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映画『ドン・ジョン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ドン・ジョン』の概要:無敗のナンパ記録を持ち、寝る女に困らないくらいモテる男。仲間たちからドン・ジョンの愛称で親しまれている彼は無類のポルノ好きだった。ある日、いつものように仲間たちとクラブでナンパをしていると、そこに彼の理想を体現したような女性が現れた。

映画『ドン・ジョン』の作品情報

ドン・ジョン

製作年:2013年
上映時間:90分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
キャスト:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、スカーレット・ヨハンソン、ジュリアン・ムーア、トニー・ダンザ etc

映画『ドン・ジョン』の登場人物(キャスト)

ジョン・マテーロ・ジュニア (ジョセフ・ゴードン=レヴィット)
ポルノ中毒者。仲間からはドン・ジョンの愛称で親しまれている。
バーバラ・シュガーマン(スカーレット・ヨハンソン)
バーに現れた、ジョンの理想を体現するようなルックスをした女性。
エスター(ジュリアン・ムーア)
ジョンが通い始めた夜間学校に通っていた女性。同じ講義を受けたことから知り合う。

映画『ドン・ジョン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ドン・ジョン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ドン・ジョン』のあらすじ【起】

パソコンの前に座り、インターネットを徘徊して理想の動画を探す男。彼は女に困らないくらいモテてはいたが、中途半端なセックスよりも、男の理想が詰まったポルノの方が興奮すると考えていた。ナンパのためにやって来たクラブで、友人と共に女の品定めをするジョン。踊り狂う人混みの中に、彼は理想の女を見つける。声をかけ、共に踊り、会話も弾む。今日も彼のナンパは成功したかに見えたが、ホテルに連れ込もうとした直前、女性に逃げられてしまう。仕方なく気晴らしに他の女に声をかけたジョンは、そこそこの女と一夜を共にした。

実家の家族と教会を訪ねたジョン。週末がやってくると、そこで神父にポルノを見たことと、婚前性交を行ったことを告白するのが彼の習慣になっていた。懺悔するジョンに神父は十回祈りを捧げるよう言う。それで罪は赦されると続けた。実家での食事中、未だ独身でいることを母親になじられるジョン。父親はテレビに夢中で、妹はスマートフォンの画面から目を離さない。孫の顔が見られないと嘆く母を尻目に、ジョンは居心地の悪さを感じた。

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映画『ドン・ジョン』のあらすじ【承】

クラブで会った女のことを忘れられないジョンは、友人の手を借りてフェイスブックを通じ、再度交流を試みる。女の名前はバーバラだと知るジョン。メッセージを受け取ったバーバラはジョンの誘いに応じ、会うことが決まった。

理想の女に再会したジョンは、彼女を自分のものにするため、つまらない映画に付き合い、彼女が望む言葉をかける。その裏でジョンは、目の前に現実があるというのに、フィクションで感動する奴の気が知れないとバーバラを蔑む。

バーバラは容姿だけじゃなく、セックスの相性までも理想通りだった。彼女こそが運命の女性だと確信したジョンは、バーバラを家族に紹介した。母はバーバラの訪問を喜んだ。父は依然としてテレビに熱中し、妹はスマートフォンから目を離さなかったが。

結婚を本気で考えているのなら、今の職であるバーテンダーよりも給料の良い仕事をしてほしいとバーバラは言い、そのために夜学の一講義でも受けるようにとジョンを促した。バーバラに言われるまま大学に通い始めたジョンは、そこで同じ講義を受講していた年上の女性のエスターと知り合う。

映画『ドン・ジョン』のあらすじ【転】

とある休日、新生活の準備のためにホームセンターへ出かけたジョンとバーバラ。工具を選ぶバーバラに、ジョンは掃除用具を探すと言い、別の売場に向かおうとした。しかし、そんな彼をバーバラは呼び止めた。どうして、掃除用具を探す必要があるのかとバーバラはジョンに問う。ジョンは掃除をするためだと返す。バーバラは掃除なんて男のする仕事じゃない。家政婦を雇ってやらせればいいんだと言う。だが、自室の掃除はジョンにとって趣味の一つだった。自分の生活圏を自分で管理する。それが、彼にとって快感だった。生活様式の違いを感じたジョンだが、口だけはバーバラに従う振りをして、その場を凌いだ。

大学から家に帰ると、恋人が怒り心頭でジョンのパソコンを見ていた。ウェブの閲覧履歴を引き合いに、バーバラと会っている日の夜もポルノの閲覧サイトを見ていたことを指摘されたジョン。バーバラはジョンに別れを言い渡し、帰ってしまった。

週末。家族と訪れた教会で、ジョンは恋人に嘘を吐いていたことを懺悔した。そんな彼に神父は十回祈るよう言う。それで罪は赦されると。

大学でエスターに講義を受ける理由を聞かれる。夜学に通っているのは、恋人に言われたからで、彼の意思ではなかった。そして、その恋人と別れたばかりのジョンはエスターに事実を話せなかった。

映画『ドン・ジョン』の結末・ラスト(ネタバレ)

家に引きこもるようになったジョンを心配して、友人がやってきた。バーバラと別れることになった経緯を打ち明けるジョン。話を聞いた友人は、そんなことで全てを失うことはない。せめて、もうすぐ単位がもらえる大学の講義には出ろと彼を励ました。

渋々再び通いだした講義の終わり。ジョンはエスターと交わった。彼女も自分の心の傷を癒してくれる者を求めていた。恋人と別れた経緯を話すと、ジョンのセックスは一方的だと言われてしまう。ポルノと違って、恋愛には相互作用が必要なのだと説くジョン。言われたジョンは打ちひしがれる。エスターはジョンに風呂に入るよう勧めた。

風呂から上がると彼女は泣いていた。事情を聞くと、彼女は十四カ月前に夫と息子を交通事故で亡くしたと打ち明ける。互いの隠し事を打ち明けた二人は、相手に埋没するセックスを味わった。

週末の教会。ジョンは神父にポルノを一週間も断ったことを打ち明ける。そして、今度も婚前交渉ではあるものの、真実の愛に気づいたと。しかし、神父はいつもの様に十回祈れとジョンに言う。今回ばかりは祈りの数も減らしてもらえるだろうと思っていたジョンは神父の言葉に面食らった。

家族に別れたことを打ち明けたジョン。孫を欲しがっていた両親は、折角できた恋人を手放したジョンを責める。しかし、妹だけはスマートフォンから視線をジョンに移し、「あの女には自分だけしかなかった。彼女が求めていたのは都合のいい男だ」とジョンの選択を称賛した。

真実のセックスを見つけたジョンは、ポルノだけでなく、友人と集まったクラブでもナンパを止めるようになった。

映画『ドン・ジョン』の感想・評価・レビュー

本作は、伝説のプレイボーイでドン・ジョンと呼ばれるほどのモテ男の主人公ジョンが本当の愛を探す姿を描いたコメディー作品。
主人公を演じるジョゼフ・ゴードン=レヴィットが監督を務めている。
特に、毎週教会で神父に現状報告して懺悔するシーンや家族とのやりとりが面白かった。
笑える下ネタコメディーとなっているので、男性は共感できる部分が多いと思う。
予想していた結末とは違い、シリアスな終わり方なのも良かった。(女性 20代)

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