この記事では、映画『ザリガニの鳴くところ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ザリガニの鳴くところ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0077766
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 126分 |
ジャンル | ミステリー ヒューマンドラマ |
監督 | オリヴィア・ニューマン |
キャスト | デイジー・エドガー=ジョーンズ テイラー・ジョン・スミス ハリス・ディキンソン デヴィッド・ストラザーン |
製作国 | アメリカ合衆国 |
映画『ザリガニの鳴くところ』の登場人物(キャスト)
- カイア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)
- 両親は出て行ってしまい、幼い頃から湿地で1人で生き抜いてきた少女。街の人々から湿地の女と呼ばれ、好奇の目にさらされている。
- テイト(テイラー・ジョン・スミス)
- 自然を愛する青年。優しい性格であり、カイアに字の読み書きなどを教える。大学進学を控えていて、親からはカイアに関わることをあまりよく思われていない。
- チェイス(ハリス・ディキンソン)
- 地元で裕福な家庭に育った青年。湿地で暮らすカイアに興味を持ち、声を掛けてくる。
映画『ザリガニの鳴くところ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ザリガニの鳴くところ』のあらすじ【起】
チェイスという青年の死体が湿地帯にあるやぐらの下で発見される。死因はやぐらから落ちたことが予測されるが、辺りにはチェイスの足跡も指紋も残されていなかった。
街のバーは事件の話で持ちきりだった。1人の客が湿地帯に暮らす少女の犯行ではないかという。彼女は人と猿の中間だという者もいるようだ。同じくバーに来ていた弁護士のトムはその話を興味深そうに聞いていた。
後日警察が湿地帯を訪れる。警察に追われて逃げ惑う少女カイア。やがて捕まり警察に連行される。カイアのもとを訪れたトムはカイアの弁護を担当することになったと告げる。カイアを助けたいというトムにカイアは自身の過去のことを語りだす。
かつてカイアは家族で湿地帯に暮らしていた。父は暴力的な性格であり子供達や母に日常的に暴力を振るっていた。父の暴力に耐え切れず、ついに母は家を出て行ってしまう。母に続いて兄弟たちも家を出ていくがカイアは1人父のもとへ残った。
しばらくは優しかった父であったが、母から届いた手紙の内容に激怒しそのまま家を出て行ってしまった。事情を知った商店のジャンピン夫婦は幼いカイアを手助けし、カイアは1人でなんとか生き抜いていった。
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映画『ザリガニの鳴くところ』のあらすじ【承】
湿地帯で暮らすカイアのもとへテイトという青年が訪ねてくる。初めは警戒するカイアであったが、読み書きを教えてくれて、何かと親切にしてくれるテイトにだんだん心を開いていく。
2人は恋人となり幸せな日々を送るが、テイトの大学進学が決まり街を去らなければいけなくなってしまう。テイトは1ヵ月したら戻るとカイアに告げて去っていくが、約束の日にテイトが現れることはなかった。
孤独になったカイアのもとにチェイスという青年が現れる。カイアは寂しさを紛らわすためチェイスと過ごすようになる。そしてチェイスはカイアにプロポーズするのであった。
そんな時、テイトが再びカイアのもとに現れる。今更何をしにきたと怒るカイアに、テイトは学歴も仕事もカイアがいないと意味がないことに気が付き、カイアのもとを離れたことを今でも後悔していると心からの謝罪を述べる。カイアは何も言わず、涙を流しながら家へと入っていくのであった。
ある日、街に買い物に出たカイアは、チェイスを見かけて声を掛ける。チェイスは別の女を連れており、婚約者だと告げられ茫然とするカイア。しばらくして、カイアのもとへチェイスが弁解にくるが、カイアが応じることはなかった。
映画『ザリガニの鳴くところ』のあらすじ【転】
父が税金を滞納していたせいで、家の所有権が他にうつってしまうことを懸念したカイアは税金の支払いに必要な収入を得るため、自身が描いた絵を出版社に送る。カイアの絵はすぐに編集者の目に留まり、本の出版が決定する。
すると本を見たと兄のジョディが訪ねてくる。2人は再会を喜ぶ。ジョディは他の兄弟とは疎遠であり、母は病死してしまったことを教えてくれる。母は父に子供を引き取りたいと手紙を書いたが、子供に近付いたら子供たちを死ぬほど殴ると言われ諦めざるを得なかったそうだ。それでも子供たちを引き取りたいと弁護士費用を貯めていたがその最中に病死してしまったことを聞かされる。
チェイスはカイアに振られた腹いせにカイアの家をめちゃくちゃにして去っていく。そしてその数日後にチェイスは遺体となって発見された。
裁判で、トムはカイアにはチェイスが死亡した日のアリバイがあることを主張する。編集者との打合せのために、バスに乗って泊まりがけで出かけていたのだ。トムは陪審員に対し、我々は恥ずかしいことに彼女を湿地の娘とレッテルを貼り拒絶した。どうか偏見をなくし彼女を見てほしいと訴える。結果、カイアは無罪を勝ち取ったのだった。
映画『ザリガニの鳴くところ』の結末・ラスト(ネタバレ)
その後、カイアはテイトと結婚し幸せな人生を送る。ジョディ家族との関係も良好であり、カイアは幸せに満ち溢れていた。月日は流れ、年老いたカイアは1人でボートに乗り湿地を漂っていた。母の幻を見たカイアは安堵の表情を浮かべ、そのままボートで息を引き取る。自分が世を去る時は密やかにすーっと消えたい。それがカイアの願いだったのだ。
カイアの亡きがらを見つけたテイトは悲しみに暮れる。後日、テイトはカイアの残したノートを読んでいた。そこには湿地に生息する生き物や植物の絵、テイトと出会ったときのことも書かれていた。最後のページにはチェイスの似顔絵が描かれており、弱者が強者を葬ることもあると書いてあった。そして、カイアがチェイスに贈った珍しい貝でできたネックレスが一緒に収められていたのだ。それは、チェイスが亡くなる直前まで肌身離さず着けていたものであった。
テイトはチェイスを殺した犯人がカイアであることを悟り、そっとノートを閉じると、ネックレスを湿地へと投げ捨てて、カイアの秘密を永遠に葬るのであった。
映画『ザリガニの鳴くところ』の感想・評価・レビュー
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映画『ザリガニの鳴くところ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ザリガニの鳴くところ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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