の大ヒット映画「バタフライ・エフェクト」の2作目。恋人の死をきっかけに、写真を見ると過去に戻れるという不思議な能力に目覚めた主人公が、恋人や友人を助けようとする。
映画『バタフライ・エフェクト2』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:SF、サスペンス
監督:ジョン・R・レオネッティ
キャスト:エリック・ライヴリー、エリカ・デュランス、ダスティン・ミリガン、ジーナ・ホールデン etc
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映画『バタフライ・エフェクト2』の登場人物(キャスト)
- ニック(エリック・ライヴリー)
- 会社に勤める男性。子供の頃から、悪夢を見るたびに痙攣を起こしていた。父はニックが幼い頃に家を出ていて、母に育てられた。彼女のジュリーの24歳の誕生日に交通事故を起こし、ジュリー、トレバー、アマンダを失ってから、写真を見るとその時間に戻って人生をやり直せるという能力に目覚める。
- ジュリー(エリカ・デュランス)
- ニックの彼女。写真家を目指してNYの大学院に進学するか、ニックと共に暮らすかで悩んでいた。
- トレバー(ダスティン・ミリガン)
- ニックの会社の同僚で親友。アマンダの彼氏で、ジュリーとは友人。適当な性格で、ドラッグに手を出すこともある。
- アマンダ(ジーナ・ホールデン)
- トレバーの彼女で、ジュリーとニックの友人。トレバーとは長い付き合い。
映画『バタフライ・エフェクト2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『バタフライ・エフェクト2』のあらすじ【起】
ジュリーの24歳の誕生日を祝うため、彼氏のニック、友人のトレバーとアマンダは集まった。
ジュリーにプレゼントのネックレスを渡すと、ジュリーも大切な話があると言う。
しかしニックは、会社から呼び出されてしまう。
1年後に2人きりで過ごす約束をして、その日は帰ることになった。
だがその途中でトラックと衝突事故を起こし、ニックだけが助かった。
ニックにはひどい頭痛と、後遺症が残った。
1年後、会議中に頭痛の発作を起こしたニックは、1週間の休暇を言い渡される。
そして家に帰ってからひどい頭痛に襲われ、気付くと事故直前の車の中にいた。
トラックとの衝突は奇跡的に免れた。
部屋で目覚めたニックの前にはジュリーがいた。
その日はジュリーの25歳の誕生日。
トレバーとアマンダも生きていて、2人は結婚が決まっていた。
会社のパソコンで、自分に起こった事を調べてみると、感情と思考の統制が取れない病気、統合失調症の疑いがあった。
トレボーンという男性が自殺した、という症例もあった。
映画『バタフライ・エフェクト2』のあらすじ【承】
仕事で失敗したトレバーがクビになる。
上司ブリストルに文句を言ったせいで、ニックもクビを言い渡される。
大学院への進級を諦め、最低賃金で写真に関わる仕事をしているジュリーは、ニックの行動に腹を立てる。
ブリストルが映る写真を見つけ、意識を集中させたニックは、写真が撮影されたクリスマスパーティーの中にいた。
そしてブリストルが契約を取った会社のファイルを手に入れる。
ひどい頭痛と鼻血を流しながらも、高級そうな部屋にいたニック。
彼は副社長になっていた。
高級車に乗り、豪華な部屋で暮らしていた。
社長命令で大物投資家との会食に同行させされることになるが、その前にジュリーに留守電を入れる。
母親はニックを心配する留守電を入れていたが、ニックはそれどころではない。
会食に同席した社長の娘とグレースと恋人関係にあるようで、トイレで愛し合った後、携帯のカメラで記念写真を撮った。
トレバーは、契約を取った投資家のマルコムから、投資した25万ドル全額返せと脅されていた。
映画『バタフライ・エフェクト2』のあらすじ【転】
打ち明けられたニックは、社長に相談する約束をする。
さりげなくジュリーについて尋ねると、ニックとジュリーはだいぶ前に破局していたとわかる。
翌日、社長は小切手を自由に使えと言う。
会社は破産していたのだった。
ジュリーの誕生日、どうしても会いたいと留守電を入れるニック。
そしてジュリーの元へ押しかけるが、別人のようになっていた。
口だけのニックを責めるジュリー。
ジュリーが写真を撮っていたクラブは、マルコムの店だった。
そこでトレバーと一緒に、マルコムに話を付けようとする。
投資額の10パーセントを支払うことで、信用を得ようとするニック。
すると、トレバーは用済みとされて殺され、流れ弾に当たったジュリーも命を落とす。
ニックは携帯に入っていたグレースとの写真を見て、過去に戻るために意識を集中させる。
だが、その途中で気絶させられてしまった。
目覚めたニックは、マルコムの共同経営者でゲイの男性とベッドの中にいた。
もみ合いになった末、共同経営者の男性を階段から突き落としてしまった。
映画『バタフライ・エフェクト2』の結末・ラスト(ネタバレ)
母親にすべてを打ち明け、相談したニック。
ニックの父は家を出たのではなく、すべての問題を抱え込んだ末に自殺していた。
母はニックのことを、父親にそっくりだと言う。
アマンダに頼み、ジュリーの24歳の誕生日の写真を手に入れたニック。
そして意識を集中させると、その時の時間に戻っていた。
大切な話があると言ってジュリーを連れ出すと、NYの大学院に進学して写真の勉強に打ち込んでほしいと告げる。
そして別れたいと言った。
ジュリーは、ニックとの子供を妊娠していると言って、車に乗って去っていった。
事故が起こることを知っているニックは、他人の車を盗んでジュリーの後を追う。
ジュリーが運転する車を止めさせて命を守るため、大切な友人のトレバーとアマンダを救うため、ニックは自らの命を犠牲にした。
その後、ニックが用意していた誕生日プレゼントのネックレスを身に着けたジュリーは、ニックとの間に生まれた子供、ニックを育てていた。
彼女は大学院で写真を学んでいた。
映画『バタフライ・エフェクト2』の感想・評価・レビュー
前作は非常に良くできたSFサスペンス映画であり、評判もとても高かった。そのような経緯もあり2は非常にハードルが上がっていたということを踏まえても、褒められるような出来ではなかった。前作が評価された理由としては、まず今まで見たことがない斬新な設定である。2でもその設定は引き継がれたが、もちろん新鮮味はない。ならばストーリーの出来で勝負するしかないのだが、ストーリーも緻密さ丁寧さが前作よりも劣っている。もし前作が存在しなく、今作が初めての「バタフライ・エフェクト」だったとしても、ヒットしているとは思えない。(男性 20代)
この作品は随分酷評されている噂は聞いていたので不安を感じながら視聴する羽目になったが、結果一作目が名作過ぎる故に評価が厳しくなったのだろうと思う。1さえなかったら、普通に良作とカウントされただろう。続編ゆえの定めだ。
酷評される理由として恐らく「主人公の身勝手さが目に余る」ということだと思うが、こういう主人公がいてもいいじゃないか。自己犠牲的な人間じゃない方がリアリティがある。そういうことを許容してこそフィクションが面白味が出てくるのだから。とはいえ、作品としては一度見れば十分である。(男性 30代)
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