映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』の概要:悟空達は老人ホイに頼まれて彼が持っていたオルゴールをドラゴンボールに頼んで動かしてもらう。中には伝説の勇者タピオンが封印されていた。タピオンは封印を解いた悟空達と距離を置く。彼の中にはかつてコナッツ星で暴れた幻魔人ヒルデガーンが封印されていたのだった。
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』の作品情報
上映時間:52分
ジャンル:アニメ、アドベンチャー、アクション
監督:橋本光夫
キャスト:野沢雅子、堀川亮、草尾毅、皆口裕子 etc
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』の登場人物(キャスト)
- 孫悟空(野沢雅子)
- 地球を魔人ブウから救った最強のサイヤ人。ベジータや悟飯といったサイヤ人の中でも抜きんでた力を持っており、スーパーサイヤ人3への覚醒もしている。何度倒されても負けない不屈の精神を持っている。
- トランクス(草尾毅)
- ベジータとブルマの息子。子供でありながらスーパーサイヤ人に変身でき、父親譲りの高い戦闘力を持っている。悟天と融合し、ゴテンクスになる事が出来る。勇者タピオンと仲良くなり、別れ際に彼の勇者の剣をもらう。
- 孫悟天(野沢雅子)
- 悟飯の弟。トランクスと同じく幼いながらスーパーサイヤ人になり、高い戦闘力で敵に挑む。いつもはトランクスと仲良くいたずらをしている。
- 孫悟飯(野沢雅子)
- 悟空の息子で幼い頃から潜在能力を秘めていた。高校生となった今でもその力は計り知れず、大界王神の能力により更に戦闘力を引き出す事に成功した。
- ビーデル(皆口裕子)
- 悟飯のクラスメイトの女の子。地球を魔人ブウから救ったとされるミスター・サタンの娘で、格闘センスが高い。日頃はグレートサイヤマン2号として町の平和を守っている。
- ベジータ(堀川亮)
- 誇り高き戦闘民族サイヤ人の王子。現在はブルマと結婚し、地球に住んでいる。魔人ブウとの戦いの中で、悟空を認めて心の中にも大きな変化が起きた。
- タピオン(結城比呂)
- コナッツ星を救った伝説の勇者。勇者の証として剣と笛を持つ。しかし体内に幻魔人ヒルデガーンの上半身を封印しており、タピオン自身もオルゴールの中に封印されていた。ドラゴンボールの力により封印を解かれて現世に蘇る。ヒルデガーンの下半身を封印していた弟がいたが殺されてしまった。
- ヒルデガーン(青森伸)
- コナッツ星を脅かした幻魔人。元々は石像であったが魔導士達が力を吹き込み、魔人として動き出した。実体と幻があり、攻撃の時にのみ実体となる。第二段階に羽化する事により、力を増す。
- ホイ(松田重治)
- ヒルデガーンを魔人と化した魔導士の1人。地球のドラゴンボール目当てで悟空達に近付いてだまし、タピオンの封印を解いてもらう。ヒルデガーンを復活させようとタピオンの命を狙う。
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』のあらすじ【起】
サタンシティで強盗事件が発生した。現場に急行したのは悟飯とビーデル扮するグレートサイヤマン1号と2号だ。彼らは一瞬で強盗犯を逮捕し学校へと戻る。すると今度は老人がタワーの上で叫んでいるというのだ。現場に向かった悟飯達は老人ホイをタワーから降ろし、彼が持っているオルゴールの事を聞く。オルゴールには伝説の勇者タピオンが封印されているというのだ。しかし、オルゴールは全く動かない。悟飯は神龍なら動かせるのではないかと考え、悟空やみんなに声を掛ける。悟空達はドラゴンボールを集めに地球中へ散らばった。
しばらくしてボールが揃う。悟空は神龍に頼み、オルゴールを動くようにしてもらった。そしてオルゴールからメロディーが流れる。オルゴールから大きな気が溢れ、オルゴールは壊れてしまう。勇者タピオンの封印が解けたのだ。タピオンは笛を吹き止めて目を開く。彼の姿を見たトランクスは憧れの目を向ける。しかし、タピオンを悟空達に敵意を向けていた。封印を解かれた事に怒りを感じたのだ。そしてその場から去っていってしまう。
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』のあらすじ【承】
トランクスと悟天はタピオンを追って廃工場に来た。しかしタピオンは寄せ付けない。トランクス達は食事を持って来た。それでもタピオンは警戒を全く緩めないのだ。
一方、町は炎に包まれていた。得体の知れない巨大な怪物が町を襲っていたのだ。現場に駆け付けた悟飯とビーデルは脚と尾だけの怪物だった。悟飯は普通の敵ではないと感じ、気を一気に上昇させる。しかし、攻撃を仕掛けるもすり抜けてしまったのだ。しかし、怪物ヒルデガーンが攻撃した直後にエネルギー弾を放つと当たった。悟飯はヒルデガーンが攻撃をする際に実体になる事に気付く。そしてエネルギー弾を連発し、ヒルデガーンを追い詰める。しかしヒルデガーンは煙が晴れると消えてしまっていたのだ。悟飯は晴れて行く煙の中にタピオンを見つける。そしてビルの屋上にはオルゴールの開封を求めたホイもいた。
廃工場に戻ったタピオン。そこにまたトランクスがやって来た。タピオンの為にタオルやドリンクを持って来たのだ。タピオンは近づくなと厳しく言い放ち、トランクスを追い返す。その晩、眠りについているタピオンの身に異変が生じる。タピオンの体からヒルデガーンの上半身が解放されてしまったのだ。タピオンは落とした笛を拾い上げて、音を奏でる。ヒルデガーンは苦しみ、再びヒルデガーンの体に封印されていった。
翌日、トランクスがやって来た。トランクスは毎食をタピオンに届けているのだ。その時、ホイがタピオンの笛を奪いに来た。ホイはヒルデガーンを操り、宇宙を征服する事だったのだ。トランクスはタピオンが落とした笛を拾え上げ、再びタピオンに返す。ホイは2対1では分が悪いと考えて退散する。タピオンはトランクスの優しさに心を許すようになった。トランクスはそんなタピオンを家であるカプセルコーポレーションに招待したのだ。母親のブルマはそんな息子を微笑ましく見ていた。トランクスが眠ると、彼女はタピオンと話す機会を得た。
タピオンは元々、コナッツという星で生活していた。しかし、魔導士達が悪の気を吸い取る石像に魔術をかけ、ヒルデガーンに変化させコナッツ星を絶滅の危機に陥れたのだ。タピオンは弟や神官とヒルデガーンを倒す事に立ち上がった。タピオン達兄弟が笛を吹いてヒルデガーンの動きを封じている間に、神官が勇者の剣でヒルデガーンを分断したのだ。そして上半身と下半身をタピオン兄弟の中に封印した。しかし、魔導士達がヒルデガーン奪還を試みた為、タピオン達はオルゴールに封印してもらったのだった。その封印を解いてしまったブルマ達はホイに騙されたというわけだ。ブルマはオルゴールが壊れてしまったが故に体を休めていられないタピオンの為に、オルゴールの部品を使ったベッドルームを作る事にした。そして翌日、完成し、タピオンは眠りについた。
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』のあらすじ【転】
町ではヒルデガーンが暴れていた。そしてその影響がタピオンにも出る。上半身と下半身の引き合う力が強くなり、ブルマが作ったベッドルームも意味をなさなくなってしまっていたのだ。カプセルコーポレーションにやってきた悟空達はブルマから事情を聞いた。フラフラになったタピオンは再び苦しみ始める。そこへヒルデガーンの下半身がやってくる。そしてタピオンが笛を吹こうとするも、上半身の勢いを止められない。そして上半身が解放され、完璧な姿でヒルデガーンが現れた。
悟空達はスーパーサイヤ人になり、ヒルデガーンに挑む。しかし、完璧な姿になったヒルデガーンに死角はなかった。下半身だけだった時と違い、実体と幻の切り替えが早く、悟飯も実体を掴めなくなってきてしまったのだ。そしてヒルデガーンに掴まれてしまう。苦しむ悟飯。そこへヒルデガーンの腕めがけてエネルギー弾が飛んできた。ベジータだ。ベジータは悟飯を助けた後、スーパーサイヤ人となってヒルデガーンの懐に飛び込んだ。強力なエネルギー弾を浴びせるベジータ。しかし、ヒルデガーンは幻となって交わし、ベジータをビルに叩きつける。ヒルデガーンは炎を口から放ち、追い打ちをかける。ベジータはフラフラになりながらもバリヤーを張り、ビルにいた人々を守る。
トランクスは悟天とフュージョンし、ゴテンクスとなる。ゴテンクスはヒルデガーンがタワーにぶつかった瞬間に連続エネルギー弾を放つ。大ダメージを受けたヒルデガーンは動かなくなってしまった。しかし、そこから羽化し、形態を変えて再びゴテンクス達に襲い掛かってきた。完全体のヒルデガーンは強力で普通のパンチでも大ダメージになってしまう。攻撃を受けたゴテンクスは再びトランクスと悟天に分かれてしまう。悟空や悟飯も何とか攻撃を加えようとするが、逆に重い攻撃を受けて倒れてしまう。暴れ回るヒルデガーン。そこへ笛が鳴り響く。タピオンが封印の音色を奏でているのだ。ヒルデガーンは苦しみ、タピオンの中に吸収されていった。
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヒルデガーンを体内に入れたタピオンはその場に倒れてしまう。そこへ駆け寄るトランクス。タピオンは自分ごとヒルデガーンを斬るようトランクスに勇者の剣を差し出す。トランクスはその剣を拒む。しかし、タピオンは今度ヒルデガーンが復活してしまったらもう止められないと話す。トランクスは涙ながら剣を取って構える。タピオンは感謝をトランクスに伝える。
しかしトランクスが剣を振り下ろそうとした瞬間、再びヒルデガーン復活してしまった。ヒルデガーンは復活すると同時にホイを踏み潰し、気を高める。そこで悟空はスーパーサイヤ人3に変身する。気の大きさはヒルデガーンと同等だ。ヒルデガーンが攻撃を仕掛ける。悟空は実体となるその瞬間を狙う。そしてヒルデガーンが拳を振り下ろした瞬間、悟空が動いた。悟空はヒルデガーンの攻撃を交わし、龍拳を放つ。悟空から放たれた龍はヒルデガーンンの体を貫き、更に巻き付く。ヒルデガーンは苦しみ、消滅した。
ヒルデガーンが消え、町には平和が戻った。タピオンはブルマが作ったタイムマシーンに乗って1000年前の平和の頃のコナッツ星に行く事になった。寂しがるトランクス。タピオンは自分が持っていた勇者の証である剣をトランクスに渡す。剣をもらったトランクスは嬉しそうに、タピオンが乗るタイムマシーンが空に消えていくのを見送った。
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』の感想・評価・レビュー
時系列的には、悟空達が魔人ブウに打ち勝った後の話。伝説の勇者タピオンと、幻魔人ヒルデガーンが登場する少しファンタジー要素の入った内容となっている。勇者タピオンは幻魔人ヒルデガーンとともにオルゴールに封印されていたのだが、悟空がシェンロンの力を使って封印をといてしまう。ヒルデガーンは通常の攻撃が通り抜けてしまうという特性があり、スーパーサイヤ人3の悟空やゴテンクスでも苦戦を強いられてしまう。最後は悟空が使った龍拳という技で打ち倒すのだが、この技自体あまり説明が無く、かつこの作品以外で見る事がない為、鑑賞後は少しモヤモヤした気持ちが残ってしまった。(男性 30代)
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