映画『ディレイルド脱線』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ディレイルド脱線』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ディレイルド脱線』の作品情報
映画『ディレイルド脱線』の登場人物（キャスト）
映画『ディレイルド脱線』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ディレイルド脱線』の感想・評価・レビュー
映画『ディレイルド脱線』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『ディレイルド脱線』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0056884

製作年	2018年
上映時間	80分
ジャンル	パニックサスペンス
監督	デイル・ファブリガー
キャスト	ランス・ヘンリクセンフランク・ラマースシェイ・スモリックエヴァレット・ウォーリン
製作国	アメリカ

映画『ディレイルド脱線』の登場人物（キャスト）

イヴリン（カーター・スコット）: 旧式のSL列車内で走行中に行われる、「殺人ミステリー急行」の企画に参加した若い女性。友人のルーシーも、企画内の役者として参加している。
アビゲイル（シェイ・スモリック）: イヴリンと同じく、殺人ミステリー急行の企画に参加した少女。両親の代わりに、アントニアという家政婦が付き添いで乗っている。
トーマス（エヴァレット・ウォーリン）: イヴリンと同様に、殺人ミステリー急行の企画に参加した男。イヴリンたちと共に、列車内で起きた事件に遭遇することになる。
ルーシー（ブリー・マットソン）: イヴリンの友人で、殺人ミステリー急行の企画を演じる役者。企画内での役名は「デイジー」。
マニー（ランス・ヘンリクセン）: 殺人ミステリー急行を行なう列車が出発する駅の、責任者。

映画『ディレイルド脱線』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『ディレイルド脱線』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ディレイルド脱線』のあらすじ【起】

旧式のSL列車に乗って、走行中の列車内で起きる殺人事件の謎を解くというイベント「殺人ミステリー急行」が企画され、企画に合わせて20世紀初頭のような旧式の服に身を包んだ参加者たちが、列車に乗りこんで行く。

イベントに初めて参加する若い女性・イヴリンは、列車内の食堂車で、同じく初参加の少女・アビゲイルと同席になる。アビゲイルは参加しない両親の代わりに、アントニアという家政婦と一緒に乗っていた。乗客たちは車掌の提案で一か所に集まり、記念撮影を行う。

やがて車両内の電気がバチバチと点滅を始め、企画の案内人が姿を現す。アビゲイルたち乗客は食堂車の後方に座り、企画の出演者となる役者たちは前方に固まって座っていた。役者の中には、イヴリンの友人・ルーシーもいて、企画の中での名前「デイジー」を名乗っていた。

そして案内人がイベントの始まりを告げるのと同時に、車両内で倒れこむ。その背中には大きな包丁が刺さっていて、乗客たちはこれも企画の一部かと思っていたが、案内人の周りにいた役者たちは何か不安そうな顔を浮べ始める。

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映画『ディレイルド脱線』のあらすじ【承】

案内人を抱き起こそうとした役者の1人が、「本当に死んでる」と言い出し、そこで一番後方に座っていた男が立ち上がり、皆に銃を向ける。この男は列車強盗で、「イベントは終わりだ」と乗客や役者たちに告げると、持っている金品を袋に入れるよう命ずる。

更に役者のフリをしていた女性も強盗の一味で、拳銃を持った男に運転席へ行くよう指示する。男は運転手を脅して列車を止めさせようとするが、運転手は石炭をくべるスコップで反撃し、男の首を突き刺す。しかしその弾みで、男の撃った弾も運転手に命中し、列車は運転手不在の状態になってしまう。

そこで食堂車にいた車掌が、大きなカーブが近いのに列車のスピードが落ちないことに気付き、脱線の危険もあると察して乗客たちを後方の車両に避難させようとする。強盗の女性は乗客たちを止めようとするが、その時列車はカーブに差しかかり、カーブを曲がり切れなかった車両は脱線して崖下へ転落していく。

乗客たちが避難した最後尾の車両は、崖下の川に転落していた。このままでは車両が水没してしまうと考え、イヴリンたちは泳いで陸地まで行こうと試みる。

映画『ディレイルド脱線』のあらすじ【転】

しかし最初に川に飛び込んだ乗客が、水中から現れた半魚人のような怪物によって殺害される。そしてルーシーも怪物に水中へ引き込まれそうになり、イヴリンはルーシーの腕を引っ張って助けようとするが、怪物の力でルーシーの腕が引き千切られ、犠牲になってしまう。

そこで乗客の一人・トーマスが持っていた拳銃で怪物を撃ち、イヴリンたちはその隙に川へ飛び込んで、岸へと這い上がる。泳いでいたアビゲイルは怪物に捕まりそうになるが、アントニアが身を犠牲にしてアビゲイルを助け出す。

結局岸までたどり着いて助かったのは、イヴリンとアビゲイル、そしてトーマスとユージーンという乗客の4名だけだった。4人は川岸から連なる森の中を歩き続け、やがて廃墟のような建物にたどり着く。

4人はそこで体を休めようとするが、怪物は建物の中にまで侵入してきて、ユージーンが襲われてしまう。イヴリンたちは、建物の地下室に立てこもろうと考えるものの、その途中でトーマスが犠牲になる。

映画『ディレイルド脱線』の結末・ラスト（ネタバレ）

イヴリンはアビゲイルと地下室で2人きりになり、不安に怯えるアビゲイルを懸命に励ます。しかしアビゲイルは何かを悟ったかのように立ち上がり、地下室を出ると怪物の犠牲になってしまう。

そのまま地下室で夜を明かしたイヴリンは、朝になって建物を脱出すると、森の中で線路を見つけ、その線路沿いに歩き続ける。そして夜になってようやく駅にたどり着いたイヴリンは、駅にいた事務員らしい女性に助けを求める。

列車が脱線して多くの人が犠牲になったというイヴリンの話を、事務員は不思議そうな顔をして聞くと、駅の責任者であるマニーに報告をする。助けを求めてきた女性の名前がイヴリンだと聞いたマニーが、何かを察して事務所に戻ると、イヴリンはいつの間にか姿を消していた。

実はイヴリンたちが遭遇した事故は、96年前に起きた脱線事故だった。川に落ちた車両から遺体は発見されず、引き上げられた車両はその後博物館のように、見つかった乗客の遺品などを展示していた。そしてその車両の壁には、イヴリンを含めた乗客たちの、モノクロの記念写真が飾られていた。

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