この記事では、映画『キャットウーマン』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『キャットウーマン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『キャットウーマン』 作品情報

- 製作年:2004年
- 上映時間:104分
- ジャンル:アクション
- 監督:ピトフ
- キャスト:ハリー・ベリー、シャロン・ストーン、ベンジャミン・ブラット、ランベール・ウィルソン etc
映画『キャットウーマン』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『キャットウーマン』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『キャットウーマン』のあらすじを紹介します。
広告デザイナーのペイシェンス(ハル・ベリー)はパッとしない冴えない女性。
巨大化粧品会社に勤めていた。
その会社は近々若返りクリーム「ビューリン」を発売する予定でいた。
その広告をデザインしていたペイシェンスが自分のデザイン画を届けに工場に出向いた時、ビューリンの恐ろしい副作用を知ってしまう。
それを知っていて販売しようとしている会社の陰謀にも気がついた彼女だったが、その現場を秘密を知る会社の人間に見られてしまい追われてしまう。
その途中海に流され命を落としてしまった。
そして彼女は超人的なパワーを携えたキャット・ウーマンとして蘇る。
夜の街を自由に飛びまわるキャット・ウーマンとそれを追う刑事のトム。
2人は次第に恋仲に発展していく。
そんなある日、化粧品会社の社長夫人が社長を殺害する。
夫人はその罪をキャット・ウーマンになすりつけ、トムは仕方なく彼女を逮捕することに。
夫が死んだ今社長に就任した夫人は、予定通りビューリンを発売しようとする。
それを止めようとするキャット・ウーマンと対立し、夫人は転落死する。
ビューリンは無事発売が中止になった。
ペイシェンスはトムに別れを告げ、キャット・ウーマンとして生きていくことを選んだのだった。

映画『キャットウーマン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『キャットウーマン』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ハル・ベリーの美しさを堪能するのみの映画
40歳間近とはとても思えないプロポーションの良さはさすがである。
この映画はハル・ベリーのプロモーションビデオと言っても過言ではないほどの作品。
彼女を堪能したい人にはぜひオススメの映画であるだろう。
この映画でラジー賞を受賞してしまった彼女だが、そんなものが気にならない人には特に支障がない話である。
物語は極めて中途半端でダラダラしている
シャロン・ストーンとのセクシーさ対決は面白みもあるが、話は大したこともなく全体的に退屈な感じがする。
最初のキャット・ウーマン誕生の物語はさほど要らないのでは?と思うほど。
最初から最後までとりたてて大きな出来事もなく進んでいく。
時間に余裕のある人は見れば良いというくらいの映画であるだろう。
かといって全く面白くないかと言うと世間で酷評されているほどではない。
アメコミなりに楽しく見ることができる。
スパイダーマンやンバットマンのように元々のファンの絶対数が違うのだから求め過ぎも酷である。
見所のアクションが格好良くない
このアメコミ実写版映画は主人公のアクションシーンが格好良いのが見ものなのでは?
しかしこの映画はキャット・ウーマンのアクションは一切格好良くない。
猫の動きを少し入れて格好よくしてくれているのならまだしも、完全に猫の真似である。
このような趣味がある男性陣は色めきだつかもしれないが、女性目線でみるとドン引きである。
CGの粗さが逆にアメコミらしくて良い
世間ではCGの粗さを批判されていたが、これはこれでアメコミらしくて好きである。
元々アメコミは線描写も雑な感じがするため、どうしても実写にしにくい場面がでてくる。
それを考慮するとこの映画はセーフである。
『バットマン』のような影の存在でありながら市民を守るという男らしいキャラクターの対比的な立ち位置であるキャットウーマンですが、個人的には好きになれません。
そもそも、アメコミヒーローの中の女性キャラクターの存在価値を見出せないので好きになれる要素が無いのです。
ここまでセクシーに描く必要があったのかと感じてしまうし、キャラクターを目立たせるために無理矢理作ったような中途半端なストーリーもかなり微妙でした。
ハル・ベリーが好きな方にはおすすめできる作品です。(女性 30代)
猫好きなので、終始楽しくて仕方ありませんでした。ハル・ベリーのしなやかな体つきは、猫そのものです。また、キャットニップに顔を擦り付けたり、家具や屹立した高層ビル等を自由自在に飛び回る様は、かなり念が入った仕上がりでした。ゴールデンラズベリー賞を受賞しているなんて、意外です。確かに、アクションシーンは今一つ盛り上がりに欠けるきらいはありました。しかし、映像の色味は鮮やか、音楽は洒落ていて申し分ありません。シャロン・ストーンの熟れた美しさも見所です。(女性 30代)
メインの女性陣は非常に魅力的ですが、それだけといった作品でした。アクションシーンがイマイチで、CG技術も時代的にしょうがないのでしょうが違和感しかなかったです。調べると「スパイダーマン」と同時期の作品らしいので、予算不足でしょうか…。主人公が意気込むラストも、作中で主人公の明確な意思が感じられなかったので不安になります。細かいところでは場面転換が気になりました。ビルに寄せていったりと、意味深なのに意味のない演出はいらないです。(男性 20代)
ハル・ベリーは健闘するものの、トータルではどこか薄味。何が物足りないのかと思えば、やはりバットマンあってのキャットウーマンだから、ではないだろうか。キャットウーマンとしてのエピソード・ゼロも形にしてみたかったのかもしれないが、キャットウーマンが能力を得る経緯は若干お粗末に感じてしまう。割とご近所に不思議な猫の秘密を知るご婦人が住んでいるとか、どう受け止めていいのか分からない。キャットウーマンが自分で選べなかった人生を歩んでいるのだというのも、ちょっと知りたくなかったような…(男性 40代)
ハル・ベリーの美しさと身体能力が存分に発揮されたアクション映画。だが、脚本はやや雑で、ヒーロー映画としての一貫性に欠ける。ペイシェンスがキャットウーマンとして覚醒するシーンは迫力があるが、敵の陰謀や企業批判の要素が浅く感じた。それでも、猫のようにしなやかで孤高な彼女の姿は印象的。スタイリッシュな映像で“美”を楽しむ作品。(20代 男性)
『キャットウーマン』は、ハル・ベリーの魅力を堪能する映画。ストーリーは単純だが、女性の“再生”を描く点では共感できた。死から蘇り、自分の力に目覚めていくペイシェンスの姿は、まるで現代版のフェニックス。恋愛要素とアクションのバランスも良く、特にクライマックスの女同士の対決は見応えがあった。(30代 女性)
正直、脚本は荒削りだが、“B級ヒーロー映画”として観ると意外に楽しめる。ハル・ベリーが演じるキャットウーマンは、ダークさとセクシーさが同居しており、彼女の動き一つ一つに説得力がある。特に、夜の街を疾走するシーンは映像的に美しい。社会批判よりも“自分を取り戻す女性の物語”として見るべき作品。(40代 男性)
この映画は、ヒーロー映画というより“女性の解放”をテーマにしたファンタジーとして見ると面白い。ペイシェンスが会社に利用されるだけの存在から、自分の声を取り戻すまでの過程が痛快。キャットウーマンの衣装は大胆だが、象徴的でもある。彼女が最後に“誰にも属さない道”を選ぶラストは印象的だった。(20代 女性)
『キャットウーマン』は映像美と音楽がスタイリッシュで、当時のCG技術を駆使したシーンは今見ても派手。ストーリーはシンプルだが、テンポが良く飽きさせない。敵役のローラ役(シャロン・ストーン)の冷たく美しい存在感も魅力的。ヒーローというより“アンチヒーロー”としての在り方に共感した。(30代 男性)
ハル・ベリーのキャリアの中でも賛否両論の作品だが、個人的には嫌いじゃない。自分を裏切った企業への復讐劇として観るとスッキリする。アクションシーンよりも、キャットウーマンが自分の二面性と向き合う描写が印象に残った。完璧ではないが、どこか愛すべき不完全さを持つ映画。(40代 女性)
映画『キャットウーマン』を見た人におすすめの映画5選
エレクトラ(Elektra)
この映画を一言で表すと?
「闇に生きる女暗殺者の再生と復讐を描く、スタイリッシュなアクション映画。」
どんな話?
一度死んだ後に蘇り、超人的な能力を得た暗殺者エレクトラ。新たな任務で出会った親子を守るうちに、自らの過去と向き合うことになる。闇に生きながらも、再び“人間らしさ”を取り戻していく女性の戦いを描く。
ここがおすすめ!
『キャットウーマン』と同様に、力を得た女性が孤独と罪を背負いながら自分の存在意義を見つけていく物語。ジェニファー・ガーナーの肉体的なアクションと繊細な感情表現が融合し、ヒーロー映画でありながら哀しみを感じさせる一作。
バイオハザード(Resident Evil)
この映画を一言で表すと?
「女性ヒーローが闇の研究施設で戦う、サバイバル・アクションの金字塔。」
どんな話?
巨大企業アンブレラ社の研究施設で発生したウイルス事故。ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスは、失われた記憶を取り戻しながらゾンビ化した人々と戦う。人間の科学の傲慢と、孤独な戦いを描くSFアクション。
ここがおすすめ!
『キャットウーマン』のように、女性の強さと孤高さを際立たせたアクション映画。スタイリッシュな映像とテンポの良い展開が魅力で、シリーズを通してアリスの成長が描かれる。女性が“戦う美しさ”を体現した代表的作品。
ワンダーウーマン(Wonder Woman)
この映画を一言で表すと?
「愛と正義を信じる女戦士が、戦乱の世界に希望を灯すヒロイン映画の金字塔。」
どんな話?
神の力を持つアマゾン族の王女ダイアナが、人間界の戦争を止めるために立ち上がる。世界の残酷さを知りながらも、人間を信じ続ける彼女の姿に胸を打たれる。
ここがおすすめ!
『キャットウーマン』が“自由と孤独”の象徴なら、こちらは“愛と希望”の象徴。ガル・ガドットの圧倒的な存在感と美しさがスクリーンを支配する。女性ヒーロー映画として最高峰の完成度を誇る感動作。
ゴースト・イン・ザ・シェル(Ghost in the Shell)
この映画を一言で表すと?
「身体も記憶も奪われた女戦士が“自分”を探すサイバーSFアクション。」
どんな話?
近未来、脳と機械が融合した世界で、人間の“魂”を巡る陰謀が展開。少佐と呼ばれるサイボーグの女性が、記憶を取り戻す過程で自分が何者なのかに気づいていく。
ここがおすすめ!
『キャットウーマン』の「アイデンティティ再生」というテーマと響き合う。スカーレット・ヨハンソンのクールで人間味ある演技が光り、映像美と哲学的ストーリーが融合。スタイリッシュで深い余韻を残す作品。
アンダーワールド(Underworld)
この映画を一言で表すと?
「夜に生きる女ヴァンパイアの宿命と恋を描く、ゴシック・アクションの名作。」
どんな話?
吸血鬼と人狼の長年の戦いの中、女戦士セリーンはある人間の男と出会い、禁断の真実に直面する。冷たい美しさと宿命に生きる彼女の姿が哀しくも力強い。
ここがおすすめ!
『キャットウーマン』のように、夜を舞台にした孤独な女性の戦いを描く。ケイト・ベッキンセイルの黒革の衣装と優雅なアクションはまさに象徴的。スタイリッシュな映像とダークな世界観が美しく融合した傑作アクション。






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