この記事では、映画『大名倒産』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『大名倒産』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0094002
製作年 | 2023年 |
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上映時間 | 120分 |
ジャンル | コメディ 時代劇 |
監督 | 前田哲 |
キャスト | 神木隆之介 杉咲花 松山ケンイチ 小日向文世 |
製作国 | 日本 |
映画『大名倒産』の登場人物(キャスト)
- 松平小四郎(神木隆之介)
- 徳川家康の血を引く青年。心優しくお人好しな性格で、突然丹生山の藩主に任命される。
- 松平新次郎(松山ケンイチ)
- 小四郎の兄であり松平家の次男。うつけ者だが庭師として天才的な才能を持つ。
- 間垣作兵衛(小日向文世)
- 小四郎の育ての父。鮭役人で、塩引き鮭作りの名人として知られている。
映画『大名倒産』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『大名倒産』のあらすじ【起】
1840年、江戸時代後期の越後にある丹生山藩は、名産品である塩引き鮭で栄えてきた地域だった。小四郎は、鮭役人であり塩引き鮭を作る名人の間垣作兵衛の息子として育った人物で、その日も元気に塩引き鮭を売り歩いていた。作兵衛は小四郎を武士として育てたかったが、亡き母は武士のように命を粗末にしてほしくないと願っていた。小四郎は母の影響を受け、優しくお人好しな人物になっていた。
ある日、作兵衛の家に役人が訪れていた。小四郎が帰ってくるなり役人は小四郎を若様と呼んで仰々しくひれ伏した。小四郎は作兵衛の子供でなか卯、丹生山藩藩主の実子なのだった。丹生山藩は徳川家康の血を引く名門であり、隠居を考え始めた藩主は他の三人の息子には継がせられないと考え、かつて妾が産んだ子供の小四郎に目をつけたのだった。
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映画『大名倒産』のあらすじ【承】
小四郎は藩屋敷に連れてこられ、藩主と対面した。その場で跡を継ぐことが決まってしまった小四郎は、13代目の藩主となり、すぐに幕府からの呼び出しに従うことになった。幕府への献上金が払われていないことを指摘された小四郎が藩の帳簿を確認すると、丹生山藩は25万両もの莫大な借金があることが判明した。
隠居した藩主にこのことを問い詰めると、藩主は計画倒産するつもりだったと計画を話した。それは藩の取り潰しと交換で借金を踏み倒すというものだったが、その場合藩主は責任を取って切腹しなければいけなかった。藩主はその責任をなすりつけるために小四郎を藩主に任命したのだった。切腹か借金完済かの選択肢しか無くなった小四郎は、借金完済を決意するのだった。
映画『大名倒産』のあらすじ【転】
小四郎は幼馴染である町娘のさよに協力を仰ぎ、家臣の反対を押し切って倹約を始めた。藩の蔵を整理し、使わないものを全て売却した。そして藩屋敷も売却し、兄弟が住む離れ屋敷を間借りすることになった。うつけ者と言われていた新次郎や頼りないと言われていた喜三郎も小四郎を快く受け入れた。大きな出費の要因である参勤交代では、道中全て野宿で乗り切り、肥料になる糞尿なども一つ残らず売っていった。
藩士たちは小四郎の努力によって団結していたが、前藩主は密会をしていた。そこには老中首座、大阪の豪商、両替商の女主人がいた。
丹生山に戻った小四郎は、育ての親である作兵衛を訪れると、村がすっかり廃れ、塩引き鮭ではなく不慣れな土木工事に励んでいた。小四郎はそれを見て藩のお金の流れに疑問を抱いた。一方の前藩主は、口封じのために勘定方の橋爪左平次を抹殺しようとしていた。橋爪は狙われていることを知り自死しようとしていたが、小四郎はそれを止めた。橋爪は両替商が中抜きしている事実を記した帳簿を作っていた。
映画『大名倒産』の結末・ラスト(ネタバレ)
いよいよ丹生山藩の借金が幕府に知られてしまい、小四郎は幕府から呼ばれた。小四郎は老中首座ともう一人の老中と対面し、両替商が中抜きしていたことを話した。老中首座は他の藩からも献上金を横領していたことが判明し、前藩主が現れ今までの悪事を告白すると、他藩の藩主から集めた署名をその場に見せた。小四郎に着服金について教えたのは前藩主だったのだ。
小四郎は着服金を回収することで借金完済の目処をつけることにしたが、幕府は丹生山藩が今後収入を確保できるのか疑問を持っていた。その時、丹生山から江戸に船が到着し、そこには大量の塩引き鮭を乗せた作兵衛がいた。船は旗本大番頭の小池が提供したものだった。小池は新次郎の婚約者の父であり結婚にも反対していたが、小四郎の熱意と塩引き鮭の美味しさに感動し、船を貸すことにしたのだった。こうして丹生山藩は倒産を回避したのだった。
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映画『大名倒産』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『大名倒産』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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