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映画『シャッター・ラビリンス』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『シャッター・ラビリンス』の概要:2009年のスペインのサスペンス映画。神秘の島といわれる「鉄の島」で愛息子が失踪してしまうが、半年後にその息子の溺死体が発見され、母親は自らその島に乗り込みその島での秘密を知っていく事となる。

映画『シャッター・ラビリンス』 作品情報

シャッター・ラビリンス

  • 製作年:2009年
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:ガベ・イバニェス
  • キャスト:エレナ・アナヤ、マール・ソデュープ、ベア・セグラ、アンドレス・エレーラ etc

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映画『シャッター・ラビリンス』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『シャッター・ラビリンス』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『シャッター・ラビリンス』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『シャッター・ラビリンス』 あらすじ【起・承】

主人公とは別の母子が血相変え、車で逃げ惑っている。転落してしまい事故から目をさますと子供はいなくなっていると言う始まり。

イエロ島に旅行に出たマリアと息子のディエゴ。
島までの途中で居眠りをしてしまった隙に息子が失踪してしまった。
島に着いてから探すも見つからない。
半年後に息子ではないかと思われる溺死体が見つかった、と言う知らせを聞き、確認のためにもマリアは島へと向かった。

しかし確認するとそれは息子ではない上に、DNA鑑定の為にまだ島に残る事になった。
島で過ごしているとビーチで息子らしき人物を発見するが意識を失ってしまい、気がつくと息子らしい姿は消えていた。

フェリー乗り場で見たトレーラーが怪しいのではと感じたマリアはキャンプ場へ。
そこで最初に事故で息子が行方不明になった母親に話しを聞く事に。
島の住人は皆が顔見知りで、自分の別れた夫が絡んでいるのでは、と聞いたマリアはその旦那さんに会いに行く。しかしすぐに追い出されてしまった。

映画『シャッター・ラビリンス』 結末・ラスト(ネタバレ)

しょうがないので再びのんびり過ごしていた先のビーチの方に戻ってみると、息子を見かけた時にいた犬を連れた女性が。
その女性が怪しいのではと考え、その車の荷台へと忍び込んだ。
この女性が住んでいるトレーラーに着き、息子の事諸々を尋ねるが言葉が通じない。
諦めて帰ろうとした途中で、乗せてもらおうとした車に怪しい件の夫が乗っていた。逃げるが転んでしまい失神。

目が覚め、その夫が病院に運んでくれた事と、先ほどの女性は本来教師で、言葉も通じるはずと言われ再び疑いの目を持ち、宿の車で向かう。
女性がトレーラーを出たところで侵入してみると、ディエゴが鍵をかけられた部屋に居た。
女性が戻ってきたので応戦となり、刺されながらも戦う。
島から出ようとディエゴと一緒にフェリーに乗るが、刺された事が原因でまた失神してしまう。

目が覚めると再びディエゴは居なくなっており、探すと実はディエゴではなく行方不明になっているほかの少年と言う事が判明する。
最初に死んでしまったのがディエゴと認めたくないマリアは、他の少年がディエゴに見えてしまうという症状になってしまっていた。
これからはもう自分の症状に気が付かなければと悟り、思いを馳せるマリアが居た。

映画『シャッター・ラビリンス』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『シャッター・ラビリンス』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

緊張感より見守るシリアスさ

タイトルのラビリンス(迷宮)からして、何となくストーリーの予想は出来るのだが、サスペンス映画と言ってもそこまで緊張感はない。
場所としての迷宮ではなく、ある意味精神世界での彷徨いであった、と後からはそれなりにしっくりと来る。
どちらかと言うとスピード感がある謎ではなく、静かに「これが本当に伝えたかった事」と何となく視聴者が自分で自己完結し、さらに噛み砕かないとわからないという独特の雰囲気がある。
人によっては少し不完全燃焼で何となく後味がと言う人もいるかもしれない。
そこはタイトルとの少し予想を裏切られた感がある。
風呂敷を広げすぎたかんじがあるのは否めない。
しかしテーマや島と言う閉ざされた中でのキャラクターの動きに関しては、少しごちゃごちゃ感があるので映画の中で良い動きが出ている。
この風呂敷を広げた感じは好感が持てる人もいるはずである。

密室や閉ざされた閉鎖空間の楽しさ

閉鎖された空間での謎解き、と言う設定のおいしさはあるが、そこまで圧迫感や緊張感が無いのが不思議である。
母親としての行動力や勢いがどこあり余るせいなのかもしれない。
子供がらみだとどうしてもそれだけの秘めた熱意が垣間見えてしまうので、逆に父親が主役などの方が、島でのアクションに磨きがかかったのではと思えてしまう。
父親バージョンが見たかった気持ちになる人もいるかもしれない。
島の人物も少し飼い殺し的に扱っている部分があるので全体的にもったいない感じのある映画である。
ただ、雰囲気の出し方はうまいので、キャラクターが居る場所、諸処での動きを楽しむとサスペンスさながらの空気感が出ている味に気が付くことができるであろう。


嫌でもレオナルド・ディカプリオ主演の『シャッター・アイランド』をイメージしてしまった今作。パッケージの作りも似ているので意識したのだと思いますが、ストーリーはかなり難解。
難しいと言うより、伝えたいことや答えがよく分からないと言うのが正しいかもしれません。閉鎖された場所で起こる事件には精神的な「何か」が付き物ですが、今作もまさにそう。
ああなるほどと納得出来るシーンもありますが、最終的な答えは観客に委ねる形なので見る人によって、受け取り方が変わるかもしれません。(女性 30代)

映画『シャッター・ラビリンス』 まとめ

少し話を広げすぎて収集が付かなくなったような、不完全燃焼な気持ちも残ってしまう映画。
設定やミステリアスな雰囲気はすごくゴシックな感じと、少しひやりとするシーンも多く楽しめるのだが、淡々と見守るのが好きな人に向いている。
緊張感がすごくある映画という分けではないので、サスペンスにしてはそれなりにヒヤヒヤせずに見る事が出来る映画である。
タイトル通りの結末を予想として楽しむ人には良いかもしれない。
ストーリー自体はモヤがかかっていながらも、きちんと作られているので、のんびり観られるサスペンスである。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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