この記事では、映画『ちょっと思い出しただけ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ちょっと思い出しただけ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070700
製作年 | 2022年 |
---|---|
上映時間 | 114分 |
ジャンル | ラブストーリー |
監督 | 松居大悟 |
キャスト | 池松壮亮 伊藤沙莉 河合優実 大関れいか |
製作国 | 日本 |
映画『ちょっと思い出しただけ』の登場人物(キャスト)
- 佐伯照生(池松壮亮)
- ステージ照明スタッフ。7月26日が誕生日。34歳の元ダンサー。足のけがでダンスをあきらめた。思いを言葉にするのが苦手。猫の「もんじゃ」と古いアパートで暮らしている。
- 野原葉(伊藤沙莉)
- タクシードライバー。運転手の仕事が好き。照生の恋人だった。思うより早く口に出てしまう性格。
- 泉美(河合優実)
- 照生の元ダンス仲間。
- 慶太(屋敷裕政〈ニューヨーク〉)
- コンパを抜け出してきた葉に、話しかける。
- ミュージシャンの男(尾崎世界観)
- 葉が運転するタクシーの客。
- 中井戸(國村隼)
- 照生と葉のいきつけのバー「とまり木」のマスター。
- ジュン(永瀬正敏)
- 照生が通る公園のベンチに座る男。
映画『ちょっと思い出しただけ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ちょっと思い出しただけ』のあらすじ【起】
2021年7月26日、照生は、日課にしている水やりや猫の世話、体操をして部屋を出た。いつも通る公園に中年の男が座っていて、「妻が未来から来る」と不思議な言葉を発する。
その日、照明の仕事を終えた照生は、人がいなくなったステージに立った。
一方葉は、ミュージシャンの男を乗せて走っていた。トイレに行きたいという男が降りた建物に葉は吸い込まれるように入っていく。そこにいたのは、ステージで踊る照生だった。
時をさかのぼって、ふたりの思い出がよみがえる。
1年前の2020年の7月26日、照生は部屋でオンライン会議をしている。葉はタクシーにビニールシートを取り付け、マスク姿で運転している。
その1年前、2019年の誕生日、照生はもんじゃの世話をして、仕事に行く。
見習いの照生がライトを向ける先には、ミュージシャンの男がいた。
仕事帰りに、ダンス仲間の泉美やマスターといきつけのバー「とまり木」で楽しく酒を飲む。
友人に誘われ、コンパに参加した葉は、たばこを吸いに出た路地でそこに居合わせた慶太と雑談し、LINEの交換をする。葉のアイコンはもんじゃで「猫はあっちが引き取った」とつぶやいた。
映画『ちょっと思い出しただけ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。
映画『ちょっと思い出しただけ』のあらすじ【承】
2019年の照生の誕生日、部屋は荒れており、片足を引きずって歩く照生がいた。
連絡が途切れた照生を心配する葉は、公園で妻を待ち続ける男、ジュンに相談する。会いに行けとアドバイスされた葉は、照生が出てくるのを待ち、タクシーで送る。
ダンスをやめても一緒にいたいと言う葉に対し、照生は言葉を濁す。重大な決断を迫られている今の照生は、葉の言葉を受け入れることができなかった。どんなに話し合っても、ふたりの会話は噛み合わない。
怒った葉は、照生をタクシーから降ろして立ち去った。
葉が照生に渡したケーキには、海の飾りが施されていた。
2018年の誕生日は、部屋で抱き合う照生と葉がいた。
日付が変わった瞬間から、1日をずっと二人きりで過ごす。
休館日の水族館で、魚たちを眺め、夢を語る。踊ったり抱き合ったりして、楽しい時間を過ごす。
葉のタクシーで移動するふたりは、映画のワンシーンを再現して、笑い転げながら帰宅する。
その映画を部屋で観ながら、ケーキをつつく。
照生は「来年、プロポーズする」と口にする。葉は大喜びし、ふたりは自然に愛を確かめ合った。
映画『ちょっと思い出しただけ』のあらすじ【転】
2017年の誕生日、段ボールがあふれた部屋でLINEをする照生。相手は葉だった。
照生のダンスの練習場所に来た葉。照生にプレゼントを渡す泉美を見て怒った葉はその場を去る。
タクシーに戻った葉は、公園の男ジュンを見つける。ジュンは妻と一緒にいて、「ようやく会えました」と謎めいた言葉を発する。
葉は照生のバイト先の水族館に行った。「野原さん」と驚く照生。
「どういう感じ?私ら」と聞く葉。照生は葉をそっと抱きしめる。
タクシーの後部座席に乗り、帰路についたふたり。葉は照生にキスをし、やっと照生も好きだと伝えた。
2016年照生の誕生日の日は、部屋には別の夫婦が住んでいた。
葉は友人が出演する舞台を見ていた。
その打ち上げで、照生と出会う。
照生の誕生日のサプライズイベントが行われるなか、そっと抜けだした葉は、屋上に出た。すると扉に鍵がかかって出られなくなってしまう。偶然、やってきた照生に助けられ、ビールをおごることになる。一緒に飲みながら、街を歩き、あのミュージシャンが演奏する前でふたりは即興でダンスを踊った。
映画『ちょっと思い出しただけ』の結末・ラスト(ネタバレ)
時は現在に戻る。
今の照生と葉の姿で、出会った日のダンスを踊る幻を見る。
照生はそのステップを踏み、足をもつれさせる。
その時、あのミュージシャンが現れて照生に声をかける。別れ際に「どっかで会ったことあります?」と尋ねられた照生は涙をこらえて「はい、何度か」と答えた。
ミュージシャンは葉のタクシーに乗り、去って行った。照生は目をうるませて見送った。
日付は変わり、誕生日は終わった。
照生は「とまり木」でケーキをもらう。夜が明けそうな道を照生は帰宅する。
葉は夜明けの空をベランダから眺めている。そこに赤ちゃんを抱いた男が出てきた。コンパの夜、LINEを交換した慶太だった。
慶太は葉が買ってきたケーキのことを聞く。「なんかちょっと食べたくなって」と答える葉。そして「明日食べよう」と言ってまた、夜明けの空を眺めるのだった。
同じ時、照生もまた自分の部屋から明けていく空をじっと見つめていた。
映画『ちょっと思い出しただけ』の感想・評価・レビュー
この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。
映画『ちょっと思い出しただけ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ちょっと思い出しただけ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
映画『ちょっと思い出しただけ』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『ちょっと思い出しただけ』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。
ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『ちょっと思い出しただけ』を視聴してみてはいかがでしょうか。
みんなの感想・レビュー