この記事では、映画『世界で一番ゴッホを描いた男』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『世界で一番ゴッホを描いた男』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0047816
製作年 | 2016年 |
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上映時間 | 82分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | ユー・ハイボー キキ・ティアンキ・ユー |
キャスト | チャオ・シャオヨン |
製作国 | 中国 オランダ |
映画『世界で一番ゴッホを描いた男』の登場人物(キャスト)
- チャオ・シャオヨン(本人)
- 中国・ダーフェンで暮らす絵描き。夢を見ては熱く語るのが好きな男性。フィンセント・ファン・ゴッホの複製画を描いて、販売する仕事をしている。妻や家族、弟子たちとゴッホを何枚も描く生活を送りながら、いつかゴッホの原画を見たいと夢見ていた。
- チョウ・ヨンジュウ(本人)
- シャオヨンとともに工房でゴッホの複製画を描いている絵描き。あわせて、ペインティングナイフを使って制作した自身のオリジナル作品で収入を得て、家族を養っている。シャオヨンと親しく、絵やゴッホの話をしながら楽しく交友している。
映画『世界で一番ゴッホを描いた男』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『世界で一番ゴッホを描いた男』のあらすじ【起】
フィンセント・ファン・ゴッホから弟のテオへの手紙に記された文面がテロップとなって表示される。続いてゴッホの『ひまわり』や自画像を描く画家の手先が映る。
そこでは、狭い室内でたくさんの画家が作品を制作していた。
ダーフェンは中国南部にある。かつて画商が20名もの書き手を連れて音連れたことで、ダーフェンは油絵の取引が盛んな村となった。数百万もの枚数の油絵が、ダーフェンから世界へ売られている。
中国のファン・ゴッホとしてチャオ・シャオヨンが紹介される。ゴッホの複製がを10万点以上、家族と共に制作してきた人物だ。
シャオヨンはゴッホの『ひまわり』や『星月夜』の出来栄えを確認し、指示を出すなどして作品の進捗を確認していった。
そうして家族や仲間たちに、数百枚のゴッホの絵を40日程度で完成させる必要があると語った。忙しくなることを心づもる様子のシャオヨン。
過去のに注文が殺到した時のことを回想し、大変だったが勉強になったと語る。
シャオヨンは、ゴッホの筆使いは独特であると語った。
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映画『世界で一番ゴッホを描いた男』のあらすじ【承】
顧客からの注文をパソコンでデータ管理する。アムステルダムなど海外にも、お得意さんの顧客を獲得しているそうだ。
凄まじい勢いで制作された複製画たちは大量に梱包され、どんどん出荷されていく。この日は3つの箱に分けた700枚の絵をアムステルダムに向けて送った。
この顧客と出会ったことで、シャオヨンはゴッホ美術館を訪れ何か気づきを得たいという目標ができたのだと語る。
大勢で食卓を楽しく囲みながら、ゴッホ美術館でゴッホを見る夢を語るシャオヨン。この日はみんなで乾杯をして、商売の繁栄を願った。
しかしチャオ・シャオヨンは高額な旅費を理由に、オランダ行きを諦めるよう伝えられる。長らくの夢を今更諦められないが、高額な旅費を支払うだけの稼ぎがないことを指摘されると反論ができなかった。
その日もゴッホを描き上げると、チャオ・シャオヨンは目に涙を浮かべながらタバコを吸った。
シャオヨンは工房で、弟子にダメ出しをする。ある日、3度も描き直させたがまともに仕上がらなかった弟子と言い合いになってしまった。
映画『世界で一番ゴッホを描いた男』のあらすじ【転】
シャオヨンはオランダからの注文に対し値上げ交渉を検討している。絵描きとは技術職である上に、中国の労働賃金も上昇しているため、不当な報酬だと感じていた。
以前、ゴッホで頭がいっぱいのシャオヨンの夢の中に、シャオヨンが描いた通りのゴッホが現れ、話しかけてきたことがあるそうだ。その思い出をシャオヨンは大切そうにカメラに向けて語った。
いつかこの目でゴッホの原画を見たいと強く願っているシャオヨン。なんとか妻を説得し、パスポートを作った。
アムステルダムについたシャオヨンは、自分が描いたゴッホの自画像を見つけて喜ぶ。そうして約束の顧客と数年ぶりの再会をした。
その日に渡した作品も、本物とすり替えてもバレないほどだと褒められる。しかしシャオヨンは高級な画廊と取引をしているつもりでいたため、実際に目にした売り場が土産物屋なことを残念がる。
さらに450元で売った絵が4,000元ほどで販売されていることも知ってしまった。得意客の店では、多くの絵がシャオヨンへの支払いの8倍から10倍の値段で販売されていた。
映画『世界で一番ゴッホを描いた男』の結末・ラスト(ネタバレ)
翌日、シャオヨンは念願のゴッホ美術館を訪れる。20年複製画を描いたが、原画は比べものにもならないほど素晴らしかった。シャオヨンは困惑した様子で涙を流し、帰国後、どう絵を描くべきか考えた。
続いてアルルにあるゴッホが入院した病院を訪れる。ゴッホが『夜のカフェテラス』に描いたカフェにも行き、大喜びでシャオヨンは1枚の絵を描く。
ゴッホの墓を訪れ花を手向けると、たばことりんごも供えゴッホへの熱い思いを語った。
複製画ばかり描いて自分の作品が1つもないことに気がつき焦ったシャオヨン。今回の旅で、職人であって画家ではない自分について考えたという。
ダーフェンではオリジナル作品の取引が増えてきており、シャオヨンもオリジナルの制作を始めようか悩む。
そうしてシャオヨンは尊敬する祖母の肖像を描き始めた。道ゆく景色や工房の様子も描くようになる。
そこから何年も経ち、シャオヨンはオリジナル作品で収入を得るようになった。不安だった複製画職人の頃を振り返りながら、現在の彼は、ゴッホの複製を描く自分や妻の絵を制作している。
映画『世界で一番ゴッホを描いた男』の感想・評価・レビュー
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映画『世界で一番ゴッホを描いた男』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『世界で一番ゴッホを描いた男』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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