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Netflixドラマ「デス・バイ・ライトニング」ネタバレ考察|実際に観て震えた“暗殺の真実”を解説

結論から言うと、『デス・バイ・ライトニング』は英雄と狂人を単純に分けない、非常に不穏な歴史ドラマです。
私が実際に観て感じた違和感と恐怖を、ネタバレ考察と解説で整理します。

最初に感じたのは「歴史がこんなに生々しい」という衝撃

『デス・バイ・ライトニング』は、
第20代アメリカ大統領ジェームズ・ガーフィールド暗殺事件を描いた作品です。

正直、
私は視聴前まで
「堅い歴史ドラマ」
を想像していました。

しかし実際は違います。

これは“国家の悲劇”ではなく、“個人の歪み”を描いた物語
でした。

あらすじ解説(ネタバレなし)|大統領と暗殺者、二つの人生

物語は、
理想を掲げる大統領ガーフィールドと、
彼を執拗に追いかける男チャールズ・ギトー、
二人の視点を行き来しながら進みます。

英雄と狂人という単純な構図は、意図的に崩されている
のが本作の特徴です。

政治、宗教、自己正当化。
時代の空気が、
二人の人生を少しずつ交差させていきます。

ネタバレ考察|ギトーは本当に「異常者」だったのか

※ここから先はネタバレを含みます。

彼は突然生まれた怪物ではない

チャールズ・ギトーは、
一見すると明確な狂人として描かれます。

しかし物語を追うほど、
彼の思考は、当時の社会と地続きである
ことが見えてきます。

  • 神の声を信じる宗教観
  • 成功者になれるという歪んだ自己評価
  • 社会から拒絶され続けた経験

これらが重なった結果、
彼は「使命」を信じ込んでしまった。

誰も彼を止められなかった理由

本作が恐ろしいのは、
ギトーの暴走を止められる機会が、
何度もあったことです。

しかし誰も“本気で危険だ”と扱わなかった

この軽視こそが、
悲劇を現実のものにしました。

ガーフィールドは理想的な大統領だったのか

一方で、
ガーフィールド自身も
完全な英雄としては描かれていません。

理想を語る一方で、制度に縛られ、身動きが取れない

彼の存在は、
個人の善意だけでは
国家を変えられない現実を象徴しています。

タイトル「デス・バイ・ライトニング」の意味

直訳すれば、
「雷による死」。

しかし作中での“雷”とは、
突発的な事故ではありません。

積み重なった無視、誤解、放置が落とした必然の一撃
です。

突然起きたように見える事件ほど、
実は長い前兆がある。

本作は、その過程を容赦なく描いています。

このドラマが重く、観づらい理由

『デス・バイ・ライトニング』は、
決してテンポの良い作品ではありません。

  • 説明的な演出が少ない
  • 不快な人物描写が続く
  • 救いがほとんど用意されていない

しかしそれは、歴史を美化しないという強い意思
だと感じました。

「デス・バイ・ライトニング」が刺さる人

  • 実話ベースの重厚なドラマが好きな人
  • 歴史を英雄譚として消費したくない人
  • 人間の歪みを深く描く作品に惹かれる人

逆に、
分かりやすい勧善懲悪を求めると、
かなり辛い作品です。

まとめ|これは暗殺事件の再現ではない

『デス・バイ・ライトニング』は、
ネタバレ考察や解説を通して見えてくる通り、
単なる歴史事件の映像化ではありません。

社会が「見なかったこと」にした歪みが、人を殺した物語
です。

雷は突然落ちたわけではない。
ただ、
誰も空を見上げていなかった。

観終わったあとに残る不安こそが、
このドラマが今作られた理由だと思います。

ぜひあなたの感想や考察も、コメント欄で教えてください。
この事件を、あなたは「異常な悲劇」だと感じましたか?

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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