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映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』の概要:スタントマン・マイクという異名を持つ男は、女の集団を車で襲うという奇行を繰り返していた。フィラデルフィアとレバノンで繰り広げられる、壮絶で斬新なカーアクションは一秒たりとも見逃せない。

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』の作品情報

デス・プルーフ in グラインドハウス

製作年:2007年
上映時間:113分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:クエンティン・タランティーノ
キャスト:カート・ラッセル、ロザリオ・ドーソン、ローズ・マッゴーワン、シドニー・タミーア・ポワチエ etc

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』の登場人物(キャスト)

スタントマン・マイク・マッケイ(カート・ラッセル)
スタントマン。女の集団を見つけると、それを追いかけて車で攻撃するという奇行を繰り返している。ドライビングの腕前は一流で、自身の車は殺人マシーンのように改造されている。ゾーイたちに反撃をくらい、ボコボコにされてしまう。立場が弱くなると、すぐに泣き言を言う醜い男。
アーリン(ヴァネッサ・フェルリト)
ジュリアたちと小旅行をしている。ジュリアのいたずらで、オースティンではバタフライという名の美女という噂をたてられる。しかし、誰にも声をかけられず傷つく。マイクに挑発され、ダンスをする。その後、マイクの乗った車によって轢き殺される。
シャナ・バナナ(ジョーダン・ラッド)
アーリンとジュリアの友人。彼女たちと一緒にバーに立ち寄る。お調子者で、三人の中では妹的存在。マイクに轢き殺される。
ジャングル・ジュリア・ルカイ(シドニー・ターミア・ポワチエ)
人気DJで、姉貴肌。強気な性格で、男にも物怖じしない。しかし、恋人のことになると弱い部分を見せることもある。マイクに轢き殺される。
パム(ローズ・マッゴーワン)
ジュリアの幼馴染。金髪の美女で、ジュリアとは犬猿の仲。マイクを誘い、送っていってもらうことになるが、車中でマイクに殺される。
アバナシー(ロザリオ・ドーソン)
ヘアメイクの女。撮影中の休みを使って、友人と共にドライブに出かける。ゾーイの遊びに付き合った結果、マイクとの死闘に巻き込まれてしまう。見栄から、臆病を隠すときがある。
リー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)
人気女優。休みを利用し、アバナシーやキムとドライブに出かける。アバナシーに利用され、彼女たちが車を借りるための担保として農夫の相手をさせられる。チアガールの格好をしている。
キム(トレイシー・トムズ)
スタントウーマン。アバナシーとジュリアを連れてドライブに出かける。命知らずのゾーイに辟易しながら、彼女に付き合う。マイクとの死闘を繰り広げ、勝利する。車オタク。
ゾーイ・ベル(ゾーイ・ベル)
スタントウーマン。キムの友人で、彼女たちと途中合流する。オーストラリア出身の車オタク。乗りたい車を下調べし、試乗と嘘をついて危険な遊びをする。衝突してきたマイクとの死闘を繰り広げ、勝利する。

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』のあらすじ【起】

テキサス州のオースティン。アーリンとシャナとジュリアの女三人衆が、シャナの父親の別荘へと向かうために車に乗っている。彼女たちはおしゃべりで、ガールズトークに花を咲かせている。DJであるジュリアの看板を見るたび、彼女たちは馬鹿騒ぎを始める。

お気に入りのバーへと寄った三人。アーリンはそこで、不審な黒い車を見かける。しかし、車はすぐに走り去り、アーリンも特にしつこく追うことはなかった。

バーにはジュリアの友人がいて、三人と一緒に飲み始める。その友人はアーリンを見て、あなたがバタフライねと話しかける。アーリンは何のことかわからずにいたが、実はジュリアがラジオで、オースティンにセクシーなバタフライという美女がやってくると話をしていたのだった。

バーを出た三人は、酔っ払って大騒ぎをする。その様子を、先ほどの不審な車に乗った男がじっくりと見ている。

別のバーへとやってきた三人。ジュリアはそこで、今すぐ会いたいというメッセージを男に送る。ジュリアはどこか、寂しそうな表情を浮かべる。

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映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』のあらすじ【承】

タバコを吸うために外に出たアーリン。彼女は再びそこで先程の不審な車を見つける。気になったが、そこへ若い男が近寄ってきて彼女に話しかけたため、彼女はその車のことを忘れてしまう。

店では、スタントマンのマイクが夜食を摂っている。その横に座っていた金髪のパムが、家に送っていってくれる人を探している。マイクは彼女に話しかけ、送っていっても良いと言う。

パムと一緒に飲み始めたマイクは、しきりにジュリアたちのテーブルを見ている。パムはジュリアと一緒の学校に通っていたことがあり、ジュリアを馬鹿にしたような話をマイクにする。その後、外に出てタバコを吸っているときに、マイクはジュリアに話しかける。

マイクはバタフライのことを知っていて、アーリンに声をかける。ジュリアは、もうそれは終わったのだとマイクに伝える。しかしマイクは、アーリンが誰にも声をかけられず傷ついていることに気づいていた。アーリンは、マイクを怖がっている。それは、度々見かけた不審な車のドライバーが、マイクだったからだった。

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』のあらすじ【転】

バーでの宴が終わり、マイクはパムを送っていくことにする。マイクの車はスタント用で、中には手製の椅子があるだけだった。

マイクは突然パムの言った進行方向とは逆に走り出す。猛スピードを出すマイクに怯えたパムは、今すぐ車を出して欲しいと訴える。しかし、マイクは暴走してパムをフロント部分に衝突させて殺してしまう。

楽しくドライビングしているジュリアたち。そこへ、マイクの車が目の前から突っ込んでくる。正面衝突した結果、マイク以外の全員が死んでしまう。

マイクが治療されている病院に、二人の警官がやってくる。事件の概要だけ見れば、酔った女たちがシラフのマイクよりも責任が重いが、警官はなんとなくマイクによる犯行ではないかと考えていた。

十四ヶ月後、車に乗ったマイクはレバノンにいた。コンビニに駐車していたマイクの隣の車には、メイクのアバナシー、女優のリー、スタントウーマンのキムが乗車している。

マイクは彼女たちを標的に決め、一旦その場を去る。彼女たちは空港に向かい、そこで友人のスタントウーマンであるゾーイと合流する。

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』の結末・ラスト(ネタバレ)

レストランで食事を摂る四人。雑談で盛り上がる中、ゾーイがアメリカでしたいことを話し始める。車オタクのゾーイは、440エンジンのダッチ・チャレンジャーに乗りたいのだ。下調べして、ある農夫がそれを売りに出していることを知っていたゾーイは、その人に試乗を頼んで楽しみたいと思っていた。

農夫のもとへと向かった四人。ゾーイはそこでキムに、走行中にロープを車に繋いで、体をフロントに出すという遊びをしたいと言い出す。キムは危険だと反対するも、ゾーイのしつこさに根負けする。アバナシーとリーを担保にして試乗に出かけようとするが、アバナシーが仲間外れは嫌だと言って付いてこようとする。

ゾーイとキムとアバナシーは、リーを担保にして試乗へと繰り出す。ハイスピードで走行する中、ベルトを車にくくりつけ、ベルトを持ったゾーイがフロントに体を出す。

危険な遊びに熱中する三人。そこへ、車に乗ったマイクが姿を現す。マイクの車がゾーイたちの車に近くと、衝突を始める。

クラッシュした二台が止まった後、キムが持っていた銃をマイクに発砲する。片腕を撃たれたマイクはその場から逃げるが、今度はゾーイたちがマイクを追いかけ始める。

ゾーイたちはマイクの車に何度も衝突し、とうとうマイクの車をクラッシュさせることに成功する。そして、三人はマイクをボコボコに殴るのだった。

映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』の感想・評価・レビュー

人によれば名作中の名作と推される作品。もちろんそういう人がいるのはよくわかる。すべてのカットの構図・被写体との距離等、さすがは世界を代表する監督というだけのことはある。ただ個人的にはこれが全力ですか。と疑問に思う。手抜きとは言わないが遊び心というにはちょっと軽いというか。もちろんこの作品はこれでいいんだろうけど、なんか全力で作った作品という感じがしなくてごにょごにょ。面白いんだけどこの前後に作った作品との落差が気になる。(男性 30代)


好き嫌いが分かれそうな今作。クエンティン・タランティーノ監督の作品はどれも個性が感じられる独特なものですが、今作はその中でも特に個性が際立つものだったと思います。
世界観はもちろん、キャラクターの設定や改造車のビジュアルなどどれをとっても他では見られないものばかりで個人的にはかなり面白かったです。
カート・ラッセル演じるマイクがイキった行動をする割には負けるとグチグチ言っててめちゃくちゃダサくて笑ってしまいました。(女性 30代)

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