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映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の概要:「10万年後に助けてくれ」「リングは、ひとつ。救いたい星は、ふたつ」これまでのドラえもんとは趣向が変わり、メッセージ性の強いイラストとキャッチコピーで一世を風靡した映画ドラえもんシリーズの37作目。真夏の気温に耐えかねたのび太たちが向かった先は、最近漂着した氷山。そこで見つけた不思議なリングが、10万光年先の星とのび太を繋ぐ。

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の作品情報

ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

製作年:2017年
上映時間:101分
ジャンル:ファンタジー、アニメ
監督:高橋敦史
キャスト:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昂 etc

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映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の登場人物(キャスト)

ドラえもん(水田わさび)
未来からやってきたね小型ロボット。いつもダメダメなのび太を不思議な道具で助けてくれる。妹のドラミちゃんから氷難の相が出ていると忠告を受けるが、全く意に介さない。
野比のび太(大原めぐみ)
運動も勉強も全くダメな小学生の少年。唯一射撃とあやとりが得意。氷山の中から不思議なリングを発見する。
剛田武 / ジャイアン(木村昴)
のび太の学校の同級生。俺様主義で超が付くほど歌が下手。いつもは偉そうに威張っているが、いざというときは助けてくれる仲間想いな一面を持つ。
スネ夫(関智一)
のび太の学校の同級生。お金持ちの坊ちゃん。困難にぶつかると決まって最初に投げ出すが、文句を言いながらもなんだかんだ最後まで付き合う。
しずかちゃん(かかずゆみ)
のび太の学校の同級生。のび太の唯一の理解者。バイオリンを習っており、シャワーやお風呂が大好き。
カーラ(釘宮理恵)
ヒョーガヒョーガ星の住人。氷に覆われて住めなくなってしまった故郷を救うため、南極の地下にあるヒョーガヒョーガ星人が築いた古代遺跡を訪れる。
ヒャッコイ博士(浪川大輔)
カーラと同じヒョーガヒョーガ星に住む博士。カーラと共に南極でヒョーガヒョーガ星を元に戻す方法を探している。
パオパオ<モフスケ(遠藤綾)、ユカタン(東山奈央)>
ゾウやマンモスに似た2本足の生物。大きな耳と長い鼻が特徴。非常に長寿で、冬眠し続ければ何百万年も生きることができる。のび太は、パオパオの1体に「モフスケ」と名付け、カーラと一緒に行動するパオパオは「ユカタン」と呼ばれる。

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』のあらすじ【起】

35度の猛暑を記録する東京、暑さにうだっているのび太とドラえもんは、かき氷を食べようとつい最近流れ着いた巨大氷山へドラえもんの道具で向かう。その際に、ドラえもんの妹から占いで「氷難」の相が出ているから気を付けろと言われていたが、ドラえもんは聞く耳を持たずのび太とかき氷を食べまくる。

夏休みの間、この氷山の上に遊園地を作ろうと言うのび太の提案に乗り、ドラえもんの不思議な道具を使って遊園地を作り出す。そこへ同級生のジャイアンとスネ夫、しずかちゃんも呼んで5人は楽しく遊ぶ。

その途中、のび太は氷の中に埋まっている大きな腕輪ほどのリングを見つける。遊んでいると次第に巨大な氷山が解け始め、5人はいつもの空き地へ戻ってきた。

のび太が持って帰ってきたリングは、10万年前に氷の中に埋められたものだと判明し、5人はそのリングを調べるべく再び氷山に向かう約束をする。その夜、のび太は夢の中で不思議な少女の姿を見た。

次の日5人は、やってきた氷山の海流を遡り氷山が誕生した場所を特定する。スネ夫によると、南極には古代文明があった都市伝説まであるため、5人のテンションは不思議な冒険に盛り上がっていく。

ドラえもんの道具で雪ぞりを出し、5人は南極の冒険に出かける。氷山を登ったり、氷の割れ目に落ちたり、ペンギンの群れの傍を走ったり、オーロラを見たり。ブリザードに遭いながらも5人は南極大陸の奥へ進む。

地下に埋まるものを探すドラえもんの道具で、5人は南極の氷の下に巨大なぽっかりと空いた空間を見つける。足元の氷の下には、町1つ分がまるまる凍っていた。

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』のあらすじ【承】

ドラえもんたちは、町の中心に聳え立ち足元の氷から突き出している塔の中に入る。そこで、氷漬けの毛むくじゃらのマンモスに似た不思議な生物を発見し、氷を溶かしてみる。すると、不思議な生物はまるで何事もなかったかのように動き出し、のび太とドラえもんに親愛を示す。

10万年前にこの場所で何があったのかを調べるため、のび太たちはタイムスリップした。10万年前のこの地もやはり南極の氷の下ではあったが、氷は無く古代遺跡のままで、なぜか太陽もないのに明るかった。

5人が人気のない町をタケコプターで飛び回っていると、遠くの遺跡で爆発が起きる。マンモスのような生き物の「モフスケ」がのび太を背中に乗せて走り出す。

爆発の先には、モフスケと似たような生き物が走っており、背中には少女が乗っていた。その後を、タコのような巨大な生物が追っている。ジャイアンとスネ夫、しずかちゃんがドラえもんの道具でタコを弱らせ撃退した。

一安心したのび太たちは、少女に自己紹介する。少女は「カーラ」一緒にいたマンモスは「ユカタン」と言い、ヒョーガヒョーガ星から来たと言う。のび太はカーラが落としたと言うリングを返そうとするが、そこへ蝙蝠の大群が現れリングを奪われてしまう。

じきに夜になるので、カーラはのび太たちをシェルターに招待する。カーラに案内されシェルターへ行くと、ヒャッコイ博士がごちそうを作りもてなしてくれた。ヒョーガヒョーガ星は、地球から10万光年離れた場所にある星で、以前は銀河を旅できるほどの科学力を持っていたが、星を研究者たちが古代遺跡の中からブリザーガと言う、呼び覚ましてはならない動く石像を復活させてしまう。

ヒョーガヒョーガ星はたちまち氷河に包まれ、住人たちは星から出て行くしかなかった。のび太が見つけたリングは、ブリザーガの力を鎮めることのできる力を秘めた大切なものであった。

地球の南極にヒョーガヒョーガの遺跡があったのは、住めそうな星を回るヒョーガヒョーガ星人が訪れた名残だと言う。

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』のあらすじ【転】

次の日、蝙蝠の巣を探すためのび太たちは遺跡の奥へ進む。遺跡にはありとあらゆる罠が張り巡らされており、巨大な見たこともない生物に襲われながらも目的地へ進む。

途中でドラえもんとのび太たちは逸れてしまい、ドラえもんは1人でリングを見つける。だがそこへ、ドラえもんを模した石像が現れ、ドラえもんを捕らえてしまう。偽ドラえもんはのび太たちを騙してリングがあると誘い込み、氷の剣山でのび太たちを串刺しにしようとしたところで本物のドラえもんに助け出される。

リングを取り戻したカーラは、博士に連絡をする。博士は、別の遺跡で命を吹き込まれたブリザーガを発見していた。そのブリザーガは、動き出す直前にリングの力によって封印されていたが、それを博士たちが持ち出したことで封印が解かれてしまっていた。

博士は急いでリングを戻すようにカーラに言うが、カーラはヒョーガヒョーガ星が助かる唯一の道であるリングを渡すことに躊躇ってしまう。ジャイアンとスネ夫が、カーラにリングを渡すように責める。だが、その間にブリザーガが目覚めてしまった。

遺跡から出現したブリザーガの放つビームによって、町はどんどんと氷漬けにされていく。のび太たちは10万年後に避難するため、カーラとモフスケ、ユカタンも一緒に連れてタイムスリップを試みる。

ところが、町が氷漬けになった影響で吹き荒れるブリザードに飛ばされて、ドラえもんとユカタンが離れてしまう。10万年後の未来に、のび太たちだけが到着した。

急いでドラえもんを助けに戻ろうとするが、タイムスリップの道具は電池が切れてしまい、動かなくなってしまう。のび太と逸れたドラえもんとユカタンは、じわじわと迫りくる氷から逃げるため塔の上へと避難する。

そして、のび太たちが再び10万年前のこの世界に戻って来られるよう、ユカタンにタイムスリップの道具の予備電池を持たせ、冬眠すれば長生きできる特性を生かしてユカタンを氷漬けにした。

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の結末・ラスト(ネタバレ)

ドラえもんをどうやって助けに行こうか話し合っていたのび太たちは、10万年後氷漬けから解放されたモフスケがユカタンだと言うことに気付く。ユカタンが持っていたタイムスリップの道具の予備電池を使い、再び10万年前に戻ろうとする。

だが、ブリザーガの倒し方が分からないため、スネ夫とジャイアンの足が鈍る。カーラがリングを差し出し、ブリザーガを倒そうと申し出た。しかし、そのリングがなければヒョーガヒョーガ星もまた、氷漬けから解放されないとのび太は困惑する。

カーラは微笑み、地球を捨ててまで自分の星を助けたいと思わないと断った。

5人はドラえもんを助けに10万年前にタイムスリップする。塔の上まで追いやられていたドラえもんをのび太としずかちゃんが助け、ジャイアンとスネ夫がブリザーガを引き寄せる。

ドラえもんの機転によって海水をブリザードに浴びせると、氷点下の気温でたちまちブリザーガの体は氷漬けになり動かなくなる。カーラとのび太が、リングをブリザーガの額に持っていく。剣の形へ変化したリングを、2人は渾身の力を込めてブリザーガの額に突き刺した。

ブリザーガの体は崩落し、地球は氷漬けの危機から脱した。

地上へ戻る前に、ジャイアンとスネ夫は無くしていた自分たちの荷物を探し当てる。荷物は蝙蝠が自分たちの巣へ持ち帰っており、そこにあった大量のリングの残骸をカーラと博士に見せた。ヒョーガヒョーガ星を救えるかもしれない可能性が出てきたことで、カーラも博士も笑顔を取り戻した。

博士のシェルターに乗り、地上へ戻ったのび太たちはカーラと博士に別れを告げる。1週間後の夜、ドラえもんが望遠鏡をヒョーガヒョーガ星に合わせ、のび太に見せる。

真っ白の星に見えたヒョーガヒョーガ星だが、よく見てみると緑豊かな星に戻っていた。博士がリングの研究を成功させたのだと分かり、のび太とドラえもんは顔を見合わせ、笑顔を浮かべた。

映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の感想・評価・レビュー

星野源の主題歌とポスターが話題になったこともあり、観る前から新しいドラえもん映画という印象があり期待して観たが、話題性だけの作品だった。

今までになかった氷の世界の大冒険というのは良かったが、ドラえもん映画に観客が期待しているスネ夫やジャイアンの活躍や、ゲストキャラの存在感も薄く、今までドラえもん映画を観てきた自分には少し物足りなく感じた。

感動の場面では、制作側が観客を感動させようとしているように思えてしまい、ほとんど感情移入できなかった。進んで今作をもう一度観ようとは思わない。(女性 30代)


全体的な印象は、映画のワクワク感、達成感ともに物足りない感じがしました。どこが悪い、ということはないのですが物足りない。映画を観たというよりも、TVシリーズの延長か、前後編での特別編を観たような感じでした。各キャラクターの個性をもっと出してほしかったです。
のび太が偽ドラえもんと本物のドラえもんを前にした時の「どっちも本物じゃダメ?」というセリフは、のび太の優しさでもあり、優柔不断とも思えて、のび太らしいと思いました。(女性 40代)


良くも悪くも今までのドラえもんらしさとは少し違った、作品に感じた。あまりにも厳しすぎる選択を迫られたり、あまり実感が得られないハッピーエンド。過去の作品が好きな方には正直、物足りなさを感じる仕上がりだ。今までの作品であれば、どちらの世界も救われてハッピーエンドという流れになるだろう。

正直に感想を申すと、見終わった後の気持ち良さはなかった。しかしこの厳しさやドラえもん達の勇気ある選択が、自分の背中を押してくれるような気がした。(女性 20代)

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