映画『妻が恋した夏』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「妻が恋した夏」のネタバレあらすじ結末と感想

妻が恋した夏の概要:真夏のある日、妻は帰らぬ人となる。だが、悲しみに暮れる間もなく、浩二には信じられない事実が突きつけられる。妻が自分ではない相手の子供を妊娠していた。それは、妻かおりにとって、決して忘れることのできない大切な人との短くも温かな夏のひと時。

妻が恋した夏の作品情報

妻が恋した夏

製作年:2014年
上映時間:88分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:いまおかしんじ
キャスト:宮地真緒、金子昇、河合龍之介、穂花 etc

妻が恋した夏の登場人物(キャスト)

かおり(宮地真緒)
浩二の妻。中村と同じ小学校に通っていた。小学生の頃のあだ名は「コロッケ」
浩二(金子昇)
かおりの妻。玲子とは不倫関係にある。
中村(河合龍之介)
湖のほとりで移動型のカレー屋を営む。かおりと同じ小学校の出身で、当時のあだ名は「消しゴム」
玲子(穂花)
浩二の不倫相手で、浩二の子供を妊娠したことをきっかけに、かおりのいる自宅まで押しかける程の気概さを持つ。

妻が恋した夏のネタバレあらすじ

映画『妻が恋した夏』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

妻が恋した夏のあらすじ【起】

うるさいくらいにセミが鳴く真夏日のある日、妻のかおりは突然亡くなった。告別式を終えた浩二は、待つ人のいなくなった家に帰る。かおりの洋服ダンスから服を出し、苛立ちをぶつけるようにタンスの中の服を掻き出して投げる。

リビングの棚からも、かおりの遺した日記や家計簿を手当たり次第にめくる。家計簿をぱらぱらと眺めていると、「あなたごめんなさい」と書かれたメモを見つけた。

亡くなったかおりは妊娠していた。その子供は、暫くセックスレスだった自分では有り得なかった。

浩二は遺影のかおりに怒りをぶつけ、写真を床に叩きつける。脳裏に、かおりの淫らな姿が浮かんだ。

かおりがどんな男と情事を行っていたのか、頭から離れない浩二は焼け酒を煽る。やり場のない気持ちをどうすればいいのか分からない浩二は、不倫相手だった玲子に連絡を取り、弱みを吐露する。

浩二の自宅を訪問し、かおりに線香をあげた玲子は、以前浩二の子供を妊娠していたことを告白する。そして1年前、かおりに会いに来たことも告白し、そのときかおりから泣いて謝られ、子供は諦めるように言われたことを語る。

妻が恋した夏のあらすじ【承】

1年前、玲子が自宅を訪れてから、かおりは仕事中でもぼーっとすることが多くなり始める。ある日、得意先の非常階段から外を眺めていると、1人の男性が一緒に飛び降りましょうとかおりに声を掛けた。

その後男性は、かおりを自分でやっている移動式のカレー屋に連れて行く。湖の見渡せる場所で、美味しそうに食べるかおりを見ていると、男性はかおりが小学校の同級生だということに気付く。

同級生中村と、かおりは田舎の話で盛り上がる。長く話し込んだ2人は、またねと挨拶を交わす。

その頃浩二は、玲子と浮気を繰り返していたが、玲子から別れを告げられる。理由を聞きたがる浩二に、玲子は奥さんと離婚して自分と再婚はできないでしょと笑った。

その夜、浩二は久しぶりに妻に料理を振る舞う。2人で食べる夕食は久しぶりだねとほほ笑むかおりに、浩二は、これからはなるべく早く帰ってくるからと告げた。就寝時、かおりにセックスを求めるが、かおりは応じなかった。

かおりは中村のカレー屋のトラックを訪れる。美味しいカレーの作り方を教えてもらおうとしたとき、発作を起こした中村から、胃がんであと半年の命なのだと告げられる。死にたくないと声を震わせる中村を、かおりは強く抱きしめた。

ある日、かおりは中村をボートに誘う。下手くそな中村が漕ぐボートは湖の真ん中で転覆し、
濡れた体や服を乾かす間、2人は小学生の頃のボーイスカウトの話を思い出す。そして、中村の病気が治りますようにと願うかおりに、中村は思わず強く抱きしめた。

かおりは中村の腕を振り払い、苦笑いを向けてまたねと足早に立ち去る。その日、浩二に遅くなった理由を正直に話せず、初めて嘘をついた自分に、かおりは驚いていた。

妻が恋した夏のあらすじ【転】

ある日、話があると中村に呼ばれたかおりは、中村の運転するカレー屋のトラックに乗る。トラックは、町から離れた場所のホテルに停まる。かおりは、そんな目で自分を見ていたのかと中村を軽蔑するが、好きになったんだと直球で思いを伝える中村に心惹かれて、2人はホテルに入る。

まるで中学生の甘酸っぱい恋愛のような、そして、初めて処女と童貞を捨てるときのような恥ずかしさの入り混じる中、2人はおずおずと唇を重ねて手を絡ませ合った。

かおりは気が付くと、中村のことばかりを考えていた。お互いに2度と会わないと決めていたが、中村もかおりのことばかりを考えており、ある日町で買い物帰りのかおりを見つける。2人はホテルに入り、再び肌を合わせた。それからかおりは何度もカレー屋を訪れ、中村とボートに乗った。

中村から教えてもらった作り方でカレーを作ってみる。浩二は料理上手な妻を喜んでいた。

2人が出会って3か月経った頃、かおりは産婦人科を訪れる。その帰り、かおりの後を付けてきたという中村に、産んでくれと頼まれる。だがかおりは、子供を産む決断を下すことはできなかった。

中村に子供を堕胎する旨を伝えると、せめて手術日は病院について行くからと中村は涙をこらえて言う。

堕胎手術当日、かおりと2人で産婦人科までやってきた中村は、急に発作を起こして病院へ運ばれる。中村はかおりの手を握り、ずっといて欲しいと懇願した。そして、死にたくないと涙を浮かべ、声を上げて泣く。

最後の頼みで、かおりに子供を産んでくれるように頼むと、かおりは沈黙の後笑顔を浮かべて頷く。

妻が恋した夏のあらすじ【結】

浩二がまた作って欲しいと言った中村のカレーを作り、夕食時2人で食卓を囲むと、かおりは涙が溢れて堪えられなかった。どうしたのかと驚く浩二に、かおりは美味しいからと苦笑いを向けた。

次の日かおりは、うるさいほどにセミの声が鳴り響く真夏日、くも膜下出血で倒れ、そのまま意識を失った。

浩二は割れたかおりの遺影を手に取り、酒を飲みながら幸せじゃなかったのかと涙声を上げた。再び玲子と体の関係を持った浩二だが、情事が終わると玲子から結婚するからと再び別れを告げられる。

帰宅した浩二は、溜まった郵便物の中から自分宛ての手紙を見つける。それは、かおりからの手紙だった。

浩二はかおりの手紙に書かれていた中村のカレー屋を訪れ、牛すじカレーを注文する。運ばれたカレーを一口食べると、浩二は声を上げて涙を流す。かおりが作ってくれたカレーの味がした。

心配した中村が声を掛けると、浩二はすごく美味しいですと笑いかけ、カレーを掻き込む。食後、近くのボート小屋まで歩き、1人でボートに乗る。大学で出会ったかおりと、デートでボートに乗り、プロポーズしたときのことを思い出す。

そして、そのとき彼女に言った「朝が来るっていいよな」と言い、笑う。目の前で、かおりがそうだねと笑っているような気がしていた。

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