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映画『キャットウーマン』あらすじとネタバレ感想

映画『キャットウーマン』の概要:2004年公開のアメリカ映画(原題:Catwoman)。DCコミックから発売されているバットマンの中のキャラクターの1人キャット・ウーマンを主人公にした映画であり、主役はハル・ベリーである。

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映画『キャットウーマン』 作品情報

キャットウーマン

  • 製作年:2004年
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ピトフ
  • キャスト:ハリー・ベリー、シャロン・ストーン、ベンジャミン・ブラット、ランベール・ウィルソン etc

映画『キャットウーマン』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『キャットウーマン』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『キャットウーマン』のあらすじを紹介します。

広告デザイナーのペイシェンス(ハル・ベリー)はパッとしない冴えない女性。
巨大化粧品会社に勤めていた。
その会社は近々若返りクリーム「ビューリン」を発売する予定でいた。
その広告をデザインしていたペイシェンスが自分のデザイン画を届けに工場に出向いた時、ビューリンの恐ろしい副作用を知ってしまう。

それを知っていて販売しようとしている会社の陰謀にも気がついた彼女だったが、その現場を秘密を知る会社の人間に見られてしまい追われてしまう。
その途中海に流され命を落としてしまった。

そして彼女は超人的なパワーを携えたキャット・ウーマンとして蘇る。
夜の街を自由に飛びまわるキャット・ウーマンとそれを追う刑事のトム。
2人は次第に恋仲に発展していく。

そんなある日、化粧品会社の社長夫人が社長を殺害する。
夫人はその罪をキャット・ウーマンになすりつけ、トムは仕方なく彼女を逮捕することに。
夫が死んだ今社長に就任した夫人は、予定通りビューリンを発売しようとする。
それを止めようとするキャット・ウーマンと対立し、夫人は転落死する。
ビューリンは無事発売が中止になった。
ペイシェンスはトムに別れを告げ、キャット・ウーマンとして生きていくことを選んだのだった。

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映画『キャットウーマン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『キャットウーマン』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ハル・ベリーの美しさを堪能するのみの映画

40歳間近とはとても思えないプロポーションの良さはさすがである。
この映画はハル・ベリーのプロモーションビデオと言っても過言ではないほどの作品。
彼女を堪能したい人にはぜひオススメの映画であるだろう。
この映画でラジー賞を受賞してしまった彼女だが、そんなものが気にならない人には特に支障がない話である。

物語は極めて中途半端でダラダラしている

シャロン・ストーンとのセクシーさ対決は面白みもあるが、話は大したこともなく全体的に退屈な感じがする。
最初のキャット・ウーマン誕生の物語はさほど要らないのでは?と思うほど。
最初から最後までとりたてて大きな出来事もなく進んでいく。
時間に余裕のある人は見れば良いというくらいの映画であるだろう。
かといって全く面白くないかと言うと世間で酷評されているほどではない。
アメコミなりに楽しく見ることができる。
スパイダーマンやンバットマンのように元々のファンの絶対数が違うのだから求め過ぎも酷である。

見所のアクションが格好良くない

このアメコミ実写版映画は主人公のアクションシーンが格好良いのが見ものなのでは?
しかしこの映画はキャット・ウーマンのアクションは一切格好良くない。
猫の動きを少し入れて格好よくしてくれているのならまだしも、完全に猫の真似である。
このような趣味がある男性陣は色めきだつかもしれないが、女性目線でみるとドン引きである。

CGの粗さが逆にアメコミらしくて良い

世間ではCGの粗さを批判されていたが、これはこれでアメコミらしくて好きである。
元々アメコミは線描写も雑な感じがするため、どうしても実写にしにくい場面がでてくる。
それを考慮するとこの映画はセーフである。


『バットマン』のような影の存在でありながら市民を守るという男らしいキャラクターの対比的な立ち位置であるキャットウーマンですが、個人的には好きになれません。
そもそも、アメコミヒーローの中の女性キャラクターの存在価値を見出せないので好きになれる要素が無いのです。
ここまでセクシーに描く必要があったのかと感じてしまうし、キャラクターを目立たせるために無理矢理作ったような中途半端なストーリーもかなり微妙でした。
ハル・ベリーが好きな方にはおすすめできる作品です。(女性 30代)


猫好きなので、終始楽しくて仕方ありませんでした。ハル・ベリーのしなやかな体つきは、猫そのものです。また、キャットニップに顔を擦り付けたり、家具や屹立した高層ビル等を自由自在に飛び回る様は、かなり念が入った仕上がりでした。ゴールデンラズベリー賞を受賞しているなんて、意外です。確かに、アクションシーンは今一つ盛り上がりに欠けるきらいはありました。しかし、映像の色味は鮮やか、音楽は洒落ていて申し分ありません。シャロン・ストーンの熟れた美しさも見所です。(女性 30代)


メインの女性陣は非常に魅力的ですが、それだけといった作品でした。アクションシーンがイマイチで、CG技術も時代的にしょうがないのでしょうが違和感しかなかったです。調べると「スパイダーマン」と同時期の作品らしいので、予算不足でしょうか…。主人公が意気込むラストも、作中で主人公の明確な意思が感じられなかったので不安になります。細かいところでは場面転換が気になりました。ビルに寄せていったりと、意味深なのに意味のない演出はいらないです。(男性 20代)


ハル・ベリーは健闘するものの、トータルではどこか薄味。何が物足りないのかと思えば、やはりバットマンあってのキャットウーマンだから、ではないだろうか。キャットウーマンとしてのエピソード・ゼロも形にしてみたかったのかもしれないが、キャットウーマンが能力を得る経緯は若干お粗末に感じてしまう。割とご近所に不思議な猫の秘密を知るご婦人が住んでいるとか、どう受け止めていいのか分からない。キャットウーマンが自分で選べなかった人生を歩んでいるのだというのも、ちょっと知りたくなかったような…(男性 40代)

映画『キャットウーマン』 まとめ

アメコミヒーロー映画は個人的に興味が無い。
それはマイナー作品に関わらずスパイダーマンもバットマンも含めてである。
CG処理するのが当たり前のヒーローものは、どうしてもその技術処理に力を入れることになり実は俳優も演技も2の次になっているような感じがするからである。
有名どころも好まないのに本作を好きだというはずもなく、鑑賞後やっぱりなという残念な気持ちになってしまった。
日本でも人気の高いアメコミの実写であるが、いつからこのような映画が人気になったのだろうか。
確かにアクションも映像技術のすごいのは認めるが内容も薄く映画としての面白みは欠けているような。
ぜひ今後は自分のような者でも楽しめるようなアメコミヒーロー映画の制作をお願いしたい。

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