映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』の概要:平和な街にレッドリボン軍のドクター・ゲロが開発した人造人間が現れた。彼らの狙いはただ1人。レッドリボン軍を滅ぼした孫悟空である。驚異の人造人間を相手に悟空は、ベジータやトランクスと共にスーパーサイヤ人となって戦う。
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』の作品情報
上映時間:95分
ジャンル:アクション、アドベンチャー、アニメ
監督:菊池一仁
キャスト:野沢雅子、田中真弓、古川登志夫 etc
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』の登場人物(キャスト)
- 孫悟空(野沢雅子)
- サイヤ人の下級戦士。厳しい修行の末に驚異のパワーを手に入れ、スーパーサイヤ人に覚醒。子供の頃にドラゴンボールを探している最中にレッドリボン軍とドラゴンボール争奪戦を繰り広げて、軍を壊滅させる。その為、生き残ったドクター・ゲロや彼が開発した人造人間の標的にされてしまう。
- ベジータ(堀川亮)
- 戦闘民族サイヤ人の誇り高い王子。激しい修行の末、自分への怒りでスーパーサイヤ人へと目覚める。悟空に敗北したことから彼に強いライバル心を抱き、他の敵には悟空を倒させないという理由で悟空を結果的に助ける。
- トランクス(草尾毅)
- タイムマシーンで20年後の未来からやって来たベジータの息子。未来の世界で人造人間と闘う最中、師である悟飯が殺された事を切掛けにスーパーサイヤ人へと覚醒した。
- 孫悟飯(野沢雅子)
- 悟空の息子。幼い頃から強大なパワーを秘めている。まだスーパーサイヤ人に変身できないが、その可能性を充分に秘めている。
- クリリン(田中真弓)
- 悟空が少年時代に共に修行を積んだ仲間。戦闘力では悟空達に及ばないが、時には勇気で強敵に挑む事もある。
- ピッコロ(古川登志夫)
- かつては世界征服を企んだ魔族の戦士。悟飯の武術の師匠で、彼や悟空がピンチに陥ると必ず駆け付ける。
- 人造人間13号(曽我部和恭)
- 悟空を殺す為にドクター・ゲロのコンピューターによって造られた人造人間。高い戦闘力を持っており、悟空をも圧倒する。14号と15号の部品を使って合体13号になるとその戦闘力は数段に上がり、悟空達全員でも手に負えない最強の人造人間となる。
- 人造人間14号(江川央生)
- 無口であまり喋らないパワータイプの人造人間で、その力と格闘センスで悟空やトランクスを圧倒する。
- 人造人間15号(小林俊夫)
- 14号と同じくあまり話さないが、敵の動きを分析してドクター・ゲロのコンピューターへデータを送っていた。戦闘の合間にも飲むほどウィスキーを愛飲している。
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』のあらすじ【起】
ドクター・ゲロの研究所で事件が起きていた。ドクター・ゲロこと人造人間20号は自分の造り出した17号によって殺された。しかし、その地下の研究所ではゲロの怨念を受けたコンピューターが新たな人造人間を造っていたのだ。そこには13、14、15と書かれたケースが置かれていた。
悟空達は街のデパートに買い物に来ていた。トランクスやクリリン達も一緒だ。ここぞとばかりに悟空の妻のチチは物を買う。その結果、悟空が持つ荷物は山積みになってしまっている。
その頃、街では爆発が起きていた。そこには2人の人造人間、14号と15号がいた。彼らの目的は悟空の抹殺である。その為、邪魔なものを次々と破壊し、被害を広げながら悟空へと徐々に近付く。
悟空達はデパートの屋上レストランで食事を摂っていた。しかし食事を楽しんでいると人造人間達が攻撃をしてきたのだ。レストランにいた全員を助け出した悟空は14号と15号をおびき出す。気を感じられない事から悟空も彼らが人造人間である事に気付き、戦闘態勢に入る。そして人造人間達は個人個人で悟空を分析した後に攻撃に移る。
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』のあらすじ【承】
2人の人造人間、14号と15号の連携は悟空を苦しめる。パワーのある14号が肉弾戦で悟空にプレッシャーをかけ、隙を突いて15号が攻撃をするのだ。さすがの悟空にも苦戦気味である。そこへトランクスが加勢にやって来る。トランクスは街の中だと被害が拡大すると考え、誰もいない北の氷河地帯まで行く事を悟空に提案する。悟空達や人造人間が去った後の街は何が起きたのかと騒然としている。そして悟飯やクリリンも悟空達の後を追うのであった。
氷河地帯に着いた悟空達は再び戦いを開始する。しかし加勢にきたトランクスも人造人間達に全く歯が立たない。悟空も更に連携速度が上がった14号と15号からダメージを受けてしまう。そしてそこへ新たに人造人間13号が現れる。人造人間達は15号からコンピューターに送られたデータを基に悟空達を苦しめる。悟空は13号、トランクスは14号と15号と闘うがどちらも分が悪く、徐々に追い詰められていってしまう。悟飯とクリリンもその場に来ていたがとても2人が太刀打ちできる相手ではなかったのだ。
13号は圧倒的なパワーで悟空を苦しめ、止めのS.S.デッドリィボンバーを放つ。しかしそこへ1個のエネルギー弾が飛んできて悟空は助かる。エネルギー弾を放ったのはベジータだった。悟空を人造人間に倒されまいとやって来たのだ。13号は15号にベジータと戦う様に支持を出す。15号の攻撃を難なく交わすベジータ。今まで14号と15号の2人を相手にしていたトランクスは負担が軽減し、悟空も13号との戦いに慣れてきたようだった。しかし、コンピューターが悟空達のデータを分析し、それらを人造人間達へ送る事により再び悟空達は追い込まれてしまう。
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』のあらすじ【転】
徐々に形勢が悪くなる悟空達。そこで奥の手を使う事にした。悟空、トランクス、ベジータの3人は黄金に輝くスーパーサイヤ人へと変身したのだ。スーパーサイヤ人となった3人は一気に人造人間達へと畳み掛ける。トランクスはパワーで勝っていた14号を押し込み、ベジータは余裕の笑みを浮かべて15号を滅多打ちにする。そして悟空も13号との劣勢だった勝負を互角まで持ち込むようになる。しかし人造人間達もデータを更に取り入れ対応し始め、勝負は徐々に互角となっていた。
トランクスは剣を用いて14号へと最後の一撃を浴びせようと向かって行く。閃光に包まれた後、トランクスの額からは血が流れる。14号は方向を変えてトランクスに向かってくるが、その瞬間体が上半身と下半身に分断され、倒される。15号とベジータの勝負も徐々に終わりを迎えようとしていた。そして最後の一撃を倒れながらも食らわすベジータ。15号は首がもげ落ちて爆発してしまう。悟空は13号との勝負に依然苦戦をしていた。そこに13号からの攻撃から悟飯を守ったピッコロが加わる。そしてトランクスとベジータもその場に加わる。
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』の結末・ラスト(ネタバレ)
遂に1人となった13号。しかし彼はまだ余裕の表情を浮かべている。破壊された14号と15号からコンピューターチップと動力炉を吸収した13号は、パワーアップし合体13号となる。パワー、スピードと格段にあがり、次々にベジータやトランクス、ピッコロを簡単に倒していく13号。悟空も互角だった勝負から一転し、一方的にダメージを受けてしまう。
14号の肉弾戦でのパワー、15号のデータを活かした攻撃、そして13号の格闘センスが備わった合体13号は圧倒的だった。悟空の体力は著しく低下し、立っているのもやっとのくらいフラフラであった。遂に追い込まれた悟空は最後の手段を取る。地球上から元気を集めて元気玉を作り、13号を倒そうというのだ。しかし元気玉は作るのに時間が掛かり、ほぼ無防備になってしまう。その機会を逃すまいと13号は攻撃を仕掛ける。ベジータやトランクス、ピッコロがもう一度立ち上がり悟空の時間を稼ぐ。悟飯やクリリンも悟空の為に戦う。13号はそういった攻撃も物ともせず全員を倒す。しかしその頃には巨大な元気玉が作られていた。悟空はスーパーサイヤ人に再度変身する。元気玉はスーパーサイヤ人の様に邪悪の心では作れず萎んでしまう為、悟空はそうなる前に元気玉のエネルギーを体内に吸収しパワーアップする。13号は悟空に拳を浴びせるも全く通用せず、その凄まじい気で弾かれる。そして悟空が13号に止めの一発を浴びせる。体を拳で貫かれた13号は悟空の名を叫びながら爆発するのであった。そしてドクター・ゲロの研究所にあるメイン・コンピューターも13号が倒された事により停止する。
病院ではトランクスや悟飯達が手当てを受けている。クリリンは悟空が13号を倒したいきそつを説明するが、悟空本人は全く無意識の状態だったらしい。かくして人造人間達の悟空への復讐は失敗に終わったのだった。
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』の感想・評価・レビュー
ドクターゲロによる人造人間シリーズの13~15号が新たに登場する作品。冒頭でいきなり17、18号がドクターゲロの首をはねるシーンから始まり、その地下では13~15号が収納されたカプセルが作動していたという映像が流れる。今回メインで戦うのは、悟空、ベジータ、トランクスの三人となっており、敵も三名なのだが、14号、15号は中盤で退場し、その動力を取り込んだ13号と三人が対決するという展開になる。二つの動力を取り込んだ13号は見た目も全身青色の異形に変貌し、かのブロリーさながらの力で三人を圧倒していくのである。ラストでは久しぶりの元気玉フィニッシュかと思いきや、スーパーサイヤ人となった悟空が元気玉の力そのものを取り込み、倒すという新しい展開となっている。ちょっとした矛盾を感じるフィニッシュであるが、この技が見れるのも、龍拳同様一度きりというレア技なので、一度は見ておいた方が良いかもしれない。(男性 30代)
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