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映画『ダイバージェントFINAL』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ダイバージェントFINAL』の概要:近未来のシカゴ。人類を5つの派閥に分けていた時代が終わり、混沌としていた。異端(ダイバージェント)のトリスたちはフェンスを越え、シカゴを脱出する。外には驚くべき世界が待ち受けていた。

映画『ダイバージェントFINAL』の作品情報

ダイバージェントFINAL

製作年:2016年
上映時間:120分
ジャンル:SF、アクション
監督:ロベルト・シュヴェンケ
キャスト:シェイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、ジェフ・ダニエルズ、マイルズ・テラー etc

映画『ダイバージェントFINAL』の登場人物(キャスト)

トリス(シェイリーン・ウッドリー)
「勇敢」に所属していたが、どこにも属さないダイバージェント(異端)と判明。当初は危険視されていたが、人類存続のためのキーパーソンであることがわかる。外の世界に逃亡し、壁の真実を知ることとなる。
フォー(テオ・ジェームズ)
「勇敢」に所属。トリスとともにシカゴの外へ逃亡するが、やがて外の世界に不審を抱くようになる。
ピーター(マイルズ・テラー)
「高潔」出身で「勇敢」。状況に応じてコロコロと立場を変える男。
ケイレブ(アンセル・エルゴート)
トリスの兄。トリスとともにシカゴから逃亡する。
デイビッド(ジェフ・ダニエルズ)
遺伝子繁栄推進局の局長。人類存続のための重要な実験に、トリスが欠かせないと考えている。
イブリン(ナオミ・ワッツ)
博学の時代に代わって、シカゴを支配する「無派閥」のリーダー。フォーの母親。
ジョアンナ(オクタビア・スペンサー)
「平和」のリーダー。イブリンと対立する。

映画『ダイバージェントFINAL』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダイバージェントFINAL』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダイバージェントFINAL』のあらすじ【起】

人類を区別していた派閥が崩壊したあと、事態はよくなるどころか悪化していた。かつての支配者であった高潔のメンバーは次々に裁判にかけられて処刑された。イブリンが率いる無派閥が、高潔に代わってシカゴを支配していたのだ。トリスはこの状況に絶望するが、過去からのメッセージ「ダイバージェントこそ、人類存続のカギ」という言葉を思い出す。街を囲む高い壁の向こうには何かがあると信じ、越える決意をする。

逃亡を企てたトリスたちは、無派閥の激しい攻撃をかわしていく。ついに、街を囲んでいた巨大な壁を乗り越えた。夢に見た外の世界だったが、そこは草も生えない荒れた大地だった。土は汚染され赤色に染まり、空からは血の雨が降り注いだ。

無派閥も壁を越えて追いかけてくる。襲われそうになった瞬間、目の前の風景に大きな穴があき、別の世界につながった。別世界を区切っていたのは偽装壁というものだった。偽装壁から戦隊が現れて追っ手を退治し、トリスたちは保護された。

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映画『ダイバージェントFINAL』のあらすじ【承】

トリスたちが案内されたのは、最先端技術を備えた未来都市だった。街は遺伝子繁栄推進局が統括していて、彼からシカゴの成り立ちを聞かされる。

人類はかつて遺伝子操作を繰り返した結果、人間性を失い、文明が崩壊してしまったのだという。推進局は遺伝子を純粋状態にする実験を行った。遺伝子操作をしていない人間だけを集め、シカゴという街を作ったのだという。それ以来200年間、彼らはずっとシカゴを観察していたという。

トリスは局長デイビッドのもとに案内された。トリスの母はシカゴ出身ではなく、推進局の周辺部にいたところを救われた損傷者で、シカゴへは自らの意思で行ったのだと。

推進局での新しい生活が始まり、フォーはパトロールの訓練を、ピーターとケイレブはシカゴの街の監視業務にあたった。監視カメラで覗いたシカゴの街は、ますます激しく対立していた。

局長デイビッドは、トリスの存在を重要視し、評議会に出席させるつもりでいた。

映画『ダイバージェントFINAL』のあらすじ【転】

訓練を受けたフォーは、推進局のパトロールの実戦に駆り出された。テント村にいる子供を救出するためだと聞かされるが、実際は親を殺害し、子供を連れ去る仕事だった。さらに子供たちにガスを吸引させ、一切の記憶を消していた。新たに育て直すためだという。

子供を略奪している事実を知り、フォーはトリスとシカゴに戻ろうとする。トリスは断り、評議会に出ることを優先した。フォーはひとりシカゴに向かった。

シカゴでは、ジョアンナが率いる対抗軍が結集し、イブリンとの戦争が始まろうとしていた。

評議会でトリスは、人類を分類するのは間違いだと訴える。シカゴはデイビッドが管理していて、派閥を復活させるつもりだと聞かされる。派閥がある方が平和を保てるという考えに、トリスは反発する。

デイビッドはピーターに任務を依頼する。記憶を消去するガス装置をシカゴに持ち運び、街中に拡散せよというものだった。

映画『ダイバージェントFINAL』の結末・ラスト(ネタバレ)

ピーターはイブリンのところへ行き、ガス装置を渡す。街の換気システムを利用して、イブリンに拡散をさせようとしていた。

デイビッドを信頼できなくなったトリスは、脱出するために、監視係のケイレブにフォーを捜索させた。監視カメラから覗いたシカゴの光景を見ると、フォーは監禁されていた。そしてデイビッドの真の目的は、シカゴの人の全記憶を消すというものだと見抜いた。トリスは推進局を離れ、飛行機を盗みシカゴに向かった。

シカゴでフォーと再会したトリスは、セラムの拡散を阻止すべく、イブリンを止めに走った。妨害を突破し、トリスが拡散システムを破壊した。その様子をデイビッドは監視システムで見ていたが、止めることはできなかった。

トリスは市民に真実を伝える。外の世界の人が作った派閥をやめて、今こそ団結しようと呼びかけた。シカゴは実験台ではない!と訴えるその様子を、デイビッドは監視カメラでじっと見つめるのだった。

映画『ダイバージェントFINAL』の感想・評価・レビュー

近未来の派閥システムを描いたシリーズの完結編。トリスは回を重ねるごとにたくましくなっていく。1・2では、博学vsその他の派閥という構図だったのに、FINALでひっくり返ってしまった。推進局という最大の敵が登場し、200年もシカゴを監視していたとは驚きだ。戦う相手が変わっても、トリスの行動は一貫している。派閥や差別をなくそうという強い意志が彼女を突き動かしていて、物語の中心を支えていると感じた。(MIHOシネマ編集部)


人気シリーズ第3弾。壁の向こうにある世界は一体どうなっているのだろう、幸せな世界が待っているのか…と期待して鑑賞しましたが、シカゴ自体が監視された実験都市だったということが判明します。これまでシカゴの中の5つの属性の中で戦ってきましたが、今作ではシカゴの住人と外の世界のもっと大きな敵との戦いが繰り広げられます。
これまでいかに小さなコミュニティで揉め事をしていたのかがよくわかる構成になっていて、彼らが力を合わせる姿もとても感動的でした。
続きが気になる終わり方ですが、映画はこれで終了だそう。ドラマ版で続きが描かれるのか気になります。(女性 30代)


シリーズ3作目となる今作ではとうとうヒロイン一行が街の外へ。
街の外は荒涼としていて汚染地域となっていたが、実はそれが違ってヒロインがいた街は実験都市だったと明かされる。これまでは街の中での戦いだったけれど、3作目ではかなり世界観が広がり保護された場所でもカルチャーショックを受ける。そもそも、ヒロイン一行を保護した団体が見るからに怪しくやっていることも同義に反しているので、味方とは言い難い。最終的にヒロインの強い意思と心で民衆に真実が明かされるのだが、物語はここで終わる。壮大なストーリーの終わりに感動と達成感を得ることができた。続きがあってももうお腹いっぱいな感じがした。(女性 40代)

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前作 ダイバージェントNEO

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