映画『セレステ∞ジェシー』の概要:2013年公開のアメリカ映画。別居したが毎日のように一緒にいる気の合う男女が、男性の生活の変化により彼の心が離れ始め、彼の存在の大きさに気がつきていくキャリアウーマンの女性のリアルな恋愛観を描くラブストーリー。
映画『セレステ∞ジェシー』 作品情報
- 製作年:2012年
- 上映時間:92分
- ジャンル:ラブストーリー
- 監督:リー・トランド・クリーガー
- キャスト:ラシダ・ジョーンズ、アンディ・サムバーグ、クリス・メッシーナ、アリ・グレイナー etc
映画『セレステ∞ジェシー』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『セレステ∞ジェシー』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『セレステ∞ジェシー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『セレステ∞ジェシー』 あらすじ【起・承】
セレステは仕事が成功したキャリアウーマン、ジェシーは売れないアーティスト。
2人は結婚し上手くいっていたが、お互いのライフスタイルを尊重するため離婚を視野に別居する。
別居後も毎日のように一緒に食事をし、隣に住み、良い関係を築いていた。
しかし2人の親友のタッカーとベスは、「そんな関係はおかしい!」と不愉快さを露わにするようになった。
ジェシーは浮気などしたこともなかったが、3ヶ月前に綺麗な女性・ヴェロニカと一晩の関係を持った。
そのヴェロニカと偶然本屋で再会。
挨拶程度だが、普通に話した。
このときにヴェロニカに変わった様子は特に無かった。
ある日、日曜大工が苦手なセレステは家具の組み立ての手伝いにジェシーを呼んだ。
夜遅くの雰囲気と、お酒が手伝って2人は良いムードになり一晩を過ごした。
翌朝、セレステは後悔。
まだセレステに気持ちが残っていたジェシーは憤慨した。
映画『セレステ∞ジェシー』 結末・ラスト(ネタバレ)
セレステは翌日からライリーという新人女性歌手のロゴの製作を担当することになり、激務が続くようになってしまう。
怒ったジェシーと連絡が途絶え、気にする日々が続いていた。
留守番電話を入れてもジェシーからの折り返しは無い。
2週間後のこと、ジェシーから呼び出されたセレステ。
そこで衝撃的な事実を告げられる。
本屋で再会したヴェロニカと付き合うことになったこと。
そして彼女が自分の子供を妊娠しているということだった。
ショックを隠せないセレステであったが、このことで3ヶ月前の2人の出来事を知った。
ジェシーの決意は固そうだった。
そしてセレステにさらに泣きっ面に蜂状態の事件が起こる。
担当していたライリーのロゴが、ゲイ向けのロゴになってしまっていたということであった。
窮地に追い詰められたセレステ。
彼女は公私共に最悪だった。
しかしライリーとこの一件がきっかけで仲良くなる。
そしてセレステのあのロゴをきっかけに、ライリーはゲイに人気が出始めたのだ。
セレステは「これだ!」とゲイに売り込みを開始するように仕向け始める。
そんな時、親友にタッカーとベスが結婚することになり結婚式に参列するセレステ。
違う席にはジェシーとヴェロニカもいる。
友人代表の挨拶で感動的な台詞を言い、場内を感動させたセレステにジェシーが近寄り話す。
その楽しさは昔のままだった。
最後の夜。
ジェシーに独り立ちして欲しくてし、生活が安定したら子供も欲しかったセレステなのにまさかこんな形で彼を手放すことになるとは思わなかった。
まだまだ未練残るセレステに、ジェシーは今の生活が大事だと言う。
仕事も軌道に乗り出したジェシー。
もうセレステはどうする事も出来なかった。
離婚して欲しいというジェシーの言葉を受け入れるしか無い。
全てを諦めたセレステはジェシーに送られ、自宅に向かうのだった。
映画『セレステ∞ジェシー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『セレステ∞ジェシー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
コメントの評価が良すぎる
この映画の前知識として頭に入っていたのが、好評価である。
どのネットのコメントを見ても、女性のリアルを描いていて共感を得やすいというものばかりだった。
これを前提に鑑賞すると、あれ?ということになる。
確かにリアルなのかもしれない。
仕事で成功している妻と、売れないアーティストで紐状態の旦那。
別居をしても毎日のように一緒にいてわかりあい、楽しめる。
そして迎える転機。
男性が妊娠させてしまった女性と結婚するから、会えなくなるというオチ。
果たしてリアルだろうか?
例えばこれが同棲していた男女という設定であれば違ったかもしれない。
しかし別居したとなるとちょっと変わる。
法的には浮気であるわけだから。
アメリカや海外だとうけるのだろうが、日本だとピンとこない。
女優が可愛すぎる
本当にキュートで可愛らしい女優である。
笑顔も可愛いが、なんと言っても降るまいが可愛らしい。
作品云々というよりも、女優に見いってしまって終わってしまった。
もちろん、演技も上手くキャスティングも中々。
マイナー映画の位置づけになってしまうのは残念なところだ。
人間らしい
可愛らしいのだが焼きもちも焼き、非常に人間臭い物語。
人物の描きかたが上手で、心のはいったキャラクターばかりなのだ。
本当はそうではないのに思わず言ってしまう、やってしまうなどと言うことはよくあること。
その上手くいかなさ具合がリンクする人もいるだろう。
それは恋愛だけでは無く、仕事もそうである。
等身大の人間の姿を描いた作品だ。
この作品のリアルなところはストーリーではなく、セレステの複雑で面倒くさい女心でしょう。別れても未練が断ち切れない人、すっぱり忘れてしまう人様々だと思いますが、セレステの少し勝手だけどどうにもできない気持ちって多くの女性が共感できると思うんです。
ハッピーエンドではありませんが、それも人生なのかなと思わせてくれるので切ないけど納得できる作品でした。
恋人と見るよりも、女同士で語りながら見るほうが楽しめる作品かなと思います。(女性 30代)
映画『セレステ∞ジェシー』 まとめ
この作品の見所はヒロインの魅力にある。
本当に可愛らしく、美しい女優でセンス抜群だ。
この女性のキュートさにどんどんのめり込み、最後には女性の気持ちにリンクして離婚を突きつけられた彼女の悲しみを共有するように出来ている。
もちろんこれは計算では無く、本来はストーリー重視なのだろうがこれもこの映画の醍醐味であり楽しみたいところだ。
男女のすれ違い、思惑の違い、将来性の違いを残酷に描いた後悔出来ない人生を教訓に若い人には色々なことを考えて欲しい。
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