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映画『ダブル・ミッション』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ダブル・ミッション』の概要:表向きペンのセールスマンとして働くボブは、裏でCIAのエージェントとして活動していた。恋人のジリアンとの付き合いも順調で結婚を意識するが、CIAのことをなかなか打ち明けられないでいた。

映画『ダブル・ミッション』の作品情報

ダブル・ミッション

製作年:2010年
上映時間:92分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ブライアン・レヴァント
キャスト:ジャッキー・チェン、アンバー・ヴァレッタ、マデリン・キャロル、ウィル・シャドリー etc

映画『ダブル・ミッション』の登場人物(キャスト)

ボブ・ホー(ジャッキー・チェン)
表向きはペンのセールスマンとして働き、裏でCIAのエージェントとして活動している。恋人のジリアンにCIAで働いていることが言えず思い悩む。穏やかで優しい性格。
ジリアン(アンバー・ヴァレッタ)
ボブの隣人であり恋人。結婚を意識するようになるが、子供達がボブのことを嫌っており二の足を踏む。
ファレン(マデリン・キャロル)
ジリアンとは血が繋がっておらず、ジリアンの元夫と前妻の子供。家族の中に居場所を見いだせず、反抗的な態度を取る。
イアン(ウィル・シャドレイ)
ジリアンの息子。頭脳明晰だが、よく嘘を吐き周りを困らせている。
ノーラ(アリーナ・フォーレイ)
ジリアンの娘。まだ幼く甘えん坊。ピンクやお姫様が大好き。
ポルダーク(マグナス・シェヴィング)
ロシアのテロリスト。石油を食べるバクテリアを開発し、ロシア以外の石油を消そうとしている。
タチアナ(クリール)
ポルダーグの手下。美人で攻撃的な性格。
ラリー(ルーカス・ティル)
ポルターグの手下。好青年な見た目とは裏腹に戦闘能力が高い。
コルトン・ジェイムス(ビリー・レイ・サイラス)
ボブの同僚であり、よき友人。
グレイズ(ジョージ・ロペス)
ボブ達の上司。だが、裏で国を裏切りポルターグの犯罪に加担する。

映画『ダブル・ミッション』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダブル・ミッション』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダブル・ミッション』のあらすじ【起】

ジリアンの家は、長女で反抗期のファレン、長男で悪戯好きのイアン、次女で甘えた盛りのノーラの4人家族。

ボブは隣人のジリアンと付き合っており、レストランで出会って3ヶ月のお祝いをする。ジリアンは子供達のためにもゆっくり時間をかけようとするが、ボブはジリアン自身の幸せを願っており結婚を望んでいた。2人が話し合っていると、ボブの携帯が鳴った。ボブの只事ではない様子にジリアンは怪訝な表情をするが、ボブは明日説明すると言って店を出て行く。

ボブは秘密裏にCIAのエージェントとして活動しており、ロシアのテロリストであるポルダークが小さな製油所に侵入したため呼び出された。同僚のコルトンと共に現場に向かうと、ボブは1人で中に侵入した。ボルダークは逃走を図るが、ボブが退路を塞ぎ捕まえることに成功する。ボブがアジトに戻ると、上司のグレイズから中国に戻らずにずっといてくれと頼まれる。だが、ボブはジリアンと結婚するためにCIA自体を辞めるつもりだった。グレイズ達はボブの気持ちを尊重して祝福した。

次の日、ボブはジリアンに会いに行き昨夜のことを謝罪した。そして、結婚するときは4人一緒だとプロポーズをして抱きしめた。だが、CIAのことを話していないことが心苦しく、ボブは顔を曇らせた。しかも、結婚の話を聞いた子供達は、ペンのセールスマンなんてダサくて嫌だと反対する。ジリアンは泣きそうな顔で幸せになりたいのだと訴えた。

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映画『ダブル・ミッション』のあらすじ【承】

ポルダークが護送車から失踪し、CIAの局内部に内通者がいる可能性があった。その頃、ポルダークはアジトに戻り、何かの実験を行っていた。

ボブはファレンが屋根の上で友達と電話で話している内容を聞いてしまう。ファレンが結婚を反対している本当の理由は、実の父親が戻ってくると信じているからだった。次の日、ボブはピクニックに誘い子供達と仲良くする計画を立てる。お弁当の準備をしているとコルトンから電話が掛かってきて、ポルダークが逃走したことを聞かされる。コルトンはボブを無理に戻そうとはしていなかったが、ある暗号ファイルをボブのパソコンに送り内通者がいることを教えた。

ボブが暗号を解読しようとしたとき、ジリアンが訪ねてくる。ジリアンの父が怪我で腰を手術するため、急遽病院に行かなければいけなくなったのだ。ボブが子供達を預かることになるが、子供達はボブが目を離した隙に、ボブの家の中に何か怪しいものがないか探し始めた。イアンがボブのパソコンを弄っていると、GBHの“ストックホルム・コンサート”というレアな音楽データがあった。イアンは嬉々としてダウンロードするが、それはロシア当局の秘密のデータだった。ポルダークは誰かがデータをダウンロードしたことを発見し、犯人を特定して殺すよう指示を出した。

次の日、ボブは子供達のために朝食を作るが失敗してしまう。何とか車に乗せてファレン達を学校に送り出した。イアンは学校で音楽データを自慢するが、雑音しか聞こえず嘘吐きだと思われて苛められる。その後、ボブがノーラとハロウィングッズを買いに出掛けていると、学校から呼び出しを受ける。ボブは校長先生から、イアンが嘘を吐き問題行動を起こしていると注意される。

映画『ダブル・ミッション』のあらすじ【転】

ポルターグ達は石油を食べるバクテリアの開発に成功する。その頃、ボブはイアンの部屋を訪ねていた。イアンはまだ幼いにも関わらず、化学を独学で勉強するほど優秀だった。だからこそ、ボブは嘘ばかり吐くイアンが不思議だった。イアンは学校でモテるのは、運動ができるタイプの人間だと話した。彼らに劣等感を抱いており、少しでも女の子に近付きたかったのだ。ボブはもう嘘を吐かないなら今日のことをジリアンに内緒にしていると提案し、イアンも喜んでそれを受け入れる。

ボブはコルトンに頼んでCIAの道具を借りると、家の中を改造した。洗面所を自動ドアにしたり、マイクで話せるようにして登校までの時間短縮を図ったのだ。だが、ファレンは戦いを挑まれたと思い、ボブの足に紐を引っ掛けるなどして反抗した。子供達とボブの長い戦争に発展するが、子供達はとても楽しそうだった。

夜、ボブは屋根の上に居るファレンの隣に座ると、なぜファレンだけジリアンのことをママと呼ばないのか尋ねた。ファレンはジリアンが父の再婚相手で、実の母がずっと前に亡くなったことを打ち明けた。ファレンにとって屋根の上が唯一ほっとできる場所だったのだ。ボブは安全のために手摺を取りつけることをファレンに約束して微笑んだ。

ボブの家がポルターグに特定され、手下のタチアナ達が送り込まれる。タチアナ達はデータを探すが見つからない。その時、隣の家にいるボブを手下が発見し皆で襲撃する。ボブはノーラを庇いながら反撃して何とかその場を逃げ出す。

ボブはファレン達を車に乗せると、CIAに助けを求めた。子供達がお腹を空かせたのでレストランに行くと、大学生のラリーが声を掛けてきた。だが実は、ラリーはポルターグの手下で、ボブに襲いかかった。ボブはラリーを返り討ちにする。子供達は戸惑いを隠せず、ボブに何者なのか問い掛ける。ボブは正直にCIAのエージェントだと説明するが、子供達は信じなかった。そこに、グレイズ が1人で現れる。ボブが近寄ると、極秘ファイルを渡せと銃を突き付けられる。裏切り者はグレイズ のことだった。ボブはグレイズを殴って気絶させた。

ボブはグレイズから貰った腕時計を嵌めており、そこに発信機が付けられていた。別の場所に時計を置くと、コルトンから電話が掛かってくる。暗号の件を聞かれたボブは、コルトンも敵だと思い電話を切った。その後、ボブは子供達を連れてホテルに泊まった。その夜、ボブはジリアンに電話でCIAのエージェントだと打ち明けた。

映画『ダブル・ミッション』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジリアンが空港に急いでいた頃、ボブはファレンと話していた。ボブはジリアン達の身の安全のため、身を引くつもりだった。ファレンはこんな家族なら結婚しない方がマシだと励ますが、ボブは孤児院育ちで両親がいないことを打ち明けた。そして、血の繋がらない兄弟がいると話し、家族は血ではなく愛が絆になるのだと話した。

次の日、ジリアンが子供を引き取りに現れボブの顔を叩いた。子供達はボブとの別れを悲しむが、ジリアンは嘘を吐いたボブのことが許せなかった。その後、ジリアン達は家に帰るが、イアンは家出をしてボブの元に急いだ。その様子をファレンは屋根の上から見ていた。

ボブが腕時計を持って廃工場に隠れていると、イアンが現れる。ボブは慌ててイアンを連れて逃げようとするが、ポルターグ達が来てしまう。ボブがなぜ居場所が分かったのか問い掛けると、イアンは追跡装置をボブの鞄に入れたことを白状した。その後、グレイズからファイルの内容とコルトンは仲間じゃないことを聞かされていると、ファレンまで手下に捕まえられた状態で現れる。ボブがGBHファイルを渡すから子供達を解放してくれと交渉していると、その言葉にイアンが反応し、音楽のダウンロードが今回の事件の発端だと気付く。しかも家のiPodにファイルがあると話してしまう。ポルターグは手下にジリアンの家に行くように指示を出した。ボブは急いで縄を切ると、ポルターグ達を倒した。

ボブはコルトンに電話を掛け、廃工場内の会話の録音テープを聞かせた。そして、ジリアンの家に急ぐと、ジリアンに敵が来ることだけを話した。ボブはキッチン道具で手下達と戦い、ファレン達もCIAの道具で何とか敵をやっつける。だがそこに、ポルターグ達が現れる。ボブがジリアン達の助けを借りて何とか返り討ちにしていると、コルトン達が到着してポルダーク達を連行した。その後、ボブは疑ったことを謝罪してコルトンと仲直りした。

ボブはジリアン達の元から去ろうとするが、子供達が引き止めた。そして、ファレンがこんなに優しい人はいないとジリアンを説得し、初めてママと呼び掛けた。ジリアンはボブのことを許し、子供達が見守るなか結婚式を挙げた。

映画『ダブル・ミッション』の感想・評価・レビュー

ジャッキー・チェン主演のアクション映画。CIAエージェントと夫の二重生活を送る青年の姿を描いている。

犯罪組織を追うCIAエージェントであるが表向きはセールスマンとして生活しており、結婚相手やその子供たちに打ち明けられずそれを隠そうとする姿がコミカル。おなじみのアクションも健在でかつてのジャッキー作品のような気軽に楽しめるテイストとなっている。結婚相手の連れ子たちとはじめはうまくいかないが徐々に打ち解けていく過程に心温まる作品でもある。(男性 20代)


パートナーの連れ子と仲良くなることは、スパイの仕事よりも大変なのかもしれない。スパイグッズを子育てに使ったり、食べ物とは呼べない食事を作ったり、全く慣れない中で悪戦苦闘する姿に笑いが止まらない。しかし、次第に子供たちと打ち解け、血の繋がりだけが家族の証ではないと語るシーンには、胸が熱くなった。
子供向けの番組でもあるし、家族と鑑賞するのも良いだろう。アクションとしても楽しめるが、なによりも新たな家族像の愛を与えてくれる。(女性 20代)


CIAのエージェントがパートナーの子供たちから嫌われていて、しかもそれがジャッキー・チェンだなんて面白すぎる展開ですよね。
結婚を意識していても、子供たちとの仲は上手くいかず、CIAのことも彼女に伝えられず…と敏腕エージェントなのに私生活は全然上手くいっていない姿がとてもリアルで親近感が湧くので応援したくなりました。
子供たちの協力もあり、ラストはハッピーエンドになるので安心してまったり見られる作品でしょう。(女性 30代)

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