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映画『デス・オブ・ミー』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『デス・オブ・ミー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『デス・オブ・ミー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『デス・オブ・ミー』の結末までのストーリー
  • 『デス・オブ・ミー』を見た感想・レビュー
  • 『デス・オブ・ミー』を見た人におすすめの映画5選

映画『デス・オブ・ミー』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0057003

製作年 2020年
上映時間 93分
ジャンル ホラー
監督 ダーレン・リン・バウズマン
キャスト マギー・Q
ルーク・ヘムズワース
アレックス・エッソー
ケリー・B・ジョーンズ
製作国 アメリカ

映画『デス・オブ・ミー』の登場人物(キャスト)

クリスティーン(マギー・Q)
夫のニールと共に、タイの離島であるクット島へ旅行に来た女性。旅行記者をしているニールの取材も兼ねての旅行だったが、不可解な事件に巻き込まれてしまう。
ニール(ルーク・ヘムズワース)
クリスティーンの夫で、旅行記者をしている。取材も兼ねてクリスティーンとクット島へ旅行に来ていたが、妻と一緒に不可解な事件に巻き込まれる。
サマンサ(アレックス・エッソー)
クリスティーンとニールがクット島で滞在している、民泊宿の家主。気分の悪くなったクリスティーンに、地元の医者を紹介する。
マディ(カット・インカラット)
クリスティーンとニールが訪れた、バーの女性店主。クリスティーンたちに、何かの薬品らしいものを混ぜた酒を飲ませる。

映画『デス・オブ・ミー』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『デス・オブ・ミー』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デス・オブ・ミー』のあらすじ【起】

旅行記者のニールとクリスティーンの夫妻は、ニールの取材も兼ねて、タイの離島であるクット島へ旅行に来ていた。テレビでは大型台風が接近しているというニュースが流れている中、今日は本国へ帰るという日の朝になり、2人とも昨晩の記憶がないことに気付く。

ニールの手は土で汚れていて、かすかに血の跡もあり、クリスティーンは見たことのない地元のものらしいペンダントを首から下げていた。昨夜何が起きたのかと気になりつつも、2人はタクシーで船着き場へと向かう。しかし島では恒例の祭りが近づいていて、タクシーは遠回りをしたあげく、文句を言った2人を強引に降ろしてしまう。

2人はなんとか船着き場にたどり着くが、クリスティーンのパスポートが見つからず、身分証がない人は船に乗せられないと言われてしまう。2人は仕方なく民泊していた宿に戻り、パスポートを探し始める。そこでニールがスマホの中に、昨夜の様子を録画した映像が保存されていることに気付く。

録画を見ればパスポートの行方もわかるのではないかと考え、2人はその映像を見始める。

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映画『デス・オブ・ミー』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『デス・オブ・ミー』のあらすじ【承】

2人はどこか野外のバーにいて、店主と思われる若い女性が2人に酒を注いでいた。マディという店主の女性は、酒の中に薬品のようなものを注ぎ込み、ニールは警戒心を強める。しかしクリスティーンはこれも冒険のうちだとその酒を飲むことを決め、マディは「あなたの勇気を称える」と、クリスティーンにペンダントを渡す。

ニールもクリスティーンに合わせて同じ酒を飲むが、その後映像はどこか遺跡のような場所の前に変わり、2人は野外で抱き合い始める。そしてニールはクリスティーンにの首を絞めると、グッタリと動かなくなったクリスティーンを、その場に掘った穴の中に埋めてしまう。

まるで悪夢のような映像の中身に、ニールもクリスティーンも言葉を失う。そして気分が悪くなったクリスティーンがトイレで嘔吐すると、口から泥のような物体が吐き出される。

そこに民泊先の家主・サマンサが戻って来て、具合の悪そうなクリスティーンを地元の医者に連れて行く。クリスティーンを診察した医者は、恐らくナンマンプライという幻覚作用を持つ薬品を飲んだのではないかと推察する。

映画『デス・オブ・ミー』のあらすじ【転】

医師の家を出たクリスティーンは、マディらしき女性が入れ墨屋の店から出てきたのを見かける。マディはそのまま見失ってしまったため、クリスティーンはカンダという女の入れ墨師に、マディのことを聞いてみる。カンダはマディのバーを教えてくれるが、そこに行くのはお勧めしないと忠告する。

クリスティーンはマディの店に行ってみるものの、あなたが酒を飲むと決めたのだと言われてしまう。何が起きているのかわからぬままクリスティーンが宿に戻ると、ニールの様子がおかしくなっていることに気付く。

ニールは船が来る予定だという小さな船着き場にいて、傍らで魚をさばいていた漁師の刃物を手に取ると、自分の腹をかっさばいて、そのまま海に転落する。クリスティーンは警察を呼んでニールの行方を探すが、落ちたはずのニールはどこにも見当たらなかった。

再び吐き気を催したクリスティーンは、再度医師の診断を受ける。すると、子供が出来ない体だと本国で診断されていたのに、妊娠していると医師に告げられる。

映画『デス・オブ・ミー』の結末・ラスト(ネタバレ)

実はこの島では、古くから伝わる伝統で、妊婦を生贄に捧げることにより、島の平和を保っていた。島の住人たちは共謀してクリスティーンに薬品を飲ませ、その胎内に「何かの生き物」を入れることで妊婦とし、近づく台風を避けるための生贄にしようとしていたのだった。

民泊宿の家主であるサマンサも住人たちの仲間とわかり、クリスティーンは1人で逃げ出そうとするものの、住人たちに捕まってしまう。クリスティーンはどこか遺跡のような場所で縛り付けられ、マディとクリスティーンを診察した医師が伝統に従い、クリスティーンの目と口を縫い付けようと試みる。

しかしクリスティーンはなんとか拘束を解いてその場を逃げ出し、ゴムボートに乗って島を脱出する。そして生贄を捧げることに失敗したクット島には台風が直撃し、住人たちの棲家は瓦礫と化してしまった。

クリスティーンの乗ったボートも高波に飲まれ、クリスティーンは遺体で発見される。島の住人たちと同じく死体袋に入れられたクリスティーンだったが、遺品だと思われたのかマディにもらったペンダントが袋に入れられると、クリスティーンは息を吹き返すのだった。

映画『デス・オブ・ミー』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

観光地の島で起きる怪奇現象という設定がまず秀逸。主人公が自分の死の映像を見つけるという冒頭の展開から、一気に不気味なムードに引き込まれた。現実と幻覚の境界が曖昧で、観客も一緒に狂気に落ちていく感覚。ラストの“儀式の真実”が明かされるシーンは背筋が凍るほど衝撃的だった。異国ホラーの雰囲気をよく活かしたサスペンス。(30代 男性)


ミステリーとオカルトが混ざり合った独特の作品。島全体が何かを隠しているような閉塞感が最高に不気味だった。特に、主人公がビデオで自分の“殺害映像”を見てからの展開がスリリング。徐々に現実が崩壊していく演出が上手い。終盤、すべてが“儀式のための犠牲”だと分かる瞬間、ぞっとした。ホラーというより神話的スリラー。(20代 女性)


前半は少しスローだが、徐々に狂気が増していく構成が見事。地元の人々が笑顔の裏で恐ろしい秘密を抱えているという設定が、まるで『ウィッカーマン』のよう。異文化ホラー特有の“理解できない恐怖”をしっかり描いている。最終的に主人公が「島を救うための生贄」になる展開は悲劇的だが、同時に神秘的でもあった。(40代 男性)


中盤以降の“現実が崩れていく演出”が素晴らしい。何が夢で何が現実か分からなくなる感覚が、主人公と完全にシンクロする。死と再生のモチーフが全体に散りばめられ、ラストの島の儀式へと繋がる構成が巧妙。マギー・Qの表情演技も秀逸で、狂気と恐怖を同時に感じさせる。異国スリラーとしてかなり完成度が高い。(30代 女性)


ストーリーの根底にある「信仰と犠牲」のテーマが深い。単なるホラーではなく、人間が生贄という儀式にどう意味を見出すのかを問う哲学的作品。島の住人たちが恐ろしくもどこか悲しい。主人公が最後に“自分の死”を受け入れる瞬間は、宗教的な美しさすら感じた。静かで残酷な結末が印象に残る。(50代 男性)


映像の色彩と音響が素晴らしい。特に夢と現実を行き来するシーンのカメラワークが巧みで、観る者を完全に惑わせる。海や島の自然が美しいほど、そこに潜む狂気が際立つ。物語後半で「すべては繰り返されている」という暗示が出るあたりは鳥肌もの。観終わった後も不思議な余韻が残る映画だった。(20代 男性)


異国の島というロケーションを最大限に活かした“逃げ場のない恐怖”。観光客が知らぬ間に儀式の一部になるという構図が不気味で、文明と信仰の対立を象徴している。主人公が少しずつ“死を受け入れていく”描写が痛ましくも美しい。スプラッターではなく心理的に追い詰めてくるタイプのホラーで、じわじわ怖い。(40代 女性)


マギー・Qが本当に素晴らしかった。恐怖、混乱、そして覚悟へと変化していく彼女の演技が、物語の説得力を高めていた。ラストの“儀式の島”の真相が明かされる場面は、狂気と静寂が同居していて見事。ストーリー自体はシンプルだが、テーマ性が強く、後からじわじわ効いてくるスピリチュアル・ホラー。(30代 女性)


物語の中で描かれる「再生の儀式」が印象的だった。主人公が殺され、蘇り、また同じ運命を繰り返すというループ構造が、宗教的寓話のように機能している。単なるホラーとして見ると分かりづらいが、神話的視点で見ると深みがある。島の住人たちが恐怖と信仰に支配される様は、現代社会への警鐘にも感じられた。(50代 女性)


全体的に静かで不穏なトーンが続くのが良い。血や悲鳴に頼らない“静かな恐怖”の演出が秀逸だった。序盤に出てくる“自分の死を映した映像”が物語の全てを象徴しており、最初から運命が決まっていたことに気づくと鳥肌が立つ。恐怖よりも運命の美しさを感じる、不思議なホラー体験。(20代 男性)

映画『デス・オブ・ミー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『デス・オブ・ミー(Death of Me)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ミッドサマー(Midsommar, 2019)

この映画を一言で表すと?

美しい花の楽園が、狂気と儀式の地獄へと変わる祝祭ホラー。

どんな話?

恋人を亡くした女性が、友人たちとともに訪れたスウェーデンの村で、夏至祭に参加する。しかし村の明るく穏やかな表情の裏には、恐ろしい“儀式”が隠されていた。鮮やかな光の中で繰り広げられる悪夢が観る者を圧倒する。

ここがおすすめ!

『デス・オブ・ミー』と同じく、異文化の儀式に巻き込まれる恐怖を描いた作品。昼間の明るい映像で恐怖を生み出すアリ・アスター監督の手腕が光る。美しいのに不穏、幸福なのに狂気というコントラストが見事。

ウィッカーマン(The Wicker Man, 1973)

この映画を一言で表すと?

信仰と理性がぶつかり合う、異教の島で繰り広げられるカルトホラーの原点。

どんな話?

警察官が行方不明の少女を捜索するため、孤島を訪れる。だが島の住民は異様な宗教儀式に従って生活しており、彼の理性を少しずつ崩していく。やがて明らかになる“恐るべき真実”に戦慄する。

ここがおすすめ!

『デス・オブ・ミー』が影響を受けたと言われる伝説的カルト映画。信仰と狂気が紙一重であることを、静かに、しかし強烈に描く。70年代特有の不穏な映像美と衝撃的なラストが今なお語り継がれる名作。

ホステル(Hostel, 2005)

この映画を一言で表すと?

旅先の楽園が、一瞬で地獄へと変わる拷問スリラー。

どんな話?

ヨーロッパ旅行を楽しんでいた若者たちが、スロバキアの街で豪華な宿に招かれる。だがその裏では、恐るべき“人間狩り”のビジネスが動いていた。無邪気な旅行者が悪夢に引きずり込まれていく。

ここがおすすめ!

『デス・オブ・ミー』と同様、“旅先での異文化の恐怖”を描いた作品。異国の美しさと残虐さのギャップが強烈で、エリ・ロス監督の容赦ない演出が恐怖を倍増させる。グロテスクながらも現代の警鐘として秀逸。

セレニティー:平穏の海(Serenity, 2019)

この映画を一言で表すと?

現実と幻が交錯する、知的で奇妙な心理サスペンス。

どんな話?

孤島で漁師として暮らす男ベイカーのもとに、元妻が現れ「夫を殺してほしい」と依頼する。だが物語が進むにつれ、彼の世界そのものが現実ではない可能性が浮かび上がる。

ここがおすすめ!

『デス・オブ・ミー』と同じく、現実と幻想の境界が曖昧になる“錯覚スリラー”。次第に狂気が支配していく展開と、意表を突くラストが魅力。マシュー・マコノヒーの演技が作品を一段上のサスペンスに引き上げている。

ザ・リチュアル(The Ritual, 2017)

この映画を一言で表すと?

北欧の森に潜む“神話的恐怖”が人間の罪を暴く。

どんな話?

親友を失った4人の男たちは、北欧の森で弔いの登山を行う。しかし深い森の中で、異様な儀式の痕跡を発見し、やがて古代の存在に取り憑かれていく。孤立と後悔が恐怖を増幅させる。

ここがおすすめ!

『デス・オブ・ミー』の“神秘的ホラー”要素をよりダークに発展させた作品。心理的恐怖と神話的存在の融合が秀逸で、静かな緊張感が続く。視覚的にも美しく、現代の民俗ホラーとして高く評価されている。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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