映画『カリフォルニア・ディストラクション』の概要:2015年のアメリカの映画で、予想を超える規模の地震を予知した地震学者のモリーの、継母として娘の勤めるホテルまで娘の恋人ニックと共に助けに向かう様を描いた災害パニックアクション。
映画『カリフォルニア・ディストラクション』 作品情報
- 製作年:2015年
- 上映時間:84分
- ジャンル:アクション
- 監督:ジョン・バウムガートナー
- キャスト:グレイス・ヴァン・ディーン、ジェイ・キャッスルズ、レイン・タウンゼンド、ジェイソン・ウッズ etc
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映画『カリフォルニア・ディストラクション』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★☆☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『カリフォルニア・ディストラクション』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『カリフォルニア・ディストラクション』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『カリフォルニア・ディストラクション』 あらすじ【起・承】
モリーは、娘の時に実験中に急に起こった地震で父を崩壊した家ごと失ってしまう。
成長したモリーは、地震学者となり、予知するシステムの開発に燃えていた。
結婚はしたが、パイロットのハンクとは愛し合うも生活スケジュールや仕事一色になるモリーのせいでなかなかタイミングが合いにくい。
娘のモリーとは、継母と言う立場もあり大学に復学して欲しい事や、彼氏を家に招いてはと言う提案も言えないまま微妙な関係で過ごしていた。
大学で授業をするとやたらと絡んでくる奨学生が、彼はニック。いちいち前回の2008年の時の余地も外れたのでは?と予知システムの不完全さを問いてくる。
2008年にモリーは予知を外してしまい、避難勧告を出してしまうなどミスをしてしまったのだ。
奨学生なのでレポートの評価も上げて欲しいと言うニックに断固ノーを言うモリーだが、話しながらいじる予知システムが「地震が数分以内に起こる」と警告をしてきたのだ。
大学のカフェにいた2人。モリーは慌ててカフェ内の客達に外に避難を促すが誰も信じない。
リュックを開けていたニックを「銃を持っている不審者」とニセ通報をしてようやく皆外に出た上に、ニックも警備員に取り押さえられる。
誤報なのと嘘を付いて誘導した事を謝罪するモリーだが、1分遅れで本当に地震が起こった。
映画『カリフォルニア・ディストラクション』 結末・ラスト(ネタバレ)
予知システムは当たると確信したモリーは避難要請と、夫に電話し、娘のアリが働くロス市内のホテルに向かい救助を要請する。
夫は仕事中ヘリの運転をしたまま向かうと告げるが、給油所でヘリが壊れてしまった。
ホテルの耐震はマグニチュード8。しかし予想では10以上M12が起こると出ている。
モリーは自力でアリを助けに向かうが自分の車は地震の瓦礫で潰されていた。
ニックが俺の車でと名乗り出ると、隠れて付き合っていたアリの彼氏と言う事が判明。
ニックの車でアリの元に向かうが、途中地割れにより車はダメになる、道端の車を拾い改めて向かうが、動物園で脱走したカバに体当りされたりなど、苦労しながら進む。
その上、うっかり声をかけた時にパニックを起こした母娘に車を乗っ取られ、歩いて向かう事に。
市内へは危険なので出入り不可だったが、地下から潜りガスの漏れに気を付けながらホテルへ向かう。
ホテルでは、発作を起こした老夫婦を担ぎながら脱出用のバスに乗り込む為ロビーへと向かうアリが居た。
しかし老夫婦の夫は亡くなり、バスに乗れる定員もオーバーしてしまい途方にくれるアリ。
バスの定員割れでパニックを起こした男性客が銃を振り回すのをニックがすかさず止め、皆で屋上に。
ギリギリのタイミングで現われたハンクの運転するヘリに乗り込み、無事母娘は抱擁し合う。
映画『カリフォルニア・ディストラクション』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『カリフォルニア・ディストラクション』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
地震より人間関係にフォーカス
あまり継母、と言える程、娘のアリとの関係性が描き足りない気がするので少し物足りない部分もある。
反対していたはずの彼氏の正体が、実は自身の教え子であるニックであったりなど、入りやすい展開ではあるが、地震よりはニックとタッグを組み、アリの元に向かう。と言うのがメインとなっている。
地震の恐怖やパニックよりは、ニックの良さを見直そう、娘との信頼を築きたい、と言う内容になっている気がするのでそこだけ人間関係にフォーカスが当たっている雰囲気は否めない。
途中、特に冒頭で実際の地震、災害シーンがリアルに組み込まれているので、地震の恐怖をメインに描かれるかと思うが、見始めると予知システムもあまり期待したほどの活躍はしない。
モリーとニックの根性戦であると思って観ると良い。
次々とパニックは出てくる
地震が起こった場合に想定されるパターンが大体描かれているので、そこは意識されていると思う。
ただ、冒頭の自宅や、最後のビル崩壊など、崩壊するシーンが豪快すぎて違和感を覚える部分もある。
エレベーターに閉じ込められる、動物園から危険な動物が脱走、パニックを起こして銃を振り回す一般人、ガス漏れにより酸欠、などなどである。
王道と言えば王道だが、どれも緊張感はそれぞれあるのだが、耐えられる範囲での緊張感なので、どのパニックも半端になってしまっている危険もある。
もう少し、どのパターンかに絞って、そこから予知システムを活用しての脱出劇が描かれていたらもう少し感情移入が出来た気がする。
ドウェイン・ジョンソン主演の『カリフォルニア・ダウン』と間違えてレンタルしてしまい、仕方なく鑑賞してみましたが個人的な感想としては、わざわざこの作品を見る必要は無いかなと思います。
二つの作品を比較しなければそれぞれ楽しめるのだと思いますが、異常気象の発生や家族を守る強いパパ、生き残るための家族の絆など共通点が多く、DVDのパッケージにもそれがモロに出てしまっています。
有名俳優が登場する訳でもないので少し飽きてしまうかなという印象もありますが、次々に起こるトラブルにはハラハラしてしまいました。(女性 30代)
映画『カリフォルニア・ディストラクション』 まとめ
主人公のモリーが娘時代に父親を亡くしたなどの設定をもう少し活かす事でもう少し違った作品になった気がする。また、夫のハンクがパイロットなのに最後の最後にナイスタイミングで現れる以外はあまり活躍の場が無いのも少し残念ではある。
全体的に地震が起こった場合で、起こりうる生活の中でのパニックを小出しにしいるので非日常感が無いのは入り込める部分もあるが、これでもかと詰め込んでいる感じもあるので観る人によって好き嫌いは分かれるかもしれない。
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