映画『ダーケスト・マインド』の概要:IAANという未知のウィルスの蔓延によって、子供達の90%が死んでしまった世界。生き残った子供達には超能力が備わったが、政府はこの突然変異を脅威として子供達を隔離した。子供達は理不尽な世の中で生き残ることができるのか。
映画『ダーケスト・マインド』の作品情報
上映時間:104分
ジャンル:SF、アクション
監督:ジェニファー・ユー・ネルソン
キャスト:アマンドラ・ステンバーグ、マンディ・ムーア、グウェンドリン・クリスティー、ブラッドリー・ウィットフォード etc
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映画『ダーケスト・マインド』の登場人物(キャスト)
- ルビー・デイリー(アマンドラ・ステンバーグ)
- 超能力を持った子供達が収容された施設で、自分の能力を偽り6年間生き延びた少女。他の子供達とは違う特別な超能力を持っている。子供を開放しようと動いているケイト医師に助けられ、施設を抜け出すことになる。
- リーアム・スチュワート(ハリス・ディッキンソン)
- かつて収容所を抜け出して以降、どのコミュニティにも属さず政府から逃げる生活を続けている青年。偶然出会ったルビーに惹かれる。超能力のカテゴリはブルー。
- チャブス / チャールズ(スカイラン・ブルックス)
- リーアムと共に行動を共にする少年。秘密の暗号を用いて、引き離された家族とコンタクトを取ろうとしている。超能力のカテゴリはグリーン。並外れた頭脳で仲間を助ける。
- スズメ / ズー(ミヤ・チェフ)
- 電気を操れる能力を持つイエローのため、両手にゴム手袋を嵌めて生活している女の子。リーアムとチャブスの旅に同行しており、毎晩お菓子のディナーを用意してくれる。無口。
- クランシー・グレイ / スリップキッド(パトリック・ギブソン)
- グレイ大統領の息子。超能力を持っているが、父親に超能力を無効化する人体実験をされ逃げ出した。独自のコミュニティを築き、政府の収容所やリーグから逃げてきた子供達を匿いキャンプを運営している。
- グレイ大統領(ブラッドリー・ウィットフォード)
- 国民を欺き、超能力を持った子供達を収容所に隔離し人体実験や過酷な労働を強いている。息子の超能力は施設に入ったことで「治った」と吹聴している。
- ケイト・ベグビー医師(マンディ・ムーア)
- 政府が管理している劣悪な収容所の実態を暴き、グレイ大統領を転覆させようと目論んでいる。反政府組織リーグのメンバー。ルビーの能力が政府に気付かれたことを秘かに警告し、彼女を逃がす手助けをした。
映画『ダーケスト・マインド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ダーケスト・マインド』のあらすじ【起】
原因不明の病によって、子供達の90%以上が死亡する大事件が起こっていた。IAANと名付けられた謎のウィルスは止まるところを知らず、ルビーの通う学校のクラスメイトも1ヶ月で半分が死んでしまった。奇跡的に生き残ったルビーは10歳の誕生日を迎え、両親から「ぐでたま」のキーホルダーをプレゼントされた。その夜ルビーは眠っている両親のベッドを訪れ、私のことで不安を感じないで欲しいと心から願った。その瞬間、ルビーの瞳がオレンジ色に輝いたのだった。翌日、両親の記憶からルビーの記憶のみが全て消えてしまっていた。見知らぬ子供の存在に動揺した両親は政府に通報、ルビーは収容所へと隔離されてしまった。
収容所では、子供達が能力別に色分けされて管理されていた。瞳がグリーンに光る子供達は高度な知能を持ち、ブルーはサイコキネシス、イエローは電気を自在に操り、オレンジとレッドは最も危険だとしてさらに隔離されているようだった。ルビーは色分けの際、収容所の医師にオレンジであることを知られてしまったが、思考を操れる能力を用いて自分をグリーンだと信じ込ませ6年間施設の中で生き延びた。
16歳になったルビーはグリーンに紛れて労働に徹していた。ところが、グリーンの割には覚えが遅いことを疑問視され精密検査を受けることに。結果は当然オレンジで、政府の命を受けたマクマナス大尉は、ルビーを処分しようとした。そこへ担当医として検査に当たった医師のケイトがルビーへ迫る危険を警告し、2人は収容所から逃げることに成功したのだった。
映画『ダーケスト・マインド』のあらすじ【承】
ケイトと共に施設から逃げ出したルビーは、ケイトの仲間で彼女と共にリーグという組織に属しているロブと合流する。しかし、ふとした弾みでロブの腕に触れたルビーは、リーグが政府と同じように子供達を集めている実態を超能力で覗いてしまう。ケイトとロブを信用できなくなったルビーはその場から逃げ出し、リーアム、ズー、チャブスの乗るバンに偶然駆け込んだ。彼らは、レディ・ジェーンという、トレーサーと呼ばれる賞金稼ぎから逃げる生活を送っていた。
ケイトとロブ、レディ・ジェーンの追手をまいた4人は、物資調達のため廃モールに立ち寄った。旅に必要な物を揃えたところで、モールで生活している子供達から伝説の人物スリップキッドの情報を得た4人は、警察無線を傍受して場所を特定。同じように逃亡生活を送っている子供達が集まり、スリップキッドによって治められているキャンプ「イーストリバー」を目指してモールを後にした。
スリップキッドのキャンプへ向かう道中、リーアムはルビーを家まで連れて行くと提案した。ルビーは自分の記憶だけを無くした両親の姿を遠目で眺め、付き添ってくれたリーアムと一緒に再びバンへ戻った。イーストリバーへ向けて出発しようとした時、レディ・ジェーンに追いつかれリーアムとズー、チャブスは捕まってしまった。ルビーは超能力を使いレディ・ジェーンに「一生歩き続ける」という暗示をかけ撃退。彼らは車を乗り捨て、なんとかイーストリバーへと到着した。キャンプの中でようやく出会えたスリップキッドは、なんとグレイ大統領の息子クランシーであった。
映画『ダーケスト・マインド』のあらすじ【転】
クランシーは初期に収容された子供達の生き残りで、大統領である父から超能力を無効化する人体実験を施されていた。しかし能力が失われることはなく、彼はオレンジの力を保有したままである。にも関わらず大統領は、超能力は病気で、治療できるものだと国民に説明した。子供達を、治療のためと称して収容し続けていたのだ。ルビーは初めて同じオレンジの能力を持つクランシーと出会い、力のコントロールをレクチャーされることになる。ルビーに能力の使い方を教える中でクランシーは、唯一習得できなかった「記憶を消す」方法を彼女が知っていると気が付いた。
一方のチャブスは、食事や睡眠時間、仕事の割り当てが無条件で決められているキャンプに違和感を抱いていた。クランシーの運営するキャンプが収容所やリーグと同じ役割を果たしているのではないかと疑いはじめたところに、クランシーに身体を奪われそうになったルビーが助けを求める。ルビーはクランシーに身体を触られたことで記憶を消す方法を習得されてしまったが、リーアムやズーに声を掛け、キャンプから逃げることを決めた。
そこへ政府の言いなりだったマクマナス大尉が現れる。クランシーの能力に操られ、政府軍の大半がクランシー側に付いていたのだ。クランシーは大人達に復讐するために子供を集め、超能力を用いた最強の軍隊を作ろうと計画していたのだった。処分されたと思われていたレッドの子供達もクランシーの手に落ちており、絶大な戦力の前にルビー達は撤退を余儀なくされた。
映画『ダーケスト・マインド』の結末・ラスト(ネタバレ)
クランシーのキャンプから命からがら逃げたルビー達だったが、チャブスは重度の火傷を負ってしまい動けずにいた。リーアムはチャブスを安全な場所へと運ぼうとしたが、怪我の程度が酷く動かすことができない。ルビーは仕方なくケイト達がいるリーグに助けを求めた。リーアムは、リーグに行けば二度と戻れないと知っているため最後まで反対したが、チャブスの治療をするためには彼らに頼らなければならなかった。やがて3人は、リーグの施設に保護された。
チャブスはリーグの施設で治療を受け一命を取り留めた。ルビーはケイトにリーグの本当の目的を問い質す。リーグの目的は、政府が運営する収容所の実態を暴いて大統領を失脚させることだと言う。そのために超能力を持った子供達を保護しているが、結局は子供達を利用していることに変わりはない。それでも政府に仇成すためならと、ルビーはリーグに残ることを決心した。
治療を終えたルビーとリーアムはお互いの愛を確信したが、ルビーはリーアムの記憶から自分を消した。ルビーはリーアムを巻き込まず、リーグにいる子供達の指導者として戦うことを選んだのだった。
映画『ダーケスト・マインド』の感想・評価・レビュー
X-MENシリーズを手掛ける20世紀フォックスが制作した、超能力をテーマにしたSF映画。主演の子供達のあどけなさが理不尽な世界との良い対比になっている。
笑えたのは、賞金稼ぎレディ・ジェーンに、ルビーが「あなたは森の中を一生歩き続ける」と暗示を掛け撃退するシーンだ。X-MEN ZEROのラストシーンでローガンの当時の恋人ケイラが、絶命する前に「足に血が滲むまで歩き続けなさい」と敵を操って撃退していた。これは、制作スタジオが同じだからオマージュなのか?まさかルビーが後のシルバーフォックスだとでも言うのだろうか?「ジェーン」というキャラクター名も引っかかるが、単なる遊びで関連はないのかもしれない。(MIHOシネマ編集部)
超能力を持った者たちが能力ごとに分けられるというなんだか既視感のある展開。『ダイバージェント』や『X-MEN』ぽさを感じながら鑑賞しましたが、設定は面白いもののストーリーが残念で途中で見るのを辞めようかと何度も思いました。
超能力を持つ子供たちが活躍するSFアクション作品なので、面白いはずなのですが終盤に向かうに連れて続編を作る気満々な展開で正直がっかりしました。
もう少しストーリーに盛り上がりや工夫があると最後まで面白く見られたかも知れません。(女性 30代)
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