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映画『デメキン』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『デメキン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『デメキン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『デメキン』の結末までのストーリー
  • 『デメキン』を見た感想・レビュー
  • 『デメキン』を見た人におすすめの映画5選

映画『デメキン』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0043563

製作年 2017年
上映時間 115分
ジャンル アクション
コメディ
監督 山口義高
キャスト 健太郎
山田裕貴
柳俊太郎
今田美桜
製作国 日本

映画『デメキン』の登場人物(キャスト)

佐田正樹(健太郎)
赤髪リーゼントがトレードマークの不良。幼いころは「デメキン」とあだ名をつけられ、いじめられていた。
合屋厚成(山田裕貴)
正樹の小学校からの親友。高校には進学せず、ラーメン屋で働いている。明るく、チームのムードメーカー。
真木(栁俊太郎)
暴走族「悪死魔」の元総長。正樹、厚成の憧れの人。
アキ(今田美桜)
厚成の恋人。気が強く、不良たちにおじけづくことはない。ガソリンスタンド勤務。

映画『デメキン』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『デメキン』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デメキン』のあらすじ【起】

福岡で育った佐田正樹は、幼いころ「デメキン」とあだ名をつけられ、同級生からいじめられていた。強くなろうと決意した正樹は、転校先で出会った合屋厚成と意気投合する。それから2人は地元で喧嘩を繰り返し、暴れまわるようになっていったのだった。

中学を卒業し、正樹は不良が多く集まる高校に入学した。赤いリーゼントヘアの正樹は、すぐに先輩たちに目をつけられ喧嘩となり、入学早々停学処分となってしまう。

一方、厚成は高校には進学せず、恋人のアキのためラーメン屋で働いていた。正樹や正樹の高校の仲間たちも、自然とそのラーメン屋に集まるようなり、いつしか不良たちのたまり場となっていた。停学があけ、先輩たちに仕返しをした正樹は、いつものようにラーメン屋に来ていた。そこで厚成は正樹に「また、一緒に走ろう」とチーム結成の提案をしたのだった。

中学時代、正樹と厚成は地元の暴走族「悪死魔」の総長、真木に憧れていた。「喧嘩は自分の強さを見せつけるためにするもんじゃなか。主張が正しいのを見せつける時にするもんたい」という真木の言葉を胸に、正樹たちは爆音を響かせたバイクで、真木とともに暴走していた。そんなとき、真木がバイク事故で亡くなってしまう。総長がいなくなり「悪死魔」は解散。そして今後ふたたび、真木のような悲劇がおこらないよう、暴走族結成を禁止したのだった。

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映画『デメキン』のあらすじ【承】

真木も暴走族の廃止を望んではいないと、正樹たちは「亜鳳」を結成した。そして、真木がいたころのように毎晩バイクを走らせた。そのころ、少年院から出所した「汝風」総長大八は、福岡統一を目標にかかげ勢力をのばしていた。当然「亜鳳」も目をつけられ、正樹は大八に呼び出される。大八は正樹に「頬にタバコを押し付けろ」と脅迫し「亜鳳」のメンバーは誰だ?と聞いた。正樹は言われた通りに頬でタバコを消し、大八をにらみながら「亜鳳は自分1人だ」と言い返した。すると、大八は正樹の度胸に感心し「お前のようなやつを待っていた。一緒に福岡統一を成し遂げよう」と正樹を「福岡連合」に誘ったのだった。

「亜鳳」は福岡連合の傘下に入り「幻影」と名前を変えた。そして、多くの福岡連合傘下のチームとともに、毎晩暴走行為を続けていた。そんなとき、不良にからまれているクラスメイトを助けた正樹は、「糸島連合」総長とタイマン勝負をすることになる。正樹は総長と互角に戦い、2人はボロボロになりながら、お互いを認め合ったのだった。

「福岡連合」はどんどん増え、13チーム、120人以上の大きな暴走族になっていた。福岡統一まであと少しという時、18歳になった大八は「福岡連合」を引退することになった。そして、正樹を2代目の総長に指名すると、大八は自分の特攻服をわたし「2代目で福岡統一をしてくれ」と正樹に夢を託したのだった。

映画『デメキン』のあらすじ【転】

正樹が総長になったことを喜ぶ厚成だったが、恋人のアキは「幻影」を引退してほしいと思っていた。厚成は総長になったばかりの正樹を支えたいからと、アキに「もう少し待ってくれ」伝えた。

あるとき、福岡の南を拠点とするチーム「蝉魔丸」に糸島の総長が襲われた。蝉魔丸は正樹率いる「福岡連合」と同じく、福岡統一をねらっていたのだ。蝉魔丸を攻めようと激昂する厚成だったが、正樹は総長として「仲間を危険にさらすことは出来ない」と言い、厚成を制止した。

そのころ、アキは厚成の子供を妊娠した。喜んだ厚成は「幻影」を引退してラーメン屋に就職しようと考えた。そして引退前に、1人蝉魔丸にのりこむが、厚成は返り討ちにされ入院することになってしまったのだった。病院に駆け付けた正樹は、アキの妊娠を知った。そして厚成は昔、正樹と同じくいじめられていて「初めてできた本当の友達が正樹だ」と話していたとアキは正樹に伝えた。それから正樹は、病室で痛々しく眠っている厚成の顔を見て、病室を出た。そして特攻服を羽織ると、廊下に集まった多くの福岡連合の仲間を率いて、蝉魔丸のもとへと向かったのだった。

映画『デメキン』の結末・ラスト(ネタバレ)

廃ビルを占拠していた蝉魔丸に、正面から攻め込む福岡連合。しかし、蝉魔丸の強さに正樹たちは押されていた。そこへ、復讐に燃える「糸島」の総長とそのメンバーも加わり「福岡連合」「糸島連合」VS「蝉魔丸」の全面戦争となる。争いのなか、蝉魔丸総長が屋上に行くと、福岡連合と糸島はそれぞれ立ちはだかる敵をおさえ、正樹を屋上へと導いた。

正樹が屋上につくと、蝉魔丸総長が1人涼しい顔で待っていた。一方、これまでの戦いで傷だらけの正樹に、蝉魔丸総長は「そんなんで勝てると思ってるのか?」と挑発した。しかし、正樹は蝉魔丸総長に渾身の一発を打ち、福岡連合は蝉魔丸に勝利したのだった。

乱闘のあと、足をひきずり血だらけの正樹たちは「ラーメン食べたいな」と言いながら、地元に戻っていた。するとそこへ、入院着の上から特攻服を羽織り松葉杖をついた厚成が、仲間たちを迎えにきた。正樹と厚成は強く抱き合い、戦いの健闘を称えるとともに、お互いの友情を確かめ合ったのだった。

映画『デメキン』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

幼い頃から「デメキン」と呼ばれいじめられてきた正樹が、喧嘩を通じて自分の居場所を見つけていく姿に胸が熱くなった。友情、裏切り、成長がリアルに描かれていて、特に親友・厚成との関係性はグッときた。最後のバイクシーンは青春そのもので、男同士の不器用な絆がたまらない。派手なアクションというより、人間ドラマ重視の作品だった。(20代 男性)


デメキンと呼ばれた過去に負けず、仲間たちと絆を深めながら自分の道を切り開いていく正樹の姿に、何度も涙しそうになった。喧嘩シーンはリアルで泥臭く、友情シーンでは思わず笑顔になったりホロリとしたり。特に、夢を語り合うシーンが印象的。ラストで彼らがそれぞれの道を歩み始める姿に、希望を感じた。(30代 女性)


最初は不良映画にありがちな展開かと思ったが、観るうちにどんどん引き込まれた。デメキンと呼ばれるコンプレックスを乗り越え、周囲の人間と向き合っていく正樹に共感。暴力一辺倒ではなく、心の葛藤や成長を丁寧に描いているのが良かった。友情の尊さを改めて感じさせてくれる一作だった。(40代 男性)


映画全体に漂う泥臭さと、登場人物たちの生々しい葛藤に引き込まれた。特に、厚成との友情が一筋縄ではいかず、喧嘩したりぶつかりながらも深まっていく様子がリアルだった。正樹が「夢を諦めない」と決意するラストには涙。ヤンキー映画だけど、ちゃんと心に響くテーマがある。(20代 女性)


子どもの頃からのコンプレックスを背負ったまま成長し、不器用なりに仲間を守り続ける正樹の姿がかっこよかった。暴力だけじゃなく、仲間や夢に対する純粋さが胸に刺さった。ラストは希望に満ちていて、観終わったあと清々しい気持ちになれる。ヤンキー映画初心者にもおすすめできる。(50代 男性)


暴走族や喧嘩がテーマなのに、どこか切なさや温かさを感じる作品だった。特に、正樹と母親との関係性がさりげなく描かれていて、彼の内面に深みを与えていた。友情だけでなく家族との絆もテーマにしている点に好感。派手さは控えめだけど、心にじんわり残る良作。(40代 女性)


正直、最初は暴力シーンに抵抗があったが、ストーリーが進むにつれて、正樹たちの真っ直ぐな思いに心を打たれた。特に、厚成との別れのシーンは涙なしには見られない。夢を追い続ける姿勢がかっこよく、大人になった今だからこそ響くメッセージが詰まっていた。(30代 男性)


タイトルからは想像できないほど、熱くて泣ける青春映画だった。見た目や過去に囚われず、夢に向かって進む正樹の姿勢がかっこよかった。特に、バイクで走り出すラストシーンは青春の象徴。友情や夢をテーマにしているので、若い人にも、大人にも刺さる映画だと思う。(10代 女性)


「デメキン」と呼ばれたことをバネに、誰よりも強くなろうとする正樹の姿が印象的だった。ただの喧嘩映画ではなく、心の痛みや希望を描いているところが良い。厚成との出会いや、敵だった者との和解など、人間関係の描写が丁寧。泥臭いけど、確かな成長を感じられる青春映画だった。(60代 男性)


単なるヤンキー映画ではなく、いじめ、コンプレックス、友情、夢と、いろんなテーマが詰まっていたのが良かった。正樹が自分の居場所を見つけるまでの道のりが、時に苦しく、でも力強く描かれていて感情移入しやすかった。大人になって観ると、また違った視点で感動できる作品。(50代 女性)

映画『デメキン』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『デメキン』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

クローズZERO

この映画を一言で表すと?

最強を目指す男たちの、熱く激しい青春バトル映画!

どんな話?

不良高校「鈴蘭高校」でトップを目指す転校生・滝谷源治が、個性豊かなライバルたちと激しい抗争を繰り広げながら成長していく物語。仲間との絆や裏切り、男たちのプライドがぶつかり合う、スピード感あふれる青春ドラマです。

ここがおすすめ!

迫力満点の喧嘩シーンと、仲間との友情に胸が熱くなる!小栗旬をはじめ、豪華キャスト陣がぶつかり合う演技バトルも見どころ。青春の痛みと熱さをこれでもかと詰め込んだ、観終わった後に熱い気持ちになれる作品です。

ビー・バップ・ハイスクール

この映画を一言で表すと?

不良だけどどこか憎めない、笑って泣ける青春不良映画!

どんな話?

トオルとヒロシ、二人の不良高校生が喧嘩に恋に友情に、毎日を全力で駆け抜ける姿を描く。荒っぽくもどこかユーモラスな展開で、80年代のヤンキー文化を象徴する作品。喧嘩だけじゃない、青春の甘酸っぱさが詰まったストーリー。

ここがおすすめ!

ただの不良映画ではなく、友情や恋愛、成長など多彩なドラマが魅力。主人公たちのコミカルなやり取りにクスっと笑い、時にはしんみり泣かされる。どこか懐かしく、今見ても新鮮な魅力に溢れた名作です。

悪の教典

この映画を一言で表すと?

爽やかな表情の裏に潜む、戦慄のサイコサスペンス!

どんな話?

完璧な教師・蓮実聖司の裏の顔は、感情のない冷酷なサイコパスだった――。彼が徐々に本性を現し、生徒たちを支配していく恐怖と緊張感に満ちたストーリー。次第にエスカレートしていく展開から目が離せない!

ここがおすすめ!

伊藤英明が演じるサイコな教師像が圧倒的。緻密に張り巡らされた伏線と、息を呑むようなクライマックスに引き込まれること間違いなし。スリリングな展開が好きな人に超おすすめの一本です。

HIGH&LOW THE MOVIE

この映画を一言で表すと?

圧倒的スケールで描かれる、熱き男たちの抗争劇!

どんな話?

五つのチームが支配するSWORD地区を舞台に、それぞれのプライドを賭けた戦いが繰り広げられる。アクション、友情、裏切り…様々な要素が交錯する群像劇。壮大なスケールと圧巻のビジュアルが圧倒的!

ここがおすすめ!

EXILE TRIBEメンバーが集結し、息を呑むアクションと美しい映像で魅せる一大エンタメ作品。個性豊かなキャラたちの熱いドラマに釘付けになること間違いなし!音楽と映像の融合も最高にクール。

闇金ウシジマくん

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社会の底辺を生きる者たちのリアルを描く衝撃作!

どんな話?

冷酷な闇金業者・ウシジマと、借金を背負った人々との壮絶なドラマ。借金に溺れ、堕ちていく人間たちのリアルな姿を描きつつも、ウシジマの中に見える一片の人間味が胸を打つ。社会の裏側をリアルに映し出す一作。

ここがおすすめ!

ただ過激なだけではなく、弱者のリアルな苦悩や、人間の欲望・業を丁寧に描いているのが魅力。山田孝之演じるウシジマの圧倒的存在感も見逃せない。重くて苦しいけれど、目を背けられないリアルがここにある!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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