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映画『プロテクター』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『プロテクター』の概要:ビリーはある事件で相棒のマイケルを殺されてしまい、犯人を上司の制止を聞かずに追跡して殺してしまう。そのため、ファッションショーを警備する仕事に回されたのだが、そこで主催者の女性が誘拐されてしまう。

映画『プロテクター』の作品情報

プロテクター

製作年:1985年
上映時間:97分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ
監督:ジェームズ・グリッケンハウス
キャスト:ジャッキー・チェン、ダニー・アイエロ、ソーン・エリス、ロイ・チャオ etc

映画『プロテクター』の登場人物(キャスト)

ビリー・ウォン(ジャッキー・チェン)
ニューヨーク市警の刑事。相棒思いで優しい性格だが、犯人を捕まえるためなら規律を平気で破る。戦闘能力が高く、武闘派。
ダニー・ガローニ(ダニー・アイエロ)
ビリーの新しい相棒。明るく陽気な性格。
ローラ・シャピーロ(ソーン・エリス)
父がマフィアのボス。ファッションデザイナー。
ハロルド・コー(ロイ・チャオ)
マフィアのボス。数々の犯罪を犯しているが、用心深くなかなか尻尾を見せない。
ベニー・ガルーチ(ビル・ウォレス)
ローラの用心棒だが、裏でマフィアのボスであるコーと通じている。
ホワイトヘッド署長(リチャード・クラーク)
香港警察の署長。コーを逮捕するためにニューヨーク市警から来たビリー達に対して、冷たい対応をする。

映画『プロテクター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『プロテクター』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『プロテクター』のあらすじ【起】

ニューヨーク市警のビリー・ウォンは、相棒のマイケルと共に帰宅途中バーに立ち寄った。だが、ビリーがトイレに行っている隙に4人の強盗犯が現れる。ビリーはトイレに現れた1人の強盗犯を射殺すると、店内にいた犯人の様子を伺うため物陰に隠れた。しかし、店内にいた犯人はビリーを狙って銃を構えており、マイケルが銃を撃って犯人の注意を引きつけた。マイケルは犯人の銃弾を体中に浴びてしまう。ビリーが慌ててマイケルの元に駆け寄ると、瀕死の状態でホシを追えと呟いた。ビリーは店主に救急車を呼ぶように伝えると、逃げた1人の男を追った。

強盗犯がボートで逃げたため、ビリーも傍にいた男を銃で脅してボートを借りた。しかし、そこにパトカーに乗った上司が現れ、水上警察に任せるようビリーに指示した。ビリーはマイケルの敵を討つため、制止を振り切り犯人の後を追った。激しい銃撃戦になるが、強盗犯はそれでも逃げ続けた。ビリーはヘリコプターが来たのを確認して、無線で引き上げの指示を出した。ヘリコプターから出されたロープでビリーが引き上げられると、ビリーが運転していたボートと強盗犯のボートがぶつかり爆発した。

ビリーはマイケルの幼い息子を抱きしめ、マイケルの葬儀に参列した。その後、ビリーは上司に呼び出され、指示を無視したことを怒られる。そして、交通整理に回されることが決まる。ビリーは落ち込んでいたが、同僚達がビリーを褒め称えるため、無言で拍手を送り励ました。

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映画『プロテクター』のあらすじ【承】

ビリーがファッションショーの会場を警備していると、刑事のガローニがいた。ガローニも暴力沙汰を起こし、ビリーと同じく警備に回されていた。会場にはデザイナーでありショー主催者のローラと、その用心棒のベニー・ガルーチがいた。ローラの挨拶と共にショーが始まるが、途中で爆発音が鳴り響き覆面の男達が現れる。数十人の男が銃を携帯していたため、ビリー達は何もできずにローラが連れ去られるのを見ていた。

ビリーはガローニ、上司と共に本部長の部屋に呼ばれる。ローラの父親であるシャピーロは誘拐に心当たりがないと話しており、通話記録にも不審な点がなかった。しかし、ビリーは独自にガルーチの通話記録を調べ、事件前に6回も香港に電話を掛けていることを突き止めていた。本部長は司法省のボブを呼んだ。ボブは香港の犯罪王ハロルド・コーとシャピーロが麻薬取引に関与しており、理由は不明だがローラは香港に連れ去られた可能性が高いと踏んでいた。ビリーは香港に詳しいことから、ガローニと共に香港警察の特別捜査官として現地入りすることが決まる。上司はその決定を不安そうに聞いていた。

映画『プロテクター』のあらすじ【転】

ビリー達は香港警察のホワイトヘッド署長の元を訪ねた。ホワイトヘッド署長は密入国者を探すのは困難だと話し、ビリー達を拒絶して分別ある態度で任務に当たるよう忠告した。ビリー達が署長室から出ると、話の場に同席していた刑事がホワイトヘッド署長の態度を謝罪した。そして、ガルーチが頻繁に電話していた、マッサージ店の情報をビリー達に教えた。

夜になり、ビリー達はマッサージ店を訪れた。受付の女性にガルーチのことを尋ねると、顔が少し強張ったが知らないと言われる。そして、奥に連れていかれ、マッサージを受けることになる。ビリーがマッサージを受けていると、鏡に女性が刃物を振りかざそうとしている姿が映った。寸でのところで刃物を避けたビリーは、ガローニを助けて現れた男達を薙ぎ倒した。しかし、銃を持ったスーツ姿の男達が現れ、別室に連れて行かれる。

別室にはコーの手下の男が待っていた。ビリー達は刑事だとバレて殺されそうになるが、一瞬の隙を突いて手下の男に銃を突き付けた。そして、コーに来たことを話すよう伝えた。男は脅しても無駄だと睨むが、ビリーは脅しではなく逮捕の予告だとニヤリと笑って部屋を出た。

ビリー達はビリーの友人の友人である元マフィアのリー・ヒンに会いに行く。リーはビリー達が話す前からローラの件を知っていた。だが、もう引退しており協力できないと断られる。リーはコーに恨みを抱いているが、危ないことに巻き込まれたくなかったのだ。しかし、ビリー達はコーの手下に尾行されており、数十人の男が現れる。手下達を倒していくが、その中の1人が船で逃げ出してしまう。ビリーはバイクなどを使って後を追いかけた。無事に追いつくが、別の船に飛び移られ逃がしてしまう。

リーは巻き込まれてしまったことと友人のために、ビリー達に協力することを決める。そして、知り合いにローラの居場所を聞くため写真を預かった。明日会う約束をしてビリー達は別れた。

映画『プロテクター』の結末・ラスト(ネタバレ)

ビリー達がホテルに戻ると現金と飛行機のチケットが置かれていた。正体不明の男から電話が掛かってくるが、ビリーは金で動く気はないとはっきり告げた。すると、ホテルの外から銃を撃たれる。ビリーはガローニの危険を感じて慌てて部屋を移動するが、ガローニは物陰に隠れており窓の外にいた敵を射殺していた。ビリーは外に飛び出し、車で逃げ出した男を追いかけた。銃を撃って足止めに成功するが、手下の男は自ら火を放ち死んでしまう。

ビリー達は香港警察に捕まり、ホワイトヘッド署長の元に連れていかれて怒られる。だが、ビリー達はコーの追跡を止める気はなかった。

コーが300万ドルで馬を購入し、レースの賞金を全額寄付することが新聞に書かれていた。そして、コーは記者会見を行い、購入した馬や寄付についての会見を行っていた。ビリー達は記者会見場に現れ、ホテルに置かれていたお金をばら撒いてコーを挑発した。しかし、その場ではそれ以上のことはせず、ガローニがガルーチを尾行し、ビリーはリーに会いに行った。

ビリーが会いに行くと、リーは拷問され殺されていた。リーの娘であるスーリンはビリーを責めて泣き叫ぶが、ビリーは悪いのはコーだと話し宥めた。落ち着きを取り戻したスーリンは、ビリーを連れて父の友人である占い師の男に会いに行った。占い師の男は誘拐事件のこともリーが殺されたことも知っていた。そして、研究所で作られた麻薬が明日の夜、梱包されて船積みされることを話した。ビリー達はそこでローランが見つかることを教えられる。占い師の男はビリーに危険が迫っていることを話し、裏切り者に注意するように忠告した。

コーはガルーチから、シャピーロから預かってきたお金を受け取り、今夜ローラを返すことを約束する。その頃ガローニは、ガルーチがローラの安否を確認するため、造船所に現れたことをビリー達に報告していた。ビリー達はガルーチの手に渡る前に、ローラの救出を決める。

夜になり、ビリーとガローニ、リーの仲間であるダニエルと共に造船所に忍び込んだ。そして、ローラを助け出すと研究所を爆破して車で逃走した。だが、ガローニが足を銃で撃たれてしまい、敵に捕まってしまう。ビリーはコーに電話を掛け、ガローニを殺せばローラを殺すと脅した。2時間後、再び造船所で会うことになる。

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