映画『キューブ:ホワイト』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『キューブ:ホワイト』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『キューブ:ホワイト』の概要:英国政府の政治に抵抗を示し、英国解放軍が武力行使を開始した近未来。特殊な実験を行うための白い部屋に、ある女性が囚われる。女性は室内にて拷問を受けながら、質問を繰り返され徐々に真実を明らかにしていく。

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映画『キューブ:ホワイト』の作品情報

キューブ:ホワイト

製作年:2018年
上映時間:89分
ジャンル:サスペンス
監督:ポール・ラシッド
キャスト:オデッド・フェール、ショーナ・マクドナルド、アムリタ・アチャリア、シャロン・モーン etc

映画『キューブ:ホワイト』の登場人物(キャスト)

ルース / エル・クライスラー博士(ショーナ・マクドナルド)
化学兵器開発チームのリーダー。酷いナッツアレルギーで、ハンドクリームにナッツの成分が含まれているだけで発作を起こす。夫と弟を解放軍の攻撃で亡くし深い悲しみを抱えている。解放軍への復讐が薬品開発の意欲となっている。
ダラン / ナレク・ザカリアン(オデッド・フェール)
英国解放軍の指導者。国家安全保障会議により、エルが開発する向精神薬の被験者として選ばれる。実はダランとナレクは双子で、解放軍の真の指導者はナレク。
エドガー・クライスラー博士(ニコラス・ファレル)
科学兵器開発チームの技術者。エルの父親で白い部屋の設計者。息子を解放軍の攻撃で亡くしているが、非常に穏やかな老紳士。
ルース(アムリタ・アチャリア)
化学兵器開発チームに総務から異動してきた若い女性。薬品の知識を多く持ち、扱いに長けているが、エルの思想に共感できずにいる。人体実験に抵抗を示し実験記録を公表しようとする。
サンドラ(シャロン・モーン)
化学兵器開発チームの助手。研究者として20年の経験を持つベテラン。いつも無表情で淡々としており、実験の目的を遂行するためには手段を問わないが、それ以外では正義を振りかざす。

映画『キューブ:ホワイト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『キューブ:ホワイト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『キューブ:ホワイト』のあらすじ【起】

腐敗しきった英国政府による統治に抵抗し、英国解放軍が結成され武力行使による宣戦布告がされた世界。内戦が勃発する中、出口のない白い部屋にて左のこめかみに傷を負い意識を取り戻したルース。なぜ囚われているのか混乱しているところへ、食べ物を与えるという声がかかる。相手は男のようだ。ルースは与えられたチョコレートを不審に思いながらも口にし、仕方なく声の質問に答えた。

2カ月前から総務係で仕事をしていた彼女は、書類を届けようとしていたところで意識を失ったと言う。書類の内容までは分からないと答えたが、抵抗すると室内の温度を自在に操られ追い詰められる。相手はこの部屋で何が行われていたか知りたいようだが、ルースが何も答えずにいると今度は、切り取られた手首が送られてくる。ただの総務係が知るはずがないと答えたルースだったが、次は聴覚に訴える拷問を仕掛けられた。

そこで、ルースは顔を見て話すと宣言。すると、壁の一部が透明化し、英国解放軍の指導者ナレク・ザカリアンが顔を見せる。解放軍は崇高な使命を胸に戦っているが、抵抗されている側から見れば平和な街を戦場に変え、罪もない人々を大量虐殺している。ルースは政府が兵器のようなものを用意していたと明かした。

ザカリアンはルースが嘘をついていると言う。彼女が届けるはずだった書類は兵器開発の技術者エドガー・クライスラー博士に宛てたものだった。咄嗟にそのことを告げると、責任者はクライスラーで、恐らくこの部屋以外にも何かあるはずだと聞かれる。何も答えないルースは、床を通した高圧電流によって更なる拷問を受け、指示に従わないと天井に開いた無数の小さな穴から硫酸が滴下される。四方ある部屋の1つが鏡に変化し、そこへ向かえと言われた。

すると、鏡は突如透明化し、向こう側の部屋に恐らく同じように拷問され醜い容貌となった女性が現れる。相手の女性は酷く攻撃的で、ルースへと襲い掛かった。ルースは首筋に噛み付かれたものの、咄嗟に零れ落ちた女性の指で目を攻撃し倒すのだった。

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映画『キューブ:ホワイト』のあらすじ【承】

5日前、化学兵器開発チームに総務課からルースが転属された。チームのリーダーであるエル・クライスラー博士は重度のナッツアレルギーで成分だけで、発作を起こすほどだった。エルは父親のエドガー博士、助手のサンドラ、ルースの4人で化学兵器の開発を行っていたが、この研究所で行われていることは機密中の機密で口外してはならないものだった。

研究所にはルースと偽ったエル博士が閉じ込められているものと同じ白い部屋があり、中にはザカリアンが入っている。床と天井は金属製で電流や化学液体にも耐性があり、四方の白い壁は透過や液晶にもなる特殊な素材で出来ていた。ザカリアンは元々軍人で隊を率いるほどの人物だった。

エルは新人のルースに戦術として戦場で使われた多くの薬品や薬の説明を丁寧に行った。本物のルースは黒髪の若い女性である。ザカリアンは国家安全保障会議が被験者として扱えと送られた者だった。エルは彼に自らが開発した精神を高揚させる薬品アルゴを使用し、服用によって人間を兵器にする人体実験を行っていたのだ。

研究室では劇薬を扱うこともあり、防護服や手袋が欠かせない。ルースは元総務課勤務であったが、薬品の知識を多く持ちいずれは化学兵器開発チームのメンバーになることが決定していた。人体実験に抵抗を覚えていたルースだったが、エルは開発中の薬を安全なものとして完成させるためにあらゆる実験を行わなければならないと言う。ザカリアンは何度も薬を服用され、常軌を逸した精神状況にあった。

ルースが配属されて2日目、彼女も実験に加わることに。痛覚の知覚領域を上昇させるため、電流を流し数値を記録するというものだったが、ここにきてザカリアンがチームの責任者はクライスラー博士だろうと言い始め、エルは彼の抵抗力を削ぐため、執拗に電流を流した。

映画『キューブ:ホワイト』のあらすじ【転】

エドガー博士はルースへとエルの事情を説明。エルとエドガーは解放軍の攻撃により夫と息子を亡くしていた。白い部屋はエドガーが設計したものだったが、今は娘であるエルがチームを率いて薬品の開発を行っている。解放軍の行動の全てが良いものとは限らず、抵抗力のない人々まで巻き込んでいるのは事実だ。

エルもまた夫と弟を亡くしたことで、解放軍に対し恨みを抱えている。英国は今や内紛状態で安全な場所などどこにもない。開発中の薬品で被害者を減らせるなら人体実験に抵抗を覚えていようとも、やり遂げなければならないと考えていた。

3日目、エルは国家安全保障会議に呼ばれ、女性の被験者を与えられたと言う。ザカリアンは薬の副作用で苦しんでいた。開発中の薬品とは言え、麻薬である。多くを服用すれば常習性が高まるのは当たり前のことであったが、そこへ新たな被験者が加えられる。女性はザカリアンの恋人だった。早速、薬を与えられた女性の反応は顕著で、気分が高揚してきたと話す。対してザカリアンは女性の様子を目にし、怒りを顕わにした。

実験を続けて5日目、ザカリアンはアルゴの中毒となり、食事を摂取しなくなる。その結果に国家安全保障会議は満足したようで、試作品試験用のアルゴを作ることに。ルースはエルの言動や行動に不満を覚え、口答えするようになっていたが、実験には参加し続けていた。

アルゴを与え続けられている女性も2日で中毒となり、痛覚が麻痺し硫酸を浴びて容貌も醜くなっていた。精神状態もかなり攻撃的になっている。そこで、エルは自らザカリアンと相対し、夫と弟を殺したと恨み言を告げる。すると彼は、解放軍は戦って亡くなった国民1人1人を気にかけているが、政府は誰も気にかけないと言うのだった。

エルはすでに精神崩壊したザカリアンの恋人と対面させることにする。女性は常に興奮状態でザカリアンを目にすると自らの指を噛み千切り、更に落ちた指を食べるという異様な行動を取るのだった。

映画『キューブ:ホワイト』の結末・ラスト(ネタバレ)

試作品試験用のアルゴが完成。ひとまずはこれで開発チームの仕事は終わりである。凄惨な実験も終了となり、2人の被験者のその後は政府軍の管轄へ移行することになった。そこで、ルースが反旗を翻す。彼女が研究者としての地位を捨ててでも凄惨な人体実験を世間に公表すると言い出したため、エルはルースを止めようとしてつい、手にしていたメスで彼女を刺してしまう。

実験記録を公表されてしまえば、エルがこれまで感情を抑え必死になって積み上げてきたものも瓦解してしまうからだ。エルは自分の行動に動転してしまいおろおろとするばかり。そこでエドガーはルースの介抱をすることにし、サンドラが血のついた衣類などの処分を行った。

エドガーは動転する娘に助けを呼べと言う。ところが、ルースが白い部屋の解放ボタンを押してしまう。部屋から出て来たザカリアンは、エドガーとエルに攻撃を加え意識を奪う。サンドラは警護兵を呼ぼうとしていたが、間に合わずに殴り倒されてしまった。ザカリアンは試作品試験用のアルゴを服用後、エルを殺害しようとする。エドガーが抵抗したものの、ザカリアンは薬の効果で痛覚がほとんどない。反撃されたエドガーはザカリアンによって食い殺されてしまう。そこへ、解放軍が突入。ザカリアンはエドガーの一撃により首筋を刺傷されており、そのまま息絶えてしまうのだった。

解放軍の中には本物のザカリアンがいた。息絶えたザカリアンは彼の双子の弟でダランという名前だった。ダランの恋人は解放軍にありながらも、思想を変えさせようとしていたため、指導者であるナレクにとって邪魔な存在だったと言う。全てを白状し、白い部屋から解放されたエルは、末期の肺癌だと言うナレクに自分を殺すよう頼んだが、ナレクは彼女が作ったアルゴが使えると考えた様子。エルを殺すにはナッツさえあれば事が足りる。ナレクは彼女にアルゴを作るよう促し、研究室を後にした。

残されたエルはザカリアンへの復讐を捨て切れず、アルゴを作るふりをして劇薬を手に取るのだった。

映画『キューブ:ホワイト』の感想・評価・レビュー

イギリス制作の作品であるが、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『キューブ』シリーズとは全くの別物である。ただし、白い部屋の拷問装置や透明化・透過・液晶を備えた壁などはなかなか面白いと思う。

英国にて内戦が勃発したという設定だが、ヒロインは内戦にて夫と弟を亡くし解放軍に深い恨みを持っている。そのために薬を開発したのだが、精神状態がすでに怪しい。しかも、部屋に捕らえられても尚、諦め悪く名前を偽るなど何がしたいのか良く分からない。復讐したいのは分かるのだが。今作は5日前からの記憶を回想し、謎が明かされていくというもの。ヒロインの異様な復讐心を描いた作品だ。(MIHOシネマ編集部)


この作品は『CUBE』シリーズとは全くの別物です。人気にあやかろうと同じような世界観で作られる作品は沢山ありますが、今作はかなりのB級。真っ白な立方体の部屋で行われる拷問や実験を永遠と描いています。
CUBEのようなトラップはありませんが、主人公のエルが常に怪しい行動を取るので、何を信じればいいのかわかりませんでした。用が済めばあっさりと白い部屋から解放されてしまいますが、最後の最後まで復讐に燃えるエルは異常そのものでした。(女性 30代)

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